数多く展開されているマイルに関するキャンペーンの中でも異色の存在といえるのがデルタ航空のニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンです。
このキャンペーンは、デルタ航空以外の航空会社が運航する日本国内線に搭乗する度に、1区間につき500マイルももれなくもらえてしまえる大盤振る舞いなもの。
もちろん、旅行終了後2ヶ月以内に搭乗券をFAXで送信する手間が必要だったり、年度内に申請できる区間数に制限はあるものの、一般会員で最大10回(=5,000マイル相当)、デルタ航空の上級会員では最大40回(=20,000マイル相当)ものキャンペーン利用が可能。
そのため、有効期限を持たないデルタ航空のマイルの特長とあわせて、JALやANAなどのメインのマイルサービスに対するサブのマイルサービスとしてのんびりとコツコツ貯めるには、本当にぴったりです。
国際線乗り継ぎ用の国内線
そんなデルタ航空のマイルをコツコツ貯めるために有効利用したいこのキャンペーンにも、気になるルールが1つ存在しています。
それが利用規約にある、
「国際線の路線の一部として運航されている国内線のフライトを含む国際線のフライトもこのキャンペーンの対象外です。」
という記載。
これはつまり、利用者自体も多い国際線に乗り継ぐための国内線や国際線から乗り継ぐための国内線のことを指しているのか、それとも、一部で見られるような国際線とセットでしか利用できない珍しい国内線のことを指すのか、とても分かりにくいと感じる部分です。
JAL国際線乗り継ぎ用の国内線でのキャンペーン申し込み
そこで、実際に試してみることにしたのが、JAL国際線乗り継ぎ用の国内線を利用した搭乗券でのキャンペーンへの申込み。
具体的には、羽田空港での国際線乗り継ぎのために他の空港でスルーチェックインでの手続きを行った搭乗券を用意しました。
もちろん、搭乗券上には、ローマ字表記での搭乗者氏名とスルーチェックインが行われたことを示す「THRU1」の表記があります。
ちなみに、通常の国内線単独の搭乗券では、搭乗者氏名はカタカナで表示されるため、その搭乗券が純粋な国内線なのか、それとも国際線の乗り継ぎなのか、搭乗券を見てすぐに分かる部分として活用できます。
今回、送信方法として利用したのはFAX。
搭乗券全体を無理なく送信するため、2枚分だけで送信しました。
氏名がローマ字でTHRU1表記ありのJAL国内線搭乗券でもマイル加算可能
さて、気になる結果はと言うと、約1週間後には「 2017 Japan Domestic Flight Bonus Miles」として、問題なく500マイルの加算が完了。
つまり、JALの国際線乗り継ぎのための国内線でもキャンペーン対象として扱われていることが分かります。
ただし、これまでにもJAL以外の一部他社の国際線乗り継ぎ国内線ではなぜかマイルが加算されないケースも見聞きしていますから、今後、JAL利用時も搭乗者氏名のローマ字やTHRUの表記に注目されてしまうことで、加算の対象外になってしまう可能性も考えられるのは要注意ですね。
まとめ
デルタ航空が開催してるニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンでは、一見して国際線との乗り継ぎと分かりやすいJAL国内線搭乗券でも、問題なく1区間につき500マイルが加算されています。
しかし、利用規約には解釈によって国際線との乗り継ぎ用の国内線が対象外とも取れるような表現が使われていることや、一部の航空会社ではそうした事例も発生している以上、今後はJAL利用でもどのような形でキャンペーンが運用されていくのか要注目ですね。
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