韓国第2の都市、釜山。
日本での首都・東京に対する第2の都市としての大阪の関係性と同じように、首都・ソウルとは大きく異なる印象を感じる街です。
目次
釜山空港と釜山駅を結ぶアクセス
釜山の空の玄関口となる釜山空港(金海空港)に到着した後は、釜山観光の中心の1つとなる、釜山駅周辺に向かうことになる方も多いはず。
そんな時に最も頼りになる存在と言えるのが、リムジンバスです。
このリムジンバスは、釜山空港と釜山市街地の有力な目的地を順番に結ぶもので、釜山駅もその目的地の1つに含まれているから。
しかも、運行本数も一日約30本前後と十分に多いのはもちろん、30分から45分に1本程度の頻度で運行され、料金も大人1名片道一律6,000韓国ウォン(日本円で約600円)とリーズナブルなことも嬉しいポイントです。
ちなみに、交通費の相場が安価なことで知られる釜山ではタクシーの料金も安価。
もちろん、道路の混雑状況などでも増減するものの、20km近く離れた釜山空港と釜山駅周辺との間を移動した時のコストは通常は約2,000円前後で、混雑した時でも3,000円から4,000円ほどの出費を覚悟しておけば問題はありません。
そのため、2人以上で移動する時などは、手軽さとお得度からリムジンバスではなくタクシーを選ぶというのも十分検討する価値はありますね。
釜山空港から釜山駅までのリムジンバスの乗り場と時刻表、始発&最終
釜山空港から釜山駅にリムジンバスで移動する時に最初に見つけなくてはいけないのは、上の写真にある、2番バス乗り場です。
入国審査や税関を通過した先にある釜山空港の国際線到着階から外に出ると、歩道に面する形でバス乗り場がいくつも並んでいる中の、これはその1つ。
バス乗り場には簡単な行き先やその順番に加え、最新の時刻表が韓国語と英語の表記で掲示されています。
参考までに2018年下半期時点で撮影した釜山空港から釜山駅に向かうリムジンバスの国際線ターミナルからの出発時刻は、
6時45分、7時15分、7時45分、8時15分、8時45分、9時25分、9時55分、10時25分、10時55分、11時35分、12時15分、12時45分、13時15分、13時45分、14時15分、14時55分、15時25分、15時55分、16時25分、17時05分、17時45分、18時15分、18時45分、19時15分、19時55分、20時35分、21時15分、21時55分
となっていて、合計28便が運行されていました。
ちなみに、始発は6時45分、最終は21時55分。
そのため、定刻21時の釜山到着を予定しているJAL運航のJL969便でも、余程の遅延に加え、入国審査や税関でのトラブルに遭遇しない限りは、釜山空港自体がとてもコンパクトな空港ですから、少なくとも21時55分発の最終便には余裕を持って間に合うはずです。
釜山空港から釜山駅までのリムジンバスの乗り方
2番バス乗り場で待っていると、出発時刻の5分ほど前には、上の写真のような
- 韓国語
- 英語
- 漢字
の三種類で目的地が記載されたバスが到着します。
この時、注意しなくていけないのは、2番バス乗り場からは釜山駅方面以外のバスも出発するというもの。
実際、同じ2番バス乗り場からは、上の写真のように釜山のビーチリゾートとしても名高い海雲台(ヘヨンデ)行きのバスも出発します。
とは言え、バスの車体には目的地がしっかり記載されていて、しかも、釜山駅行きと海雲台行きとでは出発時間がはっきりと異なりますから、慌てて乗車するといった時以外は間違える心配はないはずです。
バス車内には大人1人6,000韓国ウォンの運賃を入れるための運賃箱と担当ドライバーが操作するタイプの両替機。
この両替機がありますから、リムジンバスの利用に極端に細かな紙幣を用意する必要がないのも嬉しいポイントの1つです。
また、バス車内の入り口付近にもスーツケースなどを保管するための荷物置きエリアが用意されているため、混雑する前に乗車できた時などは利用してみるのもおすすめです。
こうして利用するリムジンバスは、目的地近くになると、自動アナウンスが流れ、そのタイミングに合わせて、バス車内のいたるところに設置された押しボタンを押して、降車することを担当のドライバーに伝えるという運用が行われています。
逆に、押しボタンでの意思表示がない場合、次の目的地には止まらないまま、通過してしまうこともよく行われているため、要注意。
ちなみに、釜山駅の前のバス停は釜山鎮(プサンジン)ですから、自動アナウンスでこのキーワードが流れた時には、降車の準備を始めるのがおすすめです。
到着した目的地の釜山駅では、複数の車線を備えた大きな通りでバスを降車します。
ちなみに、降車したバス停は釜山駅やその周辺に立地するホテルともとても近い距離なのはもちろん、エレベーターなども備えた地下通路が整備されたエリアに位置しています。
そのため、雨が降っている場合でも、それほど困ることなく移動できるというメリットも好印象です。
釜山駅から釜山空港までのリムジンバスの乗り場と時刻表、始発&最終
釜山駅から釜山空港にリムジンバスで向かう場合、注意しなくてはいけないことの1つが、利用するバス停。
というのも、同じリムジンバスでも、釜山空港から釜山駅に向かう時に降車したバス停と、釜山駅から釜山空港に向かう時に乗車するバス停とでは、場所が全く異なるから。
実際、釜山駅から釜山空港に向かう時に乗車するバス停は、釜山空港から釜山駅に向かう時に降車したバス停とは全く反対の車線に面した歩道に上の写真のような形で設置されています。
参考までに2018年下半期時点での、釜山駅のバス停からの出発時刻は、
5時30分、6時、6時30分、7時、7時40分、8時13分、8時43分、9時13分、9時43分、10時13分、10時53分、11時23分、11時53分、12時23分、13時03分、13時43分、14時13分、14時43分、15時13分、15時43分、16時23分、16時53分、17時23分、17時53分、18時33分、19時13分、19時43分
となっていて、合計27便が運行されています。
ちなみに、始発は5時30分、最終は19時43分。
空港から出発する便の始発と最終より格段に早くから運行が開始され、そして早くに運行が終了するということですね。
釜山駅から釜山空港までのリムジンバスの乗り方
そうしてバス停で待っていると出発時刻の1分ほど前にはリムジンバスが到着し、入口のドアが開きます。
その後は、釜山空港から釜山駅に向かう時と同じように、担当のドライバーに6,000韓国ウォンを支払い、席に着くだけ。
目的地となる釜山空港には、最初に停車する国際線ターミナルと終点となる国内線ターミナルの2箇所しか停車しませんから、国際線を利用する場合には、空港に到着後に最初に停車したバス停が降りるべき場所ということになりますね。
ちなみに、釜山空港から釜山駅に向かうバスを利用する時に注意したいのが、混雑による満席での積み残し。
特に、多くの利用者が一斉に乗車することになる釜山駅のバス停では、そうしたリスクが存在するのも事実です。
その対策として活用したいのが、釜山駅のバス停から数百メートルほど離れた1つ前のバス停、中央洞(チュンアンドン)の利用。
この中央洞のバス停を利用する場合、釜山駅のバス停での混雑や順番待ちを回避することができますから、リムジンバスに乗車する時間帯に合わせてこうした回避策を検討してみるというのもおすすめです。
あるいは、道路自体も混雑するタイミングでの利用となるため、料金自体は多少割高になるリスクはあるものの、あえて最初からリムジンバスではなくタクシーを利用するというのも選択肢としてはなかなか魅力的かもしれません。
まとめ
釜山空港と釜山駅の間を便利に、そしてリーズナブルに結ぶリムジンバス。
バス停の位置や押しボタンによる降車方法、さらには、降車バス停とは全く異なる乗車バス停など、多少の注意点は存在しているものの、上手に活用できたのなら、しっかりと役立ってくれる交通手段なのは間違いありません。
また、何らかの都合でリムジンバスの活用を諦めなくてはいけない時でも、バックアップとして、安価な料金で利用可能なタクシーを利用できるのも嬉しいポイントです。
空港と主要な目的地を結ぶ交通手段が便利だと、旅行のスタートがとても快適なものになりますから、十分活用できる品質を持つリムジンバスを試してみるのもおすすめだと思いますよ。
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