オランダ・スキポール空港でトイレも使えないシステムダウン停電と遅延トラブルに遭遇

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オランダ最大の主要空港、スキポール空港

オランダの主要な国際空港と言えば、首都アムステルダムにあるスキポール空港(Amsterdam Airport Schiphol)。

オランダの最大の航空会社、KLMオランダ航空の拠点としても知られるだけではなく、一般的な国よりも海水面より低い位置にある国土の多いオランダだけあって、海面下より下にある世界的にも珍しい空港です。

そのスキポール空港はデルタ航空やエールフランスなどが所属するスカイチームのハブ空港としてはもちろん、世界各国から様々な航空会社が就航するヨーロッパの主要空港の1つとして、多くの発着便を抱えるなかなか忙しい空港としての一面も持ち合わせています。


システムダウンによる停電発生

そんなスキポール空港を利用してこれからイタリアのベネチアに移動しようとチェックインや保安検査も終え、ゲート前で搭乗手続き開始を待っている時のことでした。

それまで点灯していた照明が一斉に消え、搭乗案内などが表示されていた液晶画面なども真っ暗に。

幸いスキポール空港自体がゆったりとした作りで、窓からふんだんに外光を取り入れるデザインになっていたため、明かりが確保され大きな混乱は生じなかったものの、夜間などの時間帯によってはかなりのパニックになっていたかもしれません。

また、トラブル発生直後はゲートで搭乗手続きの準備を開始していた空港係員も何が起こったのかわからず、慌てて無線で問い合わせている状況。

どうやら搭乗手続きを管理するパソコンなどの端末も一律で機能していないようでした。

最初の説明が行われたのはトラブル発生から30分程度が経過してから。

その説明によると、どうやら空港側でシステムダウンが発生したらしく、それに伴い停電も発生しているとのこと。

そのため、予定していた時間での搭乗手続きは不可となり、出発と到着は遅れる見込みだが、現時点ではどの程度で復旧するか確かなことはお知らせできないというもの。

しかも、アナウンス用のスピーカーも停電で使えないのか、腕に4本線の金帯をつけた機長まで動員して、ゲート付近にいるスタッフ総出での案内が行なわれていました。


システムダウンの影響

このトラブルで最も衝撃的だったのはやはりトイレが真っ暗になっていたこと。

照明が消えてしまっている時点で嫌な予感はしていたのですが、窓が用意されていないトイレ内は入り口から差し込むわずかな光があるだけで、個室に入ってしまうとそこは完全な暗闇。

利用者はスマートフォンやタブレットの液晶画面やライト機能を活用して、トイレを利用することに。

さらに、元々空港という建物自体、常に人の流れが留まることなく流れ続けることを前提に設計されているものですから、大きな遅延が発生すると、混雑状況はひどくなるばかり。

その結果、床や歩く歩道のふちの部分に座るなどしていつとも分からない復旧完了を待つ人の姿が多く見られました。

ただし、照明を始めとした様々な空港機能が停止しているにも関わらず、歩く歩道だけは機能していて、優先順位的に不思議だったことの1つ。

真夏の時期ということで気になる空調に関しては、完全ではないものの一部は機能していたようで、じわりじわりと温度が上昇するのを感じながらも、不快感を感じるほどではありませんでした。

この時点で我が家が取った対策は、長期戦に備えた水と食料の確保。

幸いにも今回のトラブルでは後述の通り結果的にはあまり必要ではなかったのですが、搭乗ゲート前の列に待機担当の1人は残しながらも、最寄りのコンビニのようなショップで水と簡単な食べ物を購入しておきました。

もちろん、ショップでもほとんどの電気の必要な設備が停止している関係でクレジットカード決済は不可で現金でのみの支払いに対応。

有事・・・ではないものの、こうしたトラブル時には現金の重要性を実感できますね。


システムダウン復旧とアナログな搭乗開始

このシステムダウンによる停電が復旧したのは発生から1時間ほどが経過してから。

それまで消えていた照明が一度に点灯し、搭乗案内の液晶画面も表示されています。

それにしてもWindowsで制御されているエラー画面を、厳密さが重視されるはずの空港搭乗口で確認するというのもなかなか珍しい体験。

復旧からさらに10分程度が経過して、搭乗手続きが開始されるとのアナウンスがありました。

ただし、搭乗手続きをコントロールするシステムが完全に復旧していないのか、搭乗券チェックによるゲート開閉機能はエラー表示で使用不可。

ゲート付近のそれぞれの端末もエラー表示のまま沈黙しています。

そんな中での搭乗手続きですから、解決法はとてもシンプルでアナログなものでした。

それは搭乗券に印刷された氏名を一人のスタッフが読み上げて、もう一人のスタッフが書き取っていくというもの。

これで実際に搭乗した搭乗者リストを作成し、飛行機を離陸させるつもりのようでした。

せかされるように搭乗した機内は満席。

事前に予約状況では空席もあったはずですから、今回のトラブルの影響で遅延が発生したことによる振替が急遽行われたのかもしれませんね。

まとめ

結果的に、利用した便は通常時に比べて1時間20分程度の遅延で目的地に到着しました。

確かに観光の予定には大小様々な影響はあったものの、トラブルの性質などから考えると、最悪のケースではさらに解決が遅れ、数時間や十数時間の規模の遅延の可能性も覚悟していただけに、十分許容範囲内。

また、先進国の空港で、

  1. システムダウン
  2. 停電
  3. 搭乗予定便の遅延

というトラブルに遭遇すること自体珍しいとは思うものの、これはこれでタイミングによってはありえないわけではないと再確認する良い機会になったと考えることにしています。

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