ヒルトンでのポイント・マイルの加算漏れ(Missing Stay)とその対策

ヒルトン系のホテルでは様々な航空会社と提携しているため、宿泊後には無料宿泊などに利用できるヒルトンポイントと特典航空券などに利用できるマイルの両方が獲得できることが大きな魅力。

特に、ポイントもマイルも定期的に開催されているダブルやトリプルなどの倍付けキャンペーンに忘れずに登録をしておくと、その獲得数は思った以上に跳ね上がる楽しさもあります。

最大の要注意ポイント、加算漏れ(Missing Stay)

そんなポイントやマイルが加算されるまでのスケジュールは、ポイントの場合は早ければチェックアウト翌日、通常は3日後から5日後程度、マイルの場合は早ければ5日後、通常は1週間から10日程度で、それぞれの会員口座で確認可能。

しかし、2週間以上の時間が経過してもポイントやマイルが加算されない時は、あるトラブルを疑う必要があります。

それが加算漏れやMissing Stayと呼ばれるトラブル。

このトラブルでは、確かに滞在したはずの予約が、様々な理由で全くなかったこととして扱われ、ポイントやマイルの加算がされないのはもちろん、上級会員資格を獲得・維持するための滞在数などの条件としてもカウントされないというかなり困った状況になってしまいます。

加算漏れが発生した時の手続き

チェックアウト後、2週間程度以上の時間が経過してもポイントやマイルが加算されない時には、加算漏れが発生したと考えて、動き始めるのがおすすめ。

その具体的な方法としては、

ヒルトンオナーズの問い合わせ窓口に電話で問い合わせ

  • 0120-404-088(東京03地域以外限定)/03-6679-7777
  • 月曜から金曜午前9時から午後6時まで、土曜日曜祝日年末年始は休み

ヒルトン公式ホームページの加算漏れ報告ページから報告

の2つ。

 

このうち、利用をおすすめしたいのは、電話での問い合わせ。

なぜなら、電話を利用する場合、日本語での対応が可能なだけではなく、必要な情報を伝えると後は担当オペレーター側で詳しく調査が進められるためか、手続き自体もかなりスムーズに行なわれるから。

一方のヒルトン公式ホームページの加算漏れ報告ページを利用する場合は、入力しなくてはいけない内容が国名、ホテルブランド、ホテル名、チェックイン日、チェックアウト日、支払い方法、支払い通貨、宿泊料金、合計支払金額など、多岐にわたり、あまり気軽なものではありません。

しかも、報告完了後、「システム上に予約が確認できないため、ホテルで発行された領収書のコピーを送信してして欲しい」というような追加の情報が返信のメールで求められることも。

その時には、「確かにヒルトン公式サイトから予約して、宿泊直前にはホテル側からもうすぐ滞在予定日ですよと案内するUpcoming Mailも届いているのに・・・」と思いながら領収書をスキャン後、メールに添付して送信することになるのですが、あまり楽しい作業ではありません。

そうした理由から、長期間の連休で電話での問い合わせができないなどの特別な事情がある時以外は、基本的にヒルトン公式ホームページの加算漏れ報告ページから報告ではなく、電話での問い合わせがおすすめです。

加算漏れが発生しやすい滞在

こうした加算漏れとその後の報告手続きの経験を積み重ねていくと、何となく加算漏れを警戒しなくてはいけない滞在というものも見えてくるように思えます。

その中でも最大の鬼門なのは、事前決済+現地での支払い発生した滞在。

具体的には、キャンセル不可の事前決済プランで予約し、その後滞在中にルームサービスやレストランの部屋付、ミニバーなどを利用した場合、あるいは、ホテルでのチェックアウト時に宿泊税が別途請求されるタイプのホテルを利用した場合などです。

特に、事前決済時に利用したクレジットカードとホテルでのチェックアウト時に利用したクレジットカードが異なると、なぜか加算漏れが発生する確率が高くなる傾向もなるため、我が家でもあらかじめ警戒レベルが高くなるケース。

また、チェックインやチェックアウトでも、担当するフロントスタッフが不慣れで手続きがあまりスムーズではないと感じる場合には、こちらも加算漏れが発生しやすい傾向があるため、念のため少しだけ注意しておくようにしています。

まとめ

ポイントやマイルが加算されるはずの宿泊でそれが正常に加算されないトラブルというものは、普通は想定していないことですから、初めて遭遇するととても驚くかもしれません。

とは言え、電話での問い合わせを行う限り、それほど手間を感じるものではなく、意外にスムーズな解決が行なわれる環境が整備されていますから、とりあえずあれこれ悩む前に問い合わせてみるのは本当におすすめ。

また、その手続きの中で正確な宿泊情報を提供するための最高の材料はやはり領収書ですから、ポイントやマイルが加算されるまでは、しっかり保管しておくのも大切ですね。

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