世界的なホテルグループの1つ、IHGはの特長の1つといえば、様々な機会で獲得できるポイント数が多いこと。
特に、キャンペーンをうまく活用できると、爆発的なポイント獲得数になるため、貯めたポイントの使い道を考えるのが楽しいという印象を強く持っています。
目次
IHGポイントの使い道
そんなIHGのポイントの使い道で、私が実際に利用したことのあるものとしては、大きく分けて、
- インターコンチネンタルアンバサダーの更新
- 航空会社のマイルへの交換
- 無料での特典宿泊(Reward Nights)
という3つ。
これ以外にも、いくつかのポイントの使い道は用意されているものの、お得度や使い勝手から考えると、選びにくいというのが正直な部分です。
ちなみに、インターコンチネンタルアンバサダーというのは、IHGが提供する有料上級会員のことで、通常入会に150ドル、更新には150ドルから~200ドル、または40,000ポイントという条件になっていて、ポイントで更新を行うという選択肢も与えられています。
ただし、2017年まではこのインターコンチネンタルアンバサダーのポイントでの更新も24,000ポイントのみで可能だったのですが、2018年からは40,000ポイントへの大幅値上げが行われ、そのお得度は大きく損なわれることに。
また、航空会社のマイルへの交換も、10,000ポイント=2,000マイルという、必要なポイントの価値に比べて、交換後のマイルが少なすぎて、かなりお得度の低い交換条件になっています。
私自身、数日から10日程度で交換が完了する手軽さもあって、特典航空券の予約に向けてマイルの不足が予想される時などには利用することはあるものの、それはあくまで緊急事態としての利用に留めるように心がけています。
そういった事情もあって、貯まりやすいIHGのポイントはそのままIHGのホテルでの無料の特典宿泊、Reward Nightsとして活用するのがおすすめだと考えています。
IHGポイントの特典宿泊の会員本人以外では宿泊者名義とポイント移行手数料が高いハードル
このように、無料の特典宿泊として活用するのがお得でおすすめなIHGのポイントですが、会員本人がそのまま宿泊する特典宿泊として利用する場合は全く問題はないものの、会員の家族やそれ以外の第三者が利用する場合には途端にそのハードルが高くなります。
なぜなら、特典宿泊としての予約はポイントを保有している会員名義で行うことが原則のため、ポイントでの宿泊では通常、宿泊者のうち1人は会員本人という条件があるから。
また、特典宿泊では会員本人の名義での予約になるというハードルを回避するために、ポイント自体を他の会員に移行することも可能ですが、1,000ポイントごとに5USドルというなかなか大きな手数料負担が強いられてしまいます。
そのため、これら、宿泊者名義が会員本人という制限とポイント移行に必要になる割高な手数料の2つが、自由度の高いIHGポイントの活用を大きく妨げるハードルと言えます。
無料の特典宿泊を会員本人以外の家族や第三者用に予約する方法
では、無料の特典宿泊を会員本人以外の家族や第三者に無料で予約する方法はないのかというと、実はそうではありません。
なぜなら、ちょっとした一手間を加えることで、2つの大きなハードルを突破できるから。
その方法というのは、IHGの予約センターに電話し、会員本人以外が滞在する予約として手続きを行うというもの。
具体的には、
- IHG予約センター(0120-455-655)に電話をする
- 担当のオペレーターに会員番号などを伝え、会員本人としての認証を行う
- 希望のホテル、日程と共にポイント利用で特典宿泊の予約をしたいと伝える
- 希望した条件で空室が確認できた後は、会員本人以外のみが滞在することを伝える
- 実際の宿泊者の氏名などの個人情報などを伝える
- 予約保証用に会員本人のクレジットカードの情報を伝える
といった流れになります。
この際、担当オペレーターとの相性やそのオペレーターの持つ知識によっては、会員本人以外の予約はできないと回答されることも稀にあるのですが、その時は無理をせず、再度電話をかけ直して別のオペレーターにつながるのをまったりするというのがおすすめ。
実際、IHGのポイントや特典宿泊も含めた利用規約には、第三者の特典宿泊の利用も考慮された記述がしっかりと用意されていて、サービスとして正規に提供されているものですから、利用者側が一方的に諦めるような必要は全くありません。
こうして手続きが完了すると、通常の特典宿泊と同様、予約が作成されるのですが、この時の宿泊者の名義人は原則どおり、ポイントを利用した会員本人のものが記載されているはずです。
この部分については、システムでの記録上では会員本人の滞在となっているものの、別途手続きを行ってくれたオペレーターによって、宿泊するホテルへと実際に宿泊する利用者の情報が伝達されますから、通常、問題ありません。
ただし、IHGの予約部門を含めた電話でのカスタマーサービスは、担当してくれるオペレーターの知識や熱意によって、その品質には大きな差があります。
そのため、もし仮に一連の手続きに少しでも不安を感じた時には、念の為の確認として、宿泊を希望しているホテルに対し、会員本人からメールなどで予約を作成した会員の氏名と実際の宿泊者名は異なる予約ということを、あらかじめ問い合わせを行ってみるというのも安心な準備のためには大切かもしれません。
実際の宿泊者のIHG上級会員資格の活用
このような形で、実際にポイントを使用し予約を作成した会員本人とは異なる宿泊者の滞在で気になることと言えば、宿泊者の持つIHGでの上級会員資格の扱いはどのようになるのかというもの。
これについては、原則、予約を作成した会員本人の上級会員資格も、実際に宿泊する宿泊者本人の上級会員資格も、活用できない案内が担当のオペレーターによって行われるはずです。
しかし、現実には、実際に宿泊する宿泊者本人が、自分自身の上級会員資格を証明する会員カードなどをチェックイン時に提示することで、問題なく上級会員向けの特典が提供されることも多く、ホテルごとの判断に任されている部分なのかもしれないと感じています。
まとめ
せっかく貯めたIHGのポイントを利用して、家族や友人、その他の第三者に特典宿泊をプレゼントする時に、大きなハードルとなって立ちふさがっていた、
- 宿泊者名義が会員本人
- ポイント移行に必要になる割高な手数料
という2つの制限。
しかし、このハードルは、意外にもIHGの予約センターに電話し、特典宿泊の予約確保を行う中で、会員以外が宿泊する予約として手続きしてもらうことで、比較的容易に回避できるものです。
もちろん、IHGのポイントを利用した特典宿泊は会員本人がそのまま利用するのが最もスムーズで一般的な活用方法なのは間違いないものの、もし誰かにポイントを利用した特典宿泊をプレゼントしたいと思った時のために、こうした方法が用意されていることを覚えておくのも面白いと思いますよ。
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