予約していたフライトに一定以上の遅延が発生し、その理由が航空会社が原因の場合、喫茶・お食事券と呼ばれるお詫びクーポンが利用者に対して配布されることがあります。
多くの場合、30分を超える遅延の中でも、利用する飛行機の整備不良などが原因の時などが対象。
逆に、大雪や台風などの悪天候、あるいは火山噴火など災害が原因の時には、航空会社の努力ではどうすることができないことが原因の遅延として、こちらはお詫びクーポン配布の対象にならないのは要注意ですね。
2時間弱の遅延で配布された1,500円分のクーポンとその制限
以前、羽田空港のJAL国際線利用で2時間弱程度の(出国中止するほどではない比較的?軽微な)遅延に遭遇したことがありました。
その時に配布されたのが1,500円分のお詫びクーポン。
ただし、遅延が発表された時には、私自身もすでにラウンジでの食事を終えていましたから、そこからさらに追加でレストランで利用するつもりもなく、制限エリア内の書店などで新刊本でも購入しようと考えていました。
これは、羽田空港発の国内線で遅延時に提供されるお詫びクーポンは、制限エリア内の店舗なら喫茶や食事に限らず特に制限もなく利用できるため、書籍などの購入にも充てることが可能だったため。
しかし、同じ羽田空港発でも国際線では事情は大きく異なるものでした。
なぜなら、羽田空港国際線で配布されるお詫びクーポンは利用できる店舗は、
- Beer Club Verre Tokyo(2018年3月現在閉店済み)
- Japanese Bistro うららか
- Curacion Cafe
- Cafe 108
- Tokyo Sky Kitchen
という5つのレストランやカフェ、フードコートに限られていたから。
つまり、国際線では、国内線のように制限エリア内のすべての店舗でお詫びクーポンが利用可能というわけではなく、本当に喫茶や食事での利用に限られてしまうということになります。
しかも、お詫びクーポンの有効期限は遅延が発生したフライトの出発時間まで。
次回の羽田空港国際線利用の時まで温存しておいて、その時に活用するという対策は利用できません。
喫茶&食事利用以外ではCafe 108がおすすめ
つまり、残された選択肢はお詫びクーポンの権利を放棄するか、その場で食べなくてもいい商品を提供している店舗を見つけるかの二者択一。
そんな状況で利用をおすすめしたいのが、Cafe 108。
このCafe 108はその名の表す通り、ゲート108近くにあるカフェタイプの店舗ですが、お店でそのまま食べる料理の他に、テイクアウトできることはもちろん、賞味期限が長く日持ち自体も十分な商品もお詫びクーポン対象店舗の中では豊富に用意されているから。
具体的には、
- ガーリッククリスプ・ブレッド:350円
- ミックスナッツ:210円
- ミルクドーナッツ:110円
- キャラメルドーナツ:110円
- 30%ミルク プラリネヘーゼル:450円
- 紅茶のクッキー(5枚入):180円
- レーズンガナッシュ(190円)
- 珈琲飴:110円
- 抹茶飴:110円
というようなラインナップで、これらを組み合わせることで、使いたい金額はもちろん、様々な好みや使い道にもまずまず対応できるのは嬉しいですね。
逆に、Cafe 108以外の店舗でもテイクアウトできる商品は取り扱っているものの、賞味期限的にあくまで購入当日中の消費が必須だったり、賞味期限の長い商品はナッツなどのおつまみ1~2種類程度しか取り扱っていなかったりと、本来の喫茶や食事以外では活用が難しい印象を感じました。
珈琲飴と抹茶飴を気軽なお土産目的で購入
私が実際に選んだのは1袋110円で販売されている珈琲飴と抹茶飴。
これらの飴は
- 1袋に8粒入りのコンパクトなパッケージになっていること
- 賞味期限が十分長く確保されていること
- スーツケースなどに入れてもダメージを受けて壊れたりしにくいこと
- 宿泊先のホテルスタッフへの手軽なお土産にはぴったりなこと
といった特長を持っていることが決め手でした。
ちなみに、1,500円のクーポン金額を超えた分はクレジットカードの利用はできず、現金のみの取扱になるとのこと。
また、上のレシートの写真では、空港内などの購入後短い時間内に消費されることが大半の食品だけあって、国際線の制限エリアでの購入でも、消費税が内税として加算されているのが面白いですね。
気になる結果はと言うと、特に日本のお菓子としてもより広く認知されるようになっている抹茶をベースにした抹茶飴は、抹茶の風味や香りがなかなかはっきりと感じられる仕上がりで、海外でのプレゼント利用でもなかなか好評。
気軽なお土産としての実力も十分で、扱いやすく感じました。
まとめ
運が悪く遅延が発生してしまっても、それが航空会社が原因の時には、お詫びとして喫茶や食事用のクーポンが配布される可能性が高くなります。
ただし、制限エリア内になるラウンジが利用できたり、すでに食事を摂ってきていたりするなどして、お詫びクーポンを食事などに活用できないこともあるはず。
そうした時には、対象店舗で取り扱っている商品の中から、日持ちのするもの購入に充てるのも無駄がなく、なかなかおすすめだと思いますよ。
そうした商品は旅行中のちょっとした非常食として安心感を与えてくれるのはもちろん、海外での滞在先でのちょっとした気軽なお土産としても活躍してくれるはずですから。
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