森伊蔵とJALの機内販売&機内サービスのまとめ(JAL提供森伊蔵の全種類、国際線機内販売、楽酔喜酒 森伊蔵、国内&国際線ファーストクラス、JAL提供 極上森伊蔵の希少性)

あまりの人気のために、幻の焼酎とまで評される森伊蔵。

そんな森伊蔵とJALの関係はとても深く、JALを利用していると機内販売や機内サービスなど、様々な場面で森伊蔵に出会うことができます。

JAL国際線ファーストクラスの機内サービスを120%楽しむためのリクエスト(ワインリストに掲載されていないアルコール、食事でのアレンジ、アメニティ&パジャマ、アラカルトの楽しみ、ファーストクラス優先降機、誕生日&記念日の特典、森伊蔵の機内販売優遇)

JALで提供される森伊蔵の全種類

そんなJALが提供している森伊蔵を楽しむために確認しておきたいのが、どんな種類の森伊蔵がどんな形で用意されているのかということ。

具体的には、

  • 国際線機内販売用 森伊蔵
  • 国際線機内販売用 楽酔喜酒 森伊蔵
  • 国内線ファーストクラス機内サービス用 森伊蔵
  • 国際線ファーストクラス機内サービス用 森伊蔵(ロンドン、ニューヨーク以外)
  • 国際線ファーストクラス機内サービス用 極上森伊蔵(ロンドン、ニューヨーク限定)

という5つのパターンが存在していて、それぞれ楽しみ方や利用方法に意外に大きな違いがあります。

国際線機内販売用 森伊蔵

JALが提供する森伊蔵関連のサービスの中で最も面白いと感じているのは、機内販売で販売されている森伊蔵です。

なぜなら、あまりの人気のためにプレミア価格での販売が当たり前になりつつある森伊蔵を定価で購入したい場合には、百貨店などでの抽選販売に申し込み、それに当選する必要があるにも関わらず、JAL国際線の機内販売では3,200円の定価販売が行なわれているから。

しかも、JALカードで決済を行うと他の商品と同様に10%引きが適用されるおまけ付き。

つまり、プレミアが付いた結果、1万円を軽く越えてしまう市場価格からは全く想像もつかない最安2,880円というとてもお得な価格で購入できてしまいます。

ただし、この機内販売用の森伊蔵には、

  • 毎年3月から在庫がなくなる夏頃までの期間限定販売
  • 対象路線も全路線ではなく一部路線限定での販売
  • ファーストクラスとビジネスクラス利用者限定で購入可能
  • 1便に搭載されている本数にも限りがあり、売り切れで購入できないリスクあり

という注意点も。

特に、対象路線はJAL側が森伊蔵の機内販売を航空券セールス上の重要な武器として捉えていますから、欧米などの主要路線はともかく、アジアの中では他社との分の悪い競争にさらされるインドネシアのジャカルタのみを優遇して森伊蔵を販売するなど、せっかくビジネスクラスを利用しても必ず購入できるとは限りません。

こうした森伊蔵機内販売の対象路線や販売期間などの詳細な条件は、3月以降のラインナップが掲載されている機内販売カタログ、JAL SHOP 3月/4月号の毎年2月末頃に実施される更新を待つ必要があります。

一方で、販売の終了時期は、2016年が7月末、2017年が8月末というように、その年ごとの在庫状況に左右されるため、夏頃以上のいつ終了するのかという予測はなかなか困難なことも要注意。

 

また、せっかく森伊蔵の機内販売が行なわれる路線を利用しても、森伊蔵の在庫確保はファーストクラス利用者が最優先で、ファーストクラス利用者だけで完売しなかったり、ファーストクラス自体が搭載されていない場合には、ビジネスクラス利用者の中での早い者勝ちによる争奪戦によって購入者が決定することに。

この場合、搭乗後可能な限り早く席につき、できるだけより上位の責任者やそれに近い客室乗務員の方に、森伊蔵の機内販売での購入希望を伝え、在庫を確保してもらうことが重要になります。

そのため、飛行機の入り口から近く、客室乗務員の中でも高位の方が自ら担当してくれる1Aなどの席を座席指定した上で、優先搭乗を活用してできるだけ早く機内に入るようにするのがおすすめ。

やはり、このような本当にちょっとした工夫や努力の有無で、せっかく森伊蔵を購入できたはずの貴重なチャンスを逃してしまうのは本当にもったいないですから。

ちなみに、この森伊蔵は1人1本までという制限が設けられていますが、在庫によっては1人で2本以上の複数本の購入が可能なこともありますから、購入した後の荷物としての取り扱いやこれから入国する国のアルコール類の持ち込みルールを確認した上で追加購入するのも魅力的な選択肢です。

JAL 森伊蔵 機内販売ルールと複数本購入の方法

国際線機内販売用 楽酔喜酒 森伊蔵

同じ国際線機内販売用でも、3月から夏頃まで販売される森伊蔵の他に、12月から販売されるもう1つの森伊蔵が楽酔喜酒 森伊蔵と呼ばれる1本も用意されています。

この楽酔喜酒 森伊蔵は定価自体が1本600mlで36,200円という、定価ベースでも通常の森伊蔵の10倍以上という圧巻の価格を誇るのですが、10年もの熟成期間を確保した上で出荷される古酒としての一面を持ち合わせていると考えると、それも納得。

もちろん、JALカードでの決済による10%引きも適用可能で、最終的には32,580円での購入が可能です。

ちなみに、この楽酔喜酒 森伊蔵も百貨店などでの抽選販売が基本とされているのはもちろん、そこでの販売価格も定価の38,000円ですから、その定価から5,420円もお得ということが分かりますね。

この楽酔喜酒 森伊蔵の機内販売の対象路線や販売期間などの詳細な条件は、11月以降のラインナップが掲載されている機内販売カタログ、JAL SHOP 11月/12月号の毎年10月末頃に実施される更新を待つ必要があります。

また、販売方法も3月から機内販売で提供される森伊蔵のように上位クラス利用者間での早い者勝ちの争奪戦とは大きく異なるのも特徴の1つ。

具体的には、JMBダイヤモンド会員とJGCプレミア会員のみを対象にした事前予約限定での販売となり、事前予約を行うことで初めて機内に用意されるというかなり特別な機内販売商品として扱われています。

一方で、利用クラスの制限は設けられていませんから、JMBダイヤモンド会員やJGCプレミア会員として事前予約さえできたなら、エコノミークラス利用時でも問題なく楽酔喜酒 森伊蔵が購入可能なのはもちろん、機内での売り切れもありません。

さらに、事前予約の手続きを行って機内に用意してもらったからと言って、必ず購入する必要はなく、例え機内で用意された楽酔喜酒 森伊蔵の実物を見て、購入を取りやめても大丈夫です。

ちなみに、実質的な販売中止と言える事前予約の受付終了は毎年12月29日頃に設定されているため、販売期間中の旅程が決定しているなら、早めの手続きがおすすめなのは間違いないと言えそうです。

 

一方で、気になる楽酔喜酒 森伊蔵の複数本購入は、1便につき1本までという制限が設けられていることに加え、元々事前予約が必要ですから、1回のフライトで対象会員1人での2本以上の購入は不可。

ただし、往路と復路というように、別々の便であれば、それぞれ1本ずつ事前予約が受け付けてもらえますから、販売対象期間内に複数回分の販売対象路線の利用があるなら、対象会員1人でも2本以上の複数本購入は十分可能です。

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ファーストクラス機内サービス用の森伊蔵と極上森伊蔵

機内販売で提供される森伊蔵のように持ち帰って地上で楽しむことはできないものの、森伊蔵を自由に思う存分楽しむ貴重なチャンスが、機内サービスで提供される森伊蔵。

というのも、国内線のファーストクラスと国際線のファーストクラスを利用すると、その機内サービスで提供されるアルコールラインナップの1つとして森伊蔵が用意されているから。

特に、通常200万円以上の運賃負担が必要になる国際線ファーストクラスに比べて、国内線ファーストクラスは数万円程のかなりリーズナブルな運賃負担で利用できますから、森伊蔵を最もお得に、そして安定的に楽しむためには、国内線ファーストクラスの利用がおすすめと言えそうですね。

一方で、国際線ファーストクラスが運航されている路線の中でも、ヨーロッパで最長距離となるロンドン線と北米で最長距離となるニューヨーク線のそれぞれで運航されるファーストクラスには、通常の森伊蔵よりも一段上位の長期洞窟熟成酒極上森伊蔵(通称 極上森伊蔵)が用意されています。

この極上森伊蔵は通常の森伊蔵よりも長い3年もの熟成期間を要する希少な1本ですから、幻とまで謳われる森伊蔵のさらに進んだ先を楽しめる貴重なチャンスとして、極上森伊蔵が搭載されている路線のファーストクラスを利用した時には、試してみる価値は十分あり。

特に、通常の森伊蔵や楽酔喜酒 森伊蔵はJAL国際線の機内販売での購入が可能ですが、極上森伊蔵は元々機内販売の対象ではないため、完全に国際線ファーストクラス利用時のみしか口にできません。

結果、JALが扱う森伊蔵の中では極上森伊蔵が楽しむのが最も困難な森伊蔵という位置づけになってしまっていますね。

JAL国際線ファーストクラス 森伊蔵 VS 極上森伊蔵(提供路線、飲み比べ、極上の魅力、楽酔喜酒 森伊蔵購入)
JAL国際線ファーストクラス 機内食と提供アルコールの路線ごとの違い(日本発 VS 海外発、フラグシップ路線限定の極上森伊蔵、アラカルトメニューの特徴)

まとめ

一般に販売される森伊蔵のラインナップから、

  • (通常の)森伊蔵
  • 極上森伊蔵
  • 楽酔喜酒 森伊蔵

といったすべての種類が、機内販売や機内サービスなど様々な形でJALによって提供されていること自体、JALと森伊蔵の関係やその中で培われた信頼の深さを実感するには十分なものです。

特に、機内販売で提供される森伊蔵や楽酔喜酒 森伊蔵は、地上への持ち帰りが可能なため、味覚の変化が避けられない上空よりも繊細に森伊蔵の魅力が味わえるのはもちろん、お酒が好きな方への贈り物としても頼りになる一本が手にできるのも嬉しいメリット。

確かに、販売の対象になる時期や路線、機内での争奪戦、事前予約のための上級会員資格などの注意点やハードルは存在するものの、購入できたらラッキーくらいの気持ちで挑戦するのなら、十分以上に楽しめるのはもちろん、無事に購入できたのなら、得られるメリットも満足度も破格なサービスなのは間違いないと思いますよ。

コメント

  1. スタ好き より:

    鍵コメさん、はじめまして。
    今回はコメントをいただきありがとうございます。

    おっしゃる通り、一般会員と上級会員との間での優遇や敷居は、そのさじ加減によって提供されるサービスへの満足度に大きな影響を与えるだけにとても重要ですよね。
    特に、誰しも最初は一般会員から始まるのはもちろん、その中で実際に体験したサービスを元に、長期的な顧客として愛用していくことにもつながる可能性があるわけですから。

    最近は良い意味でも悪い意味でも横並びなことも多かったJALとANAでもそれぞれで異なるサービスが提供されることも多くなってきていますから、利用者としてはそんな中でもお互いに良い部分だけを真似して日系航空会社のスタンダードとして揃えてもらえたらと、ついつい願ってしまいます。