グアムなどの一部の例外はあるものの、日本人がハワイを含めたアメリカに入国する場合に重要になるのがESTA(エスタ)と呼ばれる手続き。
これは対象となる国の市民を対象に、
- 氏名
- パスポート情報
- 両親の氏名
- 住所
- 電話番号
- 勤務先
- アメリカ国内での滞在先
- その他の必要事項
といった渡航者の個人情報をあらかじめ登録することでビザの申請を行うことなくアメリカに入国できるようにするための有料サービスです。
ちなみに、有効期限は2年または申請時に登録したパスポートの有効期限のいずれか短い方が適用され、最も安価な公式サイトでは申請の度に14ドルの手数料が必要になります。
有効期限終了後のESTA更新申請手続き
ESTAについて最も意外に感じることの1つといえば、有効期限が終了した後の特別な更新手続きが存在していないこと。
というのも、ESTA自体は有効期限内でも有効期限切れ後でも、違いはなく申請自体は完全に新規で行うことになるからです。
このあたりは、有効期限内と有効期限切れで手続きが全く別物になってしまうパスポートの更新とは異なっていますね。
ちなみに、ESTAの申請手続きは圧倒的に公式サイトからがおすすめ。
この公式サイトでは不便を全く感じない、ほぼ完璧な日本語対応が行なわれているため、本来の手数料14ドルの数倍から十数倍にもなる手数料を支払って代行業者を利用する必要は感じないほど。
実際のESTA申請手続きでは、これまでにESTAを申込んだことがある場合、できるだけ過去に入力した時と同じような表記を維持するようにしています。
もちろん、2年近くの間に変わってしまった情報や滞在先となるホテルなどの記載については仕方がないものの、そうではない情報については、まるでコピーして貼り付けたかのように全く同じように入力するということ。
これはESTA申請後のスムーズな承認のためのおまじないのようなものですが、本来は変わっていない内容について、ちょっとした入力方法の違いで変更されたと思われるのは、あまり好ましくないと考えていることが最大の理由。
実際、そのおまじないが効果を発揮しているのか、これまでの申請では手続き完了後、即座に承認され、スムーズにESTA申請を完了してきました。
ESTA申請後の保留表示にとても驚く
そうして必要事項を入力し、クレジットカード決済も終えた後に表示された手続き完了画面はまさかの「認証は保留中です」の表示。
画面の案内では即時に承認の判定が下せないだけで必ずしも悪い所見を意味するわけではないと記載されているものの、万が一承認されなかった場合には大変なことになってしまうのは避けられません。
特に、今回の申請と前回の申請とは、偶然にも今回の渡航での滞在先として記入したホテルすら全く同じ状況。
実際、これまでESTAの手続きがスムーズに進まなかったことがなかっただけに、正直かなり驚いてしまいました。
そんな中、思い当たることが1つだけ。
それが、空欄のままにしてしまったソーシャルメディアのアカウントについての入力欄でした。
確かに、オプションとして案内され、入力が必須ではなかったのですが、今の時代、何かしらのSNSのアカウントを保有しているのが一般的でしょうから、オプションだったとしてもここは入力するべきだったのかも・・・と少しだけ後悔。
ESTA保留から承認は意外に短時間でスピード解決
そんな後悔を感じながらも、念のため最新の申請状況を確認してみると、結果は「認証は保留中です」というエラー表示から「認証が承認されました」に切り替わっていました。
その必要時間は約3分間。
周囲の友人や知人によると、どうやら政策が大きく変化した影響なのか、最近はESTA申請後、即時に承認されず、とりあえず保留にされ、その後承認される流れも多くなっているとのこと。
実際、私とほとんど同じような条件の家族も全く同じ経過で保留から承認に切り替わっていましたから。
ただ、ESTAは申請後最大72時間の手続き時間が必要なサービスとして案内されていますから、念のため、早め早めの手続きがおすすめで安心なのは変わりありませんね。
まとめ
ESTAの正式名称、電子渡航認証システムやElectronic System for Travel Authorizationという言葉に感じる固い印象に反して、徹底的な日本語対応済みの申請手続き自体はかなり快適に利用できるようになっています。
ただ、最近は申請手続き終了後に即時承認されない可能性もあり、その時にはドキッと驚いてしまうかもしれません。
とは言え、すぐに承認されない場合でも、数分後にはあっという間に承認される可能性も十分あるわけですから、焦らず少しだけ待った後に、落ち着いて申請状況を確認してみるのがおすすめだと思いますよ。
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