特別な事情がない限り、国際線を利用する場合でも、通常は出発時間の2時間前まで、余裕を持って3時間前までに出発空港をチェックイン手続きを開始することがおすすめされています。
しかし、その一方で、JALやANAにおける羽田空港や成田空港のように、利用する航空会社が本拠地とする空港では、実質的に営業開始からその日に出発するすべての便のチェックイン手続きが受け付けられているという特長もあるため、早くに空港を訪れて手続きを行うことも難しくありません。
この場合、
- インボラアップグレードの確率が多少アップ
- マイルを利用した当日アップグレードの成功率アップ
- ゆったりとラウンジや免税店などの空港施設のサービスを利用可能
などのメリットも存在していると感じていますから、我が家でも少し早めに空港を訪れるのは気に入っています。
目次
営業開始前の成田空港第二ターミナルJALチェックインカウンターと保安検査&出国審査入り口
そんなJALの拠点とする国際空港の1つ、成田空港の第二ターミナルは24時間空港として運用されている羽田空港とは異なり、チェックインカウンターの営業時間はもちろん、保安検査やその後の出国審査でも明確な営業開始時間やオープン時間というものが設定されています。
実際、あまりに早い時間帯だとJALのチェックインカウンターも、チェックインの手続きや預入荷物の受付を担当してくれるはずのスタッフは誰一人いません。
空港での発券業務を担当してくれるJALの発券カウンターも営業していないのは同様。
また、預入荷物がなく、さらにオンラインチェックインを完了していて、チェックインカウンターでの手続きが不要だとしても、肝心の保安検査や出国審査に向かうための入り口のシャッターは固く閉ざされていました。
そのため、利用者は誰でも営業開始時間まで待つ必要があります。
成田空港第二ターミナルのJALチェックインカウンターの営業開始時間
そうなると気になるのは実際のチェックインカウンターの営業開始時間と出国が可能になる時間です。
JALのチェックインカウンターの場合、毎朝午前7時から営業が開始されることになっています。
ただ、ファーストクラス利用者に加え、JMBダイヤモンドやJGCプレミアなどのワンワールドエメラルドのステイタス保有者が利用可能なファーストクラスチェックインカウンターについては、他のチェックインカウンターよりも5分から10分程度早くに営業を開始し、手続きを開始してくれることも実際に経験しています。
これは、地上係員の方のサービスの一環らしく、すでに営業開始を待っている利用者を確認できた時点で、その時の判断で営業開始を繰り上げることもあるとのことでした。
こうした傾向は優遇面での程度の差はあっても、ビジネスクラス用やJGC用のカウンター、さらにはエコノミークラス用のチェックインカウンターでも同様です。
ただ、エコノミークラス用のチェックインカウンターの場合、午前7時の営業開始を前になかなかの長さの行列が確認できましたから、特にチェックインでの優遇がない状態でエコノミークラス用のチェックインカウンターで朝一番での手続きを希望する場合はかなり早めに空港に到着しておく必要がありそうです。
ちなみに、自動チェックイン機については、毎朝午前7時30分から利用開始になるようですから、営業開始直後のタイミングでチェックインの手続きを行う場合には、素直にチェックインカウンターを利用するのがおすすめですね。
成田空港第二ターミナルの保安検査と出国審査のオープン時間
午前7時に営業が開始されるJALチェックインカウンターでチェックイン手続きを完了したあとは、保安検査と出国審査を通過する必要があるのですが、残念ながら手続き完了後にそのまますぐに利用できるとは限りません。
なぜなら、北と南の2ヶ所用意されている出発用の入り口はそれぞれ、
- 北口:午前7時15分
- 南口:午前7時30分
というように営業開始時間が設けられ、その時間まで通過できないようになっているからです。
実際、それぞれの入口のシャッターの前には、オープン時間を記載した案内板が設置されています。
それは南口も同様。
それにしても、JALのチェックインカウンターに最寄りの南口は午前7時30分のオープンに対して、少し離れた場所にある北口は午前7時15分からと少し早くオープンするというのは面白いですね。
保安検査&出国審査入場待ちの混雑と優先レーン
この保安検査や出国審査のオープンを待つ時間帯で最も注意しなくてはいけないのは、入場待ちの混雑。
なぜなら、かなりの人数が保安検査や出国審査を受けるための入り口に集中するために、その行列の長さはそれぞれの入口で100mをあっさり超えるほど。
それは北口側に用意され午前7時15分から利用可能なJAL以外の航空会社の利用者も対象にした優先レーンも、南口側に用意され午前7時30分からJALの利用者のみを対象にした優先レーンそれぞれに用意された優先レーンでも同様です。
ただ、優先レーンだけあって列の進みは早く、入り口から遠く離れた場所に並んでいたと感じていても、北口のオープンから数分後には保安検査場内に入ることができたため、それほどストレスを感じることはありません。
また、出国審査もスムーズに流れていて、同様になかなか快適なものでした。
そのため、JAL利用者としては、本館のラウンジにも近いJALのチェックインカウンター最寄りの南口を利用を希望する方も多いとは思うのですが、できるだけ制限エリアに到着したいのであれば、あえて北口まで移動して、そこから入るようにするのもおすすめです。
ちなみに、JALによって運営されているラウンジは南口がオープンする7時30分からすべてのサービスが提供されるようになるものの、その前の時間でもラウンジへの入室自体は問題なく可能ですから、北口から入った場合でも、特にラウンジ利用に問題はありません。
まとめ
チェックインカウンターはもちろん、保安検査や出国審査が始まる前の時間帯に空港を訪れるということはあまり一般的ではない経験かもしれません。
しかし、その時間帯だからこそ得られるメリットやお楽しみがあるのも事実。
また、ラウンジへのアクセスが提供されている場合は、手続き完了後にゆったりとラウンジでの時間を過ごせるのはもちろん、それ以外のケースでも、免税店以外にも格段に充実し始めている制限エリア内のサービスをじっくり楽しむのも面白いはずですよ
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