JALサファイアからJGCオンライン切替の必要日数(ステイタス反映、MyJALカードでの手続き、ラウンジ利用開始、ボーナスマイル加算、カード到着)

多くの航空会社には、利用者の搭乗実績に応じた特別なサービスを提供するための基盤として、上級会員制度が提供されています。

それはJALも例外ではなく、到達条件が厳しいのと引き換えに特典が充実している順番に、

  • JMB ダイヤモンド
  • JGC プレミア
  • JMB サファイア
  • JMB クリスタル

という4つのステイタスを用意済み。

JAL上位ステイタスに必要なFOP獲得後の表示変化と特典提供開始のタイミング(ラウンジ・ボーナスマイル、ダイヤモンド・JGCプレミア・サファイア切り替え必要日数、JGC申し込み)

サファイア到達で申込可能な特殊な有料サービス JGC

この中でも特殊なステイタスの1つと位置づけられているのがサファイア。

なぜなら、サファイアに到達することでJALグローバルクラブ(JGC)という、特別な有料会員サービスに申込可能になるから。

しかも、このJGCは、更新料金に相当するクレジットカード年会費を支払い続けることで、サファイアステイタスとあまり遜色のない特典提供を受けられるのはもちろん、家族カードを発行するだけで全くステイタス到達条件を満たしていない家族でも、本会員と同様の特典の提供が受けられる強力な魅力を持ったサービスなのは間違いありません。

また、最上級会員として位置づけられるダイヤモンドにかなり近い特典が提供される特別なステータス、JGC プレミアに到達するための必須条件としての一面も持ち合わせています。

JGC家族会員最速入会方法(事前準備は家族カード入会、年会費負担の実際、JGC申込可能時期、ステイタス反映&ラウンジ利用開始タイミング)

FOP条件クリア後のクリスタルからサファイアへのステイタス反映

JGCに申し込むために必要なことと言えば、

  • サファイアステイタスに到達していること
  • JALカードのCLUB-A以上のカードを保有していること

の2点。

あらかじめJALカードのCLUB-Aカード以上のカードを保有している場合は、上級会員資格獲得用の専用ポイント、フライオンポイント(FOP)が50,000ポイントに到達し、ステイタスがそれまでのクリスタルからサファイアに切り替わってから、申し込みを行うことになります。

ちなみに、条件となるFOPに到達しても、即座にJALホームページ上で表示されるステイタスがサファイアステイタスとして反映されるわけではありません。

そのため、上の画像のように、FOPが60,000ポイントを越えているにも関わらず、ステイタスの表示がクリスタルのままという状況も。

しかし、システム的にステイタスの更新が行なわれる日付が変わった直後には正しいステイタスが表示されるため、数時間から十数時間待つだけで問題なく解消されます。

サファイア到達後のJGCオンライン申し込み

サファイアステイタスに到達してさらに日付が変わった直後、JALホームページ上である変化が起こります。

それが、JALカード会員専用オンラインサービス、MyJALCARDでのカード切替・追加機能で、「JALグローバルクラブへの入会」というリンクの表示。

これによって、オンライン上で簡単に、これまでの保有しているCLUB-Aカード以上のカードからのJGCへの切り替え手続きが行なえます。

ちなみに、JGCへの切替手続きとしては、サファイアステイタス到達・反映後、JMB事務局経由でJALカードの専門窓口に転送してもらい、切替手続き用の書類を発送してもらう方法も利用可能です。

しかし、速達を適用してもらったとしても往復の郵送に必要な時間や届いてからの書類記入の手間を考えると、オンライン上での申し込みがスピーディーでお手軽なのは間違いありません。

実際、家族カード利用者だけでJGCの特典を利用するために、できるだけ早く切り替えて続きを行いたいと、事前にJALカードやJMB事務局へ相談した場合も、今現在は基本的にMyJALCARD上でのオンライン手続きをおすすめされるはず。

オンラインでの手続きは、本会員と家族会員のJGCへの入会の有無、年会費の確認、JAL国際線搭乗時の希望座席属性を選択するだけのとても分かりやすく簡単なもの。

ちなみに、本会員がJGCに加入したからといって、それに紐付けられる家族会員もJGCに入会することは必須ではなく、これまでどおり家族カードとしてのみの利用も可能です。

この辺りは、JGCに入会するだけで、年会費が家族会員でも本会員並に跳ね上がりますから、本当に必要な方のみが利用できるようにという配慮なのかもしれません。

JGCのステータス反映までの必要日数

そうしてオンライン上でJGCへの切替手続きを行った後で気になることと言えば、どの程度の日数でJGCとしてのステータスが反映され、ラウンジ利用や優先搭乗などの特典が利用できるようになるのかということ。

それについては、できるだけ頻繁にJALホームページ上でのステイタス表示を確認したりできたことに加え、ちょうど連日JAL運航便を利用する日程に合わせる形でJGCへの申し込みを行えたので、我が家での申し込みケースについて調べてみました。

その結果は、

1日目

  • サファイアステイタスに必要な50,000ポイント分のフライオンポイントに到達。
  • JALホームページ上のステイタス表示はクリスタルのまま変更なし。

2日目

  • JALホームページ上のステイタス表示がサファイアに変更。
  • MyJALCARD上に変化はなし。

3日目(JGC申し込み1日目)

  • 日付変更直後の深夜、オンライン上で切替手続きが可能になった直後にJGCに申し込み。

8日目(JGC申し込み6日目)

  • 15時30分頃、本会員と家族会員共にJGCにステイタスが変更完了。
  • 搭乗券のステイタス表示はJGCが反映されず、家族会員のラウンジ利用は不可。
  • マイルの加算についてはシステムの内部的にJGCとして扱われているのか、ボーナスマイルも後日問題なく加算。

9日目(JGC申し込み7日目)

  • 15時30分以降、搭乗券のステイタス表示にJGCが反映。家族会員だけでのラウンジ利用が可能に。

というもの。

つまり、搭乗時に役立つ特典を実際に利用するためには、申し込み手続きから6日間は待つ必要がある一方で、JALホームページ上のステイタス表示やマイルの加算などについてはそれよりも早く5日程度で反映されることが分かりますね。

ちなみに、ラウンジ利用については、ステイタスカードやJGCに切り替え済みの新しいクレジットカードが手元になくても、搭乗券上にJGCの表記が反映されているのなら、JALが運営するラウンジはもちろん、ワンワールドの提携航空会社が運営するラウンジでも問題なく利用可能です。

ただし、こうしたラウンジ利用は、予約した航空券に上級会員資格を満たしたJALのお得意様番号を登録していることで可能になっているだけということには要注意。

例えば、JALの上級会員資格を持っている方が、JAL以外のアメリカン航空などのステイタスを保有していない航空会社にマイルなどを貯めるために、予約時などにJALとは異なる航空会社の会員番号を登録している場合、ステイタスカードの提示でしか特典提供を受けられる権利を証明できない状況に。

そのため、ステイタスカードやJGCクレジットカードが届く前に、JAL以外の会員番号などを登録してステイタス未保有の航空会社を利用するケースでは、ラウンジ利用や優先搭乗などで一般会員として扱われるリスクが高くなるのは避けられません。

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JGCカードが手元に郵送されるまでの必要日数

そのJGCクレジットカードが実際に届けられたのは、オンラインでの申し込みを1日目とした時の12日目。

簡易書留で郵送されてきました。

こうして届けられたJGCのクレジットカードは、JALのお得意様番号を登録した状態での一般的な利用ではあまり必要性を感じないものの、実際のカード到着の5日も前には様々な特典を受けられることを考えると、家族カード利用者にとってなかなか嬉しいサービス設計になっていると言えそうですね。

まとめ

結果的には、オンラインでの申し込みから12日程度の期間で、ステイタスの反映、ラウンジや優先搭乗などの特典利用開始、カード到着など、すべての処理が完了するJGCへの切替手続き。

実際に体験してみると想像以上にスピーディーな手続きという印象を持ちました。

また、家族会員だけでの旅行のために、JGCへの切替を急いでいる場合には、JMB事務局やそこから転送されるJALカードのJGC担当部署の係の方は丁寧に的確なアドバイスを提供してくれるため、何かしらの不明な点があるのなら、一度JMB事務局の電話番号「0570-025-039/03-5460-3939 (どちらも有料)」から問い合わせてみるのがおすすめです。

しかも、このJGCへの切り替えに関する問い合わせについては、サファイアステイタスに到達する前でも、問題なく対応してくれるため、気軽に利用してみる価値は十分あると思いますよ。

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