2020年版インターコンチネンタルアンバサダーの更新年会費と特典内容の変更(我が家のお気に入り活用、200ドル有償更新と40000ポイント更新のお得度比較、15000ポイントプレゼントとウィークエンド無料宿泊券、AMB 10% REDEMPTION REBATE特典)

数多く存在する年会費の支払いで継続できる上級会員サービスの中でも、我が家で特に気に入って継続しているものの1つに、インターコンチネンタルアンバサダーがあります。

このインターコンチネンタルアンバサダーは、入会金や更新年会費として、200USドルや40,000ポイントの負担が必要なものの、インターコンチネンタルブランドのホテル宿泊時には、

  • 空席状況に左右されない客室アップグレードの保証
  • 午後4時までのレイトチェックアウトの保証
  • 滞在時のウェルカムフルーツやウェルカムギフト、ミネラルウォーターの提供
  • ホテル内で利用可能な20ドル相当のクレジットの提供
  • 2泊以上の金~日や土~月の週末滞在で1泊分が無料になるウィークエンド無料宿泊券の提供

などのとても魅力的な特典が用意されているサービスです。

また、インターコンチネンタルアンバサダーに入会し、それを更新するだけでインターコンチネンタルを含むIHGグループのホテルで効果を発揮する上級会員ステータス、プラチナエリートステータスが付与されるというおまけも追加されています。

ちなみに、IHGの上級会員ステータスは、上から順番に、

  • スパイア(75泊以上、または上級会員ポイント75,000ポイント以上)
  • プラチナ(40泊以上、または上級会員ポイント40,000ポイント以上)
  • ゴールド(10泊以上、または上級会員ポイント10,000ポイント以上)
  • クラブ(入会直後の一般会員)

という区分になっていますから、200USドルか40,000ポイントの入会費用や更新費用の負担だけで、上から2つ目の上級会員に到達・維持できるというのはなかなか驚異的です。

2018-2019インターコンチネンタルアンバサダーを200ドルコースで更新してみた(3つの更新コースの違い、ambassadorEnrollmentFailureExceptionのエラーでの更新不可と対策、早めの更新での有効期限の損得、ボーナスポイント分の15000ポイントが付与されるタイミング)
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我が家でお気に入りのインターコンチネンタルアンバサダー活用方法

グローバルなホテルグループの中では、ヒルトン系のホテルをメインに愛用し、サブとしてヨーロッパを中心に強さを誇るアコーホテルズ系のホテルも活用するようにしている我が家の場合、インターコンチネンタルを含めたIHG系のホテルを利用する機会は一部の例外を除いてほとんどありません。

その例外というのが、宿泊費が高額になりやすいインターコンチネンタルへのウィークエンド無料宿泊券を利用した上での宿泊。

我が家の場合、例えば、ラウンジアクセスが付与されるクラブインターコンチネンタルカテゴリの部屋を利用するために、1泊あたり7万円~9万円前後の宿泊費を要するフランスのパリにある「インターコンチネンタル パリ ル グラン(InterContinental Paris Le Grand)」での滞在でウィークエンド無料宿泊券を活用するようにしています。

具体的には、通常2泊で14万円~18万円ほどの宿泊費が必要なインターコンチネンタル パリ ル グランでも、200USドルの年会費、つまり約22,000円の負担で1泊分の7万円~9万円で利用できるわけですから、最終的な宿泊費は2泊でも9万円~11万円。

つまり、年会費の負担分もあって、1日分無料のウィークエンド無料宿泊券を利用したとしても、半額にはならないものの、3~4割引にはなるのはなかなか魅力的だと考えています。

実際、我が家では毎年2回程度のインターコンチネンタル パリ ル グランでの週末滞在のためだけに、私と私の家族の2会員分のインターコンチネンタルアンバサダーを継続しているのですが、そのお得度にはとても満足しているほどです。

インターコンチネンタル パリ ル グラン 宿泊記 ( InterContinental Paris Le Grand stay review )
インターコンチネンタル パリ ル グラン クラブインターコンチネンタル ラウンジサービスの内容と提供時間(朝食、ランチビュッフェ、アフタヌーンティー、ディナービュッフェ、利用条件&同伴者料金)

インターコンチネンタルアンバサダー入会・更新に用意された2つの年会費支払い方法

このように入会や更新をするだけで様々なメリットを得られるインターコンチネンタルアンバサダーですが、入会や更新には、

  • 200USドル
  • 40,000ポイント

という2つの年会費支払い方法が用意されています。

また、この2つの支払い方法のうち、200USドルでの更新には、

  • 15,000ポイントのIHGポイントのプレゼント
  • ポイント利用の特典宿泊時に10%分のポイント還元

という特典が付与されているのも忘れてはいけない部分。

特に、以前はより安価な150USドルでの更新が可能な一方、これらの15,000ポイント分のポイントプレゼントとポイント利用の特典宿泊での10%分のポイント還元がない支払い方法も用意されていたのですが、2019年12月現在、その選択肢はなくなっているのは要注意です。

200USドルの有償更新と40,000ポイントのポイント更新のお得度比較

ちなみに、200USドルと40,000ポイントのどちらの支払い方法での更新がお得なのかということについては、ポイントの利用方法によって異なるものの、マイルの交換などで1マイル=1.5円としてかなり低い価値で計算した時の1ポイント=0.3円と考える極端で特別なケース以外、IHGのポイントには個人的に1ポイント=0.5円~1円の価値があると考えています。

そのため、1ポイント=0.5円~1円の価値がある前提で計算する場合、

有償更新:

  • 有償更新で支払う200USドル=約22,000円
  • 更新後付与される15,000ポイントは7,500円~15,000円分の価値
  • 有償更新での実質的な負担額は7,000円~14,500円ほど

ポイント更新:

  • 40,000ポイントでの更新時の実質的な負担額は20,000円~40,000円ほど

ということになりますから、何らかの特別な事情がない限り、基本的には200USドルを支払っての有償更新がお得ということになりそうです。

もちろん、ポイント更新も必要ポイント数が今のような40,000ポイントではなく、数年前の値上げ前までのように24,000ポイントのみで更新可能なら、IHGの利用頻度や特典宿泊などのサービス活用頻度などに合わせて、有償更新とポイント更新で迷うことも考えられたのですが、ポイント更新が2倍近い値上げを経た今は残念ながら現実的な選択肢とは言えないと感じています。

有償更新時の15,000ポイントのプレゼントタイミング

40000ポイントでのポイント更新に対してお得な200USドルでの有償更新を選択した場合、

  • 15,000ポイントのIHGポイントのプレゼント
  • ポイント利用の特典宿泊時に10%分のポイント還元

というポイント更新には用意されていないメリットが提供されることになります。

この中でも気になるのは、15,000ポイント分のポイントプレゼントがいつ行われるのかということかもしれません。

このタイミングについては、有償での更新手続きが完了と同時に反映され、そのまますぐに利用可能なポイントとして扱われることになります。

ちなみに、2017年~2018年頃までは、インターコンチネンタルアンバサダーの入会や更新を行うと、

  • インターコンチネンタルアンバサダー用のプラスチック製のカード
  • 紙製のウィークエンド無料宿泊券
  • 更新ポイント加算用のコード記載のバウチャー
  • カードケースやバゲッジタグなどのアメニティ

などが同梱された会員向けのキットが国際郵便で届けられ、当時から更新時にプレゼントされていたポイントも、実際に会員キットが届いた後でのみ加算可能という制限がありました。

そうしたリアルタイムでポイントの活用ができない状況が会員キットの発送の廃止に伴う形で、今現在の更新後即座に利用できる形への変化し、結果的に改善されたことは素直に歓迎できると感じています。

インターコンチネンタルアンバサダー会員キット廃止後のウィークエンド無料宿泊券利用

前述のように、かつてはインターコンチネンタルアンバサダーの入会や更新で届けられた会員キットの発送が廃止されたことで、更新ポイントの加算と同様に生まれた変化がウィークエンド無料宿泊券の利用方法です。

というのも、会員キットの発送が行われなくなる前まで、ウィークエンド無料宿泊券を利用した滞在では、必ず紙製のウィークエンド無料宿泊券の実物をホテルチェックイン時に提示することが求められていたのですが、会員キットの発送廃止後は、紙製のウィークエンド無料宿泊券が廃止され、会員情報に登録・紐付けられた電子的クーポンとして扱われることになりました。

その結果、ウィークエンド無料宿泊券利用の滞在でも、有効なインターコンチネンタルアンバサダーとしてのステータスを保有する会員として通常通りチェックインを行うだけで、2泊目の宿泊は無料として扱われる恩恵が受けられるという手続きの面での手軽さはもちろん、かつて存在していた紙製のウィークエンド無料宿泊券を万が一忘れてしまった際のトラブルを完全に回避できるというメリットが得られるようになりました。

特に、紙製のウィークエンド無料宿泊券の持参を忘れてしまった結果、ホテルでのチェックイン時に提示できない場合、2泊目が無料になる前の宿泊費を全て支払う必要に迫られたり、宿泊後できるだけ早くにウィークエンド無料宿泊券をホテル宛に発送しなくてはいけないなどの困った状況になってしまいますから、その心配がなくなるのは意外に嬉しいと感じる方もいらっしゃるはず。

特典宿泊後に10%ポイント還元のAMB 10% REDEMPTION REBATEと不加算トラブル

インターコンチネンタルアンバサダーを200USドルで更新した時に提供される、

  • 15,000ポイントのIHGポイントのプレゼント
  • ウィークエンド無料宿泊券

などに比べると、あまり大きなインパクトを感じることのない特典と言えるのが、ポイント利用の特典宿泊時に10%分のポイント還元。

このポイント還元特典は、ポイントでの特典宿泊完了後、その特典宿泊に利用した合計ポイントの10%が還元されるというので、ポイントでの特典宿泊を利用する機会が多い方ほど魅力的な特典なのは間違いありません。

実際、ポイントの還元方法としては、上の画像のように「AMB 10% REDEMPTION REBATE」という名目でポイントが加算され、70,000ポイントの利用での特典宿泊を楽しんだインターコンチネンタル パリ ル グラン分の7,000ポイントが反映されていることがわかるはず。

ただし、この「AMB 10% REDEMPTION REBATE」として行われる10%分のポイントですが、実際に我が家でこれまで利用してきた限り、どんなに時間が経過しても自動的に付与された経験がないというのが最大の残念ポイントです。

そのため、問題がない場合にそれまでに還元が行われると案内されているタイミングとされている6週間が経過した後に、IHGのカスタマーケアに電話で問い合わせを行い、この10%分のポイントの加算を行ってもらうようにしています。

ちなみに、IHGカスタマーケアの電話番号や営業時間は、

  • IHGカスタマーケア:03-5767-9325 月曜から金曜の9:00~18:00

となっていて、担当のオペレーターに接続後、

  • IHGの会員番号
  • 氏名
  • 登録のメールアドレスや電話番号

などを口頭で伝えて認証を行った後、6週間以上経過したにも関わらず、ポイントが還元されていない特典宿泊の宿泊日程を伝えるだけで多くの場合、即座~数分でポイントが付与されるはずです。

そうした事情があるため、特典宿泊の完了から6週間以上の時間が経過するまで10%分のポイント還元を得るための手続きを行う必要があるということを覚えていなくていけないのはちょっとした手間ですが、その一手間で得られるポイントは意外に無視できない大きなものですから、しっかりと忘れずに管理するのがおすすめです。

IHGのポイントからJALマイルへの交換と必要日数

このように利用後の一手間こそ必要ですが、200USドルの有償更新でインターコンチネンタルアンバサダーを継続している利用者にとって、ポイントの使い道として特典宿泊にお得度の面で魅力があるのは事実です。

しかし、IHG系のホテルをそれほど利用しないなどの事情がある場合に、ポイント活用の選択肢の1つとして検討したいのがマイルへの交換です。

具体的には、

  • アエロメヒコ
  • エアカナダ
  • 中国国際航空
  • エールフランス
  • エアーマイルズ
  • ニュージーランド航空
  • アラスカ航空
  • アリタリア航空
  • ANA
  • アメリカン航空
  • キャセイパシフィック航空
  • アシアナ航空
  • ブリティッシュエアウェイズ
  • 中国東方航空
  • 中国南方航空
  • デルタ航空
  • エルアルイスラエル航空
  • エミレーツ航空
  • エティハド航空
  • ガルフエア
  • 海南航空
  • ハワイアン航空
  • イベリア航空
  • JAL
  • ジェットエアウェイズ
  • ジェットブルー航空
  • KLMオランダ航空
  • LATAM航空
  • アビアンカ航空
  • マレーシア航空
  • カンタス航空
  • サウジアラビア航空
  • シンガポール航空
  • 南アフリカ航空
  • TAPポルトガル航空
  • タイ航空
  • ユナイテッド航空
  • ヴァージンアトランティック航空
  • ヴァージンオーストラリア航空

という39種類にも及ぶ航空会社やマイレージサービスにポイントからの交換が可能になっています。

その交換レートは一部の交換対象を除き、10,000ポイント=2,000マイル。

特典宿泊に利用した場合、5,000円から10,000円ほどの価値のある10,000ポイント分のポイントを2,000マイルに交換するというのは、正直、あまり効率の良いものではないのも事実です。

しかし、特典宿泊で有効活用できるだけのポイントを貯める予定がない場合には、1マイルの価値を大きく高めるチャンスがゴロゴロしている特典航空券としての利用に望みをつなぐこともできますから、一概に悪い選択肢とは言い切れないと感じています。

実際、国際線ファーストクラスの特典航空券予約に活用できた場合には、1マイルの価値が10円以上に跳ね上がったと考えることもできますから。

ちなみに、IHGのポイントからマイルへの交換はインターネット上で完結できるものではなく、前述のIHGのカスタマーケアに電話し、

  • IHGの会員番号
  • 氏名
  • 登録のメールアドレスや電話番号

などで認証を完了後、担当のオペレーターに、

  • マイルへの交換を希望する航空会社
  • 航空会社の会員番号
  • 交換を希望するポイント数

を伝えることで手続きは完了します。

その時に気になる手続き完了後から交換完了までの必要日数ですが、JALの場合で通常は5日程度。

長くても10日前後でマイルへの交換は完了し、明細上は上の画像のように

「IHG REWARDS CLUB PT」

と記載されるはずです。

このように、思い立って交換手続きを行ってから、比較的短時間でマイルとしての利用が可能になりますから、我が家の場合、IHGのポイントの利用は特典宿泊を基本に普段はコツコツとストックしつつも、マイルを使いすぎてしまった状態にも関わらず、思いがけずお得で魅力的な特典航空券見つけてしまった時などに、ほんの少しの不足をなんとかするための切り札や緊急避難方法として使うこともあります。

インターコンチネンタルアンバサダー有効期限月前の更新

このように魅力的な特典を持つインターコンチネンタルアンバサダーですが、その特典を継続的に利用するためには、200USドルか40,000ポイントでの1年毎の更新を行うことになります。

その際、有効期限の2ヶ月前から更新手続きが可能になるのですが、少しだけ疑問に思うのは早めに手続を行った時の更新後の有効期限や各種特典の扱いかもしれません。

まず、更新後の有効期限は、最も早い更新手続きが可能になる有効期限月の2ヶ月前のタイミングに更新したとしても、有効期限の延長は本来の有効期限から1年間が延長されるため、早めに更新したからと言ってデメリットは全くなし。

具体的には、毎月12月31日有効期限のインターコンチネンタルアンバサダーの場合は毎年10月上旬に更新手続きの受付が開始され、有効期限までのどのタイミングで手続きを完了したとしても、しっかりと翌年の12月31日まで有効期限の延長が行われるということです。

また、各種特典の中でも特に重要なウィークエンド無料宿泊券も、更新手続き完了後、即座に反映され、一時的に前年度分と翌年度分の2つ分が同時に並んで表示される状況になります。

このように、更新手続きが可能になった後で、早くにその手続きを行ってもデメリットはありませんから、うっかりの更新忘れを回避するためにも、早め早めの更新がおすすめだと感じています。

まとめ

有効活用することを考えた場合、少しだけ注意点が存在するものの、必要な費用負担を上回るメリットが十分に得られる有料会員サービス、インターコンチネンタルアンバサダー。

特に、宿泊費が高額になりやすいインターコンチネンタルへの宿泊にウィークエンド無料宿泊券を活用することを前提に考えた場合、その滞在だけで十分にお得な活用が可能になるほど、大きなインパクトを持つサービスなのは間違いありません。

実際、我が家でも、私自身だけではなく、私の家族も毎年迷うことなく更新を継続するほどの魅力を持っていますから、有効活用できると感じた方は一度お試し感覚で利用してみるのも本当に面白いと思いますよ。

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