タイ最大の主要な国際空港、スワンナプーム国際空港は2006年に新たに作り出されたバンコク郊外になる比較的新しい空港。
この空港は我が家のバンコクでのお気に入りホテル、コンラッドバンコクまで直線距離で約25kmほどの場所に位置しています。
目次
コンラッドバンコクへのタクシーと電車でのアクセス
この25kmという距離は高速道路を利用したタクシーでは30分から40分ほどの時間を要する距離です。
空港からタクシーを利用した場合の運賃の目安は、空港使用料50タイバーツ(降車時の運賃精算でメーター運賃にプラスして支払う)と高速道路使用料75バーツ(2箇所ある料金所で25タイバーツと50バーツの2回に分けて支払う)を合わせて400タイバーツほど。
1バーツは3.3円程度と考えるとシンプルですから、片道1,300円台で空港からコンラッドバンコクのエントラスまで直行できるという意味で、最もお手軽な方法なのは間違いありません。
タクシー以外の方法としては、よりリーズナブルにスワンナプーム国際空港駅から最寄り駅のプルンチット駅まで電車を乗り継ぐ方法もあります。
具体的には、
スワンナプーム国際空港駅(Suvarnabhumi)
↓ エアポート・レール・リンク(ARL)で7駅
パヤータイ駅(Phaya Thai)
↓ バンコク・スカイトレイン駅に連絡橋で移動
パヤータイ駅(Phaya Thai)
↓ バンコク・スカイトレイン(BST)で4駅
プルンチット駅(Phloen Chit)
という方法。
大人1人の運賃はエアポート・レール・リンクが45タイバーツ、バンコク・スカイトレインが28タイバーツで合計73タイバーツ、つまり片道大人1人230円弱で移動可能です。
プルンチット駅に到着してからの徒歩移動と注意点
さて、お得に電車でプルンチットに到着した後、コンラッドバンコクまではワイヤレスロード(WIRELESS ROAD、WITTHAYU ROAD)を南の方向に向かって約500m。
これは実際に歩こうと思えば歩けてしまう距離で、歩いても5分ほどです。
しかも、周囲は様々な国の大使館が立ち並ぶ治安の心配もあまりない地域ですから、私も日陰を縫うようにして炎天下の日差しを避けながら、プルンチット駅からコンラッドバンコクまで歩いて訪れることもあります。
ただし、問題になるのは天気が悪い時。
特に、バンコクでは東南アジアの国らしく、突然スコールのような激しい雨が降り注ぐこともありますから、徒歩での移動が全く現実的ではないことも。
そういった時に活用したいのがプルンチット駅からコンラッドバンコクまで無料で利用できるシャトルバスサービスです。
コンラッドバンコクのシャトルバス プルンチット駅の乗り場
このシャトルバスサービスは上の写真に写っているプルンチット駅の入口近くのバス停を発着しています。
プルンチット駅のワイヤレスロード側の入り口は階段タイプのものとエスカレータータイプのものがあるのですが、シャトルバスのバス停はエスカレータータイプの入り口の近くにあると覚えておくのがおすすめ。
ちなみに、コンラッドバンコクのシャトルバスの案内板や時刻表はなく、ホテルから到着したバスにそのまま乗り込む形になるため、あらかじめその場所に来ることがわかっていなければ利用が難しいシャトルバスサービスという意味でも要注意ですね。
コンラッドバンコクのシャトルバスのホテルエントランスの乗り場
コンラッドバンコクからシャトルバスを利用する時には、1階のエントランス前の車寄せから乗車します。
このエントランスにはベル担当のスタッフの方が常駐していて、エントランスから出ると、タクシー利用なのか、シャトルバス利用なのか、行き先はどこかなど聞いてくれて、その後案内してくれるので、乗り場がわからず不安になることもありません。
しかも、シャトルバスの出発時間が近づくと、「シャトルバス~、シャトルバス~」という様に案内してくれますから、ホテルのロビーでソファに座って待っていても大丈夫。
夜でも南国らしい暑さを感じるエントランスの外で待たなくても良いのは嬉しいですね。
シャトルバスのサービス
シャトルバス自体は先頭部分と中ほど部分に出入り口を備えた一般的な路線バスタイプのバス。
そのため、車内もあまり広くはありません。
しかも、コンラッドバンコクの宿泊者以外にも、ホテルが併設されているオールシーズンズプレイスというショッピングモールなども備えた複合施設の利用者や従業員の方も利用されているため、あまり大きすぎるスーツケースなどの持ち込みは難しい印象を感じます。
ただし、コンラッドバンコクの利用者向けの専用シートが4席ほど用意されているため、多くの場合、混雑している時でも座って利用できるはずです。
シャトルバスの運行時間
プルンチット駅からのシャトルバスへの乗車はホテルからのバスの折り返し便を利用する関係で、運行時間はホテル出発便が基本になっています。
その具体的な運行時間は、毎日7時から21時。
ただし、平日(月曜から金曜)と休日で運行間隔ははっきり分かれていて、
平日
- 7時から9時:5分毎
- 9時15分から11時30分:15分毎
- 11時35分から13時:5分毎
- 13時15分から16時30分:15分毎
- 16時35分から19時:5分毎
- 19時15分から21時:15分毎
休日
- 7時から21時:15分毎
という内容。
ホテル独自のシャトルバスというわけではなく、複合施設のシャトルバスという位置づけもあってか、平日のほうが便数も多く、圧倒的に便利というのは興味深いですね。
まとめ
物価的にタクシー運賃が安価とされるタイでは、コンラッドバンコクを訪れる時にもタクシーの利用が想像以上にお得です。
特に、天気が悪い時や荷物が多い時、さらには人数が3人程度の時には、積極的に利用したくなる魅力があります。
逆に、天気が良かったり、荷物が極端に少なかったりする時には、多少の混雑と乗り換えの手間は覚悟の上で、かなりお得な電車での移動を選択し、その中でタイの人々の日常を垣間見るのというのも、なかなか良い思い出に残ると思いますよ。
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