ヒルトン系のホテルを好んで利用している我が家でも、毎年必ず1度はインターコンチネンタル系のホテルに宿泊しています。
その最大の理由は、インターコンチネンタルアンバサダーという有料会員サービスと、その会員特典として提供されるウィークエンド無料宿泊券の存在。
特に、ウィークエンド無料宿泊券は、入会時や1年に1度の更新時にもれなく提供され、インターコンチネンタルブランドのホテルの、
- 金曜日チェックイン → 日曜チェックアウト(金・土・日の滞在)
- 土曜日チェックイン → 月曜チェックアウト(土・日・月の滞在)
という条件を満たす専用の料金プランでの予約限定とは言え、2泊目の宿泊費が無料になるというなかなか強力なメリットがあります。
逆に、インターコンチネンタルブランド以外のホテルや、週末以外のタイミング、あるいは専用の料金プラン以外での予約では、ウィークエンド無料宿泊券を利用することができないのは要注意。
そんなウィークエンド無料宿泊券は何気なく利用しても十分お得な特典ですが、そこに一手間加えることでぐっと満足度の高い滞在になるのは間違いありません。
その一手間としておすすめしたい使い方が
- ラウンジ利用のできるクラブルームの予約
- キャンセルの可能性がある時の予約
- 複数の滞在を予約
- 1日目が安い日程で予約
の4つ。
ラウンジ利用のできるクラブルーム予約
多くのインターコンチネンタルブランドのホテルでは、クラブインターコンチネンタルと呼ばれるラウンジが用意され、そこでは、朝食やアフタヌーンティー、カクテルタイムなどのサービスが無料で提供されています。
通常、こうしたラウンジを使うためには、ラウンジアクセスが追加されたクラブインターコンチネンタルルームと呼ばれるカテゴリーの部屋を予約する必要があり、そうした予約の場合も、ウィークエンド無料宿泊券を利用してお得な宿泊が可能。
しかし、ANAインターコンチネンタルホテル東京のように、ホテルによっては、ラウンジアクセスが追加された部屋の設定が元々なく、ラウンジを利用したい場合には大人1人の1日の利用ごとに別料金を支払う必要があるケースも。
この時、ラウンジの利用料金はルームサービスなどと同じ扱いになり、ウィークエンド無料宿泊券の対象にはなりませんから、お得度が下がってしまいます。
そのため、ウィークエンド無料宿泊券を利用する時には、ラウンジアクセスが追加されたクラブインターコンチネンタルルームが設定されているホテルでの予約がおすすめです。
キャンセルの可能性がある時の予約
ウィークエンド無料宿泊券を利用した予約では、制限の少ないキャンセルポリシーも特長の1つ。
ホテルによって多少の違いはあるものの、チェックイン予定日の前日の指定時刻まで自由に無料でのキャンセルが可能というのは、スケジュールの変更などの心配をする必要もなく、安心感を感じながら利用できるのはやはり大きなメリットです。
しかも、ウィークエンド無料宿泊券を利用時の2泊目無料を含めた純粋な割引率は、キャンセル不可の事前決済料金と同等かそれ以上のお得度になりますから、キャンセルが自由に可能な予約として破格の条件なのは間違いありません。
また、ウィークエンド無料宿泊券用プランの料金も予約するタイミングに変化しますから、予約時よりも宿泊料金が低下した時の予約取り直しもキャンセル料などのペナルティなしで行えるのも嬉しいですね。
複数の滞在を予約
ウィークエンド無料宿泊券は、インターコンチネンタルアンバサダーへの入会時やその後の1年に1度の更新手続きを終えた後に届けられるものですから、1年に1度しか利用できないものです。
しかし、ウィークエンド無料宿泊券を利用する予約自体は特に受け付けてもらえる予約数に制限はなく、1年間に複数の滞在分予約が同時に存在しても問題はありません。
そのため、常識的な範囲内であれば、とりあえず気になる旅程で予約手続きを行っておき、予定が確定してから、そのまま宿泊するのか、それともキャンセルをするのかを決定することも可能。
こうした部分からもウィークエンド無料宿泊券は予約の自由度が本当に高い特典といえますね。
1日目が安い日程での予約
ウィークエンド無料宿泊券を利用した時、請求される宿泊料金の計算は、1泊目は通常通りで、2泊目が無料になるというものです。
仮に1泊目が500ユーロ、2泊目が700ユーロの場合、最終的に請求されるのは1泊目分の500ユーロのみ。
つまり、どんな2泊目の料金が高額でも、1泊目の料金が安いのなら、その分の料金しか請求されませんから、スケジュール的に調整可能なら、できるだけ1泊目が安価で2泊目が高価な旅程での宿泊がお得です。
ちなみに、オンラインでの予約時には、滞在期間すべての宿泊料金を足した上で、滞在日数で割った1泊あたりの平均の
(500+700)÷2=600ユーロ
というような形で金額が提示されますが、最終的な請求金額とは異なることも十分考えられます。
まとめ
ウィークエンド無料宿泊券は1年に1度しか利用できないものの、それを有効活用した時のお得度はなかなかの爆発力を持ち合わせています。
実際、普段はヒルトン系のメインに利用し、最上位のダイヤモンド会員資格を維持している我が家でも、そのウィークエンド無料宿泊券を利用した滞在を楽しみにインターコンチネンタルアンバサダーを継続しているほど。
また、家族も別々にインターコンチネンタルアンバサダーに入会し、それを継続する場合、1年間でウィークエンド無料宿泊券を利用する機会も増えますから、そうした活用も選択肢としては面白いはずです。
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