JAL国際線ファーストクラス機内食「石かわ」・「虎白」監修 新和食メニュー(合計8種のメニュー詳細、特長と味わい、先代監修店の龍吟との違いと優劣)

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JALファーストクラスを利用する時の楽しみといえば、その1つは間違いなく機内食。

日本が誇る和洋の有名レストランのシェフによる監修で生み出された美味しい料理を、刻一刻と移り変わっていく高度1万メートル以上の美しい空の様子を窓の外に眺めながら楽しめるというだけでも、世界でも贅沢なレストランの1つと言えるはずです。

実際、そのいずれも機内で提供される機内食という区分の料理とは思えない品質で、想像以上の満足感を得られる一品揃いで、我が家でもとても気に入っています。

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「龍吟」からの「石かわ」・「虎白」2店体制への切り替えが行なわれた和食

そんなJAL国際線ファーストクラスの機内食では、2018年3月に大きな変革が行なわれました。

それが、これまで日本発の和食を一手に担ってきた人気有名店「龍吟」のJAL国際線ファーストクラスの和食監修からの撤退と、その後任としての「石かわ」・「虎白」による2店体制での監修。

我が家の場合、龍吟による和食がとても好みで、コースとしては和食を基本としつつ、メインディッシュのみ、その時の内容によって洋食と切り替えるといったアレンジを楽しんでいただけに、この変化は良い結果をもたらしてくれるのかとても不安だったのも事実です。

そんな中、2018年5月、つまり「石かわ」・「虎白」の2店による3月から5月の初回の監修メニューが提供されているタイミングでJAL国際線ファーストクラスを利用する機会に遭遇。

そのチャンスに新しい監修者によって生み出されたJAL最高峰の和食メニューをじっくり楽しんでみることにしました。

東京神楽坂「石かわ」(石川秀樹氏)・「虎白」(小泉瑚佑慈氏)によるJALの和食

「石かわ」・「虎白」による和食は、

  • 先付け五種
  • お椀
  • お造り
  • 炊き合わせ
  • 飯物
  • 留め椀
  • 香の物
  • 甘味

の8種類の献立でコースが構成。

先代となる龍吟の監修では、

  • 季節の小皿 五彩
  • お椀
  • 海鮮
  • 台の物
  • 飯物
  • 留め椀
  • 香の物
  • 甘味

という献立でしたから、メインディッシュの位置づけなどが多少変化しているものの、構成自体は同じようなものと言っても良さそうです。

そんなコースの最初には和食と洋食問わず、ちょっとした前菜が提供され、最初にオーダーした飲み物と一緒に楽しむことになります。

ただ、内容的には、どうしても洋食が続く前提で作られている印象を感じるものですから、よりプレーンな味覚状態で和食をしっかり楽しみたい時には、あえて断るのもおすすめかもしれません。

そんな前菜の次に、コースの最初として提供されるのが先付け五種。

実際の内容は、写真左から、

  • トリュフ茶碗蒸し キャビア添え(虎白)
  • アスパラガス二種、天豆、虎白オリジナルXO醤(虎白)
  • 毛蟹 生姜酢(石かわ)
  • 季節の沢煮、桜えび、わらび、筍、椎茸、牛蒡(石かわ)
  • 白エビ、蕗(ふき)、数の子、蕗の薹の香る黄身酢(石かわ)

となっていました。

個人的には、この中で虎白による「トリュフ茶碗蒸し キャビア添え」が好みで、機内食として提供されたキャビアを利用した料理の中では最も好きかもしれないとすら感じた一品になりました。

それ以外の料理もそれぞれの食材が持つ食感や風味の良さが十分残されていて、なかなか楽しめる仕上がりには満足。

ただ、蕗などを全面に押し出した一部の料理では、その風味・・・というよりもクセに近いものがしっかりと感じられるため、それに慣れていない方には逆に苦手意識を感じてしまうかもしれないとも思いました。

続いて用意されるのはお椀。

石かわによる「蛤、筍、木ノ芽」です。

すっきりとした口当たりの中に、十分な旨味が感じられるのはもちろん、それぞれの食材の持つ食感の違いも楽しく、これまたいい感じの仕上がり。

また、一点一点丁寧に確認されながら提供されるだけあって、温度も適温なのが嬉しいですね。

温かいお椀に続くのが、個人的に注目していたお造りで、

  • 蒸し鮑、雲丹(うに)、鮑の肝ソース(石かわ)
  • 金目鯛炙り 香味ゼリー掛け(虎白)

という構成になっていました。

この中では、なかなか肉厚で食感も程よく残された鮑とそれに合わせるソースがお見事。

そのまま鮑だけでも十分楽しめるのはもちろん、鮑の肝ソースや雲丹と合わせても、それぞれ異なる自然な味わいを楽しめるのは好印象です。

また、金目鯛も、機内食だけあって刺し身・・・とまでいかないまでも、柔らかな触感を伴う食べごたえが感じられ、空の上で楽しむ食事としては実力を伴った形での目新しさも十分です。

お造りの次には、

  • 炊き合わせ
  • 飯物
  • 留め椀
  • 香の物

の4種が一度に提供されます。

内容としては、

  • 炊き合わせ:蒸し甘鯛、蕪、春菊(石かわ)
  • 飯物:和牛ロースと大根のご飯(石かわ)、または白ご飯
  • 留め椀:味噌椀(なめこ、油揚げ、三ツ葉)(石かわ)
  • 香の物:長芋、昆布、胡瓜(石かわ)

となっていて、いずれも石かわが担当する料理で統一されています。

確かに、いずれもこれまでに提供された料理と比べて、華やかさや目新しさのようなものも影を潜めるものの、どこかほっとする味付けで統一されていますから、お腹の空きスペースの具合に応じてゆるりと楽しむ目的としてはちょうどよいのかもしれません。

そして、和食メニューの最後を飾ることになるのが甘味。

内容としては、

  • 特選丹波黒豆の蜜煮(石かわ)
  • メロン、ラム酒のソース、ラム酒ゼリー、黒糖寄せ、焼きくるみ(虎白)
  • トリュフチョコレート(虎白)
  • 緑茶

の4種。

この中では、異様なまでにトリュフの香りがしっかり感じられるトリュフチョコレートが特に特長的です。

確かに、口に運ぶ前にはこんなに強い香りでバランス的に大丈夫なのかと思ってしまうのですが、実際に口に含むと、鼻に抜ける風味が程よく、素直に美味しいと思える甘味に仕上がっていました。

また、この時出される温かいお茶は少しこだわりのあるものらしく、実際に美味しいため、その後の飲み物のアラカルト的に追加で注文してみるのもおすすめです。

2店監修による新しいJAL国際線ファーストクラス和食の特長と龍吟との違い

こうして新しくなったJAL国際線ファーストクラス機内食の和食メニューを味わってみて最初に感じたのは、先代となる龍吟時代に勝るとも劣らない満足感でした。

特に、先付け五種やお造りとして提供される料理は、食材の素材としての風味や食感などの特長がしっかりと活かされているため、口にしていてもとても楽しく、これらを味わうためだけに、これからも和食をベースとして選択したくなる魅力は十分です。

一方で、龍吟と比較した時の大きな違いは視覚的に味わう和食としての楽しさで大きく差があると感じています。

実際、上の写真は龍吟時代に「季節の小皿 五彩」として現在の「先付け五種」と全く同じ位置づけで提供されていたものですが、彩りや見た目への仕事の精細さは龍吟のほうが圧倒的に深みを感じます。

定番となっていた国旗付きの卵焼きが特長の「季節の小皿 五彩」にも、季節によって春には筍の皮、秋には紅葉というように、名前に恥じない彩りへの工夫や執念がありました。

そういった視点で見比べると、上の写真の龍吟による海鮮のように、目で彩りや美しさを味わって、それから実際に料理を口にして驚きを楽しむという、はっきりとした二段階の楽しさが龍吟時代にはしっかりと感じられますね。

一方の石かわ・虎白による監修は、見た目は十二分に及第点以上の仕上がりなものの、実際に口にし、素材の美味しさを実感してからがスタートという印象ですから、あくまで現時点の総合的な満足度では、わずかに龍吟時代の方に軍配をあげたいというのが私の正直な印象です。

もちろん、それなりに長い期間の提供が続けられてきた龍吟監修のメニューに比べ、開始直後の時期とも言える石かわ・虎白のメニューでは、実際に機内で調理と盛り付けを担当するスカイシェフの方の習熟や慣れを考えると、今現在は様々な面での制約があり、それは今後解消されていくのかもしれません。

そういった意味では、私にとっても、今後の変化を追いかけ続けたいと感じる機内食のメニューになったように思います。

まとめ

JAL国際線ファーストクラスの1つのシンボル的な存在だった龍吟による和食監修の撤退とそれに伴う、石かわ・虎白の両店による監修開始。

もちろん、こうした変化にはつきものの満足している点と気になっている点の両方が見つかったものの、今後、どういった変化が生じて、実際にどんなサービスが提供されていくのか、それを確かめるのがとても楽しみなのは間違いありません。

そのため、これからもJAL国際線ファーストクラスを利用する時には、積極的に和食を選択していきたいと思っているほどです。

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