JAL新規路線開設初便セレモニーではどんな関係者の特別なスピーチが聞けるのか(初便搭乗の魅力、記念セレモニーの特長、JAL赤坂社長・国土交通省石井靖男氏・成田市長小泉一成氏のスピーチ、スペシャルゲストとして著名俳優の参加も)

毎日変わることなく安全に運航されることが当たり前の前提になっている航空会社の路線。

そんな路線にもいくつかの特別な日が存在しています。

それは例えば、

  • 初めての運航が行われる初便
  • 10年単位の節目となる就航開始からの記念日
  • 路線としての運航を終える最終便

などが分かりやすいのですが、この中でも初便が運航される時は特別。

なぜなら、とてもおめでたいお祝いの席という特長を持ちますから、普段とは大きく異るお祭り騒ぎといった様相になるのはもちろん、

  • 初便の搭乗者限定の記念品がもらえる
  • 初便限定で開催されるセレモニーに参加できる
  • JALスタッフと一緒に新規路線開設をお祝いできる

というような、まさに初便の利用者だけの特別な経験を楽しめるため、幸運にもそうしたタイミングに利用できたなら、とても良い思い出に残るはずです。

JALの新規開設路線の初便に搭乗するメリットと楽しみ方(初便限定のもれなくもらえる記念品、JAL幹部や有名人など豪華な顔ぶれが並ぶ初便限定セレモニー、記念すべき初便を一緒に楽しむために用意しておきたい大切な一言)
JAL68便 成田-シアトル線初便ビジネスクラス搭乗記(搭乗ゲートでの初便限定セレモニー、記念品プレゼント、限定機内食メニュー、初便のタイムテーブル、シアトル・タコマ空港のスムーズな入国審査と税関通過)

新規路線就航記念セレモニーでの特別なスピーチ

そうした確かなメリットのある初便ですが、忘れてはいけないのが記念セレモニーの存在。

というのも、新規路線就航が行われる際の初便出発前には、搭乗ゲートでちょっとしたイベントが行われ、JALの社長や会長、あるいは役員、空港責任者に加え、行政や空港会社などの責任者など、普段はなかなかお目にかかることのできない方々と一緒にセレモニーに参加することになるから。

特に、参加者の顔ぶれやその中で行われるスピーチの内容からは、今後のJAL側や行政側、さらには空港会社側など、立場の異なるそれぞれの陣営の思惑や展望、戦略がうっすらと透けて見えることもありますから、そうしたことに興味がある場合には、なかなか貴重な機会になるはずです。

2019年3月31日にJALが新たな年度の始まる直前の時期に新規路線就航によって、その路線網の中に加わることになった成田-シアトル線でも、そうした記念セレモニーは開催されました。

成田-シアトル線就航記念セレモニーの参加者

成田空港からシアトルへ向かうJAL68便は定刻18時5分に出発するフライトということもあって、記念セレモニーは、搭乗ゲートとして指定された62搭乗口で16時50分から開催されました。

ちなみに、混雑を避けるため、ゲート入口部分での簡単な搭乗券確認が行われていましたから、JALの関係者や来賓を除き、記念セレモニーに参加できるのは初便の搭乗者のみです。

JALの関係者としては代表取締役社長である赤坂祐二氏を筆頭に重役と呼ばれる経営陣が複数。

ただし、かつてパイロット出身のJAL社長として知られ、各所で非常に高い人気を持つ現JAL会長の植木義晴氏は不在。

また、気になる来賓としては、

  • 国土交通省成田国際空港長 石井靖男氏
  • 成田市長 小泉一成氏
  • 成田国際空港株式会社取締役 荒川武氏

の3名がセレモニーの最初から参列。

さらに、

  • 赤坂氏
  • 石井氏
  • 小泉氏

の3名によるスピーチが行われた後に、スペシャルゲストとして、JALの国際線イメージキャラクターを務める阿部寛氏が登場。

その後、司会進行役の客室乗務員の方とインタビュー形式での祝辞としてのスピーチが行われました。

そこで行われたセレモニーをスピーチの書き起こしを中心にまとめてみたのが以下の内容です。

成田-シアトル線就航記念セレモニーのスピーチ書き起こし 日本航空赤坂社長編

(司会担当の日本航空客室乗務員)
成田-シアトル線就航記念セレモニーを執り行います。
私は日本航空客室乗務員の〇〇でございます。

では、まずはじめに、日本航空代表取締役社長、赤坂祐二より、皆様にご挨拶を申し上げます。

(日本航空赤坂社長)
ただいまご紹介いただきました日本航空の赤坂でございます。

本日は成田-シアトル線初便にですね、ご搭乗いただきまして誠にありがとうございます。

久しぶりの新規路線の開設になりますけれども、日本航空といたしましてはですね、北米路線数えて6路線目、こういうことになります。

本成田-シアトル線はですね、いわゆる共同事業を今やっていますアメリカン航空と協力をしまして、この路線の運営をやってまいりますけども、そういう意味で、東京からも、成田からもですね、シアトルからも、非常に便利なそういうダイヤ構成に作っております。

合わせてアジアの各地からのですね、乗り継ぎについても非常に便利な、そういう路線になります。

というのもですね、今回、シアトルを拠点にするアラスカ航空とコードシェアを拡大をいたしまして、シアトルからの乗り継ぎについても、全米各地、特に北米の北西部ですね、これも大変便利な路線になっておりますので、ぜひ楽しみにしていただきたいという風に思います。

シアトルの話をさせていただきますとですね、本当に私も何度か行っておりますけども、風光明媚な大変美しい都市でございまして、エメラルドシティーという風に言われているそうです。

我々日本人にとっては、シアトルと言えばシアトルマリナーズかもしれませんけれども、私にとってはですね、シアトルと言えばボーイング社。

飛行機のふるさとだと、こういうふうに感じておりましてですね、日本航空で使っているボーイングの飛行機は、ほとんどがこのシアトルがいわゆる生まれ故郷でございましてですね、本日運航するこの787-8(ナナハチナナのダッシュエイト)、838Jという登録番号でございますけども、この飛行機もおそらく久しぶりに、シアトルに、生まれ故郷に里帰りと、故郷に錦を飾るということでですね、大変張り切っているんじゃないかなという風に思います。

そういう意味でも本当にシアトルはボーイングの街という印象がありますけども、合わせて最近はですねいろんなIT企業がシアトルに本社を構えておりまして、昔よりも本当に活気のある非常に大変賑わしい、賑やかな街にも生まれ変わっておりますんで、ぜひいろんな側面があるシアトルをですね、ご存分に楽しんでいただければという風に思います。

最後になりますけども、日本航空、これからもネットワークをですね、さらに拡大をいたしまして、お客様に最高のサービスが提供できるように、グループ、役員、社員一同でですね、全力で頑張ってまいりたいという風に思います。

今後とも、シアトル線、ご愛顧のほど、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

重ねまして、本日の搭乗、誠にありがとうございます。
本当に、今日はありがとうございます。

(3分30秒)

(司会担当の日本航空客室乗務員)
ありがとうございます。

成田-シアトル線就航記念セレモニーのスピーチ書き起こし 国土交通省成田国際空港長、石井靖男氏編

(司会担当の日本航空客室乗務員)

続きまして、本日ご出席いただいておりますご来賓の皆さまをご紹介させていただきます。

国土交通省成田国際空港長、石井靖男様
成田市長、小泉一成様
成田国際空港株式会社取締役、荒川武様

それではご来賓の方よりご祝辞をいただきたいと思います。

国土交通省成田国際空港長、石井靖男様、よろしくお願い致します。

(国土交通省石井靖男成田国際空港長)
みなさん、こんばんは。
ただいまご紹介いただきました、国土交通省、石井でございます。

日本航空の成田-シアトル線の就航、誠におめでとうございます。

ま、就航と言いましたが、正確には路線の復活ですね(笑)
私が旧運輸省に入りました頃に、路線は休止したと伺っております。

今回の路線は、ここ成田とアメリカのシアトル・タコマ国際空港を結ぶ路線でありまして、通称SEATAC(シータック)と呼ばれております。

タコマというのは、この空港を挟みまして、シアトルの南側にある街でして、太平洋航路ですね、船で日本と結ばれている街でございまして、TOYOTAのピックアップトラックで、そのタコマという車種もございまして、この街が由来だと伺ったことがございます。

シアトルやタコマのあるワシントン州、アメリカの東部にありますワシントンと紛らわしいのですが、このワシントン州には現在在留する日本人の方々がほぼ1万人を超えておりまして、また、日系人の方々も7万人を超えていると言われております。
全米3位の日系人の数となっております。

最初に日本人が米国に上陸したのが、このワシントン州と言われておりまして、日本の近海で遭難をし、はるばる米国まで漂流しまして、ワシントン州の北西ですオリンピック半島というシアトルに近いところにあるんですが、そこに上陸したのが最初と言われておりまして、三人の日本人ですね。
お名前の最後に吉。
大吉小吉という字がつきまして、三吉(サンキチ)と現地では言われております。

シアトルの経済圏は人口60万を超えるシアトル市と周囲のベルビュー、レドモンド、イサクアなどの市で構成されており、ボーイング、アマゾン、マイクロソフト、エクスペディア、スターバックス、タリーズ、コスコ、日本ではコストコと言われておりますが、こういった日本でも馴染みの企業が本社を経済圏に構えております。

また、ちょっと昔ですが、関東大震災に被災した日本に大量の木材を供給して復興を支援したという、米国最大の木材製品取り扱いの企業でありますウェアハウザーというのも、その会社もシアトルに本社を置いております。

日本航空の関係で言いますと、かつてこの路線の他に内陸のモーゼスレイクという市の空港で日本航空が747ジャンボやDC-10の乗員の訓練を行なっておりました。
街の周囲はいわゆる荒野でして、ガラガラヘビに注意というような看板が立っているようなところでございます。

残念ながら2009年に訓練所は閉鎖されましたが、最近になりまして、我が国で開発が進んでおります国産の旅客機、三菱航空機のMRJ、これの試験飛行の基地として、このモーゼスレイクの空港が使われております。

そういったところで、日本の航空産業との繋がりも非常に強いところでございます。

先程、赤坂社長のお話にもありましたボーイングというところで、昔からのお付き合いもございますが、最新鋭の日本の国産旅客機の開発というところでも、このワシントン州とのつながりというのも非常に大きいものであります。

観光で言いますと、先程もお話にもございましたが、マリナーズですね。
それとアメフトで言いますと、シアトルシーホークス。
また、市内でいきますと有名なパブリックマーケットであります、パイクプレイスマーケットなども人気のところでございます。

このマーケットも、かつて戦前に日本の移民の方が始められたと言われておりまして、不幸にして太平洋戦争中に閉鎖されましたが、その後、現地の方々によってまた再開されたマーケットでございます。

今回の日本航空のシアトル線復活によりまして、この経済と人との交流というのが一層盛んになるのは間違いないと思っております。

さらに、シアトルから先へは、ここを本拠地とするアラスカ航空とのコネクションも開始されると、先程お話がございました。

このアラスカ航空につきましては、安全を重視し、また堅実な経営で米国内でも有名な航空会社でございます。

シアトルを中心とするワシントン州との日本のつながりは歴史的にも、また経済的にも非常に強く、私自身もこういった企業と州政府とかつて仕事でつながりがありましたので、シアトル、ワシントン州のご紹介のようになりましたが、このあたりと締めくくりとさせていただきます。

太平洋北米路線というのは非常に競争の激しい路線でございます。
ご紹介させていただきましたように、シアトルとの人、経済の強い結びつきがある中で、今回の路線が安全に運航され、成功することを願いまして、私のご挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。

(5分43秒)

(司会担当の日本航空客室乗務員)
石井様、ありがとうございました。

成田-シアトル線就航記念セレモニーのスピーチ書き起こし 成田市長、小泉一成氏編

(司会担当の日本航空客室乗務員)

続きまして、成田市長、小泉様、よろしくお願い致します。

(小泉成田市長)
ただいまご紹介いただきました成田市長の小泉一成でございます。

本日、日本航空成田-シアトル線が開設されましたこと、誠におめでとうございます。
また、こうして式典にお招き頂きまして、誠にありがとうございます。

成田空港の運用状況につきましては、2018年の航空機発着回数が7年連続で世界最高を更新し、航空旅客数が開港以来最高を記録しております。

国際線旅客数につきましても、3500万人を超えるなど、まさに日本の空の玄関の名にふさわしい国際空港として今日も数多くの航空機を迎い入れ、また送り出しております。

このような状況を追い風に日本航空の成田-シアトル線の就航により、成田空港の国際線航空ネットワークがさらに充実していくこと。
そして明日、国際線最上級ラウンジのJALファーストクラスラウンジがリニューアルオープンし、最上級のおもてなしを提供いただけることは、より魅力ある空港につながるものであり、空港所在地として、日本航空の取り組みに経緯と感謝を申し上げます。

さて、アメリカのワシントン州の最大の街であるシアトルは、日本から最も近いアメリカの大都市で、世界中で知られる数々の大企業を生み出した街であります。

また、シアトル周辺は緑豊かで、ワシントン湖など大小の湖も点在し、エメラルドシティーと呼ばれ、親しまれる美しい街と伺っております。

そして、シアトルと言えば、メジャーリーグのマリナーズの本拠地であります。

先日、数々の大記録を残したイチロー選手の引退は記憶に新しいところですが、今シーズンからは菊池雄星選手が入団し活躍が期待されております。

成田空港からシアトルに菊池雄星選手を見にいかれる方も多いかと思います。
このような都市と本市がドアーツードアが結ばれ、運航本数が増えることは本市といたしましても大変喜ばしいことであります。

本市におきましても、シアトルからいらっしゃる方をはじめ、世界中のたくさんの人が成田を訪れていただけるよう取り組み、本市と成田空港の発展につなげてまいりたいと考えております。

結びに、赤坂代表取締役社長をはじめ、日本航空株式会社様の益々のご発展、関係の皆様方のご健勝をお祈り申し上げまして、祝辞とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。

(3分17秒)

(司会担当の日本航空客室乗務員)
小泉様、ありがとうございました。

注意:

成田空港は2018年航空機発着回数255,003回で7年連続過去最高を更新しているものの、この回数は2018年世界最高1位を獲得したアトランタ空港の持つ895,682回を上回るものではなく、「2018年の航空機発着回数が7年連続で世界最高を更新し」という部分には、何かしらの誤りが含まれると思われるので注意。

成田-シアトル線就航記念セレモニーのスピーチ書き起こし 阿部寛氏編

(司会担当の日本航空客室乗務員)

さて、実は本日、特別ゲストをお呼びしております。

ここで皆様にご紹介させていただきます。

JALの国際線イメージキャラクターを務めてくださっております、阿部寛さんです。

 

ー司会役とは別の別客室乗務員の方にアテンドされ、阿部寛さんが階段を降りて62番ゲートに到着ー

 

(阿部寛氏)
どうもこんにちは。阿部寛です。どうもこんにちは。

(司会担当の日本航空客室乗務員)
お忙しい中、お越しいただきましてありがとうございます。

(阿部寛氏)
はい。

(司会担当の日本航空客室乗務員)
本日はシアトルの就航記念セレモニーにお越しいただき、誠にありがとうございます。

阿部さんはJALの国際線のイメージキャラクターを務めていらっしゃいますが、普段からお仕事などで飛行機を利用されることは多いのではないでしょうか。

(阿部寛氏)
仕事で本当に海外に行かせていただくんですけど、プライベートではね、JALさんをいつも使わせていただいて、行かせていただいています。

今日はシアトルのね、就航ということで、本当におめでとうございます。
僕の友達もシアトルに住んでいて、シアトルがすごく素晴らしく綺麗な街だということを聞いております。

あとまあ、ビジネスとか、まあスポーツで言えばね、イチロー選手、有名な街ですからね、今回、この便ができて、線ができて、非常に嬉しいことだと思います。

今日はおめでとうございます。

(司会担当の日本航空客室乗務員)
ありがとうございます。

阿部さんには、シアトル線の就航ということで、CMにもご出演いただいております。

まだ阿部さんはシアトル現地にはお越しいただいたことがないということですので。

(阿部寛氏)
はい。

(司会担当の日本航空客室乗務員)
ぜひ次回はJALの翼でシアトルに行ってみていただきたいと思います。

(阿部寛氏)
そうですね、はい。ぜひ行きたいと思います。

(司会担当の日本航空客室乗務員)
ありがとうございます。
これからもJALのイメージキャラクターとしてよろしくお願い致します。

(阿部寛氏)
よろしくお願いします。どうも。

(司会担当の日本航空客室乗務員)
ありがとうございます。

成田-シアトル線就航記念セレモニーのスピーチ後のテープカットとフォトセッション

(司会担当の日本航空客室乗務員)

続きましてテープカットに移らせていただきます。
準備を致しますのでしばらくお待ち下さい。

 

ー日本航空赤坂氏、阿部寛氏、国土交通省石井氏、成田市長小泉氏、成田国際空港株式会社荒川氏、の舞台脇の席に座った合計5名が白手袋を手渡され準備ー

 

(司会担当の日本航空客室乗務員)
それでは私がお名前をお呼びしますので、テープの前にお進み下さい。

赤坂社長、阿部寛様、石井靖男様、小泉一成様、荒川武様。

(舞台上では、左から荒川氏、石井氏、赤坂氏、阿部寛氏、小泉氏の順番でテープの前に並んだ後に、デコレーションされたハサミを手渡され、テープカットに備える)

(司会担当の日本航空客室乗務員)
それでは皆様、ご準備はよろしいでしょうか。
テープカットに先立ち、記念撮影を行いますので、左手にテープお持ち下さい。

ご取材の皆様、撮影をお願い致します。

 

ーテープカットを行う来賓5人がポーズを取り、約30秒撮影タイムー

 

(司会担当の日本航空客室乗務員)
はい、それでは私の合図でハサミを入れていただこうと思います。
ご来場の皆様はテープにハサミが入りましたら、大きな拍手をお願い致します。

それではどうぞ!

 

ーゲート周辺の搭乗者、取材関係者による拍手ー

 

(司会担当の日本航空客室乗務員)
そのままの状態で撮影させていただこうと思います。

ありがとうございます。
それではこれよりフォトセッションに移ります。
ご来賓の皆様はそのままの位置でお待ち下さい。

メディアの方はどうぞご撮影下さい。

 

ー白手袋と制限エリア内では取り扱い注意のハサミをJAL係員が素早く回収。その後、JAL客室乗務員を左右端にそれぞれ1名ずつ追加してのフォトセッションを実施ー

 

(司会担当の日本航空客室乗務員)
ありがとうございます。
これをもちましてシアトル線のセレモニーを終了とさせていただきます。

ありがとうございます。

成田-シアトル線就航記念セレモニーのスピーチの印象

こうして開催された就航記念のセレモニーは全体的に和やかな雰囲気の中で行われたことは間違いないものの、その中のスピーチでは、国土交通省の担当者の方から、

  • 新規路線就航ではなく、過去に休止した歴史ある路線であることをしっかり訂正
  • 太平洋北米路線は競争が激しい路線であるとはっきり釘を刺す

など、様々な過去の事情に由来するJALとの関係に対する厳しさのようなものの一端が、そこから感じられたのはとても興味深い出来事でした。

また、スペシャルゲストとして参列された阿部寛氏の登場は完全なサプライズでしたが、その姿を間近に実際に生の声を直接聞くことができるチャンスとしても、とても魅力的なもの。

特に立ち居振る舞いに加え、その語り口も、素朴で実直な印象を感じさせるもので、司会担当のJAL客室乗務員との掛け合いでの誠実に一生懸命返答しようという姿勢は好印象を感じるには十分なものでした。

こうした思わぬサプライズがあるからこそ、初便への搭乗はとても特別な出来事と言えそうですね。

まとめ

数多く存在する路線が当たり前のように運航される中、間違いなく特別な出来事となる初便の運航。

その時には、搭乗者に記念品がプレゼントされるだけではなく、記念セレモニーが開催され、普段お目にかかることが難しい参列者による、少し特別なスピーチが行われるなど、他にはない魅力が用意されているのも事実です。

特に、スピーチの中では、ちょっとした言葉の端々に隠しきれない思惑や展望、戦略などが見え隠れすることもありますから、興味深く感じる方もいらっしゃるはず。

なかなかチャンスに巡り合う機会自体の少ない初便の運航だからこそ、搭乗できる時には積極的に利用してみるのも本当におすすめだと思いますよ。

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コメント

  1. あれっくす より:

    スタ好き様

    こんにちは。私も就航記念セレモニーをこのシアトル便で初体験いたしました。
    やはりセレモニーは独特の雰囲気と言いますか、ライブでしか経験できないものですね。
    スピーチの途中から見学になってしまったので、下に降りることができず、
    階段の上の通路脇から眺めておりました。

    それから、シニア・キャビンアテンダントと機長の機内アナウンスも、
    初便に対する思いを込めたもので、個人的に印象に残りました。

    おまけに、搭乗ゲートでインボラアップグレードも頂けたので余計に印象深いものとなりました。

    • スタ好き より:

      あれっくす様

      再度のコメント、ありがとうございます。

      なんとあの記念セレモニーが行われていた場でご一緒していたのですね!
      しかも、ビジネスクラスのキャビン内でも10時間近くニアミスすることができた方と後日こうしてネット上でやり取りができるというのもなんだかとても不思議で嬉しい感覚です。

      それにしても、初便がいかに特別なものなのかを実感させてくれるアナウンス、とても良かったですよね。

      個人的には、当日のフライトを担当されたシニア・キャビンアテンダントの方の仕事ぶりが心に深く残りました。

      というのも、あの方は私の周辺の飛行機好きの中でも際立った人気を持つ有名な方で、私自身も何度か空の上でご一緒する機会の中でいつの間にかファンになってしまったほどなのですが、初便という特別なフライトで再会できたのは、本当に思いがけない幸運でした。

      そんな事情もあり、きっと私にとっても忘れられない大切で印象的なフライトの1つになったように思います。

      今回のコメントも本当にありがとうございました。