一定以上の有償搭乗を積み重ねることで得られる航空会社の上級会員資格。
JALでも、
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- JMBサファイア
- JMBクリスタル
といった4段階のステイタスが用意されています。
その中でも、
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
の2つは、特に到達条件が厳しいものの、それによって得られる特典も他の追随を許さない充実ぶりで、JALはもちろんのこと、JALも加盟するワンワールドの航空会社の利用が多い場合には、その恩恵は計り知れないと感じてしまうほどです。
目次
JMBダイヤモンドとJGCプレミア限定の機内Wi-Fi無料キャンペーン
そんな到達条件に厳しさを感じる、
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
の2つの上級会員ステイタスで得られる特典の中では、
- ファーストクラスラウンジへのアクセス
- 専用カウンターでの優先チェックイン
- 国際線と一部の国内線での最優先搭乗
- 預入荷物の優先返却
- 事前座席指定やキャンセル待ち利用時の最優先扱い
- マイルの有効期限廃止
- もれなくプレゼントがもらえるサービスセレクション
といったものが特に大きな魅力を持つ存在です。
しかし、あまり目立たないものの、私を含めた、JALが運航する国際線を利用する機会が多い利用者にとって、なかなか嬉しい特典の1つが「JAL国際線Wi-Fiキャンペーン」。
このJAL国際線Wi-Fiキャンペーンは、
- JMBダイヤモンドとJGCプレミアのみを対象としたキャンペーン
- キャンペーンの利用には年度ごとに専用ページからの申し込みが必要
- JALが運航する国際線の機内wi-fiを無料で利用できる専用のプロモーションコードをプレゼント
- プロモーションコードの利用可能回数は40回まで
- 1回の利用で最大24時間利用可能
- JAL便名の国際線でも他社運航のコードシェア便では利用不可
- ワンワールドエメラルドでも他社の上級会員はキャンペーンへの参加も利用も不可
- キャンペーンの申込期間は2019年1月28日から2020年3月20日まで
- プロモーションコードの利用期間は2019年4月1日から2020年3月31日まで
といった条件が設定された上で、あくまで期間限定で開催されているキャンペーンですが、ここ数年は毎年継続されているため、今や定番特典の1つと言えるかもしれません。
JAL国際線Wi-Fiキャンペーンのお得度と利便性
飛行機を利用する時の機内Wi-Fiというと、無料化が進められているものの、それはあくまで国内線に制限され、国際線での機内Wi-Fiの利用は有料が基本になっています。
しかも、利用時間や支払い方法などによっていくつかの選択肢が設定されているものの、
- 9.15ドル(1時間プラン、JALカードを利用)
- 10.15ドル(1時間プラン、JALカード以外を利用)
- 12.95ドル(3時間プラン、JALカードを利用)
- 14.40ドル(3時間プラン、JALカード以外を利用)
- 16.80ドル(24時間プラン、JALカードを利用)
- 18.80ドル(24時間プラン、JALカード以外を利用)
というように、無料~数百円程度の負担が一般的な地上でのWi-Fi利用に比べて、割高に設定されていると感じてしまうのは避けられない料金設定になっています。
また、上記の24時間プランと同等の国際線の機内Wi-Fiを24時間の間、無料で利用するためのクーポンもJALマイルとの交換が可能な特典として用意されているものの、その必要マイル数は、クーポン1枚につき2,000マイル。
つまり、JAL国際線Wi-Fiキャンペーンでプレゼントされる、24時間分×40回分もの機内Wi-Fi用のプロモーションコードは、
- 24時間プランのJALカード払い16.80ドル × 40回分 = 672ドル
- クーポンとの交換に必要な2,000マイル × 40回分 = 80,000マイル
といった価値に相当するものですから、なかなか大盤振る舞いなキャンペーンになっています。
ちなみに、国際線の中でもファーストクラスだけは、利用者に対し1人につき1枚、24時間無料で国際線の機内Wi-Fiが利用可能なプロモーションコードを提供されるのですが、それ以外のビジネスクラス以下のクラスではそうしたサービスはなし。
この部分も、国際線の機内Wi-Fiを無料で利用するハードルの高さを感じさせるポイントかも知れませんね。
JAL国際線Wi-Fiキャンペーンの40回という回数制限は十分なものなのか
こうしてキャンペーンで活用して、無料で利用することになるJAL国際線の機内Wi-Fiですが、40回という回数制限に対して、キャンペーン終了まで十分に足りる回数なのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、この部分の心配について、実際に過去にもこのキャンペーンを利用してきた私としては、よほど渡航回数が多いなどの事情を持つ方以外は、すべての回数を最後まで使い切れない可能性が高く、同時に無料回数の節約や温存を考える必要はないというのが正直な印象です。
なぜなら、
- JAL運航以外の国際線ではキャンペーンでの機内Wi-Fiの無料利用はできない
- JAL運航の国際線機材でもすべての機材に機内Wi-Fiが搭載されているとは限らない
- 機内Wi-Fiを搭載した機材でも飛行経路や衛星の状態などで機内Wi-Fiが常に利用できるとは限らない
- 機内での過ごし方として、食事や睡眠、映画鑑賞、読書などの他に、いつも機内Wi-Fiを選択するとは限らない
- 複数のデバイスの同時接続も1回分として利用可能
といった理由もあって、意外に機内Wi-Fiの使用可能回数は減少しにくいものだから。
実際、機内Wi-Fiが搭載されている国際線に比較的多く搭乗し、それなりに機内Wi-Fiの無料利用を楽しんでいると感じている我が家でも、2018年版のキャンペーンで提供されたプロモーションコードの利用回数は、2019年1月末現在でも十数回は残っているほどです。
そのため、せっかく機内Wi-Fiを無料で利用する機会が与えられたのであれば、極端に海外への渡航回数が多いという方以外は、積極的な活用も十分に良い選択肢だと考えています。
キャンペーン申込みとプロモーションコード利用の落とし穴
とてもお得で便利なJAL国際線Wi-Fiキャンペーンですが、実際に活用する場合、注意しなくてはいけない、ケアレスミスポイントが存在します。
それが、あらかじめプロモーションコードをインターネットに接続せずに確認できる場所に保存しておかなくてはいけないということ。
というのも、JAL国際線の機内でWi-Fiを無料利用するためには、キャンペーンの申込み後にプレゼントされるプロモーションコードが必要なのですが、それをインターネットに接続できない状態で入力することが必要になるから。
つまり、せっかくキャンペーンに申し込んで、自分のメールアドレス宛にプロモーションコードが届いていたとしても、それを事前にスマートフォンやタブレットなどに保存していない場合、そもそもメールへのアクセスができない状況では、プロモーションコードの確認ができない状況になってしまいます。
その対策としては、スマートフォンやタブレットなどのメモ帳にプロモーションコード自体をコピー&ペーストしたり、プロモーションコードをスクリーンショットで保存しておくというもの。
個人的には、機内Wi-Fiでの利用が考えられるそれぞれのデバイスのメモ帳への保存がプロモーションコードを入力する時にもスムーズでお手軽なため、とても気に入っています。
まとめ
国際線を活用する機会の多い、JMBダイヤモンドとJGCプレミアといった上級会員にとって、最大で672ドルや80,000マイル相当もの価値のある、国際線機内Wi-Fiのプロモーションコードが無料でプレゼントされる、JAL国際線Wi-Fiキャンペーン。
もちろん、国内線の機内Wi-Fiが無料で提供されることが当然となっている以上、この流れはいずれ国際線にも機内Wi-Fiの無料化をもたらすはずです。
しかし、それは今すぐのことではない以上、無料化が実施されるまでの間は、JMBダイヤモンドとJGCプレミアだけに与えられた貴重な嬉しい特典として、JAL国際線Wi-Fiキャンペーンでの国際線機内Wi-Fiの無料利用を、積極的に活用しながらどんどん楽しむのもおすすめだと思いますよ。
コメント
いつも有益な情報ありがとうございます。
Wi-Fiキャンペーン良いですよね。私も利用してますが,ほとんどソウル便なので2時間程度の使用ですが(笑)
JAL国際線からJAL国際線に乗り継ぐときも,接続開始から24時間以内であれば,前便での接続がそのまま使えた記憶があります。
コメント、ありがとうございます。
回数的にも使い切れそうでなかなか使い切れないので、どんどん積極的に利用できるのもいいですよね!
それに、昨年12月のJAL国際線特典航空券PLUS導入での海外発日本経由海外行きの特典航空券が廃止されてから、我が家では利用する機会が少なくなりつつある、JAL国際線からJAL国際線への乗り継ぎでも、おっしゃる通り、ログインしてみるとカウントダウンの続きから利用できましたね。
それもまた嬉しいのと同時に、思いがけず回数が温存できて回数が減らない理由の1つになっていたように思います(笑)
あまり目立たない控えめな存在ですが、本当に今後も続いてほしいキャンペーンです。