ルフトハンザリモワ免税購入でのクレジットカード返金(フランクフルト空港での手続き・トラブル、必要日数、返金金額)

ドイツはもちろん、ヨーロッパの有数な玄関口の1つとして有名なフランクフルト空港を訪れる時の楽しみの1つといえば、ルフトハンザリモワと呼ばれる、限定スーツケースの購入。

このルフトハンザリモワはドイツのケルンに本社を置く、スーツケースメーカー、リモワが同じくドイツの航空会社ルフトハンザ航空とタッグを組んだ特別なモデルで、ドイツ国内のごく限られたショップでのみ購入可能な製品です。

しかも、フランクフルト空港にあるショップから帰国時に購入する場合、免税手続きがスムーズなことはもちろん、購入後はそのまま預入荷物として預けてしまえるため、スーツケースを持ち運ぶ負担が大きく軽減された状態で日本に持ち帰ることができるのも、忘れてはいけない嬉しいメリットです。

ワールドショップエアポートデリバリーの魅力

そんなルフトハンザリモワは、フランクフルト空港のターミナル1のホールAとホールBのそれぞれで1軒ずつ営業しているワールドショップ(WorldShop)という店舗で購入可能。

それぞれの店舗の店頭には、リモワを含めたスーツケースはもちろん、様々な旅行関連の商品が販売されていて、自由に手にとって確かめることができます。

ただし、すべてのリモワブランドの商品が店頭に並んでいるわけではないため、実際に訪れてみると、あらかじめ気になっていたお目当てのものがなく、取り寄せのみの対応という可能性もあることだけは要注意。

そのため、あらかじめ店舗を訪れるタイミングを登録した上で商品の取り寄せをお願いするサービス、ワールドショップエアポートデリバリー(WorldShop Airport Delivery)の利用がおすすめです。

Access Denied

このサービスを利用するためには、4日前までの申し込みが必要ですが、確実に欲しい商品が確保されるため、とても頼りになります。

また、ルフトハンザリモワを含めた販売商品が免税での購入にも対応しているのはもちろん、スタッフの方々がそれらの手続き自体にも慣れているため、気軽さを感じながらお得なショッピングを楽しめるのも気に入っています。

フランクフルト空港での免税手続きと悩ましい2つの選択

フランクフルト空港のワールドショップでルフトハンザリモワを購入する時の免税手続きは、大きく分けて、

  1. 商品購入&受け取り
  2. 免税書類記入
  3. 利用する航空会社チェックインカウンターでの免税品用預入荷物タグ発行&貼り付け
  4. 税関での書類にスタンプ押印
  5. 税関横の免税品専用預入荷物カウンターでの預入
  6. Premier Tax Freeのカウンターで免税分の金額の返金手続き

の6つのステップ。

JAL便でのフランクフルト空港ルフトハンザリモワ 免税購入手続きとトラブル

この免税手続きで、悩みながらも決めなくてはいけないことと言えば、

  • 「現金(ユーロ)での返金」と「クレジットカードへの返金」
  • 「免税金額返金用のカウンターで手続き」と「郵送での手続き」

の2つ。

現金での返金とクレジットカードへの返金の使い分け

まず、現金での返金なのか、クレジットカードへの返金なのかについては、数万円以上など免税金額が多い場合には現金での返金を選ぶことが多く、それ以下の場合にはクレジットカードを選択するようにしています。

その理由は、確かに現金での返金にはクレジットカードへの返金では不要な追加手数料が必要ですが、免税として返金される金額が大きくなると、手続き上のトラブルで返金されなかった時のリスクがあまりに大きいから。

逆に、返金金額から引かれる手数料負担を考えても、確実に現金で手渡される方が安心感を買う意味で満足しています。

もちろん、我が家では1年に2回以上はヨーロッパを訪れているため、現金のユーロで返金されても、十分に使い切れて、無駄にならないと考えているのも大きな理由の1つかもしれません。

免税金額返金用カウンターでの手続きをおすすめする理由

また、現金での返金を選択した場合はもちろん、クレジットカードへの返金を選択したとしても、免税金額返金用のカウンターで手続きと郵送での手続きのどちらを選ぶのかについては、毎回確実にカウンターでの手続きを行うようにし、郵送での手続きは避けるようにしています。

その理由は、ワールドショップから手渡される免税手続き用の書類に不備があり、免税手続きをすすめる上で、かなり大変な状態に陥ってしまったことがあるから。

この不備は、別々の日に別々の商品のエアポートデリバリーを申し込みした私と私の家族の両方の書類に発生していましたから、タイミングによっては高確率で発生している可能性もあります。

こうしたトラブルが発生した場合、ワールドショップを訪れた上での書類の訂正が必要ですが、それが指摘されたのは、免税金額返金用のカウンターでスタッフの方に免税書類を受理前にチェックしてもらった時のこと。

つまり、スタッフの方によるチェックを経ずに申し込みが行えてしまう郵送での手続きでは、そのまま気づかずに出国してしまい、書類の不備を訂正するチャンスが与えられず、結果的に受けられるはずの免税が受けられない可能性もあります。

それを避けるためには、手間を感じたとしても、ワールドショップでの購入品の免税手続きを一手に担当している、Premier Tax Freeの免税金額返金用のカウンターを訪れての手続きが確実でおすすめです。

クレジットカードへの免税金額返金までの必要日数

では、フランクフルト空港からの帰国時にルフトハンザリモワを購入し、そのタイミングでクレジットカードへの返金手続きを行った場合、どの程度の期間で返金が完了するのか。

その結果は、

8月4日 免税手続き完了

10月1日 クレジットカードの明細に反映(明細上は9月8日取り扱い分として表示)

11月10日 クレジットカードに返金

というスケジュールです。

 

私の場合、毎日15日締め、翌月10日支払いというカードを利用していることもあって、実際の手続き完了から明細への反映までで約2ヶ月、実際の返金までは約3ヶ月もの時間を要することが分かります。

もちろん、帰国時の空港で手続きに万全を期していたとしても、少なくともクレジットカードの明細に返金金額が反映されるまでの2ヶ月間は、本当に返金されるのか不安を感じますから、日本円で数百円程度の手数料負担であれば現金での返金も積極的に選びたくなるのもしょうがないですね。

クレジットカードへの返金での免税金額と返金率

そして、もう1つ気になることと言えば、クレジットカードへの返金でどの程度お得になったのかということ。

今回の免税金額の返金は、589ユーロ、日本円で78,742円分の購入に対するもので、返金金額は65ユーロ、日本円で7,780円。

ユーロで計算した場合は約11%の返金率ですが、日本円では約9.9%の返金率という結果でした。

このユーロと日本円の返金率の差は、購入時の8月と実際に返金の取り扱いが行われた9月の間の為替レートの変化や日本円に換算する時の手数料が理由だと考えています。

実際、購入時は1ユーロ=133.688円で計算されている一方で、返金時には1ユーロ=119.692円と1ユーロにつき10円以上の損をしている状況。

少なくとも今回のケースでは、日本円で返ってくるクレジットカードへの返金よりも、ユーロで受け取っていたほうがお得という結果はとても残念でした。

まとめ

リモワが好きならフランクフルト空港を訪れた時には積極的に利用したいワールドショップ。

特に、確実に商品を取り寄せてもらえるエアポートデリバリーサービスとお得な購入が可能な空港での免税手続きはとても魅力的です。

しかし、実際の手続きにはちょっとした注意点やリスクがありますから、複数の中から自由に選べる選択肢の中でどれを選ぶのかなど、あらかじめ情報収集して、現地でも少しだけ用心しておくのはとても大切なことだと思いますよ。

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