ある程度の規模やグレードを持つホテルであれば、フィットネスセンターと合わせて整備されているプール。
そこでは、水泳による運動はもちろん、ちょっとした水遊びも楽しめるなど、ホテルでの時間の過ごし方としてもおすすめで、我が家でもホテルステイに出掛ける時には
- 水着
- 度入りの水中メガネ
- スイムキャップ(利用しなくても良かったり、無料貸出されることもあるが、念の為)
の3点セットを忘れずに荷物に入れているほど。
ちなみに、そんな我が家では、都内にあるヒルトン系ホテルのうち、宿泊時に利用できるプールの中で、
- コンラッド東京の水月スパ内にあるプール
- ヒルトン東京お台場の庵スパ TOKYO内にあるプール
の2つが気に入っています。
コンラッド東京 水月スパのプール
コンラッド東京のプールは、29階にある水月スパ内に設置されているものを利用。
そのため、プールのみの利用の場合も、客室用エレベーターを29階で降りてすぐにある、スパ用のカウンターで、カードキーホルダーを提示し、利用者名、客室番号、利用設備などを専用用紙に記入した上で、入場します。
その際に必要となる利用料金は宿泊者の場合は滞在中は無料。
ちなみに、コンラッド東京のフィットネス会員として利用する場合には、個人会員として入会時に必要な金額だけで税別160万円、年会費でも税別456,000円にもなりますから、宿泊者に対する優遇が感じられますね。
はじめての利用の場合は、スパのスタッフの方が、ロッカールームやプールのドアの前まで案内し、利用方法を案内してくれるため、不安な場合はお願いしてみるのがおすすめ。
ちなみに、ロッカールーム内は、利用者自身が暗証番号を設定するロッカーに加え、バスタオルやフェイスタオルはもちろん、バスローブまでたっぷり完備。
さらに、温かいお茶や各種フレーバーウォーターなどの飲み物も事由に利用できるように用意されているため、かなり手軽な利用が可能になっています。
もちろん、脱水機や脱水後の水着を入れるナイロン袋も用意されているので安心ですね。
プールの入り口のドアからは、少し階段を降りる形でプールに向かいます。
プール自体は25mの長さのコースが2つ分。
それほど大きなものではないものの、利用者数が限られていることや高層ホテル内に用意されたプールと考えると、十分なサイズです。
利用状況によって、2つのコースがロープで区切られ、スポーツとしての水泳を楽しむコースと、水遊びを楽しむコースに分けられるため、どちらの利用でも快適に楽しめるような運用になっているのが嬉しいですね。
エリア内には、ゆったりと寛ぐためのチェアやソファも完備。
実際、プールに入って水に触れる利用者ばかりではなく、水着の上にバスローブを羽織って、チェアやソファでゆったりと休みながらプールサイドでの時間を楽しんでいる方も意外に多く見かけます。
階段を降りて左手には、ちょっとした水場と各種貸出用品がまとめられたコーナー。
ビート板や子供用アームリングに加え、無料貸出用のスイムキャップなどもこのコーナーに用意されています。
もちろん、たっぷり&一生懸命頻繁に補充のバスタオルも。
また、ロッカールームと同様の飲み物が温かいものも含めて、用意されているため、ホット一息つくには嬉しい配慮ですね。
ちなみに、コンラッド東京のフィットネスのジムエリアは、プールに面した少し高い場所に立地しています。
プールの水面の移ろいやその先の窓から見えるコンラッド東京が誇る風景の1つ、シティビューを楽しみながら運動に励むのも、私にとってもなかなか好きな時間です。
ヒルトン東京お台場 庵スパ TOKYOのプール
ヒルトン東京お台場のプールは、ホテル5階に併設されている庵スパ TOKYO内に設置されているものを利用。
この庵スパ TOKYOは5階の客室の端に位置するため、客室用エレベーターを5階で降りた後は、エレベーターホールを出て右側にどんどん進んでいくと、その突き当りに、庵スパ TOKYOのロゴが描かれたドアが見えてくるはず。
そのドアの先にある、プールを含めたアクアエリア用の受付で、手続きを行うことになるのですが、注意しなくてはいけないのが、利用料金。
というのも、ヒルトンのダイヤモンド会員については、同室に宿泊の利用者を含め、無料での利用が可能なのですが、それ以外の利用者は宿泊者であっても、大人1人1日3,000円、16歳までの子供1人1日1,500円(税・サービス料別)という設定になっているから。
この金額自体、ビジター料金の大人1人1日5,000円、16歳までの子供1人1日2,500円(税・サービス料別)よりは確かにお得になっているのですが、コンラッド東京含め、ホテル内のプールは無料で利用できることが一般的なヒルトン系のホテルの中では、ヒルトン東京お台場の特徴的な部分と言えそうです。
利用する時には、カードキーホルダーと入場券などを提示し、名前や部屋番号、利用規約に同意するための署名を専用用紙に記入して、ロッカールームに進みます。
この際、1枚のバスタオルが手渡されるのですが、おすすめなのは希望者だけに貸し出されるバスローブも一緒にお願いするというもの。
そうすると、上の写真のような専用のキャンパス地のバッグも貸し出され、プールエリア内での荷物の保管や持ち運びにも便利です。
ロッカールーム内には、バスタオルなどのタオルやバスローブの用意はなく、基本的に、受付で貸し出されたものを利用する必要があるのは、ロッカールーム内にたっぷり用意されたタオルやバスローブを自由に利用できるコンラッド東京とは大きな違いを感じる部分かもしれません。
ちなみに、バスタオルは、プールエリア内に常駐しているスタッフの方にお願いすることで、追加で貸し出してもらえますから、必要な時は随時リクエストするのがおすすめです。
プールエリアには、ロッカールームから階段を降りて訪れることになります。
プールはレインボーブリッジを大きな窓の先に望むロケーションで、開放感も十分。
メインのプールはしっかり水泳を楽しむ用途には向かない楕円の形をしたレジャー用のもの。
その他に、合計7名までが利用できる屋内ジェットバス。
さらには、大浴場のような長方形の形をした屋外ジェットバスも用意。
特に、この屋外ジェットバスは目の前に東京湾の景観が一望できるため、天気の良い日の開放感は抜群。
露天風呂感覚でゆったり楽しみたくなる魅力も十分です。
ちなみに、周囲を見てみると、お台場を代表する自由の女神像やその周辺を散策する一般の人々、さらにはアクアシティの建物も見えるのですが、絶妙な距離としっかりと考えられた目隠しで、あまり気になるものではないのも利用者にとっては嬉しい部分です。
また、寒い時期でも屋内から続く専用のドアを利用して、お湯に浸かりながら訪れることもできるため、寒さに凍えながら露天風呂に向かうというような苦難の心配はありません。
もちろん、この屋外ジェットバスは天気の良い昼の時間帯の利用も心地よいものですが、夜の暗くなった時間帯も、レインボーブリッジや東京タワーを始めとした、東京湾周辺のライトアップを楽しみながらの開放的な入浴を楽しめるのでお気に入りです。
その他の設備としては、無料での貸出用に、ビート板や発泡スチロール素材の棒も用意され、お子さんたちの水遊びなどに活躍していました。
プールエリアのあちこちには、自由に利用できるリクライニングチェアも用意され、のんびりくつろぐことも可能。
ちなみに、東京湾やレインボーブリッジとは反対の窓の外には、ゆりかもめの台場駅の駅舎やヒルトン東京お台場の強大なライバルと言える、グランドニッコー東京 台場の建物も見えていました。
おすすめは早朝や営業終了時間前の空いているタイミングでの利用
コンラッド東京・水月スパのプールもヒルトン東京お台場・庵スパ TOKYOのプールも、混雑する時には、なかなかの混雑を見せる人気のプールです。
しかし、いずれのプールも、ホテル内のプールということもあってか、
- コンラッド東京:6時から22時まで
- ヒルトン東京お台場:10時から22時45分まで
と夜遅くまで営業しているという特長を持っています。
しかも、コンラッド東京に限っては、朝6時からという早朝時間帯の利用も可能というのは嬉しいですね。
こうした早朝や夜の営業終了時間直前の時間帯には利用者数は少なく、本当に静かで穏やかな時間の流れるプールでの時間を過ごすことができるため、我が家でもお気に入りの利用方法になっています。
まとめ
都内にあるヒルトン系ホテルのプールの中でも、我が家でのお気に入りとなっている、
- コンラッド東京の水月スパ内にあるプール
- ヒルトン東京お台場の庵スパ TOKYO内にあるプール
の2つ。
それぞれ異なる方向性を持つプールとして、楽しみ方が異なること自体、なかなか面白いと感じています。
もちろん、高品質なサービスが提供されているにも関わらず、宿泊者全員が無料で利用できるコンラッド東京のプールに対し、ヒルトンのダイヤモンド会員以外の利用には、利用料金が必要になるヒルトン東京お台場のプールにはお手軽さを感じにくいという方もいらっしゃるとは思います。
しかし、どちらのプールも一度利用してみると、その価値を十分実感できるはずですから、せっかくそれぞれのホテルに宿泊するのであれば、お得にお試ししてみるのも、なかなかおすすめだと思いますよ。
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