JAL上級会員と上級クラス搭乗者が羽田空港到着時のアライバルラウンジのシャワーサービス代わりに使えるTIATシャワールーム(アクセスと利用条件、無料のドリンクサービス、設備とアメニティ、ワンワールド他社運航便での利用)

空港を利用する時に提供されていると嬉しいサービスの1つが、シャワーサービス。

出発時などは長時間の移動の前にシャワーを浴びた後、楽な衣服に着替えることができるのはやはり快適で、積極的に活用したいお気に入りのサービスなのは間違いありません。

ただし、こうしたシャワーサービスの多くは、ラウンジで提供されるサービスの1つという位置づけになっていることも多く、出発時はまだしも、同じく長時間の飛行を終えてできたら着替えたいと感じるタイミングの1つ、到着時には、そもそもラウンジへのアクセスができないようになっているのは残念に感じるポイントの1つです。

JAL上級会員や上位クラス搭乗者が利用できる無料シャワーサービスのアクセスと利用条件

そんな中、羽田空港に国際線で到着したJAL上級会員やファーストクラスラウンジとビジネスクラスといった上位クラスに搭乗した利用者を対象に、シャワーサービスのみの提供は行なわれています。

JALの運営するラウンジを到着時のアライバルラウンジとして利用するのではなく、羽田空港側で運営しているTIATシャワールームを特別に無料で利用できるというサービスです。

気になる場所はと言うと、入国審査や税関を通過して到着した2階の到着階に出て、とにかく左側に進んだ端の部分。

遠くからでも上の写真のようなエントランスが確認できるため、はじめての利用でも、迷ったりして探し回るなんてことはないはずです。

TIATシャワールームの利用条件

その入口付近には混雑状況や利用料金などを案内するディスプレイが用意。

 

エントランスを中に入ると、スタッフの方が常駐している受付カウンターが設置され、そこで利用手続きを行います。

営業時間は24時間空港として活躍する羽田空港の国際線ターミナルらしく24時間年中無休。

料金は通常の利用で大人1人30分間までの利用で税込み1,030円を基本としつつ、15分の延長ごとに520円の加算されるというもの。

ただし、JAL上級会員のうち、

  • JMBダイヤモンド
  • JGCプレミア
  • JMBサファイア
  • JALグローバルクラブ

といったJMBクリスタルを除いた上級会員は当日に到着したJAL運航便の搭乗券と上級会員資格カードを提示すると、30分まで無料で利用可能。

もちろん、JAL運航の

  • ファーストクラス
  • ビジネスクラス

の搭乗者は、対象クラスで到着したことを示す搭乗券を提示するだけで、同じく30分まで無料で利用可能になります。

ただ、利用から30分経過後は通常の利用と同様に15分の延長につき、520円の追加料金が必要になるのは要注意。

無料で提供されるドリンクサービス

一般の利用者はもちろん、JAL上級会員や上位クラス搭乗者としての利用者にも提供される特典の1つが、無料のドリンクサービスです。

具体的には、

  • TIATシャワールームのお隣のタリーズで利用可能な200円分のクーポン
  • TIATシャワールーム内の自動販売機のペットボトル入りのミネラルウォーター(600ml)
  • TIATシャワールーム内の自動販売機のペットボトル入りのお茶(275ml)

のいずれから1つを無料で選べるというもの。

TIATシャワールーム内の自動販売機は受付近くのちょっとしたソファが置かれたエリアに設置され、コインなどを入れることなく、ボタンを押すだけで1本分の飲み物が提供される様になっていました。

ちなみに、この自動販売機の飲み物はシャワーを利用した後のタイミングでも、シャワーを利用する前のタイミングのどちらでの提供を受けられますから、自由度の点で嬉しいポイントの1つ。

シャワールームの設備とアメニティ

受付では、シャワールームのドアを開けるための鍵と最初の30分間の利用時間を示す紙を手渡され、シャワールームが並ぶ廊下を指定された部屋まで歩くことになります。

部屋のドアには、シャワールームを判別するためのアルファベットが掲示。

部屋の中に入ると、洗面所タイプの脱衣所。

そして、奥にはドアで仕切られた形のシャワールームが用意されていました。

洗面所に向かって右側には、タオル、ドライヤーがかごにまとめられています。

その反対側には、紙コップと綿棒、ボックスティッシュに加え、コンパクトなゴミ箱。

さらに、足元には、シャワーを利用する時に脱いだ靴を入れておくための靴用のケースと靴べらが設置されていました。

肝心のシャワールームはというと、ハンドシャワーだけが用意されたシンプルなもの。

ただし、お湯の温度設定や湯量には問題はなく、快適に利用できるのは好印象。

また、シャンプー、リンス、ボディーソープなどの必要最低限のものもシャワールーム内に用意されているのも気軽な利用ができる点で嬉しい方も多いはず。

確かに、こうして見てみると脱衣所もシャワールームも広いというわけではないものの、コンパクトなスペースに必要なものをしっかり詰め込んでいる印象は十分で、特に不便を感じることはありません。

実際、脱衣所には、身支度の時に落ち着いて作業ができるよう、丸い椅子も用意されているなど、しっかりと配慮して欲しいポイントは押さえられていると感じました。

ワンワールド他社運航便での利用

JAL運航便での利用は全く問題なく可能なTIATシャワールームですが、少しだけ悩むことになりそうなのが、JAL以外のワンワールド加盟航空会社運航の国際線で羽田空港に到着した時のこと。

例えば、アメリカン航空が運航する国際線エコノミークラスで到着し、JALの上級会員資格用のカードとアメリカン航空の搭乗券を提示した場合、無料でTIATシャワールームを利用できるのかということです。

その結果はというと、コードシェア便も含め、JALが運航する以外の到着便での利用はできないというもの。

そのため、あくまでJAL運航便利用者を対象にしたサービスということを覚えておくのがおすすめです。

まとめ

到着時にも利用できるシャワーサービスということで意外に嬉しいTIATシャワールーム。

もちろん、いくら上級会員資格を持っていたり、上位クラスに搭乗したとしても、JALが運航する到着便以外では利用できないなどの制限はあるのは要注意ですが、シャワーを浴びてすっきりできるメリットはなかなか大きなものです。

また、シャワー利用以外でも、着替えや身支度などのリフレッシュ利用も、特に問題ない良いようですから、そういった気軽な利用も選択肢として面白いと思いますよ。

ちなみに、成田空港にもJAL運航の国際線での到着時に利用できる他のホテルの設備を活用したシャワーサービスもあるのですが、立地が導線から遠く離れ、アクセスの面では手軽な利用が難しいことが、羽田空港のTIATシャワールーム利便性をより際立たせていると感じています。

コメント

  1. けいちゃん より:

    情報ありがとうございます。大きなスーツケースとかの置き場所はどうなっているのでしょうか。

    • スタ好き より:

      コメントをいただき、ありがとうございます。

      利用者ごとに割り当てられる個室タイプのシャワールームに持ち込めないような大型のスーツケースは、受付の向かい側にある待合スペースの壁周辺にまとめて保管されるというような運用になっている様子でした。
      そのため、着替えなど必要なものだけ取り出してシャワーを利用している方も意外に多く見かけるのですが、個人的に特に不便という印象は感じませんでした。