あまりの人気のために店頭での自由な購入が制限され、抽選に当選しての購入が必須となっていることから、幻の焼酎とまで評される森伊蔵。
その森伊蔵とJALとの関係は深く長く、国際線と国内線のファーストクラス機内サービスでの提供されているため、安定して森伊蔵を楽しめる貴重なチャンスなのは間違いありません。
また、森伊蔵を機内で楽しむだけではなく、機内販売で購入し、地上に降りてから楽しむことができるのもJALを利用するメリットの1つ。
というのも、国際線ファーストクラスとビジネスクラス利用者限定ですが、一部対象路線で毎年春から夏にかけて森伊蔵の機内販売が実施されているからです。
ただし、機内販売用の森伊蔵は1便ごとに搭載されている本数が限られていることに加え、ファーストクラス利用者や上級会員の購入が優先されるなど、購入できるのかどうかはその時になってみないと分からない運次第の要素に左右されます。
実際、購入希望者が多い場合、早い者勝ちの争奪戦の様相を呈しますから、せっかく森伊蔵が機内販売で提供される時期に対象路線のビジネスクラスを利用したのに、全く買えないなんてことも可能性としては十分考えられること。
目次
事前予約可能で必ず機内販売で購入できる森伊蔵
では、機内販売で提供される森伊蔵のすべてが争奪戦を勝ち抜いた時にしか買えないのかというと、実はそうではありません。
なぜなら、これまた期間限定で必ず購入できる事前予約可能な森伊蔵が機内販売で提供されるからです。
それが楽酔喜酒 森伊蔵。
この楽酔喜酒 森伊蔵は極上森伊蔵の3年熟成時間を大幅に上回る10年にも及ぶ年月の熟成を経た古酒の1つと呼べる焼酎で、定価は1本600mlで36,200円。
定価の時点で焼酎としてはもちろん、お酒としても高価格な商品ですから、品質はもちろん、ケースや瓶、専用のバッグなどにもこだわりが盛り込まれています。
楽酔喜酒 森伊蔵の事前予約申し込み条件
この楽酔喜酒 森伊蔵の機内販売は森伊蔵の販売ではとても珍しく、事前予約の申し込みが完了できたなら必ず購入できるチャンス。
ただし、事前予約の申し込みには条件が設定されていて、JALの上級会員のうち、JMBダイヤモンド会員とJGCプレミア会員という、上位2つのいずれかの会員資格に到達している必要があります。
この部分が楽酔喜酒 森伊蔵の購入で最大の難関ですが、これさえ突破できたなら、とても貴重な一本を購入できる道が開かれるため、上級会員資格の魅力的な特典の1つとして考えることもできそうですね。
また、機内販売の事前予約対象になっている欧米路線にオーストラリア線、ジャカルタ線を加えたJALにとっての主要路線や戦略的に重要な路線に、予約を確保していることも重要です。
ただし、利用するクラス自体に制限はなく、仮にエコノミークラスの利用でもJMBダイヤモンド会員やJGCプレミア会員として事前予約が出来たのなら、問題なく楽酔喜酒 森伊蔵の購入が可能。
さらに、その予約が楽酔喜酒 森伊蔵の一般販売期間と同じ、12月15日以降となっていることも忘れてはいけないポイント。
楽酔喜酒 森伊蔵の予約手続き
JMBダイヤモンド会員とJGCプレミア会員のみという条件があるためか、肝心の予約手続きも少し特別な方法が採用されています。
具体的には、機内販売での購入を希望する便を予約した状態で、JMBダイヤモンド会員とJGCプレミア会員が利用可能な国際線予約用の電話窓口、ダイヤモンド・プレミア予約デスクへの電話で申し込むというもの。
とは言え、手続きはとても簡単で、事前予約する便名と商品名を確認するだけで数分で完了する程度。
ただし、楽酔喜酒 森伊蔵を事前予約した便から先に乗り継ぎがある場合には、液体物の扱いや注意点についての案内が追加されることもあるはず。
事前予約での本数制限とキャンセル条件
楽酔喜酒 森伊蔵の事前予約での購入で気になるのは、購入可能な本数の制限と事前予約後のキャンセル条件。
まず、購入可能な本数については、JMBダイヤモンド会員やJGCプレミア会員1人につき1便で1本という制限が設定されています。
つまり、対象の上級会員が往路と復路で楽酔喜酒 森伊蔵の事前予約対象路線を利用する場合、往路で1本、復路で1本の合計2本まで購入することも可能ということに。
また、キャンセル条件については、あくまで機内販売の事前予約というサービスのため、予約便の出発前の電話でのキャンセルはもちろん、機内で商品を確認してからのキャンセルも基本的にはペナルティなしで対応してもらえるという、とても条件の緩いものになっています。
楽酔喜酒 森伊蔵の販売期間
この楽酔喜酒 森伊蔵の事前予約での購入で一番気をつけなくてはいけないと感じるポイントが販売期間です。
というのも、2017年の場合、楽酔喜酒 森伊蔵自体は11月-12月分の機内販売カタログに掲載されているものの、販売自体は12月15日以降の出発便に限られているため、カタログ掲載期間の大半は購入できないことになっています。
また、それ以降の楽酔喜酒 森伊蔵の機内販売については、12月下旬に1月-2月分の機内販売カタログが公表されない限り判断できず、しかも、販売継続の可否は12月中の予約数や販売数に左右されるという運の要素もたっぷり。
そもそも事前予約自体は3ヶ月先まで申し込みを受け付けてもらえるルールなのですが、楽酔喜酒 森伊蔵についてのみ、1月以降の販売状況が予測できないという理由で、事前予約を受け付けてもらえません。
そう考えると、確実に購入できるのは、12月15日から12月31日までのとても短い期間だけと言えそうですね。
実際、一般販売では12月15日の抽選に当選してようやく購入のチャンスが与えられるわけですから、機内販売での購入でもある程度購入期間が制限されてしまうリスクがあるのも仕方がないのかもしれません。
まとめ
そんな楽酔喜酒 森伊蔵ですが、私自身、ちょうど12月中旬から事前予約での機内販売の対象路線に搭乗する予定があったので、復路の便で1本を予約してみることにしました。
特に、ただでさえ免税によって36,200円という日本国内の販売価格よりも安価なことに加えて、JALカードで決済する場合、そこからさらに10%引きになるのも、嬉しいと感じるメリット。
これまでに、通常の一般的な森伊蔵に加え、JAL国際線ファーストクラスのニューヨーク線とロンドン線限定で提供される極上森伊蔵は実際に楽しんだことがありますから、それらと比較する形で、森伊蔵の中でも最上とされる楽酔喜酒 森伊蔵を味わって楽しみたいと思っています。
コメント