2022年12月新規追加 関西空港プライオリティパス対応レストラン「ぼてぢゅう1946」&「 Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」(アクセス、利用条件、全提供メニューと金額、3400円を超えた時の支払方法、2店舗連続利用や同日複数回利用の制限)

空港を利用する際に活用できると、旅が快適でぐっと楽しいものになる存在の1つが空港ラウンジです。

空港ラウンジには、主に、

  • ゴールド以上のクレジットカード会員向けラウンジ
  • 航空会社上級会員向けラウンジ

などが一般的ですが、これら以外にも、利用料金さえ支払えば、誰でも利用できるラウンジサービス提供会社が運営しているラウンジもあります。

世界のあちこちに存在するそうした都度利用タイプのラウンジとそれぞれ契約した上で、それらを束ねて世界中の空港でラウンジを利用できる会員サービスとして提供されているのが、コリンソン(Collinson)社によって運営されているプライオリティパス(Priority Pass)です。

実際、プライオリティパスで利用可能なラウンジは、基本的にクレジットカード会員向けのラウンジよりもサービスが充実しているのはもちろん、他では見かけないなかなかに個性的な内容のサービスが提供されていることも多く、1つの空港で両方のラウンジが利用できる場合、プライオリティパス対応ラウンジと航空会社の上級会員向けラウンジとどちらを利用するべきなのか、迷ってしまうこともあるほど。

しかも、空港によっては、ラウンジサービスだけではなく、提携しているレストランでの一定金額までの飲食が無料になるサービスも用意されていることもあります。

この場合、決められた金額までなら、自分の好きな料理や飲み物を自由に楽しめるわけですから、個人的には、航空会社のラウンジと比べても、ビジネスクラスラウンジ以上ファーストクラスラウンジ未満のかなりの満足度と感じています。

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関西空港国内線ぼてぢゅうの利用可能航空会社と店舗へのアクセス

そんな私にとってもお気に入りな、プライオリティパスのレストラン利用に新たな店舗が加わることになりました。

それが、大阪・関西国際空港 第1ターミナル国内線制限エリアに立地している、

  • ぼてぢゅう1946
  • Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU

です。

これらの店舗は、別々の名称が付けられているだけではなく、プライオリティパスの関西空港での提供サービス詳細ページでも、異なる店舗として案内されているのですが、実際には、同じ1つの店舗としてサービスが提供されているのは少しだけ要注意かもしれません。

実際、プライオリティパスでの利用手続きはぼてぢゅうの店舗カウンターで行い、席もそのままぼてぢゅうの店舗内の席に案内されるのですが、後述するように、注文自体は、

  • ぼてぢゅう1946
  • Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU

の両方の店舗が提供するメニューから区別されることなく自由に可能になっています。

そのぼてぢゅうへのアクセスですが、関西国際空港の第1ターミナル国内線制限エリアに立地しているため、第1ターミナルを発着する国内線を利用することがもっとも重要な必須条件です。

逆に、同じ関西空港を発着する便でも、

  • 国内線の制限エリアとは行き来できない国際線利用時
  • 国内線でもターミナル自体が異なる第2ターミナル発着の国内線利用時

には、プライオリティパスでのぼてぢゅうの利用は不可ということですね。

ちなみに、関西空港の国内線の利用ターミナルは、2022年12月現在、

第1ターミナル:

  • JAL
  • JTA
  • ANA
  • スターフライヤー
  • ジェットスタージャパン

第2ターミナル:

  • ピーチ

となっていますから、関西空港発着の国内線でも、ピーチ利用時だけは、プライオリティパスでのぼてぢゅう利用が不可ということになります。

また、関西空港第1ターミナルの国内線では、出発便も到着便も同じ制限エリアを共有しています。

そのため、同じ国内線でも制限エリア内で出発エリアと到着エリアに分かれている羽田空港第2ターミナルのように、これらのエリア間の移動には、乗り継ぎ用の搭乗券など特別な条件が必要というわけではありません。

しかも、そうしたターミナルの特性を活用しているのか、関西空港国内線のプライオリティパスでのぼてぢゅう利用は、

  • 関西空港から出発する往路時
  • 関西空港に到着する復路時

の両方の利用が正式に認められていますから、利用する機会がぐっと増えるのは嬉しいポイントですね。

そうなると気になるぼてぢゅうの場所ですが、関西空港第1ターミナルの国内線制限エリア自体がお土産屋さんなどのショップ、ぼてぢゅうを含めたレストラン、さらには航空会社の上級会員向けラウンジに至るまで、かなりコンパクトにまとめて配置し、利用者は必ずそのエリアを通るような導線になっているため、お店が多く華やかなエリアに差し掛かったタイミングで、周りを見渡してみると意外と簡単にぼてぢゅうの店舗が見つかるはずです。

さらに、営業時間は、年中無休で5時30分から22時30分まで(ラストオーダー22時)と、早朝から夜遅くまで営業しているため、せっかくの関西空港発着の国内線を利用するのに、発着時間の関係で利用できないという心配がかなり少なくなるのも嬉しいですね。

ただし、後述するように、5時30分から10時までは、営業自体が行われているものの、一部のメニューしか利用できないモーニングの時間帯とされているのは少しだけ要注意かもしれません。

関西空港国内線ぼてぢゅうのプライオリティパスでの利用方法

こうして利用することになる関西空港国内線のぼてぢゅうですが、実際の手続きとしては、上の写真に写っている、プライオリティパス利用者向けの受付カウンターで、

  • プライオリティパス
  • 利用当日に関西空港第1ターミナルを発着する国内線の搭乗券などの搭乗媒体

の2点を提示して、プライオリティパスでの利用を希望している旨をカウンターのスタッフに伝えます。

すると、担当スタッフがプライオリティパスと搭乗券などの搭乗媒体をチェックし、プライオリティパスの利用登録や搭乗媒体の内容記録などを行った後、利用者に利用上の条件や内容を確認した上で専用端末上の確認ボタンをタッチするように案内してくれるはずです。

そうした一連の手続きが完了すると、上の写真のような利用者控えが手渡され、そのままぼてぢゅうの店舗内の席に通されます。

ちなみに、プライオリティパス利用時に、テイクアウトでのぼてぢゅう利用は不可とされているため、必ず席が用意され、そこに案内されることになります。

つまり、混み合っているなどの事情ですぐに席が用意できない時には、他の利用者が食事を終えて、席に空きが出るまでの時間を待つ必要があるというリスクも考えられますね。

そうして案内されるぼてぢゅうの店内は和の要素を感じる落ち着いたものに統一されています。

また、店内は比較的ゆったりとしたスペースの使い方になっているのも、ゆったりと食事を楽しむ上では好印象ですね。

ちなみに、このぼてぢゅうは、2022年10月26日に関西空港第1ターミナルの国内線制限エリアのリニューアルに合わせてオープンしたのですが、そうした最新の店舗だけあって、効率的なオペレーションが行う上での工夫や仕組みが見られるのも特徴と言えるかもしれません。

実際、店舗内のスタッフに注文を行うと、一部の例外を除いて注文商品はそのまま席に届けられるのではなく、それぞれの席にあるペイジャーが注文商品の準備が完了したことを知らせてくれます。

その後、利用者自身が店舗内にある受け取り口に料理や飲み物を受け取りに行く必要があるのは少しだけ要注意かもしれません。

また、受け取りの際には、受け取り口でペイジャーそのものを手渡すことはなく、席から持っていくこと自体不要なのですが、ペイジャーの側面に表示されている、ペイジャーの番号を覚えて、受け取り口のスタッフにすぐ伝えられるようにしておくとスムーズだと感じました。

受け取り口で手渡される料理や飲み物は、上の写真のようなトレーの上に用意され、それを席まで持ち帰ることになります。

ちなみに、注文手続き自体は、かなりお手軽で、よほど混雑していない限り、紙のメニューから好きな料理や飲み物を選んだ後、店舗内のスタッフに声を掛けることでも可能でした。

また、空港内の店舗ということもあってか、ぼてぢゅうのそれぞれの席には、利用者が自由に利用可能な充電用のUSBコネクタが用意されていました。

ただ、最大で4名が一度に利用できる1つのテーブルに1つのみ用意されているため、充電を希望する利用者が多いと少し困るかもしれませんね。

加えて、飲み物は有料のものばかりではなく、セルフサービスなものの、冷たい水限定で無料で利用できるように紙コップとセットで店内に用意されていました。

関西空港国内線ぼてぢゅうのモーニングメニューとグランドメニューの注意点

こうして楽しむことになる関西空港国内線のぼてぢゅうですが、気になることといえば、どんなメニューがどんな金額で楽しめるのかということかもしれません。

やはり、せっかくプライオリティパスで利用可能な3,400円分の特典を十分活用したいはずですから。

そこで、次の項目では、2022年12月現在の関西空港国内線ぼてぢゅうの全メニューとその金額をメニュー写真と合わせて紹介したいと思います。

この情報を活用することで、来店前にある程度注文するメニューの組み合わせを検討することも可能でしょうから。

ただし、関西空港国内線のぼてぢゅうでは、先程簡単に触れたように、

  • モーニングメニュー提供時間帯:5時30分から10時まで
  • グランドメニュー提供時間帯:10時から22時30分まで

というように2つの時間帯に分かれていて、モーニングメニュー提供時間帯には、提供可能なメニューが大きく制限されているのは要注意です。

ちなみに、モーニングメニュー提供時間帯のメニューは上の写真のような赤系統の色合いになっていて、10時を境に紙のメニュー自体が物理的に切り替わることになります。

ちなみに、グランドメニューの方はと言うと、上の写真のように、黒と白を基調としたものになっていて、モーニングメニューとははっきり異なることが分かりますね。

また、モーニングメニュー提供時間帯に入店し、グランドメニューの提供が開始される時間帯になった場合でも、特に利用者側での手続きは不要で、店舗内のスタッフからモーニングメニュー用のメニューと交換でグランメニュー用のメニューが手渡されるのみ。

領収書の明細でも、モーニングメニュー提供時間帯の商品には、モーニングでの利用を示す(M)の文字が品目名の欄に追加されることからも確認可能です。

関西空港国内線ぼてぢゅうのモーニングメニューと金額

  • てんぷら讃岐うどん 税込1,408円
  • かほく冷たい肉そば 税込1,298円
  • ごはんセット 税込275円
  • サラダセット 税込275円
  • グリルドチーズサンド 税込1,298円
  • コンチネンタルプレート 税込1,518円
  • ヨーグルト 牧場スムージー 完熟バナナ 税込638円
  • ヨーグルト 牧場スムージー プレーン 税込528円
  • ヨーグルト 牧場スムージー ミックスベリー 税込638円

  • だるま軒監修 元祖 札幌醤油ラーメン 税込1,180円
  • ひぐま監修 札幌芳醇白味噌ラーメン 税込1,408円
  • 特一竜監修 なつかし塩ラーメン 税込1,298円
  • in EZO監修 じゃが白湯味噌バターコーンラーメン 税込1,408円
  • 札幌ラーメン武蔵監修 熟成辛味噌ラーメン 税込1,298円

  • たこ焼 税込748円
  • 77年月見焼そば 税込1,298円
  • 元祖とん玉 税込1,298円
  • 発祥モダン焼 税込1,298円
  • 金賞からあげ ぼてから(4個) 税込858円
  • とんぺい焼 税込968円

  • あかし玉子焼 税込858円
  • みしまコロッケ(1個) 税込308円
  • 日本ウインナー(5本) 税込748円
  • 大阪すじコン煮 税込748円
  • 水なすの浅漬 税込638円
  • 炙りポークジャーキー 税込638円
  • 枝豆 528円

  • ヨーグルト 牧場スムージー 完熟バナナ 税込638円
  • ヨーグルト 牧場スムージー プレーン 税込528円
  • ヨーグルト 牧場スムージー ミックスベリー 税込638円
  • ひやしあめコークレモン 税込638円
  • ひやしあめジンジャーオレンジ 税込638円
  • 伊良コーラ 税込748円
  • ひやしあめ 税込528円
  • コーヒー 税込528円
  • アイスコーヒー 税込528円
  • カプチーノ 税込528円
  • ウーロン茶 税込528円
  • オレンジジュース100% 税込528円
  • ジンジャーエール 税込528円
  • コカコーラ 税込528円
  • コカコーラゼロ 税込528円
  • カルピス 税込528円
  • カルピスソーダ 税込528円
  • ザ・プレミアム・モルツ 生ビール 税込748円
  • 角ハイボール 税込638円

  • 大阪塩バターどら焼 税込418円
  • 昔わらび餅 税込638円
  • 利休抹茶あいすくりーむ 税込638円

関西空港国内線ぼてぢゅうのグランドメニューと金額

  • ひやしあめ 税込528円
  • ヨーグルト 牧場スムージー 完熟バナナ 税込638円
  • ヨーグルト 牧場スムージー プレーン 税込528円
  • ヨーグルト 牧場スムージー ミックスベリー 税込638円

  • ひやしあめコークレモン 税込638円
  • ひやしあめジンジャーオレンジ 税込638円
  • 伊良コーラ 税込748円
  • コーヒー 税込528円
  • アイスコーヒー 税込528円
  • カプチーノ 税込528円
  • ウーロン茶 税込528円
  • オレンジジュース100% 税込528円
  • ジンジャーエール 税込528円
  • コカコーラ 税込528円
  • コカコーラゼロ 税込528円
  • カルピス 税込528円
  • カルピスソーダ 税込528円
  • 富士ミネラルウォーター 税込220円
  • 山崎プレミアムソーダ 税込418円

  • ザ・プレミアム・モルツ 生ビール 税込748円
  • ノンアルコールビール ALL FREE 税込638円
  • 碧(あお)プレミアムハイボール 税込968円
  • 響(ひびき)ジャパニーズハーモニー(YAMAZAKIプレミアムソーダ付) 税込1,980円
  • 角ハイボール 税込638円
  • 山崎 ノンヴィンテージ(YAMAZAKIプレミアムソーダ付) 税込1,650円
  • 山崎12年(YAMAZAKIプレミアムソーダ付) 税込2,750円
  • 梅酒(山崎蒸溜所樽仕上げ)(YAMAZAKIプレミアムソーダ付) 税込748円

  • クラフトジン「ROKU」ジンソーダ 税込748円
  • ザ・大阪 ひやしあめサワー 税込638円
  • こだわり酒場のレモンサワー 税込638円
  • 大阪塩バターどら焼 税込418円
  • 昔わらび餅 税込638円
  • 利休抹茶あいすくりーむ 税込638円

  • たこ焼(6個) 税込748円
  • とんぺい焼 税込968円
  • 金賞からあげ ぼてから(4個) 税込858円
  • 串かつ盛り合せ(5本) 税込1,298円

  • 元祖 とん玉 税込1,298円
  • もちチーズ in とん玉 税込1,518円
  • ミックス玉 税込1,580円
  • ねぎ焼 税込1,738円
  • ごはん 税込275円
  • ごはんセット 税込418円
  • 発祥 モダン焼 税込1,738円
  • ねぎ焼モダン 税込1,848円
  • 77年ミックス月見焼そば 税込1,738円
  • ミックスオムそば 税込1,848円

  • にくトロホルモン 税込1,738円
  • 牛ハラミ焼肉 税込1,738円
  • 肉汁 鉄板餃子(6個) 税込858円
  • 牛焼肉ペッパーガーリックライス 税込1,738円
  • ぼっかけそばめし 税込1,408円

  • 枝豆 528円
  • 水なすの浅漬 税込638円
  • 炙りポークジャーキー 税込638円
  • 大阪すじコン煮 税込748円
  • コンビネーションサラダ 税込1,298円

  • 十和田バラ焼き(定食) 税込1,738円
  • 十和田バラ焼き(単品) 税込1,408円
  • 横手やきそば 税込1,298円
  • かほく冷たい肉そば 税込1,298円
  • 上州太田焼きそば 税込1,298円
  • 富士宮やきそば 税込1,298円
  • 浜松餃子 税込858円
  • 高槻うどんギョーザ 税込858円
  • あかし玉子焼 税込858円
  • ひるぜん焼きそば 税込1,298円
  • 今治焼豚玉子飯 税込1,298円
  • シシリアンライス 税込1,408円

  • だるま軒監修 元祖 札幌醤油ラーメン 税込1,180円
  • ひぐま監修 札幌芳醇白味噌ラーメン 税込1,408円
  • 特一竜監修 なつかし塩ラーメン 税込1,298円
  • in EZO監修 じゃが白湯味噌バターコーンラーメン 税込1,408円
  • 札幌ラーメン武蔵監修 熟成辛味噌ラーメン 税込1,298円

  • 牛カルビ焼肉丼 税込2,178円
  • 十勝豚丼 税込1,518円
  • 割烹の豚かつ煮丼 税込1,408円
  • おかやまデミカツ丼 税込1,408円
  • 絶品 親子丼 税込1,408円
  • かしわバター丼 税込1,408円
  • 本マグロ海鮮宝箱 税込2,508円
  • 藁焼かつおタタキ丼 税込1,408円

  • てんぷら讃岐うどん 税込1,408円
  • かほく冷たい肉そば 税込1,298円
  • あぺたいと 両面焼きそば 税込1,298円
  • ヨコイ 元祖 あんかけスパゲッティ 税込1,408円
  • 横浜 鉄板ナポリタン 税込1,408円

  • 炙りサーモンロール(8貫) 税込1,628円
  • 炙りサーモンロール(4貫) 税込858円
  • スパイシーツナロール(8貫) 税込1,628円
  • スパイシーツナロール(4貫) 税込858円
  • 鰹の藁焼サラダ 税込1,298円
  • 元祖 中津からあげ 税込858円
  • みしまコロッケ(1個)税込308円

関西空港国内線ぼてぢゅうの高価格帯メニューとおすすめの利用時間帯

このように多種多様なメニューが提供されている関西空港国内線のぼてぢゅうですが、より満足度の高い利用のために考える必要があるのは、どういったメニューを選択するのかということです

ちなみに、モーニングメニューとグランドメニューの両方の中から高価格な金額設定の商品に注目すると、そのトップ5は、

  • 山崎12年(YAMAZAKIプレミアムソーダ付) 税込2,750円
  • 本マグロ海鮮宝箱 税込2,508円
  • 牛カルビ焼肉丼 税込2,178円
  • 響(ひびき)ジャパニーズハーモニー(YAMAZAKIプレミアムソーダ付) 税込1,980円
  • ミックスオムそば 税込1,848円

となっていますから、一般的には高価格なものほど品質が高く、満足度も高くなる可能性を考えると、これらを選択の中心に据えてみるのも価値ある選択肢と言えるかもしれません。

また、モーニングメニュー提供時間帯とグランドメニュー提供時間帯のどちらの利用がおすすめなのかというと、一部ごはんセットのように、

  • モーニングメニュー提供時間帯:税込275円
  • グランドメニュー提供時間帯:税込418円

といった形で、モーニングメニューの方が同じ商品を安価に利用できるメリットは確かに存在するものの、肝心の提供されるメニュー自体が

  • モーニングメニュー提供時間帯:46種類
  • グランドメニュー提供時間帯:94種類

というように、あまりに大きな差がありますから、基本的には多くの選択肢から好きなものを自由に選んで楽しめる関西空港国内線のぼてぢゅうの魅力を満喫する意味でも、可能ならグランドメニュー提供時間帯の利用をおすすめしたいというのが正直な部分です。

実際、私も、関西空港国内線のぼてぢゅうを利用した時には、

  • 本マグロ海鮮宝箱 税込2,508円
  • 炙りサーモンロール(4貫) 税込858円

を注文し、リニューアル前のぼてぢゅうでは選択肢として存在すらしていなかった海鮮メニューを楽しんだのですが、その際の満足度もなかなか高いものになりました。

関西空港のある関西エリアでは、お好み焼きなどの粉ものをおかずにするという楽しみ方もありますから、本場関西の地で味わってみるというのも面白い選択と言えるかもしれません。

プライオリティパスでのレストラン利用特典3,400円分以上注文した時の支払方法

プライオリティパスの利用者は、このように多くのメニューの中から注文したい料理や飲み物を選ぶことになるのですが、レストラン利用特典で提供される3,400円という金額は料理だけを注文する場合には、意外にボリューム的に十分というのが実際に利用した正直な感想です。

もちろん、関西空港国内線のぼてぢゅうで提供されているメニューは、空港価格で多少割高な金額設定のものもあるのですが、それを割り引いてもかなり満足できるという方も多いはず。

ただし、アルコールを中心とした飲み物を多めに注文してしまうと、その状況は大きく変わってしまい、結果的に3,400円という金額を越えてしまうかもしれません。

とは言っても、そうした場合でも会計の時には注文した合計金額から3,400円を割引した残りの差額を支払うだけですから、お手軽にお得なレストラン利用が可能ということに変わりはないですね。

また、差額の支払いには、現金の他に、

  • VISA(コンタクトレス決済も含む)
  • マスター(コンタクトレス決済も含む)
  • 銀聯
  • JCB(コンタクトレス決済も含む)
  • アメックス(コンタクトレス決済も含む)
  • ダイナース
  • 微博
  • Alipay
  • Apple Pay
  • iD
  • QUICPay
  • EDY
  • WAON
  • 各種交通系IC

などのキャッシュレス決済も利用可能になっているのも嬉しいポイントですね。

ただし、KIX-ITMカードなどの利用者を対象に提供される関西空港内の店舗利用者向けの割引特典との併用は、プライオリティパスでの利用を申し込んだ時点で不可とされるので、その部分だけは注意が必要かもしれません。

関西空港内でのプライオリティパスの2店舗連続利用や同日複数回利用の制限

こうしてプライオリティパス利用者向けに、満足度が高く、なかなかよく考えられたサービスが提供されている関西空港国内線のぼてぢゅうですが、ルール上で気になる部分が存在していたのも事実です。

それは、

  1. 別々のレストランとして登録されている「ぼてぢゅう1946」と「Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」のそれぞれで1回ずつプライオリティパスが利用でき、合計2回分最大6,800円の飲食が楽しめる2店舗連続利用は可能なのか
  2. 関西空港を同日に発着する往路と復路の両方でプライオリティパスの利用が可能で、往復合計2回分最大6,800円の飲食が楽しめる同日複数回利用は可能なのか

という2つの疑問点です。

まず、1つめの疑問点は、プライオリティパスの公式サイト内にあるの関西空港の詳細ページでも、「ぼてぢゅう1946」と「Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」は別々のレストランとして登録されているため、それぞれ1回ずつ合計2回のレストラン利用特典が楽しめるかもしれないと期待してしまうのがその大本の原因となる部分です。

これに対する2022年12月時点での回答は、「ぼてぢゅう1946」と「Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」の別々の店舗としての合計2回分最大6,800円の飲食利用は不可というもの。

なぜなら、前述のモーニングメニューやグランドメニューを確認してみると分かるように、プライオリティパス利用者として受付を行った後は、「ぼてぢゅう1946」と「Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」のどちらのメニューも特に問題なく注文可能になっていて、これら2つの名前の店舗は実質的に同一の店舗として営業しているからです。

また、2つめの、同日複数回利用については、前述の利用条件でも触れたように、関西空港の国内線のぼてぢゅうでは、関西空港を出発する往路と関西空港に到着する復路の両方で利用可能というルールになっていますから、仮に関西空港に到着したのと同じ日に関西空港を出発した場合、合計2回分最大6,800円の飲食利用に期待してしまう方も少なくないはずです。

これについての2022年12月時点での回答は、往路と復路のそれぞれプライオリティパスでの利用で、別々の搭乗券などの搭乗媒体を提示できる場合は問題なく利用可能というものになります。

事実、関西空港国内線のぼてぢゅうでのプライオリティパス受付時には、受付端末で搭乗券などの画像データ取得などの操作も行われているようで、スタッフの方によると、複数回の利用でも正規の利用かどうかの確認は可能になっているとのことでした。

これについては、実際に私も試すことになったのですが、

  • 朝早くに関西空港に到着する便
  • 夜遅くに関西空港を出発する便

の2便を同じ2022年12月1日に利用したため、関西空港国内線のぼてぢゅうを訪れた際には、同じプライオリティパスをそれぞれ別々の搭乗券と共に朝と夜の合計2回提示したのですが、問題なく受け付けてもらえました。

上の写真でも、2枚のレシートの伝票番号の最初の8ケタが両方とも2022年12月1日の利用を示す「20221201」となっていることが分かるはずです。

もちろん、関西空港を同日に発着する日帰り往復を利用するという方はあまり多くはないかもしれませんが、それでも、海上に立地するため24時間運用可能という空港としての特性から、朝早くに関西空港に到着する便と夜遅くに関西空港を出発する便を組み合わせると、関西空港から関西エリアへの地上アクセスの時間を割り引いても、意外に十分な関西での滞在時間を確保することも可能なのも事実です。

特に、成田空港を中心とする東京エリアと関西空港を結ぶ路線はLCCを含め、多くの航空会社が参入し、しのぎを削る激戦区ですから、時々チェックしてみるとお手軽&お得な料金での利用が可能になったりと、ちょっとした宝探し感覚で利用できるのも嬉しい部分かもしれません。

まとめ

ラウンジとは大きく異る楽しさを提供してくれるプライオリティパスのレストラン利用特典。

関西エリアの空港といえば、中心部からのアクセスがあまりに優れた伊丹空港がその盟主としてはっきりとした存在感を発揮しながら君臨しているため、国内線の利用であえて関西空港を利用するというのは、LCCでの利用を除くとあまり積極的に選ぶ選択肢とは言えないものだったかもしれません。

しかし、同じ国内線の利用でも、プライオリティパスを保有しているだけで、関西空港での出発前と到着時に、3,400円分のレストランでの食事が楽しめるとなれば、話は違ってくるというかたもいらっしゃるはず。

実際、その満足度はなかなか高く、私自身、前述の通り、国際線の航空会社のラウンジと比べても、ビジネスクラスラウンジ以上ファーストクラスラウンジ未満の魅力は感じるくらいですから。

2022年10月に大規模なリニューアルでとてもきれいで使いやすくなり、さらに12月にはぼてぢゅうでのプライオリティパスレストラン利用という強力な武器を手に入れた関西空港に一度訪れてみるのもとてもおすすめだと思いますよ。

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