2017年-2018年の年末年始のヨーロッパ周遊旅行で訪れたバルセロナではヒルトンバルセロナ(Hilton Barcelona)に宿泊しました。
このヒルトンバルセロナはディアゴナル通り(diagonal)というバルセロナ市内を貫く大きな通りに面しているホテル。
また、ホテルから直線距離で400mほどのメトロ最寄り駅には空港からは始発と終点を含むの1回の乗り換えだけで到着できるため、アクセス面でもまずまず良好と言えます。
ちなみに、ホテル自体は、サグラダ・ファミリア、グエル公園、グエル邸、ピカソ美術館など、主要な観光地のあるからは少し距離が離れた立地にあるため、メトロなどの公共交通機関の利用が必須なものの、その起点となるメトロ駅が近いため、なかなか快適にバルセロナでの観光を楽しめるホテルの1つです。
目次
空港からホテルまでの利用経路と地下鉄マップの入手
そんなヒルトンバルセロナへは空港から地下鉄を利用して訪れることにしました。
というのも、バルセロナのエルプラット空港からヒルトンバルセロナまでは、
L9:Aeroport1(始発駅)→Zona Universitària(終点。始発駅から数えて14個目)
↓↓↓
~L9からL3にZona Universitària駅構内のみで乗り換え~
↓↓↓
L3:Zona Universitària(始発駅)→Maria Cristina(始発駅から数えて2個目)
というように、地下鉄だけで分かりやすく移動できるから。
もちろん、地下鉄の利用ですから帰りは行きと全く逆に同じ路線と駅を利用するだけでホテルから空港に到着できます。
こうしたシンプルな形での地下鉄の利用は、バルセロナを含め、スペインの都市部ではスリの被害が深刻とされていることを考えると、あれこれ迷うことなく交通機関が利用できる以上、貴重なメリットの1つになるはず。
ちなみに、バルセロナ市内の地下鉄では積極的な新規路線開通と新駅増設が行なわれているようで、たった1年前の路線図に今現在利用できる路線や駅が影も形もないということが当たり前のように起こってしまいます。
そのため、バルセロナを訪れる時には、メトロなどのバルセロナ市内の公共交通機関を運営しているTMBの公式ホームページにアクセスして、PDF形式やJPEG形式の最新地図や路線図を入手するのが本当におすすめ。
空港からヒルトンバルセロナへのおすすめチケット
地下鉄を利用する場合、ヨーロッパの多くの都市と同様に、地下鉄駅に用意された自動券売機を利用することになります。
もちろん、空港にも分かりやすい場所に十分な数が完備済み。
さらに、言語の切り替えも
- カタルーニャ語
- スペイン語
- 英語
- フランス語
の4つの言語に対応しているため、日本人の場合は英語に切り替えるだけで問題なくチケットの購入が可能になるはず。
肝心のチケット購入では、観光客の場合、
- 1回券(Single ticket):2.2ユーロ=約303円
- 10回券(T-10):10.2ユーロ=約1,407円=1回あたり約140円
- 空港チケット(Airport ticket):4.6ユーロ=約634円
- 2日券、3日券、4日券、5日券(2 days~5 days Hola BCN):15~35ユーロ=約2,070円~4,830円
のいずれかを利用することになるはず。
いずれのチケットもバルセロナ市内の地下鉄はもちろん、バスや電車なども利用できるのですが、空港チケットと2日券~5日券までは空港からバルセロナ市内までのL9利用時の地下鉄料金も含まれています。
ヒルトンバルセロナにL9とL3の2つの路線を利用して訪れる場合には、空港チケットか2日券~5日券の利用が必須となることには要注意。
2泊3日の日程でバルセロナに滞在する我が家の場合、
- 空港チケット+10回券
- 2日券
のどちらを利用するのか正直迷いました。
しかし、今回の旅行では地下鉄など公共交通機関はピンポイントな利用に限られ、かなりの部分を足で歩いて、その間の風景も楽しむことを予定していたため、空港チケット+10回券を選んだのですが、しっかりバルセロナの街を堪能できて結果的には大正解だったように思います。
一方で、主要な観光スポットが密集しているとされるバルセロナでも、地下鉄などを積極的に利用すると、その利便性はとても高いものになるのは間違いありませんから、どんどん公共交通機関を活用する予定の時には、2日券~5日券のいずれかを選択するのがおすすめです。
ちなみに、上の写真で表示されている運賃は値上げが実施される前のもので、2018年1月現在の運賃は前述した通りの金額になってしまっているのは要注意。
空港から乗換駅Zona Universitàriaまでの移動
バルセロナのエルプラット空港は、よく整備と清掃が行き届いた空港で、到着した後の導線もとても分かりやすく用意されています。
実際、至る所に行き先を示す案内板が用意されていますから、その指示に従うだけで、到着階に降り立った後、難なく地下鉄乗り場に到着できるはず。
途中、長いエスカレーターを利用したりする機会があるものの、これは地下深くにしか建設できない最近完成したばかりの新しい路線を利用する宿命。
迷わずどんどん地下深くに降りていきましょう。
そうして到着した空港ターミナル1の地下鉄駅の最奥には、ホームドアが用意されたプラットフォーム。
L9の始発駅となるAeroport1と終点となるZona Universitàriaの間を行き来する電車は約10分弱程度の間隔で運行されているようですから、少し待つだけで問題なく乗車可能。
車内は往路も復路も安定してなかなかきれいな状態が維持され、他の利用者にも特に問題は感じることはなかったため、安心して利用できました。
ただし、この電車は優先席の表示が小さく、とても分かりにくいため、うっかり知らずにマナー違反をしてしまわぬように少しだけ注意が必要です。
乗換駅のZona Universitàriaに到着しても、乗り換え先のL3へ移動するための分かりやすい案内板が用意されているのは空港内と変わりありません。
しかも、乗り換えた先のL3のZona Universitària自体も始発駅ですから、進行方向は1つのみ。
他の駅のようにどちらの方向に進むためのホームなのか迷うリスクもなく、安心して乗り換えを行えるはず。
ちなみに、この乗り換えで少し珍しいと感じるのが、L9で到着したホームからこれからL3で出発するホームまで、たくさん用意されたエレベーターでの移動が必要になること。
通常はエスカレーターが主体だと思うのですが、L9とL3のホームの深さがかなり違うことと、位置の関係で設置するための面積が横に広がってしまうエスカレーターが設置できず、多数のエレベーターでカバーするという力技での解決が行われたのかもしれませんね。
乗換駅Zona Universitàriaからホテル最寄り駅Maria Cristinaへの移動
到着したL3のZona Universitàriaのホームはホームドアの設置はなく、一般的な地下鉄駅を思わせる作りでした。
さらにL3のZona Universitàriaを出発して2駅目でヒルトンバルセロナ最寄りのMaria Cristinaに到着。
このMaria Cristinaだけではなく、バルセロナの地下鉄駅を利用すると、どの出口が目的地に近い出口なのか迷うことも多くなるのですが、Maria Cristinaの場合、駅改札を出て、上の写真に写っている自動販売機型店舗に向かって右側に曲がった時に、ヒルトンバルセロナに最寄りの出口から外に出ることができます。
最寄り駅Maria Cristinaからヒルトンバルセロナへの移動
外に出ると、そこは正真正銘バルセロナの空の下。
ここから400mほどの距離をホテルまで歩くことになります。
とは言え、Maria Cristinaからヒルトンバルセロナに向かう道中には、大きなショッピングセンターとデパートが1軒ずつあるなど、人通りも多く、治安面でも大きな不安を感じないエリアです。
そうした印象は夜の時間帯でも大きく変わるものではありません。
そうしてディアゴナル通りを道なりに歩いていった先に見えてくるのがホテル前に国旗などを掲揚する広場を有したヒルトンバルセロナ。
また、上の写真には写っていないものの、ホテルの建物には遠くからも確認できる「Hilton」のネオン用のサインも設置されていますから、探しながら歩いていても見過ごすことを心配する必要はありません。
ホテルの中に入ると、4階まで吹き抜けになっている特長的なロビー。
そして、コンシェルジュを兼ねたフロントデスクが見えてきます。
こうして到着したフロントデスクでチェックインを行うことで無事ヒルトンバルセロナでのホテルステイがスタートすることになります。
まとめ
空港から市内への移動で、地下鉄での乗り換えが必要と聞くと、不安に感じる方も多いかもしれません。
しかし、ヒルトンバルセロナに地下鉄を利用して向かう場合、空港駅自体が始発駅なだけではなく、乗り換えで利用する駅が終点駅でさらに始発駅だったりと乗り換え自体はスムーズで安心感を感じるものです。
また、ホテルが立地しているエリア自体が徒歩での移動でも大きな不安を感じない治安の面で安定していることも、自由にのびのびとバルセロナの街を楽しむ上では、アクセス面でとても嬉しいメリットになりました。
そうしたアクセス面での満足感も理由の1つとして、ヒルトンバルセロナには次のバルセロナ滞在でもリピート宿泊するつもりです。
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