コンラッド東京 朝食満喫テクニック(3つのレストラン利用条件、ラウンジとの使い分け、限定メニュー・和朝食の魅力)

2017年現在日本国内でも最も上位のヒルトン系のホテル、コンラッド東京。

その地位は2017年6月のコンラッド大阪開業後も失われていません。

そんなコンラッド東京のサービスでお気に入りの1つが朝食。

地上28階にあるレストランや37階エグゼクティブラウンジからの眺めと共に楽しむ食事はとても魅力的なものです。

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3つの朝食用レストランの利用条件

コンラッド東京には、朝食が提供されるレストランが、

  • セリーズ
  • 風花
  • チャイナブルー

の3つ存在しています。

とは言え、これらのレストラン全てが常に朝食を提供しているわけではなく、当日の朝食利用者数の予測を元に、

  • 200人程度:セリーズのみ
  • 200人以上300人未満:セリーズ+風花
  • 300人以上:セリーズ+チャイナブルー

というような使い分けが行なわれていて、常に利用できるのはセリーズのみ。

風花とチャイナブルーに関しては、利用できるのかどうかは宿泊日当日の混雑状況に左右されるのは避けられません。

とは言え、よほどの閑散期を除いて、少なくとも週末に宿泊する場合は、セリーズのみでは対応できないようで、風花かチャイナブルーのいずれかは利用できるはず。

 

ちなみに、コンラッド東京の朝食は、

  • 月曜から金曜日:6時30分~10時30分
  • 土曜・日曜・祝日:7時00分~11時00分

というスケジュールで提供されているものの、朝食提供開始直後はセリーズしか利用できないことだけには要注意。

もし風花やチャイナブルーを利用したいのであれば、営業が開始される7時30分から8時以降の時間帯に28階を訪れるのがおすすめです。

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唯一のシティビューレストラン、セリーズ

3つのレストランの中で最もスタンダードな存在といえるのが、セリーズ。

朝食の利用者数に左右されず毎日確実に営業していることや、少なくとも朝食の時間帯では3つのレストランで最も接客などのサービスが安定していることからも分かります。

ただし、セリーズ最大の弱点が窓からの風景がシティビューに限られていること。

風花やチャイナブルーでは当然のように楽しめる東京湾を望むベイビューの眺望は期待できず、ビル群が目の前にあるのみ。

宿泊費でもシティビューとベイビューでしっかりと料金の差が設定されていることから考えると、ベイビューが楽しめないセリーズをあまり積極的に選びたくはありません。

廊下を横断してビュッフェ台を訪れる風花

セリーズでは十分に対応できない数の朝食利用者が予想される時に開かれるのが風花。

インテリアもカジュアルな印象のセリーズに比べて、和食をベースにしたレストランらしく、上品で落ち着いた印象を感じさせるものです。

もちろん、チャイナブルー同様、窓の外にベイビューの景色が楽しめるのはとても好印象。

 

その眺望をフル活用できるように工夫された席も用意されています。

そんな風花での朝食最大の弱点は、レストランの中にビュッフェ台が用意されていないこと。

そのため、上の写真に写っている廊下を挟んだセリーズに料理を取りに行く必要があり、実際、風花に案内される時には、ビュッフェ台から遠くなってしまうレストランという情報が伝えられます。

もちろん、後述するセットとして完成された和朝食だけをそのまま楽しんだり、ビュッフェ台と席を行き来する回数が少ないという場合はほとんど問題はありません。

しかし、いろんな料理が所狭しと並ぶコンラッドの朝食をしっかり楽しむのであれば、景色の良い風花ではなく、ビュッフェ台へのアクセスが良好なセリーズを選んだ方が、ビュッフェ台を訪れる度に多くの人が行き来する廊下を横断する必要が無い点で快適に感じる方が多いかもしれません。

最も完成度の高いチャイナブルー

セリーズ、風花、チャイナブルーの3つのレストランの中でも、最も気に入っているのは間違いなくチャイナブルー。

やはり、セリーズと風花で気になった、景色とビュッフェ台へのアクセスの両方が改善され、文句なしのレストランです。

レストランに続くエントランス自体もゆったりとスペースが確保され、総合的なインテリアの面でも、セリーズや風花と明確に差別化が行なわれています。

 

チャイナブルーの窓の近くの席からはダイナミックに迫る東京湾を望む風景が楽しめるため、席に案内される時には、窓側の席のリクエストが本当におすすめ。

その窓側以外の席も高さの確保といった工夫はされているものの、せっかくチャイナブルーを利用するのであれば、視線を遮るものがない状態で景色を楽しめる窓側の席を選びたいですね。

ビュッフェ台は料理や食べ物の配置やディスプレイこそ異なるものの、内容はセリーズと全く同じものが用意済み。

もちろん、チャイナブルーの利用は、宿泊日当日の朝食の利用者数に左右されるため、運次第の部分もあるのですが、もしチャイナブルーが朝食でも営業するのであれば、確実に利用したいと感じる魅力は十分です。

どれを選ぶか悩ましい卵料理と和朝食

コンラッド東京の朝食といえば、忘れてはいけないのはコンラッド東京オリジナルメニュー。

これは、注文してから作りたての料理を提供してもらうサービスで、

  • ランチェロ風卵の皿焼き
  • クロックマダムコンラッド
  • スピナッチとポテトウフココット
  • ホワイトエッグトルティーヤ
  • リコッタチーズとホウレン草のフリッタータ
  • エッグベネディクト
  • 各種パンケーキ
  • シトラスフレンチトースト
  • オムレツ
  • お好みの卵料理
  • 和朝食

といった卵料理を中心としたラインナップから1人につき1種類が注文できます。

この中でも我が家のお気に入りは、

  • エッグベネディクト
  • シトラスフレンチトースト
  • 和朝食

の3つ。

特に、エッグベネディクトとシトラスフレンチトーストは人気が高く、実際にとてもおいしいため、一度は注文してみる価値がある一品です。

また、卵料理ではない変わり種ながら、和朝食も魅力的な選択の1つ。

ビュッフェ台には用意されていない専用の和食メニューで構成されたセットで、スタンダードな和食での朝食メニューがコンラッド東京らしく表現されています。

また、メニューは季節のものが積極的に生かされているだけではなく、日替わりで変更されているため、連泊でも楽しめるメニューに仕上がっているのも嬉しいですね。

ただし、和朝食を注文する時の弱点といえるのが、注文してから20分から30分程度の時間を必要とすること。

とは言え、宿泊日の混雑状況によっては、前日までに和朝食の予約を受け付けてくれるケースもありますから、注文するメニューが決まっている時など、あらかじめお願いしてみるのもおすすめです。

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エグゼクティブラウンジの朝食との比較

エグゼクティブフロアの宿泊者やダイヤモンド会員は、37階のエグゼクティブラウンジと28階のレストランのどこで朝食を楽しんでも良いことになっています。

もちろん、ラウンジではスペースの制限もあって提供されている朝食メニューも少なく、目玉と言えるエッグベネディクトやシトラスフレンチトースト、和朝食などのコンラッド東京オリジナルメニューも注文できません。

しかし、朝食の時間帯のラウンジの静けさや落ち着きはとても心地よいもので、あえて28階のレストランを利用せずに、ラウンジだけで朝食を楽しむという選択にも十分な納得感があります。

また、ラウンジでは専属のシェフによるエッグステーションサービスが提供されていて、オムレツや目玉焼きなどのスタンダードな卵料理に加え、28階のレストランで提供されるよりも、手間と工夫が加えられたちょっとだけ特別な日替わりメニューが提供されることも。

実際、そうしたラウンジ限定日替わり特別メニューの1つ、サーモン入りのエッグベネディクトを楽しんだことがあるのですが、とても良いバランスに仕上がっていて、また食べたいなと時々思い出すほどです。

さらに、2017年3月のエグゼクティブラウンジのリニューアル完了で、ベイビュー側にもラウンジが拡張されたため、28階の風花やチャイナブルーよりも高層階から望むベイビューを朝食と共に楽しめるようになったのも嬉しいですね。

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まとめ

コンラッド東京の朝食はそのメニューを上質なラインナップが占めるため、そのまま楽しんでも十分魅力的なものです。

しかし、ちょっとした一手間を加えるだけで、よりいっそう楽しめるはず。

特に、28階にあるレストランの中でも別格の満足度を味わえるチャイナブルーは他のレストランには真似のできない朝食の時間を演出してくれる点でとても気に入っています。

いつでも利用できるわけではないことだけが残念ですが、せっかくチャイナブルーが朝食の時間帯に営業する時には、そのチャンスを活かすのがおすすめだと思いますよ。

実際、ホテルスタッフの方に問い合わせてみると、その問い合わせ時点での予報という前提で、教えてくれるはずですから。

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