バンコク空港 プライオリティパス対応 ターキッシュエアラインズラウンジ(プライオリティパスラウンジの魅力とリスク、アクセスと営業時間、料理とドリンクサービス、無料のマッサージサービス)

飛行機を利用する限り、避けることができない待ち時間を快適なものに変えてくれる可能性を持つのが空港ラウンジの存在。

規模の大きい主要な国際空港には様々なラウンジが用意され、複数の選択肢の中から好みのものを選ぶという少し贅沢な悩みに遭遇することすらあります。

そうした少し贅沢な嬉しい悲鳴を支える存在が、様々なラウンジサービスを1つに束ねた上で共通サービスを提供するプライオリティパス。

なぜなら、このプライオリティパスを利用することで、航空会社がその上位クラス利用者や上級会員向けに用意したラウンジに限らず、航空会社以外の様々な企業がサービスを提供する共用ラウンジも視野に入ることになるから。

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プライオリティパスで利用できる航空会社ラウンジの魅力とリスク

プライオリティパスで利用できるラウンジは、様々な企業がそれぞれの空港で用意している共用ラウンジが対象になることが多いという特徴を持っています。

その一方で、本来は航空会社が自社や提携他社の利用者向けに用意している航空会社ラウンジでも、

  • 利用空港
  • 利用時間帯
  • 利用者数

などを制限した上で、プライオリティパスでの利用を認めている場合があるのも事実。

これは、本来目的としているラウンジの利用者が少ない時間帯などに、プライオリティパス利用者を取り込むことで、ラウンジ自体の稼働率を上げ、少しでも収益を高める目的があるから。

逆に、混雑時など本来の利用者への悪い影響が考えられる時には、プライオリティパス利用者は利用自体が断られるなど、そのしわ寄せの全てを受けるリスクがあるのは要注意です。

とは言え、航空会社のラウンジには、共用ラウンジとは全く違う特色や特長が備わっていて、一概にどちらのラウンジが優れているとは言えないものの、その時その時で積極的に使い分けていきたいサービスなのは間違いありません。

タイのバンコクで最大の玄関口としての位置づけを持つ、スワンナプーム国際空港にあるターキッシュエアラインズラウンジも、そんなプライオリティパスで利用できる航空会社ラウンジの1つ。

そこでは、航空会社のラウンジらしい特長的なサービスが提供されています。

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バンコク ターキッシュエアラインズラウンジのアクセスと営業時間

バンコクのスワンナプーム国際空港のターキッシュエアラインズがあるのは、国際線コンコースDの3階。

お隣さん・・・というよりもお向かいはJALが運営するサクララウンジですから、出国審査を終えた後は、ターミナル内でちょくちょく見かけるサクララウンジの場所を示す案内表示に従って訪れるのもおすすめです。

営業時間は24時間。

ラウンジのエントランスだけではなく、受付カウンターにもプライオリティパスで利用できる案内がありますから、ターキッシュエアラインズの運航便がない時間帯でも積極的に他社便の利用者で手数料収入を確保しようという意図が感じられますね。

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バンコク ターキッシュエアラインズラウンジのインテリア

ラウンジ内は他のスワンナプーム国際空港のラウンジ同様、横に広がる作りで、全体的にゆったりと席が確保されています。

また、同じラウンジ内でも場所ごとに様々なタイプの席が用意され、好きな椅子に座って寛げるのは、最近のラウンジでよく見かける嬉しいポイント。

ラウンジの中央にはラウンジのスタッフがサービスを行うバー。

2台のiMacを備えたビジネスセンターも自由に利用できるようになっています。

航空会社のラウンジですから、ラウンジ内にトイレが用意されているため、スワンナプーム国際空港内になる共有ラウンジの多くのように、トイレを利用するためにラウンジの外に出る必要がないのも好印象。

また、後述するようにトイレ内には1室、綺麗にメンテナンスされたシャワールームが用意され、無料で利用できるようになっています。

さらに、トルコの航空会社らしく、ラウンジ内に祈祷室も用意。

加えて、オットマンを備えたちょっとした仮眠に便利なクワイエットルーム(Quiet Room)も備えられ、乗り継ぎでの活用も視野に入れたラウンジということが分かりますね。

このクワイエットルームでは、後述するように、無料のタイマッサージサービスが提供されていて、仮眠以外でも利用する機会のある方も多いはず。

バンコク ターキッシュエアラインズラウンジの料理サービス

バンコクのターキッシュエアラインズラウンジでは、航空会社のラウンジらしく、ホットミールを含めた様々な料理が提供されています。

肉と野菜とフルーツ(?)の煮込み料理。

豆の煮込み。

タイ風カレー。

野菜のスープ。

これら4種類に炊飯器で保温されたご飯も用意され、しっかりと温かな食事を楽しめるようになっています。

それ以外のコールドミールとしては、サンドイッチ3種にミニケーキ2種。

サラダ用の生野菜にフルーツなども完備され、旅行中に不足しやすい食物繊維の補給にも十分。

フルーツコーナーでは、遊び心たっぷりの動物のデコレーションが見られる場面も。

このラウンジのサービスで特長的なものと言えば、焼き立てのトルコピザ(Pide)の提供。

このトルコピザは専門の調理スタッフがラウンジ内のオーブンで焼き上げたできたてのものを楽しめるというもの。

一度に2種類から4種類のピザが15分毎に焼き上がるのですが、想像以上に人気が高く、あっという間に売り切れてしまうので、焼き上がりの数分前に順番待ちの列に並ぶ姿も見られました。

ただし、こうした料理などのサービスは24時間のラウンジ営業時間ならいつでも提供されているわけではなく、深夜から早朝時間帯は、ピザの代わりにカップラーメンが置かれているのみになるなど、その内容が制限されているのも要注意。

上の写真は早朝の時間帯に訪れた時に撮影した写真ですが、ホットミールはもちろん、サンドイッチやサラダ用の野菜なども提供されていないことが分かります。

バンコク ターキッシュエアラインズラウンジのドリンクサービス

航空会社のラウンジとなると、気になるのはアルコールを含めたドリンクサービスかもしれません。

冷蔵庫内には4種類の缶ビールを含めたドリンク類。

それ以外にもペットボトル入りのミネラルウォーターやドリンクではないものの、カップ入りヨーグルトも用意され、気軽に楽しめるようになっていました。

トルコを拠点とする航空会社らしさを感じさせる部分として、トルコティーやトルココーヒーもラインナップされ、自由に味わえるのも嬉しいポイント。

個人的には、トルコティーのややスパイシーなものの癖のない味わいが好印象で気に入りました。

アルコールのラインナップとしては、全体的にスタンダードなもの。

前述のビールに加え、スパークリングワイン、白ワイン以外は基本的にバーカウンターでラウンジスタッフの方に提供してもらう形になります。

バンコク ターキッシュエアラインズラウンジのシャワールームサービス

そんなラウンジには、トイレの中に個室タイプのシャワールーム1室が用意され、ラウンジ利用者は無料で利用が可能になっています。

シャワールーム内にはアメニティーとして、

  • シャンプー
  • コンディショナー
  • ボディーソープ
  • ボディローション
  • シャワーキャップ
  • くし
  • 歯ブラシ

なども完備。

タオル類も

  • フェイスタオル
  • バスタオル
  • 足ふきマット

など、必要なものはしっかりと揃っています。

シャワー自体は瞬間湯沸かしタイプのシンプルなものですが、湯量や温度もそれほど不満を感じるものではなく、快適に利用できるようになっています。

また、シャワー内もラウンジ自体が新しいことに加え、清掃などのメンテナンスも丁寧に行われているのか、良い状態が維持されているのも嬉しいですね。

無料で利用できる15分間のタイ伝統マッサージ

バンコクのターキッシュエアラインズでタイにあるラウンジらしさを感じる部分と言えば、深夜から早朝の時間帯以外で提供されているタイ伝統マッサージサービスかも知れません。

このサービスは、ラウンジ利用者を対象に、専門のセラピストによるタイ伝統マッサージが15分間とは言え無料で提供されるというもの。

しかも、ターキッシュエアラインズの条件によるラウンジ利用者だけではなく、プライオリティパスでのラウンジ利用者も問題なく受け付けてもらえるのはとても好印象。

実際の利用では、ラウンジの受付カウンターで搭乗券を提示すると、

  • 利用希望者の名前
  • 利用便名
  • 出発時刻

を確認された上で、15分毎に区切られた枠の空きに合わせて予約が行われます。

ちなみに、1名のセラピストによってクワイエットルーム内で提供されているサービスですから、利用を希望する時間帯や出発便によっては混み合う可能性もあるのはもちろん、ラウンジ内でも積極的に案内しているサービスではないため、他のこの種のサービス同様、ラウンジの受付カウンターで入室の手続きが完了次第、そのままマッサージの予約を行うのがおすすめです。

肝心のマッサージは、

  • 頭皮
  • 背中
  • 手のひら

などをタイ伝統の古式マッサージで施術してくれるため、15分間とは言え想像以上にすっきりできる快適な体験になるはず。

実際、マッサージを終えた後の多くの利用者の顔が笑顔になっていることがとても印象的でした。

まとめ

バンコクのスワンナプーム国際空港でもしっかりとした特長を感じさせるサービスが提供されているターキッシュエアラインズラウンジ。

しかも、そうしたサービスが提供されているラウンジでありながら、ターキッシュエアラインズや提携航空会社で上位クラスを利用したり、上級会員としてのステイタスを保有していない場合でも、プライオリティパスでの利用が認められているなど、良い意味で意外性を持っているのは間違いありません。

様々なラウンジを擁するバンコクのスワンナプーム国際空港ですが、そこでのラウンジ利用の優秀な選択肢の1つとして、なかなかおすすめできると思いますよ。

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