有償航空券でも特典航空券でもJALの国際線予約をフル活用するために重要なツールと言えば、電話での問い合わせ。
この電話での問い合わせは、JALホームページ上では対応できない予約手続きはもちろん、たった1秒が違いが成否を分けてしまう繁忙期の予約争奪戦などでも、必要不可欠と言っても良いほど、強力で頼りになる存在です。
目次
上級会員限定で提供される専用電話番号
電話での問い合わせを行う場合、JALマイレージバンク会員専用国際線予約の電話番号が一般的で、
- 0570-025-103(有料ナビダイヤル、携帯電話などの無料通話やカケホーダイなども対象外)
- 03-5460-3737(有料通常回線、携帯電話などの無料通話やカケホーダイなども対象)
の2つの番号から利用可能。
一方で、搭乗回数や搭乗距離を元にしたポイント獲得数などの一定の条件を満たした上級会員には、混雑時でもより繋がりやすいとされる専用の電話番号が提供されます。
実際、会員向けに送付される上級会員用のステイタスカードには、上の写真のように電話番号が印字されていて、それらの番号を利用することで、よりスムーズなサービスを受けられるように配慮されています。
また、ダイヤモンド会員やJGCプレミア会員、JALグローバルクラブ会員向けの電話番号については公開されていますから、そこからも会員ステイタスごとに細かく専用の電話番号が用意されていること、そしてフリーダイヤルの範囲もしっかり分かれていることが分かりますね。
ちなみに、これらの電話番号はつながると、最初に自動音声が流れ、お得意様番号とパスワードの入力を求めることで利用資格を確認していますから、対象会員以外は電話番号を知っていてもそれだけで利用できるわけではないことに要注意。
上級会員専用電話番号で嬉しい幅広い対応力
実際に上級会員専用電話番号を利用していて嬉しいと感じることの1つが、有償の航空券と特典航空券の手続きを1回の電話で行えることです。
というのも、一般会員用の電話番号では、自動音声で
- 有償航空券
- 特典航空券
- その他の問い合わせ
といった形の問い合わせ内容ごとに選択肢が提示され、その選択に応じてそれぞれに対応できる担当オペレーターにつながります。
つまり、有償航空券について問い合わせや手続きを行った後、特典航空券について問い合わせを行う場合、一度電話を切ってかけ直す必要に迫られることも。
これは、それぞれのオペレーターの持つ社内資格によるものなのか、稀に有償航空券と特典航空券の両方に対応できるという方に担当してもらえることもあるのですが、一般会員用の電話番号を利用する限り、そうした可能性はあまり高くありません。
それが、上級会員専用の電話番号を利用すると、自動音声での有償航空券と特典航空券を選ぶ選択肢は提示されず、そのどちらも対応できる担当オペレーターにつながります。
これは、一度の電話で有償航空券も特典航空券も手続きを行いたい時にはとても便利なのはもちろん、有償航空券と特典航空券を組み合わせた旅程のアレンジなどもスムーズに扱ってもらえるなど、全体的な手続き時の安心感が十分高いのも嬉しいですね。
上級会員専用の電話番号が混雑している時のテクニック
そんな上級会員専用の電話でもゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期の予約受け継が開始されるタイミングでは混雑することがあります。
そんな時には、自動音声が流れた後、担当の電話オペレーターにつながるまでに保留音を聞きながら最長数十分単位で待つことになったり、あまりに混雑状態がひどいと、自動音声につながらず、即座に切断中と表示され、そのまま切れてしまうことすらあります。
そんな時に活用したいのが、ステイタスカードの裏に記載されている以外の電話番号です。
というのも、ステイタスカードの裏にはスペースの関係もあって、それぞれの上級会員ステイタスで利用できるすべての電話番号が記載されているわけではないからです。
実際、ステイタスカードと一緒に届けられる冊子には、上の写真のように、固定電話などから限定で利用できるフリーダイヤルなどのメインとなる電話番号に加えて、東京、大阪、札幌、名古屋、福岡、沖縄のそれぞれの予約センターの電話番号が記載され、これらの各予約センターの電話番号も上級会員専用の電話番号として利用可能。
しかも、固定電話限定で利用できるフリーダイヤルや東京予約センター以外の予約センターは繁忙期の争奪戦で混雑している時でもつながりやすく、急いでいる時にはとても頼りになるため、とても気に入っています。
ちなみに、携帯電話からも気軽に利用できる東京予約センターの電話番号は、ステイタスカードの裏に元々記載されている番号を手元に用意して電話する人が多いのか、場合によっては一般会員用の電話番号よりも混雑しているケースもあるため、一度トライしてみて混雑しているようだったら、素直に他の電話番号でかけ直したほうが時間を無駄にせずにすむかもしれません。
ダイヤモンド会員とJGCプレミア会員向けの別格の優遇
こうしたことを踏まえて、もう一度ダイヤモンド会員とJGCプレミア会員向けの電話番号の案内ページを見て気がつくのは、
- フリーダイヤルに携帯電話を除外する記載なし
- 東京予約センター以外の予約センターの案内なし
- 国内線と国際線の区別なし
といった別格といった優遇が提供されていること。
特に、携帯電話からも電話代の負担を気にすることなくアクセスできるのは、混雑していて電話が繋がりにくくなっている時でも大きなストレスを感じることなく待つことができるからです。
争奪戦には固定電話と携帯電話のどちらで参戦するべきか
繁忙期の国際線予約争奪戦は330日前の午前10時からの予約受付開始となっているものの、実はその前1分程度前までには予約を希望する路線や便名、人数などの情報を担当のオペレーターに伝えた上で、開始時刻を待ち構えることが必須。
つまり、電話が繋がった後はできるだけ早く予約手続きの準備を進めたいわけですから、電話での認証手続きのうち、お得意様番号の入力をまるごとショートカット可能なJMB 携帯電話番号登録サービスは上級会員専用の電話番号でも活用できる点で、とても便利な存在です。
実際、私も固定電話や携帯電話への通話がすべて無料になるカケホーダイを契約している携帯電話をJMB 携帯電話番号登録サービスに登録した状態で、繁忙期の争奪戦への参加に利用しています。
ただし、あまりに混雑していて保留にすらならない切断中が頻発するような争奪戦の時にはちょうど電話回線に空きが生じた時に電話をかけることができるタイミング面や運の要素も重要。
そのため、こうした時だけは、JMB 携帯電話番号登録サービスに登録した携帯電話に加えて、固定電話やそれ以外の携帯電話も追加操作して、切断されてもリダイヤルし続けるというのも地味で非常に泥臭い方法ですが、予約確保の確実性は間違いなく向上します。
まとめ
JALの国際線予約をフル活用することを考えた時、とても大きな助けとなる電話での問い合わせでは、上級会員を対象に一般会員以上に手厚い優遇がしっかりと提供されています。
これらのサービスはそのまま何気なく活用しても十分便利なものですが、少しだけの工夫で想像以上に快適なサービスとして頼れるのも事実。
特に、最上級会員以外の上級会員は、ステイタスカードの裏に記載されていない電話番号をあえて活用することで、繁忙期でもかなりのつながりやすさを確保できるテクニックはすぐに活かせる意味でなかなかおすすめだと思いますよ。
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