JALが日本国内でも国際線の重要な拠点として整備している成田空港第2ターミナル。
曜日や時間の限定があるものを含めると、
- ファーストクラスラウンジ本館3階
- ファーストクラスラウンジ本館4階
- ファーストクラスラウンジサテライト
- サクララウンジ本館3階
- サクララウンジ本館4階
- サクララウンジサテライト
というように、6ヶ所も直営ラウンジが運営されているほどです。
しかし、これだけの規模で用意されているラウンジでも、繁忙期の出発便が集中する時間帯には混雑を極めるため、特に利用者の多いサクララウンジでは、
- 座る席が確保できない
- 特にダイニングなどでは空席を確保するための順番待ちの列すら発生する
- ようやく席を確保してもダイニングで料理を取るためにもさらに順番待ちが発生する
- せっかく料理を取るための列に並んでも料理の補充が間に合っておらず、十分に食事が楽しめない
- 食事を終えた後は速やかにダイニングを立ち去るようにアナウンスが繰り返される
- シャワーの利用希望者が集中し、順番が回ってくるのが絶望的
というように十分な品質のサービスの提供を受けられないことも。
もちろん、ラウンジが混み合う前に入室し、席を確保した上でサービスを楽しむのが最も正攻法だとは思うのですが、常に混み合う時間を避ける形で余裕を持って空港に到着できるわけではないのがこの方法の持つ最大の欠点です。
目次
サクララウンジの代わりに避難したいワンワールドの提携ラウンジ
JALを利用する時であれば、確かにJALが運営するラウンジを利用したいと考えるのは当然です。
しかし、繁忙期の出発便が集中するタイミングで、混み合うことが予想されるのであれば、あえてJALの運営するラウンジを利用するのではなく、別の選択肢を選ぶというのもおすすめ。
それが、ワンワールド加盟航空会社が運営するラウンジを利用するというもの。
具体的には、成田空港第2ターミナル内にある、
- キャセイパシフィック航空ラウンジ
- アメリカン航空アドミラルズクラブ
- カンタス航空ラウンジ
という3つです。
これらのラウンジはサクララウンジを利用できる対象者であれば一部を除いて、同様に利用できるため、あえてサクララウンジではなくこれらのラウンジを利用するのは、出発前のラウンジサービスにがっかりしないためにも意外に重要なポイントになるはず。
ちなみに、サクララウンジが利用できるのにワンワールド加盟航空会社運営ラウンジが利用できない一部の例外はJALが運航する便のプレミアムエコノミー利用者やエコノミークラス普通運賃(フレックス運賃)利用者など。
これらの場合は、残念ながらサクララウンジを利用する以外にどうしようもありません。
逆に、それ以外の、
- ファーストクラス利用者
- ファーストクラス利用者の1名までの同伴者
- ビジネスクラス利用者
- JMBダイヤモンドやJGCプレミアなどのワンワールドエメラルド会員
- JMBダイヤモンドやJGCプレミアなどのワンワールドエメラルド会員の1名までの同伴者
- JMBサファイアやJGCなどのワンワールドサファイア会員
- JMBサファイアやJGCなどのワンワールドサファイア会員の1名までの同伴者
は問題なくサクララウンジに加え、他のラウンジの自由な利用も可能になっています。
成田空港第2ターミナルワンワールド加盟航空会社ラウンジのアクセスと立地、営業時間
これらのサクララウンジ以外のラウンジを利用する時の最大の難点は分かりにくい場所に立地しているため、最初に訪れる時にはそのアクセス方法が問題になることかもしれません。
実際、いずれのラウンジも、出国審査場やJAL運営ラウンジの入り口がある3階から、エレベーターやエスカレーターを利用して1階上の4階や1階下の2階への移動が必須で、上の写真のよな光景に出会って、本当にこの先にラウンジがあるのか?と思ってしまう方も多いはず。
そのために活用したいのが成田空港内のフロアガイド。
無料で配布され、インターネット上からもPDF形式でのダウンロードも可能なこの冊子の中には、しっかりラウンジの場所も記載されています。
実際、フロアガイド内では、
- JALラウンジ(本館):M29(入口は3階と4階)
- JALラウンジ(サテライト):S12(入口は3階)
- キャセイパシフィック航空ラウンジ(本館):M20(入口は4階)
- アメリカン航空アドミラルズクラブ(本館):M5(入口は2階)
- カンタス航空ラウンジ(サテライト):S7(入口は2階)
というような番号が入口の情報とともに割り当てられているのですが、ラウンジ情報以外にも盛りだくさんの記載などで少し分かりにくいため、ラウンジの立地向けに私が注釈を入れた形の上の地図を参考にそれぞれのラウンジを見つけるのも良いかもしれません。
ちなみに、それぞれのラウンジの営業時間は、
- キャセイパシフィック航空ラウンジ:毎日7時から18時
- アメリカン航空アドミラルズクラブ:毎日7時30分から21時
- カンタス航空ラウンジ:毎日8時30分から21時30分
となっていて、朝から夜まで幅広い時間帯をカバーしています。
もちろん、JALが運営するラウンジの、
- ファーストクラスラウンジ本館3階:毎日7時30分から22時
- ファーストクラスラウンジ本館4階:毎日15時30分から19時30分。日曜と月曜のみ7時30分から12時30分も。
- ファーストクラスラウンジサテライト:毎日7時30分から19時30分
- サクララウンジ本館3階:毎日7時30分から22時
- サクララウンジ本館4階:毎日7時30分から12時30分、15時30分から19時30分
- サクララウンジサテライト:毎日7時30分から19時30分
という最長で22時までの営業時間にはいずれのラウンジもわずかに及びません。
しかし、現状、24時間空港としては運用されていない成田空港では、繁忙期でもそれぞれのラウンジの営業終了が視野に入ってくる夜の時間帯に混み合うことは考えにくいですから、こうした時にはそのまま素直にサクララウンジを利用するのが一番かもしれないと考えています。
成田空港 キャセイパシフィック航空ラウンジへのアクセス、営業時間、サービス内容
成田空港第2ターミナルにあるキャセイパシフィック航空ラウンジは、サクララウンジからはもちろん、出国審査場からのアクセスも容易なラウンジの1つです。
JAL利用者が通過を推奨される出国審査場(南)からは、通過後正面に見えるJALラウンジの入口を見ながら、左に曲がってとにかく進むのみ。
また、出国審査場(北)からは逆に右に進むのみ。
そうして進んだ先で探すのは上の写真のようなエレベーター。
その近くにはキャセイパシフィック航空ラウンジとそのお隣さんであるエミレーツ航空ラウンジにアクセスするためのエレベーターという案内板が用意されているため安心ですね。
エレベーターを降りてすぐに目に入ってくるのは、そのお隣さんのエミレーツ航空のラウンジ。
しかし、すぐ近くにキャセイパシフィック航空のラウンジの入口も見つかるので心配は全く無用。
入口の受付では、ラウンジへの入室資格の確認が行われるのですが、JALの運営するラウンジに入室する時と同様、ワンワールドのステイタスが印字された搭乗券を提示するのみで、手続きは完了。
一部の海外空港のラウンジのように、ステイタスカードの提示は求められません。
営業時間は毎日7時から18時。
最も早くにオープンする出国審査場(北)の営業開始時間、7時15分よりもさらに早くからオープンしている珍しいラウンジです。
ラウンジ内部はものすごく広い・・・というわけではないものの、外光と間接照明を上手に活かしているのか、不思議とゆったりと開放感を感じる作り。
また、お世辞にも最新の傾向を取り入れたラウンジとは言えないものの、緩やかに椅子の種類や配置を変えることで様々な人数での利用にも対応しようという工夫や配慮が感じられるのも好印象でした。
もちろん、キャセイパシフィック航空らしく、ラウンジ内には長いカウンター席も用意。
しかし、他の空港で見られるロングバーカウンターのように、バーテンダーが常駐して、様々なバー&カフェサービスを提供してくれるわけではないのは少し残念。
そのカウンター席の窓の外は空港の屋上庭園ビュー。
そのさらに遠くにお城のようにそびえ立つ東横インが見えているのが印象的でした。
ラウンジ内には十分な数のPCの用意されたビジネスセンターも完備。
ブースごとに区切られているのも使い勝手的に良好です。
ちなみに、トイレは「WASH ROOMS」と書かれたドアの先。
このラウンジ内にはシャワーこそはないものの、トイレはとても良く手入れが行き届いているのが好印象。
自由に楽しめる雑誌や新聞コーナーはボリュームこそ控えめなものの、香港を拠点とする言語らしいラインナップでした。
ラウンジ内で提供されている料理や飲み物などはなかなかシンプルな印象。
温かい食べ物としては、自分でお湯を入れて用意するカップ麺があるのみ。
その他のコールドミールとしては各種カナッペ。
そして、様々な味の俵型おにぎりに、訪れたのが朝食の時間帯ということもあってか、焼き鮭が並んでいました。
アルコール類としてはサーバーで用意されたキリンビールの2種類の生ビールと各種ハードリカー。
さらに、その隣には各種ソフトドリンク用のサーバーと冷蔵庫などが並びます。
コーヒーなどは様々な場所で良く見かけるその都度豆を挽いて抽出するがっしりとした専用の機械タイプを用意。
この中でも気になるのはやはりアイスクリーム専用の冷蔵庫。
中にはハーゲンダッツのミニカップのうち、
- バニラ
- ラムレーズン
- グリーンティー
の3種類が用意され、自由に楽しめるようになっています。
ちなみに、ハーゲンダッツの入っている冷凍庫の上にもコンパクトなプラスチック製のスプーンが用意されていますが強度的に弱いために食べている途中で割れてしまうリスクも有るため、個人的には食器コーナーに置いてある金属製のスプーンを利用した方が良いと感じました。
実際、金属製のスプーンの方が落ち着いて楽しめるはず。
アイスクリーム用冷凍庫の隣にはアルコールを含め、食べ物や飲み物などを冷やしている冷蔵庫とバナナにちょっとしたチョコレートやクラッカーなどのお菓子。
さらには常温で楽しむ日本酒やワインなどのアルコール類も用意。
牛乳に加え、豆乳やトマトジュースやアイスコーヒー、缶入りのソフトドリンクなどもこの冷蔵庫に入っています。
ちなみに、冷蔵庫の前にあるお菓子の中にはチョコレートとして小枝が用意されているのはラインナップ的に珍しいですね。
バナナ以外の冷やして保存したいカットフルーツもこの冷蔵庫の中。
日本のラウンジらしく、赤と白のワインと並ぶ形で日本酒もラインナップされていました。
個人的には、このキャセイパシフィック航空ラウンジは、軽食を中心とした料理ラインナップですから、サクララウンジなどのように搭乗前にしっかりと食事を楽しむ用途には向かないと感じる一方、食後や食前にゆったりと楽しむには十分な品質を備えたラウンジという印象を強く感じています。
成田空港 アメリカン航空アドミラルズクラブへのアクセス、営業時間、サービス内容
アクセスの面で出国審査場やサクララウンジから分かりやすい場所に立地しているキャセイパシフィック航空ラウンジに対して、アメリカン航空のアドミラルズクラブはその発見難易度は少し高いものになります。
なぜなら、上の地図でもわかるように、少し奥まった場所にあるだけではなく、階段やエスカレーターで1階下の2階に降りる必要があるから。
もちろん、途中にはアメリカン航空のラウンジとそのお隣さんのチャイナエアラインのラウンジがあることを示す案内板がちょこちょこ設置されているのですが、最初に訪れた時には、周囲の様子が少し殺風景になるに従って、本当にこっちの方であっているのかと不安になるかもしれません。
それでも挫けず(?)に進んでいった先にあるエスカレーターやエレベーターを降りると見えてくるのがアメリカン航空が運営するアドミラルズクラブの入口。
振り向いて見るとそこにはお隣さんのチャイナエアラインのラウンジ入口も見つかるはずです。
入口の受付では、もちろんラウンジへの入室資格の確認が行われるのですが、JALの運営するラウンジに入室する時と同様、ワンワールドのステイタスが印字された搭乗券を提示するのみで、手続きは完了。
この場合、ステイタスカードの提示は不要です。
営業時間は毎日7時30分から21時。
ラウンジ内はかなりゆったりとした作りになっています。
席の配置や種類も本当に様々な種類の利用者に対応できる形になっていて、混雑時でも十分にゆとりが確保できる印象。
大きく確保された窓からは、本館のサクララウンジと同様に出発を控えた飛行機の姿を間近に楽しめるのもこのラウンジの嬉しいポイント。
ちなみに、このアドミラルズクラブはJALの運営するファーストクラスラウンジやサクララウンジと本館とサテライト問わず、全く逆側に立地しているため、それらのラウンジでは見ることのできない光景が楽しめるようになっています。
また、ラウンジの設備自体、新しいというわけではないのですが、開放的でゆったりとした雰囲気がなかなか良く、成田空港の第2ターミナルにあるラウンジの中では、個人的にも気に入っています。
料理や飲み物は基本的に、カウンターのような席が用意されたエリアに集中して準備されています。
中央のカウンター近くにはホットミールやコールドミール。
コールドミールには少し不思議な具材と酢飯を利用した巻物2種。
野菜スティックやパン、小皿に取り分けられたパスタサラダ。
そしてホットミールとしてはハッシュドポテトにアスパラやさつまいものを炒めたもの。
さらに、チキンのクリーム煮と白いご飯。
この中でもチキンのクリーム煮は一見大味な印象を感じるものながら、味付けに深みがあり、カロリーこそ気になるものの、ぺろりと食べてしまえる不思議な魅力がありました。
実際、外国人のラウンジ利用者でもご飯と混ぜ合わせる形で食べている方も思い思いに楽しんでいる姿も多く見られたのもこの一品。
一方の飲み物は壁側にまとめられていました。
手前にはキリンビールの一番搾りの生ビールサーバーにお茶やコーヒーなどのコーナー。
さらに各種フルーツジュースも並びます。
その先には各種ワインとハードリカーコーナーが続き、再び生ビールサーバー。
しかし、こちらの銘柄は反対側のキリンビールとは異なり、アサヒビールのものが準備されていました。
そして、そのビールサーバーの隣には缶入りのソフトドリンクが用意された冷蔵庫。
用意されている料理のラインナップ的には、サクララウンジよりはやや控えめながら、キャセイパシフィック航空ラウンジよりはホットミールやアルコールなどを中心に充実を見せているのが印象的。
特に、アメリカン航空の出発便が極端に少ない一方、JALの出発便が集中する午前中を中心にサクララウンジが混雑している時間帯でもそれほど混雑を感じずに過ごせることも嬉しいと感じるポイントになるはずです。
成田空港 カンタス航空ラウンジへのアクセス、営業時間、サービス内容
キャセイパシフィック航空ラウンジもアメリカン航空アドミラルズクラブも、成田空港第2ターミナルにあるラウンジの中では出国審査場なども備えた本館側に用意されたラウンジということで、すべての利用者が訪れやすいラウンジという特長を持ち合わせていました。
しかし、カンタス航空ラウンジは本館ではなく、300メートルほどの本館とを結ぶ連絡通路を通って訪れる必要のあるサテライト側にあるため、基本的にサテライトから出発する便を利用する時以外は利用がおすすめできないラウンジと言えます。
ラウンジへはアメリカン航空のアドミラルズクラブと同様、エスカレーターなどを利用して1階下の2階に降りる必要あり。
2階に降りた先には、カンタス航空のラウンジ入口。
ここでも入口の受付では、ラウンジへの入室資格の確認が行われるのですが、JALの運営するラウンジに入室する時と同様、ワンワールドのステイタスが印字された搭乗券を提示するのみで、手続きは完了。
この場合もステイタスカードの提示は不要です。
営業時間は毎日8時30分から21時30分。
ラウンジ内は窓を広く確保した作りになっていて、窓の外の景色を楽しみながらゆったりと過ごせるのが特長。
特に、サテライトにあるラウンジから見える景色ということで、本館側のラウンジとは異なる航空会社や種類の飛行機が多く見られるのもこのラウンジの魅力かもしれません。
席は全体的に2人から4人程度のグループでの利用に便利な構成になっていました。
ただし、窓際のカウンター席にはPC席も兼ねた1人から2人程度での利用でも使いやすい席も一定の割合で用意されているため、混雑時でもそれほど困らないかもしれません。
もちろん、窓際に設置されたPCと接続され、自由に利用できるプリンターも雑誌や新聞コーナーの隣に完備されています。
ちなみに、雑誌や新聞のラインナップは日本語のものに加え、オーストラリアを拠点とする航空会社らしさを感じるものが並んでいました。
このラウンジで提供される料理や飲み物のサービスについては、時間帯によるものの、全体的にシンプルな印象を感じるラインナップです。
ホットミールは午前中など、カンタス航空の運航便がない時間帯には提供自体が行われないことも。
そうした時間帯ではコールドミールもパンやクラッカー、クッキー、チーズ、枝豆などのおつまみ+αといった程度。
飲み物も上の写真に写っている冷蔵庫で提供されているものが中心。
特に、缶で提供されているビールについては、ビールサーバーで生ビールが提供されている他のラウンジとの落差を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
一方で、コーヒーなどはその都度豆を挽いて抽出するがっしりとしたタイプの機械で提供。
個人的には、カフェイン抜きのデカフェコーヒーの品質がなかなか良好だったのか、美味しく楽しめたのが印象に残っています。
カンタス航空の成田空港からの出発便は1日2便が20時頃が運航されているだけにも関わらず、カンタス航空ラウンジは毎日8時30分から21時30分というかなり余裕を持った営業時間で運営されている事情もあって、全体的に混雑とは比較的縁遠いラウンジと言えそうです。
そのため、サテライトから出発するJAL利用時に、サテライトにあるサクララウンジが混雑している時など、その混雑具合を見てから移動する避難先としても活用できるかもしれませんね。
ファーストクラスラウンジ利用者がワンワールド加盟航空会社ラウンジを利用する理由
同じJALが運営するラウンジでも、繁忙期のピーク時にはとてつもない混雑状況を見せるサクララウンジに対し、そもそも利用者が大きく制限されているファーストクラスラウンジでは、混雑はある程度抑えられています。
また、サクララウンジではダイニングなどの特定のエリアでのみ認められている食事も、常識的な範囲内であれば、ファーストクラスラウンジ内の好きな席で自由に楽しめるという特長もあるため、基本的にサクララウンジのようにダイニングの空席待ちの列や料理を取るための列に並ぶ必要はありません。
しかし、そんなファーストクラスラウンジ利用者もサクララウンジやその他のワンワールド加盟航空会社のラウンジを利用しなくてはいけないことがあります。
それが、ファーストクラスラウンジに入室できる同伴者数を超えた人数で一緒に旅行する時。
この場合、全員が揃って入ることができないファーストクラスラウンジではなく、入室の条件が緩やかなサクララウンジを利用したり、それが混雑で難しい場合には他のワンワールド加盟航空会社のラウンジを利用する必要に迫られます。
そのため、仮にワンワールドエメラルドの上級会員資格を持っている関係で、混雑時でもファーストクラスラウンジがあるから大丈夫とは油断せず、どういった時にどのラウンジを利用するのかをあらかじめ検討しておくのは意外に大切なことかもしれませんね。
まとめ
繁忙期で出発便が集中するピーク時にはとてつもない混雑状況を見せるサクララウンジ。
そういった時には、もちろんそのまま辛抱強く待ちながらサクララウンジのサービスを利用するという選択肢があるものの、その一方で、サクララウンジ以外の他の航空会社が運営するラウンジの活用にも合理性や魅力を感じるのも事実です。
実際、JAL運航のプレミアムエコノミー利用者やエコノミークラス普通運賃利用者などの一部の例外を除き、サクララウンジを利用できる方なら、基本的に他のビジネスクラス相当のラウンジも利用できます。
しかし、これらの特典は活用した時に高い価値を生み出す一方、普段はサクララウンジだけで大丈夫だからと、理解しているようで意外に忘れられてしまっているものですから、どうしても混雑していてサクララウンジが快適に利用できない時のために、一度再確認し、頭の片隅に残しておくのもおすすめだと思いますよ。
コメント
アメリカンのラウンジ紹介文中の「最小に訪れた時には」って「最初に」の間違えではないですか?
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、チェックをすり抜けていた誤字が残っていました。
いただいたコメントのおかげで無事に訂正でき、本当に助かりました。
今回のコメント、ありがとうございました。
JGCプレミア会員です。
成田空港のアドミラルズクラブを利用したいのですが、同行者(家族)が2名います。
同行者はステータスを持っていないのですが、一緒にラウンジを利用したい場合、何か方法はありますでしょうか?
コメント、ありがとうございます。
JGCプレミア+同行者2名の合計3名で成田空港のアメリカン航空アドミラルズクラブを利用する方法としては、
1、ラウンジ受付で有料の1日利用券(One-Day Pass)を購入する
・大人1人59USD相当の負担が必要
・ラウンジの空き状況に応じて購入自体を断られるリスク有り
https://www.americanairlines.jp/i18n/travel-info/clubs/admirals-club-terms-and-conditions.jsp
2、少なくとも1人の同行者(ご家族)にJGC家族会員へ加入してもらう
・大人1人10,800円の年会費の負担が必要
・家族会員には本会員と生計を同一にする配偶者、両親、18歳以上の子供のみが加入可能
https://www.jal.co.jp/jalmile/jgc/enroll.html
の2つが考えられます。
個人的には、アメリカン航空アドミラルズクラブの利用が絶対に必要というわけではないのであれば、JALのサクララウンジをJALマイル2,000マイル分と引き換えに交換したラウンジクーポンで利用するのが最も手軽でシンプルかなと感じています。
https://www.jal.co.jp/jalmile/flyon/lounge_coupon.html#tabs