旅行などでとても頼りになるスーツケースを利用する中で、最も困るトラブルと言えば、故障トラブル。
もちろん、同じスーツケースという製品の中でも、機内持ち込みサイズと預入荷物サイズでは、劣化や消耗といった故障につながるダメージは大きく異なるのですが、どんなに大切にしていても利用を続ける限り、故障してしまう時には故障に遭遇してしまうものです。
目次
リモワのスーツケース修理の選択肢
実際、我が家で愛用しているリモワ製のスーツケースでもそういった故障トラブルに遭遇してしまうことを完全に避けることはできません。
そんな故障トラブルに遭遇し、修理を決定した時に悩むことになるのは、どのような方法で修理を行うのかということ。
具体的には、
- 最寄りやアクセスの容易なリモワ販売店に持ち込む
- リモワジャパン公式修理部門のリモワクライアントサービスに持ち込む
- スーツケース修理を受け付けている修理業者に持ち込む
といったものがあります。
この中でも我が家が実際に頼りにしているのが、リモワクライアントサービス。
というのも、このリモワクライアントサービスは、主に、
- リモワクライアントサービス東京表参道
- リモワクライアントサービス東京銀座6丁目
- リモワクライアントサービス大阪心斎橋
- リモワエアポートサービスカウンター成田空港
という4つの故障したリモワ製品を直接持ち込み&その場での修理作業にも対応した拠点から構成されるサービスで、しかも利用した時の修理料金が想像しているよりもずっとリーズナブル。
さらに、直接修理拠点への故障したリモワの持ち込みが難しい場合には、宅配での修理が可能なリモワクライアントサービス大阪も用意されているなど、なかなか至れり尽くせりな状況です。
リモワクライアントサービス大阪での宅配修理のメリット
リモワクライアントサービスでの修理サービスを利用する場合、異色の存在と言えるのが唯一宅配修理の受付が行われているリモワクライアントサービス大阪。
もちろん、製品自体がスピーディーな修理を前提とした強力な工夫が施され、必要となる作業時間も最低限に抑えられているリモワのスーツケース修理では、修理拠点に直接持ち込むメリットは大きなものです。
しかし、それらの拠点は東京都と大阪府、千葉県の都府県にあるのみで、すべてのリモワ利用者が容易にアクセスできるとは限りません。
さらに、故障したリモワのスーツケースを直接修理拠点に持ち込みできる近い距離や位置関係と思っていても、実際に故障していて何らかの不具合を抱えた製品でそれが簡単に実現できるのかということは別問題。
想像以上に大変な思いや苦労を抱えることになってしまうリスクもあります。
それに対して、宅配便で故障した製品をそのまま発送して、修理完了後にそのまま届けられるリモワクライアントサービス大阪の宅配修理はお手軽。
もちろん、直接修理拠点に持ち込んだ際には不要な送料などの追加費用の負担も必要になってしまうものの、逆に、修理拠点に持ち込むまでに必要な移動時間や修理が完了するまでの待ち時間が不要になるというメリットには気軽さといった魅力を感じる方も多いはずです。
リモワクライアントサービス大阪での宅配修理の流れ
リモワクライアントサービス大阪が提供する宅配修理サービスを利用する場合の具体的な流れとしては、
- 電話での問い合わせ
- 修理メモの作成
- 故障した製品の発送準備
- 宅配業者での発送
- 電話での見積もり連絡
- 修理完了品の受け取りと支払い
といったものになります。
宅配修理のための電話での問い合わせ
リモワクライアントサービス大阪の宅配修理を利用するために、最初に行うことになるのが、電話での問い合わせです。
その電話番号は「072-994-5522」で営業時間は9時~17時(土曜・日曜・祝日・年末年始はお休み)となっています。
この電話番号に問い合わせると、
- 修理の流れ
- 予想される修理費用
- 見積もり連絡と納期
- 宅配修理の受付方法
- スーツケースの発送方法
- 送り先の住所
- 修理費用の支払い方法
といった内容が案内されることになります。
ちなみに、宅配修理を依頼する場合でも、電話で問い合わせた時に受付が行われるのではなく、故障した製品の到着をもって受付となるため、電話での問い合わせが必須というわけではありません。
しかし、後述するように、リモワクライアントサービス大阪の宅配修理で故障した製品を送ることになる住所は、リモワではない他社が運営する物流センターに指定されている以上、今後、送り先などの情報が変更される可能性もあるため、修理を行う前には必ず一度は電話での問い合わせを行うのがおすすめです。
宅配修理のための修理メモの作成
リモワクライアントサービス大阪に宅配修理を希望する電話での問い合わせを行った時、案内されるのは、
- 故障した製品を元払いで送ってほしい
- 製品を発送する際には、簡単な修理メモの同封が必要
- 送り先の住所は「〒581-0067 大阪府八尾市神武町1-79 NTTロジスコ八尾物流センター内 リモワクライアントサービス大阪」
といった内容です。
この中で必要になる修理メモですが、
- 修理依頼者の氏名
- 住所
- 電話番号
- 故障内容と修理希望箇所
- (利用予定がある場合のみ)海外旅行保険利用の有無
といった内容を紙にまとめて、スーツケースを梱包する箱やスーツケース自体の中に同封するだけで、特に難しいものではありません。
また、故障した製品の次の利用が迫っている時には、その予定を追加記載することで、確約はされないものの、最大限配慮してくれる可能性もあります。
故障した製品の発送準備
お手軽な印象を感じるリモワクライアントサービス大阪の宅配修理を利用する中で最大のハードルとなる可能性があるのは、故障した製品の発送準備かもしれません。
例えば上の写真のように、移動時に引き出して利用するテレスコープハンドルが完全に収納できなくなるトラブルに遭遇してしまった場合、そのまま発送してしまうと他の部品に比べて脆く繊細なハンドルをさらに破損してしまうリスクが高くなってしまいますから、さらに別の箱に入れた状態での発送が必要になります。
実際、上の写真の例では、機内持ち込みサイズの高さ55センチ×幅40センチ×奥行き19.5センチというスーツケースを発送したのですが、最後まで収縮できないテレスコープハンドルも含めた箱は、梱包材も考慮した上でのできるだけぴったりサイズのものを用意した結果、高さと幅と奥行きの合計は宅配便の140サイズをわずかに越える約145センチ。
送料の計算はゆうパックを除く通常の宅配便では最大となる160サイズで行われることになりました。
とは言え、こうした別の箱を用意するという苦労はテレスコープハンドルが故障するという特殊な事例でのみ遭遇するものですから、それ以外のケースでは、故障したスーツケースをそのままの状態で発送できるので、拍子抜けしてしまうほど全く問題はないはずです。
宅配業者での発送
こうして故障した製品の発送準備を終え、実際に宅配業者を介して発送することになるのですが、リモワクライアントサービス大阪としては、利用者側からは元払いでの発送という制限があるだけで、宅配業者の指定はありません。
そのため、宅急便のヤマト運輸、飛脚便の佐川急便、ゆうパックの郵便局など、利用者側で都合がよく、送料的にも安価な宅配業者を選ぶことができます。
また、宅配業者やそのエリアを担当する配送センターによっては、有料での梱包箱の提供を行ってくれる場合もあるため、輸送中のダメージ対策として利用を希望する場合には問い合わせてみるのもおすすめですね。
電話での見積もり連絡と修理開始
こうして故障した製品の発送が完了すると、到着後、数日程度で修理を行う際の見積り金額を案内するリモワクライアントサービス大阪からの電話が修理メモに記載した電話番号にかかってきます。
その見積金額に納得した場合は、その時点で修理が開始される一方で、その金額に納得できない場合やそもそも故障内容が修理不可な症状に当てはまる場合は、新たに製品の返送などの案内が行われることに。
ちなみに、リモワクライアントサービス大阪に限らず、リモワクライアントサービスで提供される修理サービスの料金は想像以上に安価なことに加え、古い製品の故障について交換される新しい部品のちょっとした変更や違いを看過できるのであれば、かなり古い年代のものでも修理対象になりますから、多くの場合、そのまま修理を希望することになるはずです。
修理を開始することを希望すると、
- 修理完了までの予想日数
- 返送方法と修理料金の支払い方法
などが改めて案内されます。
修理完了品の受け取りと支払い
見積もりの金額が了承された後に開始される修理ですが、完了までの日数は混雑状況や故障内容、修理に必要な部品の有無と取寄期間に左右されるため、数日から最大で2ヶ月程度の日数の中からかなり具体的な必要時間が案内されます。
ちなみに、修理完了後のリモワクライアントサービス大阪からの返送は佐川急便の飛脚便限定で、修理料金の支払い方法も佐川急便による代引きのみ。
そのため、最終的な支払い金額は修理料金に、(一部の離島などの遠隔地を除いて一律となる)送料と佐川急便の代引き手数料の合計金額1,500円を加えたものになります。
また、あらかじめリモワクライアントサービス大阪に希望を伝えることで、代引での料金支払い時のクレジットカード利用にも手数料の追加負担なしで対応してくれるため、細かなお釣りの心配をする必要のないクレジットカード利用もおすすめです。
5年間保証内の無料修理と有償修理での予防的なオーバーホール
こうして修理完了品を受け取ることになるのですが、新品のリモワ正規品には、日本を含め世界中で有効となる購入後5年間の保証が付与されているため、その対象期間内であれば、無料での修理対応が可能になります。
ただし、この5年間保証での無料修理はあくまで故障が発生して、不具合が確認できる時のみ利用可能という制限があるため、劣化や消耗が見られるにも関わらず、故障自体は発生していない場合には、旅行中などに故障が発生するまでは何もできません。
しかし、利用者自身がお金を支払う有償修理の場合は、話は別。
いわゆる少し特殊なカスタマイズを除いて、故障が発生する前の予防的なオーバーホールのような修理も、有償修理では状況に応じて受付の対象になりますから、使用頻度が高いリモワのスーツケースを利用しているという方や、万が一にも故障が発生してはいけない旅行に出発するという方は、気になる部分について一度相談してみるというのも価値ある選択になるかもしれません。
まとめ
いくつかの注意点や必要になる一手間は存在するものの、お手軽に高品質なサービスの恩恵を受けることのできる、リモワクライアントサービス大阪の宅配修理。
やはり、直接修理拠点に持ち込んだ際の、送料負担なしという少ない費用負担で、その場で迅速な修理を受けられるサービスに比べると、デメリットも存在する宅配修理ですが、それでも、送ってしまった後は待つだけという手軽さは他のリモワクライアントサービスでは提供されていない魅力なのは間違いありません。
もちろん、これら宅配修理と直接持ち込みも含めたリモワクライアントサービス以外にも、リモワを対象とした修理サービスは数多く存在していますが、その中でもキラリと光る選択肢として、リモワジャパンが公式修理部門として運営するリモワクライアントサービスの利用を考えてみるのもなかなかおすすめですよ。
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