JAL訓練施設でのフライトシミュレーターパイロット体験申し込みが抽選式から頑張れば必ず参加できる先着式に改善(JALパイロット体験航空教室の内容詳細、抽選式から先着式に変更の意味、JTAとデルタ航空の操縦体験との比較、JAL航空教室のメリットとお得度)

JALで到達難易度の高い順番に提供されている、

  • JMB ダイヤモンド
  • JGC プレミア
  • JMB サファイア
  • JMB クリスタル

という4つの上級会員資格。

この中でも、

  • JMBダイヤモンド
  • JGC プレミア

の2つの上級会員資格を持つ会員だけに提供されているJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室は数多く用意された特典の中でもとてもユニークなものとして位置づけられるのは間違いありません。

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JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室の魅力

このJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室は、JMBダイヤモンドとJGCプレミアの上級会員資格を保有する会員とその同伴者1名を対象に、JALのパイロット訓練施設にある、フライトシミュレーターを利用したパイロット体験ができるというサービスです。

しかも、このパイロット体験で利用するフライトシミュレーターは、油圧による駆動によって、実際の操縦操作による動きや傾斜の反映が可能な高性能なもの。

そのため、航空会社以外の様々な企業などでも一般消費者向けに操縦体験サービスを提供している据え置きタイプのフライトシミュレーターとは臨場感や没入感は大きく異なるとされています。

https://www.jal.co.jp/jmb/flyon_simulator/

JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室の詳細

そうしたとても貴重な設備を利用する以上、多くの利用希望者に自由に開放できないという事情もあって、JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室に参加するためには、いくつかの条件やルールが存在しています。

具体的には、

  • 申込みはJMBダイヤモンドかJGCプレミアの会員本人からのみ
  • 1回の実施では会員本人と同伴者1名までの合計2名ずつの最大3組
  • 会員本人のみの1名での参加も可能
  • 参加には小学生以上で身長130cm以上という条件あり
  • 参加費用はマイルでの支払いとなり、1組30,000マイル必要
  • マイル支払い後のキャンセルや日程変更は不可
  • 羽田空港内にあるJAL訓練施設での実施
  • 訓練施設までの交通費は参加者の負担
  • 実施当日は身分証明書による同伴者含め、参加者の本人確認あり
  • 昼12時頃から開始され、16時頃に終了する合計4時間の日程
  • 操縦体験含めた航空教室の終了後には記念証をプレゼント

といった内容です。

ちなみに、合計4時間の行程の中身としては、移動時間などを除いて、

  • 飛行機や安全運航、フライトシミュレーターの操縦方法など説明:40分
  • 訓練施設内のフライトシミュレーターでの操縦体験:1組約35分、3組合計約105分
  • JAL工場見学展示エリア(SKY MUSEUM)見学:30分

という形で、目玉となるフライトシミュレーターでの操縦体験は1組あたり35分に設定されています。

つまり、会員本人と同伴者1名の合計2名で参加した時にはこの35分という時間を2名で共有して楽しみ、会員本人のみの1名で参加した時には35分をフルに楽しむことに。

どちらの場合でも、約35分の操縦体験には30,000マイルの負担が必要ということが分かりますね。

JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室の申込みが抽選式から先着方式に改善

こうして30,000マイルで貴重なフライトシミュレーターでの35分間の操縦体験を楽しめるJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室ですが、1回の実施では参加者は会員本人と同伴者1名までの合計2名ずつの最大3組までとなっていて、その最大合計人数は6名までに制限されています。

その結果、JMBダイヤモンドかJGCプレミアの上級会員で、さらに30,000マイルを保有しているとしても、3組よりも多い希望者が申し込んだ時には、申し込み期間終了後の抽選によって参加の可否が決められていました。

ただし、この抽選式の方法では、

  • 航空教室実施日の1ヶ月前から1週間の申込期間を設定
  • 申込期間終了の翌日までに抽選に当選した参加希望者宛にメールで通知
  • 当選通知を受けた参加希望者は通知到着の4日以内に必要事項の返信や参加手続完了が必要

という流れになっていたため、申し込みから時間経過したあとでの手続きとなることや、実際の実施日まで約3週間程度の日数があるなどの様々な理由で、申込みを行いせっかく当選したものの、肝心の手続きが完了されなかったり、当日の参加がないなどのケースもあったはずです。

そうした事態を改善するためなのか、2018年12月18日(火)開催分から、抽選式から先着式に変更され、申込み受付が開始される12月5日(水)10時にすべてが早いもの勝ちで決着することになりました。

つまり、2018年12月以降は、申込受付開始のタイミングに上位3組に入るように頑張りさえすれば、頑張ることすらできなかった運任せの抽選時代よりも、フライトシミュレーターでの操縦体験を楽しめる可能性が確実に高くなりました。

また、申込日から実施日までの日数も2週間弱に短縮され、従来よりも予定を確認した上での参加が行えるようになったのも、嬉しい改善ですね。

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JALとJTAとデルタ航空のフライトシミュレーター体験操縦サービスの比較

こうした形での改善が行われたJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室ですが、最大2名での35分間のフライトシミュレーターによる操縦体験に30,000マイルの価値があるのか、気になるかもしれません。

それを判断するためには、JAL以外で提供されているフライトシミュレーターでの操縦体験の内容や必要コストと比べてみるのが一番です。

ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、JALの操縦体験で利用されるフライトシミュレーターは油圧駆動での実際の操縦操作による動きや傾斜の反映が可能な高性能なものということ。

一般的な据え置きタイプとは異なり、油圧駆動によるフルフライトシミュレーターと呼ばれる高性能なタイプはやはり航空会社などでパイロットの訓練に活用するのみという制限された運用が普通で、操縦体験として一般の利用者に開放されるのは本当に稀なことです。

しかし、その機会が全く存在しないわけではありません。

具体的には、

  • JTA フルフライトシミュレーター体験会
  • デルタ航空の航空博物館内 フライトシミュレーター体験サービス

の2つ。

これらJTAとデルタ航空による2つのサービスと、JALによるJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室を、

  • 費用
  • 操縦体験時間
  • 開催場所
  • 参加人数
  • 参加者決定方法
  • 実施頻度
  • 機材の種類
  • 年齢や身長などの参加条件の有無

について簡単に比べてまとめてみたのが以下の表。

JALJTAデルタ
費用30,000マイル30分ごとに35,000円

(最大10%の割引あり)

425USドル

(約48,000円)

操縦体験時間1組35分1組30分から120分まで1組45分
開催場所東京・羽田沖縄・那覇アメリカ・アトランタ
参加人数2名まで4名まで4名まで
参加者決定方法先着抽選先着
実施頻度毎月1回不定期に1ヶ月に数回ほぼ毎日
機材の種類B777-200ERB737-400B737-200
参加条件の有無あり特になしあり

 

こうして比べてみると、これら3つの中ではJTAが提供するサービスが、

  • 操縦体験30分あたりの費用が10%引きのJTA利用割引利用で最安となる31,500円、5%引きのJALカード割引利用でも33,250円と割安
  • 30分を操縦体験の基本時間としながら、30分毎に追加の費用さえ支払えば、最大で120分もの連続した操縦体験が可能
  • 開催頻度も不定期ながら、2019年1月は6日間、2月は7日間、3月は3日間と月に1回以上は開催

となっていて、かなり特色あるサービスが提供されていることが分かります。

また、デルタ航空では、アトランタにあるデルタ航空運営の航空博物館を訪れることさえできたなら、一部の祝休日や特別なイベント開催日を除いて、ほぼ毎日操縦体験が可能になっていますから、その確実性の高さが魅力ですね。

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フライトシミュレーターでの操縦体験に30,000マイルの価値があるのか

ただし、JALに比べてきらりと光る特長を持つJTAとデルタ航空のフライトシミュレーターによる操縦体験ですが、沖縄の那覇で開催するJTAはもちろん、アメリカのアトランタで開催するデルタ航空も、現地に在住している方以外は、そこまでの移動やそれに伴う交通費や宿泊費なども必要になります。

そのため、費用や利便性の面まで考えると、アクセスの良好な東京の羽田空港で操縦体験ができるJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室もなかなか魅力的なサービスと私は感じています。

また、JTAもデルタ航空もフライトシミュレーターの機材は小型機で1964年に初飛行が行われたボーイング737(B737-400、B737-200)を対象としたものですが、JALの場合は大型機で1994年に初飛行が行われた、より新しいボーイング777(B777-200)を対象としたものですから、ダイナミックで洗練された操縦体験を期待できるのも魅力と言えそうですね。

まとめ

JMBダイヤモンドやJGCプレミアといった上級会員資格の保有と30,000マイルの負担に加え、先着での申込みという難関突破が必要となるJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定 パイロット体験 航空教室。

しかし、このパイロット体験では、油圧による駆動によって、実際の操縦操作による動きや傾斜の反映が可能な貴重で高性能なフライトシミュレーターが利用されるなど、間違いなく忘れられない思い出を伴う体験になるはずです。

確かに、条件面での様々な難しさはあるものの、純粋な特典航空券利用とは全く異なるマイルの有効利用の1つとして覚えておくのも面白いと思いますよ。

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