有償の国際線航空券利用する時には、我が家ではメインの航空会社として愛用しているJALを通して購入するようにしています。
なぜなら、
- JALカード特約店のため、最大100円で2マイルが加算される
- ラウンジなどJAL上級会員向けの特典を制限を受けずに活用しやすい
- インボラアップグレードが高確率で期待できるJAL便中心で旅程を組める
- 通常手数料負担なしでの予約発券が可能で、手数料負担発生時もJAL旅行券で免除できる
といったメリットがあるから。
そのため、基本的に我が家の国際線航空券予約で有償航空券の販売を行う他の旅行代理店を利用することはありません。
目次
JAL以外のオンライン旅行代理店を利用した理由
そうした事情もあって、JAL以外の代理店での国際線航空券の予約発券を選択肢に加えていなかった我が家に、大きな転機となる出来事が生じました。
というのも、繁忙期の時期の片道国際線航空券の予約が必要になったから。
一般的に、有償の片道国際線航空券は、LCCや一部の大手航空会社を除き、往復よりも予約クラスが高い普通運賃か、それに近いものしか用意されておらず、かなり割高な運賃で設定されているものですから、積極的に購入したいものではありません。
そのため、通常、こうした形で片道の国際線航空券を利用したい場合には、片道利用での制限が設定されていない特典航空券をJALマイルを利用して予約・発券を行うようにしています。
しかし、購入しなくてはいけないのが、繁忙期の時期ということもあって、空席を検索してみても、そもそも満席だったり、仮に空席が残っていたとしても、JAL国際線航空券PLUSによって割高になった必要マイル数が提示されるのみというなかなか悲惨な状況。
そうした事情もあって、JALでの有償航空券や特典航空券を予約することは早々に諦め、航空券検索サイトやオンライン旅行代理店を活用し、片道の国際線航空券を探すことにしました。
偶然見つけた掘り出し物
そんな我が家がまず最初に利用したのが、グーグルフライト検索。
ネット検索大手のグーグルが提供しているサービスだけあって、全体的に操作しやすく、検索結果もスピーディーに表示されます。
また、肝心の検索結果もなかなか良く考えられていると感じるものですから、様々な検索条件を試行錯誤しながら、価格面やサービス面、飛行時間などの運航条件面などで納得できる航空券を探してみることに。
ただ、その結果は、繁忙期の予約を希望していることが決定的に足を引っ張り、残念ながら満足な品質の有償航空券は見つからずという無念なもの。
そこで、グーグルフライト検索の次に試してみることにしたのが、他の航空券検索サイトの1つ、スカイスキャナーでした。
正直、スカイスキャナーもグーグルフライト検索と同じ航空券検索サイトということで、結果に大きな違いはないだろうという先入観を持っていたのですが、物は試しと実際に試してみることに。
その結果は意外なもので、グーグルフライト検索とは想像以上に異なるフライトが数多く並んでいました。
そうしたスカイスキャナーでの検索結果の中には、グーグルフライト検索よりは良質なものの、我が家で上級会員ステイタスを保有しているワンワールド加盟航空会社以外によるもうひと押しの魅力が欲しいという条件の航空券も含まれ、このまま購入するべきか、それとも別の策を検討すべきか、決定打に欠ける中ですから本当に迷ってしまう事態に。
そうして判断を保留したまま数日が過ぎた頃、突如前触れもなく現れたのがJALの航空券。
それも片道にも関わらず、他の航空会社と同等のお買い得な金額での提示が行われ、実質的にJALホームページで海外発の片道航空券として案内されている金額の約5分1で、通常の割引運賃の片道分としても十分安い航空券ですから、見つけた時には正直目を疑いました。
スカイチケットで空席なし扱いとしての取引中止後、エクスペディアで無事購入
グーグルフライト検索だけではなく、スカイスキャナーのような航空券検索サイトを利用する時に必ず注意したいのが、検索結果として表示された航空券が本当に購入できるのかということです。
というのも、旅程や料金こそしっかり表示されるものの、予約手続きを進めてみると満席のため空席が残っていないというようなエラーが表示され、手続きを完了できないというケースも多く存在するから。
実際、今回の予約でも、最安値として表示されていたスカイチケットでは、
- 住所
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- クレジットカード番号
といった個人情報をしっかり入力し、最後に決済を行うボタンをクリックしたのですが、その段階になって満席のため予約できないという案内。
結果的に、予約は物理的に不可能な中、個人情報だけを収集された形になってしまったため、正直こうした対応にはあまり良い印象を感じるものでありませんでした。
そこで懲りずに、その次の代理店として試してみたのが、スカイチケットに続く、次点の金額を提示していたエクスペディア。
こちらについては、為替の計算方式の影響なのか、スカイチケットに比べ、数百円だけ高い総額が提示されていたものの、途中で満席と表示されることもなく、無事にお得な価格での発券が完了し、一安心しました。
エクスペディアで購入した航空券にJAL上級会員ステイタスを反映する
こうしてJAL以外で購入した航空券にはいくつかの制限が設けられるのは少しだけ注意が必要です。
しかし、そうした制限の中にはお得意様番号を登録することで、上級会員ステイタスの特典が活用可能になり、実質的に制限の影響を軽減することも不可能ではありません。
そのために必要なのが、JALホームページ上で予約詳細を確認し、その上で会員情報の登録を行うというもの。
具体的には、JALホームページでログインしている場合には一度ログアウトし、「国際線タブ」をクリック。
その後、「国際線ご予約・購入済みのお客さま」→「予約確認 購入/座席指定/取消」という順番でクリックするというもの。
その後表示されるページでは、搭乗者の個人情報や便名、予約番号などを入力するだけで、エクスペディアなどのJAL以外の代理店で購入手続きを完了した予約の詳細も確認可能です。
その予約詳細には「お客さま情報更新」というリンクも用意されているので、そこからお得意様番号を登録する画面に移動します。
JALのお得意様番号を入力するマイレージプログラムの空欄に加え、JALからの連絡に活用されるメールアドレス登録欄も用意されているので、万が一の遅延や欠航といったトラブル発生時に備え、そちらもこの機会に一緒に埋めてしまうのがおすすめです。
ちなみに、エクスペディアなどの代理店を通した予約では、予約手続完了直後の予約詳細画面では、予約状況が「購入済み、発券待ち」という通常の「発券済み」とは異なる表示になることもあります。
これについては、数分から数十分ほどで処理され、何もすることなく正常な「発券済み」の表示になるため、特に心配する必要はありません。
上級会員ステイタスとの紐付けでも事前座席指定不可の航空券
今回購入した航空券は、予約クラスNという、数あるエコノミークラスの国際線航空券の中でもかなり下に位置する安価なもの。
そうした予約クラスを反映しているのか、国際線区間については、事前座席指定対象となり、シートマップの確認すらできません。
一方、国際線との乗り継ぎとなる国内線区間については、予約クラスYが指定されているためか、問題なく事前座席指定が可能になっているのとは対照的ですね。
ちなみに、お得意様番号の登録を行い、予約と上級会員ステイタスを紐付けることで、乗り継ぎの国内線区間では、問題なく事前座席指定可能な座席の幅が拡大され、しっかりと特典を活かすことができました。
しかし、国際線区間は上級会員ステイタスとの紐付け完了後も事前座席指定不可状態から改善されることはありませんでしたから、予約クラスによる事前座席指定不可の制限はとても強固なものなのかもしれませんね。
代理店での予約でできないこととできること
こうした形で制限を実感するエクスペディアなどの代理店経由での予約ですが、オンラインチェックインなどの基本的な航空券に対する機能として提供されているサービスは問題なく利用可能です。
そのため、今回予約発券を行った事前座席指定ができない予約クラスNの国際線航空券でも、出発の24時間前から提供されるオンラインチェックインでの座席指定は受け付けられ、出発当日の空港のチェックインカウンターでようやく座席指定が可能になるというような事態は回避できます。
また、エクスペディアの場合、LCCを除く多くの大手航空会社の予約については、キャンセル不可の予約であっても、
- 予約完了の当日
- 予約完了から24時間以内
など、予約から短時間のキャンセル希望の場合、無料で問題なくキャンセルを受け付けてもらえるなど、独自のサービスが提供されていることも。
そのため、航空会社で直接予約を行う時との違いに戸惑うのは避けられないものの、とりあえず疑問を感じた時には、JALの予約デスクだけはなく、予約元となっているエクスペディアのカスタマーデスク(03-6362-8013/毎日7時から24時まで)に問い合わせてみるのもおすすめです。
まとめ
大きな出費や不便な旅程を覚悟していた、繁忙期の国際線航空券予約は、思いがけない伏兵、エクスペディアの存在に助けられ、とても満足な形で手続きを完了することができました。
もちろん、JALの航空券は基本的にそのままJALからそのまま購入するのがお得だと思うものの、今回のような片道の国際線航空券などの特殊な予約では、そうした常識は頼りにならない可能性もあると感じたのも正直な部分です。
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