2019年3月31日に東京・成田-シアトル間の新規路線を開設したJAL。
我が家ではタイミング良く、その路線の最初のフライトとなる初便に、ビジネスクラスで搭乗する機会に恵まれ、それは私にとっても忘れられないフライトになりました。
実際に、そうした新規路線開設に伴う初便を利用して感じたのは、初便の搭乗はとても楽しいということでした。
なぜなら、
- 初便の搭乗者限定の記念品がもらえる
- 初便限定で開催されるセレモニーに参加できる
- JALスタッフと一緒に新規路線開設をお祝いできる
という、まさに初便の利用者だけの特別な経験ができるという魅力があるから。
初便の搭乗者限定でもらえる記念品
初便を利用する上で、最も分かりやすい魅力の1つが、新規路線開設記念の特別な記念品をもれなくプレゼントしてもらえるということかもしれません。
実際、2019年3月31日のシアトル線の初便でも、この路線の真の初便で、往路となる成田-シアトル線と、その復路としての初便となるシアトル-成田線のそれぞれで異なる内容の記念品が用意されていたのはもちろん、その記念品自体も、搭乗前にプレゼントするものと、搭乗後にプレゼントするものに分けるなど、とても考えられた構成になっていました。
少し具体的にその内容を見てみると、楽しめる初便独自の記念品の特長が見えてくるはずです。
まず、成田-シアトル線の搭乗前に、搭乗ゲートで紙袋に入れられた形で手渡されたのが上の写真に写っている記念品。
内容としては、左上から時計回りに、
- 希望の鶴(折鶴)
- JAL特製石鹸
- 成田空港のロゴ入りボールペン(アクロボール)
- 成田空港のロゴ入りフライトタグ
- JALのロゴ入りの革製カバー付きメモ帳
- 赤坂社長からのメッセージカード
- シアトルがデザインされたステッカー
といったもの。
また、同じ成田-シアトル線でも、実際に機内に搭乗後以降にプレゼントされるのが、上の写真。
その内容としては、左から順番に、
- 初便搭乗を記念した金属製のオリジナルラゲッジタグ
- 飛行機のぬいぐるみ(普段は子供向けにプレゼント)
- 運航機材と同じB787-8のモデルプレーン(普段は子供向けにプレゼント)
- 初便の搭乗証明書
- JALのロゴ入りの靴べら
- JALスタッフによる手書きのお礼カード
といったものになっていました。
一方で、初便は初便でも、すでに初便として運航された成田-シアトル線の復路となるシアトル-成田便でも、上の写真に写っているような記念品が搭乗ゲートで紙袋に入れられた形で手渡されるのは同じでした。
しかし、内容は一部異なり、左上から時計回りに、
- 桜の形のシアトル-成田線の新規路線開設を記念したステッカー
- 折り鶴のデザインが目立つシアトル-成田線の新規路線開設を記念したステッカー
- 赤坂社長からのメッセージカード
- JALのロゴ入りの革製カバー付きメモ帳(往路の成田-シアトル線の初便と共通)
- 初便搭乗を記念した金属製のオリジナルラゲッジタグ(往路の成田-シアトル線の初便と共通)
といったもの。
また、機内に搭乗して以降には、左から時計回りに、
- 飛行機のぬいぐるみ(普段は子供向けにプレゼント)
- 運航機材と同じB787-8のモデルプレーン(普段は子供向けにプレゼント)
- JALのロゴ入りの靴べら
- JALスタッフによる手書きのお礼カード
といった内容がプレゼントされました。
ちなみに、赤坂社長からのメッセージカードは、上に写っている往路と下に写っている復路で文面はもちろん、カードのデザインすら異なるという手の混んだものが用意されていました。
加えて、記念品の中では大物として特に目を引く、
- JALのロゴ入りの革製カバー付きメモ帳
- JALのロゴ入りの靴べら
についても、JALのロゴがさり気なく活かされたデザインはもちろん、作りや素材といった製品としての品質も良好で、実際に活用できる品物が記念品として選択されているのはとても好印象でした。
これらのメモ帳と靴べらは、往路(日本発)と復路(海外発)で内容自体に違いはないものの、その外装には、
- 往路:JAL 成田-シアトル 新規開設 2019年3月31日
- 復路:JAL Seattle-Narita Inaugural Flight March 31,2019
というように、JALらしいと感じる細やかな配慮がありました。
いずれの記念品も、初便に搭乗するだけでもれなくもらえるわけですから、思いがけず嬉しいプレゼントと感じる方も多いはずです。
初便限定で開催されるセレモニーに参加できる
せっかく初便に搭乗するのであれば、楽しみたいことの1つといえば、初便限定で開催されるセレモニーの存在。
これは、搭乗開始予定時刻よりも前に搭乗ゲート付近に、特設の会場を設けて行われるものですから、早めに搭乗ゲートを訪れない限り、簡単に見逃してしまうことも考えられる貴重なイベントです。
もちろん、新規路線開設に伴う初便ということで、赤坂社長のようなJALや関係する組織の幹部はもちろん、サプライズのゲストとして、阿部寛さんのような有名な方が招かれたりと、普段のフライトは全く異なる搭乗前の時間を楽しめるのも、このセレモニーの特長です。
上の写真のようにとても豪華な顔ぶれのテープカットを目の前で見られるのも、初便のセレモニーならでは。
しかも、セレモニーの後の搭乗では、そうした顔ぶれによる搭乗ゲートで、1人1人に記念品を手渡しながらのお見送りサービスも行われ、これもまた忘れられない思い出になるはずです。
もちろん、復路となるシアトル-成田線でも同様のセレモニーは開催。
こちらの場合、往路での阿部寛さんのような特別有名な方の参加こそなかったものの、新規路線開設に尽力した立役者やそれを祝福するために集まった関係者の方々を中心とした全体的にアットホームで和やかな雰囲気が印象に残るなど、セレモニーごとに異なる個性が感じられるのも楽しいはず。
ちなみに、こうしたセレモニーの開催の有無や開始時間は、出発当日に空港のチェックインカウンターで質問してみると快く案内してくれますから、うっかり参加できないリスクを無くすためには、忘れずに確認してみるのがおすすめです。
一緒に新規路線開設をお祝いするために準備しておきたい大切な一言
こうして普段とは異なる特別がたくさん追加されている初便を最大限楽しむためには、JALと一緒に新規路線開設というおめでたい日を祝うのが一番なのは間違いありません。
実際、初便運航当日は、これまで新規路線開設を実現するために様々な努力を積み重ねられてきたJALのスタッフの方々にとって、集大成となる記念すべき日。
それが節度ある中にも、お祝いムードやお祭り騒ぎという形で感じられる雰囲気をJALのスタッフの中に作り出しているのが初便です。
そのため、ぜひおすすめしたいのが、初便のセレモニーやフライトに携わるJALのスタッフ方々に声をかけるときには、「(新規路線開設)おめでとうございます」という一言も一緒に伝えるというもの。
その思いがけない一言が届いた瞬間、多くのJALスタッフの方々が、ニッコリとこちらが想像している以上にはっきりとした嬉しさを表情に表してくれるため、利用者にとっても初便だからこその忘れられない瞬間に出会えるはずです。
まとめ
2019年3月31日のシアトル線の初便に搭乗するまで、新規路線開設は利用者にとって選択肢が増えていいなという利便性に関わる感想しか正直持っていませんでした。
しかし、初便の運航を前に開催されたセレモニーや実際の初便フライトを経験することで、JALのスタッフの方々が抱いている新たな目的地のシアトル就航に至るまでの想いや熱意、そしてやり遂げたことへの達成感を、実感の伴う形で目の当たりにできたことは、私にとってもとても嬉しいものでした。
確かに、新規路線開設に伴う初便は、そもそも便数自体がとても限られ、しかも、スケジュール的に利用できるとは限らないなど、初便搭乗を実現するまでのハードルは想像以上に高いものです。
しかし、それを乗り越えた先には、初便だからこそ出会えて楽しめる、間違いなく特別な初便フライトが用意されているはずですから、機会に恵まれたなら積極的に利用してみるのは本当におすすめだと思いますよ。
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