ワンワールドエメラルドステイタス保有者とファーストクラス利用者の空港サービスで提供される特典の違いと注意点(ラウンジアクセスと専用エリア、搭乗ゲートでの優先搭乗、ファーストクラスチェックインカウンター)

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JALが加盟しているワンワールドでは、上から順番に、

  • エメラルド
  • サファイア
  • ルビー

といった3種類のワンワールドステイタスが用意されています。

その中でも、エメラルドとサファイアの2つは、例えエコノミークラスを利用する場合でも、

  • エメラルド:ファーストクラス相当の空港サービス
  • サファイア:ビジネスクラス相当の空港サービス

といった特長があるため、ルビーよりも格段に魅力を感じるステイタスなのは間違いありません。

しかし、ファーストクラス相当の空港サービスが提供されるワンワールドエメラルドを保有しているからといって、常にファーストクラスと同じ扱いを受けられるとは限らないのは意外に注意を要するポイント。

なぜなら、ワンワールドエメラルド保有者とファーストクラス利用者に全く同じサービスを提供していることもあれば、逆にファーストクラス利用者だけにしか提供しないサービスもあるから。

そのため、ワンワールドエメラルドステイタスで全てのファーストクラス利用者と同じサービスが利用できると思い込んでしまうと、知らず知らずのうちにルール違反やマナー違反な行動をしてしまうリスクも十分考えられます。

ファーストクラス利用者専用でワンワールドエメラルドでは入室できないファーストクラスラウンジ

ワンワールドエメラルドステイタスの大きな魅力の1つがそれぞれの空港で航空会社がこだわりを持って運営しているファーストクラスラウンジへのアクセス。

例えばJALの場合、羽田空港と成田空港のそれぞれで運営しているファーストクラスラウンジには、ファーストクラス利用者はもちろん、ワンワールドエメラルドステイタスを保有している会員本人と1名までの同伴者の合計2名まで入室可能という運用になっています。

そのファーストクラスラウンジでは、ビジネスクラスラウンジでは用意されていない高品質な料理や食べ物が楽しめるのはもちろん、ファーストクラスラウンジだけでしか利用できないサービスも存在しているのはやはり魅力的。

ただし、ワンワールドエメラルドを保有しているからと言って、ファーストクラス利用者と同じようにすべてのファーストクラスラウンジにアクセスできるわけではありません。

実際、ロンドンのヒースロー空港でブリティッシュエアウェイズが運営しているコンコルドルームのように、ブリティッシュエアウェイズ運航のファーストクラス利用者のみが利用できるファーストクラスラウンジも用意されていることからも分かります。

もちろん、こうしたファーストクラス利用者限定と銘打っているファーストクラスラウンジには、いくらラウンジの入口でワンワールドエメラルドのステイタスを提示したとしても入室は認められることはありません。

ただし、そういった形でファーストクラス利用者専用のファーストクラスラウンジが設定されている場合、確実にそれ以外の利用者向けのファーストクラスラウンジも別途用意されているため、利用できるラウンジが全くないという心配は不要です。

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ビジネスクラスラウンジの中に設置された専用エリア

空港によっては、ファーストクラスラウンジの設定がなく、ファーストクラス利用者はもちろん、ワンワールドエメラルドステイタス保有者も、ビジネスクラスラウンジを利用するケースもあります。

そんな場合に時々見かけることになるのが、ファーストクラス利用者専用やワンワールドエメラルドステイタス保有者に用意された専用のエリア。

例えば、最近までニューヨークのJFK空港でのJAL指定ラウンジとして利用されてきたエールフランスラウンジでは、1階部分と2階部分で分かれている構造を活用して、2階部分をファーストクラス利用者とワンワールドエメラルドステイタス保有者のみの利用に限定し、ラウンジが混雑する時間帯でも、それらの2階へのアクセスが許された会員は座れる席を探す苦労をせずに済むという配慮が行なわれていました。

ただし、ビジネスクラスラウンジ内に用意されたすべての専用エリアをファーストクラス利用者と同様にワンワールドエメラルドステイタス保有者が利用できるのかというと、そうとは限りません。

実際、パリのシャルルドゴール空港のJAL指定ラウンジとして利用されているこれまたエールフランスラウンジでは、専用エリアこそ設定されているものの、その入口には「ファーストクラスのお客様 シート番号1-2」の記載があり、あくまでファーストクラス利用者のみに制限されたエリア。

つまり、普段はファーストクラス利用者と同様に優先的に扱われているワンワールドエメラルドステイタス保有者も、このパリのシャルルドゴール空港のエールフランスラウンジでは、ファーストクラス利用者とは異なる扱いになるのは避けられません。

それを知らずにワンワールドエメラルドステイタスのみで専用エリアに留まり続けると、ラウンジスタッフの方々はもちろん、正規に専用エリアを利用できるファーストクラス利用者の方々にも迷惑をかけたりしてしまうので要注意ですね。

特に、こういった専用エリアの情報はワンワールド公式サイトのラウンジ情報をまとめたページ内でも案内されていないため、意外に厄介と感じる方も多いかもしれません。

しかし、専用エリアの入り口には立て札などの掲示で、対象となる利用者を案内しているはずですから、「ワンワールドエメラルドステイタス=ファーストクラス利用者と同等の空港サービスを利用可能」という思い込みを鵜呑みにせずに、そのラウンジごとの利用条件をざっと確認するだけでも大半の勘違いによるミスは回避可能です。

例えば、上の写真は羽田空港のサクララウンジに用意された専用エリアですが、入り口にはファーストクラス利用者に加えて、JMBダイヤモンドやJGCプレミアを含めたワンワールドエメラルドステイタス保有者が対象という案内が掲示されていることが分かるはず。

また、ラウンジ入口のカウンターで受付を行う時はもちろん、その後、専用エリアを見つけた後にでも、油断せずにラウンジスタッフに確認のために問い合わせてみるだけでも、思わぬ形でのルール違反などリスクは事前に察知できます。

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搭乗ゲートでの最優先搭乗

優先搭乗の順番や区分をしっかり分けているJALの場合、ワンワールドのステイタス保有者には最優先搭乗として、ファーストクラス利用者と同じ列での優先搭乗サービスが提供されています。

ただし、すべての空港でワンワールドエメラルドステイタス保有者がファーストクラス利用者と同じタイミングで優先搭乗を利用できるとは限らないのは要注意。

実際、上のパリのシャルルドゴール空港で撮影した写真のように、ファーストクラス利用者専用の列をワンワールドエメラルドステイタス保有者用とは全く別に用意されるケースもあります。

この場合はもちろん、ファーストクラス利用者はワンワールドエメラルドステイタス保有者よりも先に優先する形で機内に案内されていきます。

さらにファーストクラス利用者の優先が徹底されると、上のタイ、バンコクのスワンナプーム空港で撮影した写真のように、ファーストクラス利用者専用の待合エリアが用意されることも。

この場合も、ラウンジでの専用エリア同様、ワンワールドエメラルドステイタス保有者は利用することはできませんから、それにも関わらず中に入ると、空港スタッフによって注意されてしまいます。

ただし、すべての空港や航空会社でJALのような優先搭乗が行なわれているわけではないことも要注意。

実際、空港や運航する航空会社の組み合わせによっては、とりあえずワンワールドのステイタスを持っている利用者全員がごちゃまぜ状態で先着順に1本の優先搭乗待ちの列に並ぶという運用も当たり前に行なわれていますから。

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ワンワールドエメラルドとファーストクラスで大きな違いを感じにくいチェックイン手続き

これまで見てきたラウンジや優先搭乗に比べると、ファーストクラス利用者とワンワールドエメラルドステイタス保有者の間の違いを感じにくいのが、チェックインカウンターでの手続き優先。

これは元々、ワンワールドステイタスの共通ルールで、ワンワールドエメラルドステイタス保有者はファーストクラス用のチェックインカウンターの利用が提供されていて、ラウンジ利用や優先搭乗に比べると空港や航空会社ごとの違いを作り出す余地が残されていないことが理由かもしれませんね。

また、ファーストクラスが運航されている空港ということは、多くの場合それぞれの国での主要な都市にある規模の大きな空港のはずですから、ファーストクラス用のチェックインカウンターも十分な数が用意されているために順番待ちでの混雑も生じにくく、実質的にファーストクラス利用者用とワンワールドエメラルドステイタス保有者用にさらにカウンターを分ける必要性が高くはない可能性もありますね。

特に、例え国際線の利用であっても、海外のようにオンラインチェックインや自動での預入荷物受付が普及し一般的になるほど、チェックインカウンターでの優先のメリットは薄れていくはずですから、今の状況からのさらなるファーストクラス利用者優先はあまり現実的ではないと考えています。

まとめ

ワンワールドエメラルドを保有していると、多くの空港で実質的にはファーストクラス利用者と同じような優先的な扱いを受けられるため、「ワンワールドエメラルド=ファーストクラス」という思い込みや勘違いをしてしまい、それを元に想像もしていないようなミスによるルール違反やマナー違反をしてしまうリスクがあります。

とは言え、実際の利用の前に油断せずに落ち着いて確認してみると、しっかりとそれぞれの空港ごとの制限やルールは案内されているため、それを元に行動をするだけでリスクの大半は回避できます。

また、そうした案内だけでは不明な部分がある時には、サービスを提供している航空会社スタッフに確認するだけで、明確に答えてくれるはずですから、迷った時には問い合わせてみるのが本当におすすめ。

やはり、思いもしない形でルール違反やマナー違反をしてしまい、公の場でスタッフに注意されてしまうという経験は誰しも楽しくはないもの。

そうした嫌な経験をせず、最後まで快適に旅行を楽しむためにも、ちょっとした一手間を惜しまず行う確認とその後のちょっとした慎重な行動は想像以上に大切だと思いますよ。

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