JALが国内線利用者を対象に2017年10月3日から2019年3月31日までの期間限定で無料プレゼントしている都道府県シール。
このシールは、国内線利用時に客室乗務員にお声がけすることによって、それぞれの客室乗務員の出身地やゆかりを感じるとして選んだ都道府県のシールを無料で提供してもらえるというなかなか楽しい企画です。
ちなみに、シールのプレゼントが行われるのは国内線としての運航のみで、国際線利用時にはキャンペーンの対象外としてシールをもらうことはできないので少しだけ注意が必要ですね。
JALをメインの航空会社として愛用中の我が家でも国内線を利用する度に、客室乗務員の方々にお声がけし、コツコツと都道府県シールを集めを楽しんできました。
目次
都道府県シール最大の目標、4セット分のコンプリート
この都道府県シール集めにはわかりやすいゴールが設定されています。
それが、47都道府県分のシールを集め、それをJALが運営する「JAL TODOFUKEN SEAL コンプリート事務局」に送付して、専用デザインのコンプリートシールと交換してもらうというもの。
さらに、このコンプリートシールは、4つものデザインが用意されていますから、最終的なゴールとして位置づけられるフルコンプリートを実現するためには、47都道府県分のシールを4セット、つまり少なくとも188枚集めなくてはいけません。
しかも、コンプリートシール集めでは、これまですでに集めているシールの重複が大きな壁として立ちふさがります。
実際、都道府県シールごとによく見かける一般的なシールもあれば、ほとんど見かけることのない希少シールやレアシールと呼ばれる珍しいシールもあるため、JAL国内線で都道府県シールをプレゼントされる度に、一喜一憂してしまう方も意外に多いはず。
都道府県シールフルコンプリートに必要だった合計枚数と合計搭乗回数
我が家でも、フルコンプリートに最低限必要な188枚を大きく越える枚数の都道府県シールを集めることで、必要な都道府県シールをすべてそろえることができました。
その数、524枚。
上の写真に写っている束はコンプリート用にまとめた47都道府県分のシール4セット分を除いた残りのシールですが、しっかりと分厚く、重みもずっしりです。
また、この524枚は交換や譲渡などを行わず、国内線のフライト中に客室乗務員の方々にプレゼントされたものだけを集めたもののみ。
その524枚分の都道府県シールをもらうために必要だった合計搭乗回数は75回。
この数字には有償の国内線航空券だけではなく、マイルを利用した特典航空券や国際線航空券の国内線区間利用も含まれています。
ただし、この75回という搭乗回数は、私と私の家族が一緒に旅行し、通常の2倍となる2人分の都道府県シールをもらってきた条件での数字ですから、実質的には150回分のフライトに相当することになるのは要注意ですね。
ちなみに、1回の搭乗でもらえる都道府県シールの最大枚数はその飛行機に乗務している客室乗務員の方の人数に左右されます。
そのため、乗客数の多い大型機の利用が多ければ少ない搭乗回数でも多くの都道府県シールをもらえる可能性が高くなる一方で、主要幹線以外の地方路線では1名~4名ほどの客室乗務員の方によって運航されていることも意外に多く見かけるため、残念ながらこの場合の都道府県シールの枚数は控えめなものになるのは避けられません。
我が家の場合、524枚という合計枚数と実質150回という合計搭乗回数から考えると、たくさんの都道府県シールがもらえる大型機の利用は比較的少なく、小型~中型の飛行機での移動が多かったと言えそうですし、それは私自身の印象とも重なっています。
各都道府県ごとの獲得枚数、獲得確率、レアシール&希少シールランキング
さて、こうしてプレゼントされた524枚の都道府県シールの獲得枚数を見ていると、明らかにもらいやすいシールとそうではないシールに分かれていることが実感できます。
具体的に、獲得枚数と全体に対する獲得確率、さらにはレアシールや希少シールの珍しい順のランキングをまとめてみたのが以下の表です。
獲得枚数 | 獲得確率 | 希少順位 | |
北海道 | 17枚 | 3.24% | 39位 |
青森県 | 8枚 | 1.53% | 20位 |
岩手県 | 5枚 | 0.95% | 8位 |
宮城県 | 7枚 | 1.34% | 17位 |
秋田県 | 9枚 | 1.72% | 20位 |
山形県 | 7枚 | 1.34% | 17位 |
福島県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
茨城県 | 12枚 | 2.29% | 32位 |
栃木県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
群馬県 | 11枚 | 2.10% | 29位 |
埼玉県 | 16枚 | 3.05% | 38位 |
千葉県 | 14枚 | 2.67% | 36位 |
東京都 | 38枚 | 7.25% | 47位 |
神奈川県 | 22枚 | 4.20% | 42位 |
新潟県 | 12枚 | 2.29% | 32位 |
富山県 | 10枚 | 1.91% | 28位 |
石川県 | 5枚 | 0.95% | 8位 |
福井県 | 9枚 | 1.72% | 20位 |
山梨県 | 9枚 | 1.72% | 20位 |
長野県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
岐阜県 | 8枚 | 1.53% | 20位 |
静岡県 | 12枚 | 2.29% | 32位 |
愛知県 | 29枚 | 5.53% | 45位 |
三重県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
滋賀県 | 6枚 | 1.15% | 13位 |
京都府 | 18枚 | 3.44% | 40位 |
大阪府 | 33枚 | 6.30% | 46位 |
兵庫県 | 23枚 | 4.39% | 43位 |
奈良県 | 8枚 | 1.53% | 20位 |
和歌山県 | 6枚 | 1.15% | 13位 |
鳥取県 | 6枚 | 1.15% | 13位 |
島根県 | 14枚 | 2.67% | 36位 |
岡山県 | 11枚 | 2.10% | 29位 |
広島県 | 12枚 | 2.29% | 32位 |
山口県 | 5枚 | 0.95% | 8位 |
徳島県 | 8枚 | 1.53% | 20位 |
香川県 | 7枚 | 1.34% | 17位 |
愛媛県 | 5枚 | 0.95% | 8位 |
高知県 | 5枚 | 0.95% | 8位 |
福岡県 | 19枚 | 3.63% | 41位 |
佐賀県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
長崎県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
熊本県 | 11枚 | 2.10% | 29位 |
大分県 | 4枚 | 0.76% | 1位 |
宮崎県 | 6枚 | 1.15% | 13位 |
鹿児島県 | 8枚 | 1.53% | 20位 |
沖縄県 | 25枚 | 4.77% | 44位 |
こうしてみると、我が家の都道府県シール集めでは、
- 福島県
- 栃木県
- 長野県
- 三重県
- 佐賀県
- 長崎県
- 大分県
の7県が本当に必要な4枚ずつしか集まらなかったレアシール&希少シールだったことがわかります。
一方、頻繁に獲得できる一般的なシールとしては、
- 東京都
- 大阪府
- 愛知県
などの都市や人口の規模も大きいことに加え、主要な国際空港が置かれている都府県が上位3位までを独占してることにも、出身地も対象とする都道府県シールらしい特色が感じられる部分ですね。
少なくとも、すべての都道府県が均等にプレゼントされることは全く期待できない状況です。
入手難易度の上昇につながるルール変更(改悪)リスク
こうした都道府県ごとに異なる入手難易度を持つ都道府県シールですが、2019年3月末の配布終了の時期に向け、今後の状況はあまり良いものではなくなるリスクがあると感じています。
なぜなら、これまでは快く受け付けてくれていたすべての客室乗務員の方の都道府県シールをまとめて用意してくれる対応に制限が加えられ始めたからです。
具体的には、チェックインカウンターやラウンジはもちろん、搭乗率や乗客の内容によっては、コミュニケーションが取ることができない恐れもあることから、機内でのリクエストすら都道府県シールのプレゼントを確約してもらえないことすらあります。
もちろん、乗客と客室乗務員の間のコミュニケーションを増やすという都道府県シールの開始目的を考えた場合、実際に言葉を交わし、会話を楽しんだ後でシールが手渡されるというのが、本来の形に近いものですが、それが徹底された場合、これまでのように都道府県シールを集める難易度や必要な搭乗回数は大きく悪い方向に変化してしまうはずです。
そう考えると、都道府県シールのキャンペーンが終了する直前期には、より一層条件が悪くなり、シールの1枚1枚が集めにくくなるという状況もあらかじめ念頭に置き、今から対策やそれに向けた行動しておくというのも必要かもしれません。
まとめ
2017年10月のキャンペーン開始から約1年間で4セット分の47都道府県すべての都道府県シールを集めが完了した我が家では、2019年3月末の締切に余裕を持って集められたことでようやく一安心している状況。
とは言え、524枚の都道府県シールの中には、コンプリートになっていないものの、47都道府県にかなり近い形のセットがいくつかありますから、来年3月までの残りの期間は搭乗やその後の友人との交換などで、できる限りそれらの完成を目指すことにしました。
そうして、コンプリートした後には、私の家族の分として、できることなら私と同じ4セット、それが難しい場合でも少なくとも2セット完成を目指し、可能な限り多くのセットのコンプリートシールと交換するための準備を行うのも、今のJAL国内線を利用する楽しみの1つになっています。
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