JALの運航する飛行機を利用して貯まるポイントはマイルだけではなく、上級会員資格を獲得・維持するためのFLY ONポイントと呼ばれるポイントも積算されていきます。
実は、JALでは飛行機の搭乗以外でもこのFLY ONポイントがプレゼントされるチャンスも用意していて、その1つが、りそなJALスマート口座というオンライン専用口座の開設時に1,000ポイント分のFLY ONポイントがもらえるというもの。
銀行口座の開設に伴うポイントプレゼントですから、1人につき1回のみの制限はあるものの、お手軽さは十分の面白い企画です。
目次
FLY ONポイント積算&ステイタス更新スケジュールを調べてみるきっかけ
この1,000ポイント分のFLY ONポイントは、
- JALマイルが積算される便に初回搭乗の翌月末頃
- 銀行口座開設前にJALマイルが積算される便にすでに搭乗している場合には口座開設完了の翌月末頃
というような形でプレゼントされることになっています。
ここで気になったのは具体的には何日頃にFLY ONポイントが積算され、そのFLY ONポイントの反映を受けて、いつどのタイミングで上級会員資格のステイタスが更新されるスケジュールになっているのかということ。
特に今回は7月中旬時点までに確定していた有償の予約で、8月中旬までには29,000ポイント分をわずかに越えるFLY ONポイントが貯まること、そして9月まではFLY ONポイントの追加積算のないことが分かっていました。
そこで、7月中のりそなJALスマート口座開設で、8月末頃の1,000ポイント分のFLY ONポイント積算タイミングを確認するのと同時に、クリスタル会員に必要な30,000ポイントを突破。
その後、クリスタル会員のステイタス更新と特典提供開始のタイミングを確認するチャンスとして活用することにしました。
FLY ONポイントの積算タイミング
まず、最も重要なFLY ONポイントの積算タイミングですが、7月の口座開設完了後、8月15日から毎日数回チェックしていてようやく変化が確認できたのは、8月22日に日付が変わった直後のこと。
上の画像のように8月20日に積算された扱いで、「りそなスマート 口座特典ボーナスポイント」として1,000ポイント分のFLY ONポイントが反映されていました。
つまり、月末頃とは案内されているものの、20日には積算の手続きが開始され、国内線利用時のFLY ONポイントのように手続き完了後の2日後には積算済みのポイントとして反映されるということですね。
ステイタスへの反映タイミング
上級会員ステイタスについては、8月22日の時点で反映と更新が行なわれず、FLY ONポイントが30,000ポイントを越えているのに、JAL CARD会員としてしか扱われていない不思議な状況。
しかし、それも翌日の8月23日に日付が変わった頃には更新され、クリスタル会員のステイタスが反映されました。
ステイタス反映後のクリスタル会員特典の提供開始
そうしたステイタスの反映と同じタイミングで、クリスタル会員のファーストサービスの1つ、10回分の羽田空港国内線サクララウンジ専用ラウンジクーポンのプレゼントがすでに実施され、ステイタスが反映された8月23日に日付が変わった頃から利用可能となっていました。
ちなみに、この羽田空港サクララウンジ利用特典は、電子クーポンの形で提供されるため、航空券予約にJMBお得意様番号を関連付けるだけで利用できるサービスですから、セカンドサービスが開始されるステイタスカードの到着を待つ必要はありません。
通常、ファーストサービスはFLY ON ステイタス達成の約1週間後から開始と案内されていますから、この羽田空港国内線サクララウンジ専用ラウンジクーポンのプレゼントについては、かなり早くから提供されていることが分かります。
さらに、8月23日の15時31分頃には、
「【マイル到達通知メール】JMBクリスタルのステイタスに達しました」
というタイトルのメールが登録しているメールアドレス宛に届きました。
その内容は、主に
- ステイタス基準を満たした2017年08月23日現在のFLY ONポイント・ご搭乗実績
- JMBクリスタルステイタスのサービスは約1週間後より利用可能なこと
の2点が案内されているだけのシンプルなものです。
少しずつ時間差で提供が始まるクリスタル会員ファーストサービス
ただし、羽田空港国内線サクララウンジ専用ラウンジクーポンがプレゼントされたり、ステイタス到達の通知メールが届いたからと言って、すぐにすべてのファーストサービスが提供されているわけではありません。
例えば、クリスタル会員に提供されるファーストサービスの1つ、国際線前方座席指定サービスは、8月23日時点ではJALホームページ上はもちろん、JAL国際線予約に電話で問い合わせても利用できない状態。
担当のオペレーターの方によると、ステイタスの情報が更新されたばかりのため、システム上で予約に反映されていないことが原因らしく、しばらく待ってから再度試みてほしいという回答をもらいました。
また、システム的な制限で予約にステイタスが反映されていないということは、同じく上級会員向けのファーストサービスとして提供されるボーナスマイルなどの特典も正常に利用できない可能性が高いのかもしれません。
そうした状況が解消したのは8月24日に日付が変わった頃。
その時には、機首方向に向かって前方右側限定とは言え、非常口席の指定が可能になっていました。
FLY ONポイント積算&ステイタス更新スケジュールの全体像
7月月末までに口座開設完了
8月20日
- 1,000ポイント分のFLY ONポイント積算(マイル口座上は22日まで反映されず)
8月22日
- マイル口座上で20日付での1,000ポイント分のFLY ONポイント積算が確認可能に
- ステイタスの表示は変化なし
8月23日
- ステイタスの表示が変化
- ステイタス到達通知メール到着
- カード提示を伴わない一部のラウンジサービスなどのファーストサービスの提供開始
- 同じファーストサービスでも、国際線前方座席指定サービスなど一部の特典はシステムへの反映待ちで利用不可。
8月24日
- 国際線前方座席指定サービスの利用が可能に
まとめ
銀行口座を開設するだけで1,000ポイント分のFLY ONポイントがプレゼントされるりそなJALスマート口座は、案内されている月末に感じる印象よりも早くFLY ONポイントの積算が行なわれるだけではなく、その後のステイタスの更新と反映、さらには特典提供まで想像以上にスムーズな印象を感じるサービスでした。
特に、1人につき1回までとは言え、FLY ONポイントがリセットされる年末前などに上級会員資格を獲得・維持するためには、手軽さとスピード感も十分なサービスですから、最後の微調整の手段としても覚えておいて損はないと思いますよ。
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