マドリード空港(バラハス空港)からダブルツリー バイ ヒルトン マドリード プラドへのアクセス(空港シャトルバスの乗り場、利用方法とチケット料金、おすすめな始発利用)

2017年-2018年の年末年始のヨーロッパ周遊旅行で訪れたスペインの首都、マドリードではダブルツリー バイ ヒルトン マドリード プラド(DoubleTree by Hilton Madrid Prado)に宿泊しました。

このダブルツリー バイ ヒルトン マドリード プラド(以後略してダブルツリーマドリードプラド)は、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、ティッセン ボルネミッサ美術館など、我が家が重視しているマドリードの観光地にも数百mの完全な徒歩圏という好立地にあるホテル。

もちろん、マドリードの中心部にあるため、スペース上の制限が理由なのか、エグゼクティブラウンジは用意されず、そこでのサービスは提供されていないものの、観光での目的地へのアクセスの良さを優先して選択しました。

ダブルツリー バイ ヒルトン マドリード プラドのアップグレードとキングデラックスルーム(特典宿泊からのアップグレード内容、部屋の設備・内装、エグゼクティブラウンジ代替用の無料サービス)
ダブルツリー バイ ヒルトン マドリード プラドの朝食の魅力は朝から自由に楽しめる真っ当な寿司と大満足の美味しいアラカルトメニュー(アクセス、営業時間、ホットミール&コールドミールラインナップ、アラカルト一覧)

バラハス空港からホテルへのアクセスにバスを選んだ理由

今回、マドリードの空の玄関口、バラハス空港からのダブルツリーマドリードプラドへのアクセスに選んだのは空港とマドリード市内を約30分から40分で結ぶエクスプレス・アエロプルト(Exprés Aeropuerto)という空港シャトルバスサービス。

この空港シャトルバスは、24時間運行が行われているにも関わらず、大人1人片道5ユーロとなかなかリーズナブル。

しかも、空港から出発する便は、ターミナル4を始発とし、ターミナル2とターミナル1のそれぞれのターミナルへと順番に停車し、乗客をピックアップした後は、マドリード市内のオドネル(O’DONNELL)、シベレス広場(CIBELES)とアトーチャ駅(ATOCHA)にしか停車しないため、初めてでも安心して利用できる交通手段と言えます。

また、マドリード市内で停車するバス停の中では最寄りとなるシベレス広場も、ダブルツリーマドリードプラドへは約700mほど。

空港に向かう際の始発となり、空港への復路では利用をおすすめしたいアトーチャ駅のバス停についても、ホテルからは約900mほどと、ものすごく近いとは言えないものの、徒歩でも十分無理なくアクセスできる立地です。

空港に到着した後の空港シャトルバスの乗り場への行き方

空港からバスを利用して市内を訪れる時、気になることと言えば、バス停がすぐに見つけられるのかということ。

マドリードのバラハス空港では、上の写真のように空港内の案内を分かりやすく整備されているため、その案内に従ってどんどん進むだけで、バス停にたどり着けるようになっています。

途中、ドアの外に出るように促されたり。

外に出た後は、すぐ目の前の道路の横断歩道を渡るように案内され、少し不安になりますが、バスを表す案内板が続いている限りはそのまま進むのが吉。

横断歩道を渡った後は、すぐさま右に曲がるように案内。

その先に見えてくるのが、特長的な黄色に車体の色が統一された空港シャトルバスが停車しているバス停。

近くには、サービス内容と時刻表が掲載された案内板もあるため、仮にバスが停車していないタイミングだったとしても、見つけやすいはずです。

空港シャトルバスの利用方法と料金

バス車内への乗車はバス前方の運転手最寄りの入り口から。

その際に、先払いで運賃の大人1人5ユーロを支払うことになるのですが、受け付けてくれるのは現金のユーロのみで、クレジットカードは利用不可の模様。

また、バス停周辺にはクレジットカードでチケットを購入できる自動券売機も用意されていません。

そのため、空港内には両替を取り扱う店舗が用意されていますから、あらかじめユーロを入手しておく必要がありますね。

確実な座席と荷物置き場の確保には始発便が出発するバス停がおすすめ

バス車内はスーツケースなどの大きな荷物を持った空港からの乗客に対応するために、棚タイプの荷物置き場も用意されているものの、基本的には日本でもよく見かける路線バスを思わせる内装。

座席の数自体は限られるため、バス車内が混雑したタイミングで乗車してしまうと、空港からマドリード市内までの30分から40分程度の時間を立ったまま過ごさなくてはいけないのは要注意。

さらに、空港発の始発となるターミナル4やマドリード市内の始発になるアトーチャ駅以外で乗車する場合、座席はもちろん、荷物置き場までいっぱいになってしまっていて、揺れ動くバス車内で荷物を動かないように支えながら立ち続けなくてはいけないリスクも考える必要ありです。

そのため、もし時間に余裕があるのなら、空港から出発する時には、無料のターミナル間移動のためのシャトルバスを利用してターミナル4に移動したり、マドリード市内から出発する時には、途中のバス停になってしまうシベレス広場周辺からも十分徒歩圏な始発のバス停、アトーチャ駅まで歩いて移動し、そこから始発便を利用するというのもおすすめ。

同じ料金を支払っているにも関わらず、座席と荷物置き場が確保できるだけで、快適性は全く違うものになりますから。

ダブルツリーマドリードプラド最寄りのバス停、シベレス広場

ターミナル4から出発し、ターミナル2とターミナル1を経由したバスは、マドリード市内最初のバス停のオドネルで停車した後、いよいよダブルツリーマドリードプラド最寄りのシベレス広場に到着します。

バスから降りたシベレス広場からは、街路樹と遊歩道で丁寧に整備され、マドリード市内を大きく南北に貫くプラド通りが見えるはず。

ダブルツリーマドリードプラドは、南方向にプラド通りを進んだ方向にありますから、南に向かってどんどん進んでいきます。

そのまま進んでいくと、右側にはプラド通りに面したティッセン ボルネミッサ美術館、そしてプラド通りの反対側には少し小さくプラド美術館の特長的な建物も見えてくるので、ここまで来れたなら、それほど迷わずホテルにたどり着けるはず。

ホテルの入口は街並みに溶け込むように、一見分かりにくくなっています。

しかし、よく見てみると、エントランス部分にはダブルツリーバイヒルトンのロゴ。

そして、近づいてしっかり見てみると、ダブルツリーマドリードプラドのメインレストランの名前が書かれた、「RESTAURANTE  JAPANESE FOOD」「KIREI」という2枚の緑色の看板がひっそりと提示されていますから、それらを目印にするのもおすすめです。

ホテルの中に入ると、そこにはコンパクトながら細かな部分へのちょっとしたこだわりを感じるインテリアのエントランスロビー。

チェックインの手続きはそのエントランスロビーに用意されたフロントデスクで行い、ダブルツリーマドリードプラドでのホテルステイがスタートすることになります。

ちなみに、このフロントデスクはコンシェルジュとしての機能も有していて、かゆいところに手が届く、なかなか好印象なサービスが提供されていました。

まとめ

空港から市内への移動では、基本的に失敗がしにくく、万が一何らかのミスをしてしまった時でも、気づいた時に逆方向に戻るだけリカバリーしやすい地下鉄を含む鉄道を好んでいる我が家ですが、今回のマドリード滞在では、ホテル最寄りのバス停が十分近く、利便性が高かったため、空港シャトルバスを利用することに。

実際、バスに乗車したターミナル4が空港からの始発という幸運もあって、座席を無事確保して座れたのはもちろん、荷物の置き場所にも不安を感じることもなし。

結果的に、マドリード市内まで移動できたので、空港シャトルバスの利用は思いがけず満足度も高いものになりました。

ただし、始発以外で乗車する場合には、思わぬ混雑に遭遇して、目的地に到着するまでの30分から40分程度の所要時間を立ったまま、荷物が動いて他の乗客にぶつからないようにと心配しながらの苦行のような乗車になってしまうリスクがあるのも事実。

そう考えると、空港からの出発時はもちろん、マドリード市内から出発する時も、空港のターミナル間の移動やシベレス広場からアトーチャ駅までの移動はそれほど大変なものではありませんから、時間的に余裕があるのなら、空港シャトルバスに乗車する前に始発バス停まで移動してからの利用がおすすめだと思いますよ。

そのちょっとした一手間で、同じ料金負担でも座って快適に乗車できる可能性の高くなるのは間違いありませんから。

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