JAL上級会員ポイントが直接プレゼントされるJAL Global WALLET FLY ONポイントプレゼントキャンペーン(マイルにはないFOPだけの価値、キャンペーン内容と参加条件、キャンペーン終了後の継続、りそなスマート口座との比較)

多くの航空会社で提供されている上級会員資格という制度。

JALでも、利用者の搭乗実績に応じた特別なサービスを提供するための基準として、

  • JMB ダイヤモンド
  • JGC プレミア
  • JMB サファイア
  • JMB クリスタル

という4つのステイタスを用意されています。

これらの上級会員資格は到達後も期間限定で提供されるため、維持するためには一定期間内の有償利用で、それぞれの上級会員資格ごとに設定されている条件を満たし続けなくてはいけません。

JAL JMBダイヤモンド到達ビフォー&アフター(高い搭乗時のお得度、インボラアップグレード前提予約、とりあえずキャンセル待ち、マイル&eJALポイントの高還元、旅行頻度増加とダイヤモンド維持難易度変化、他社移行ではなく10万FOPを超えてもJAL)
JAL JMBダイヤモンドのインボラアップグレード(過酷な満席エコノミークラス便予約のメリット、最終防衛ラインは事前座席指定、おすすめな45A非常口席、「この予約はJALホームページではお取扱いできません」エラーでの事前確定通知、Eチケット印刷問題、厳しい条件で成功例)

上級会員資格到達・維持に必須の上級会員ポイント、FOP

そんなJALの上級会員資格の到達と維持で重要なのは、その基準として用意されているFLY ON ポイント(FOP)。

このFOPは特典航空券などとの引き換えなどに活用できるマイルがクレジットカードでのショッピングなどで獲得できるのとは大きく異なり、基本的にJALやJALが加盟するワンワールドの提携航空会社のフライトを有償で利用した時のみ獲得できるという制限が設けられています。

この制限のために、有償航空券を購入するお金を用意するだけではなく、実際に時間を用意して、完了したフライトを積み重ね続けなくてはいけない部分に、上級会員資格を獲得・維持する難しさの1つがあることに間違いありません。

2019年版お好きな1カ月間いつでもJALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーンの魅力と限界、活用方法(国際線乗り継ぎも対象となるメリット、ケアレスミス要注意なFOP計算方法、少し特殊な申込締切、保険としても役立つ翌年への先送り温存)
JGCやJMBサファイアからJGCプレミア、JMBダイヤモンドまで自分にぴったりなJAL上級会員資格・ステイタスの選び方と考え方

期間限定でもれなくFOPが2,000ポイントももらえるキャンペーン

そうした特長を持つFOPですが、JALでは2019年1月28日から6月30日までの期間限定で、2,000ポイント分ものFOPがもれなくもらえるキャンペーンを開催することになりました。

それが「JAL Global WALLET FLY ONポイントプレゼントキャンペーン」。

このキャンペーンでは、

  • JALが提供するマスターカードブランドのプリペイドカード「JAL Global WALLET」のうち、前述のJALの上級会員4種かJGCを対象とした、「JAL Global WALLET(JGW)ステイタスカード」を保有
  • キャンペーン期間中にJAL便名の国際線の中でも、JALマイルが加算対象の便を利用し、2019年7月10日までにマイルの積算を完了
  • キャンペーン期間中に海外で「JAL Global WALLET(JGW)ステイタスカード」をショッピング、または海外ATM出金での利用

という3つの条件を満たす場合、2019年7月下旬までに2,000ポイント分のFOPがボーナスポイントとして積算されるというもの。

ちなみに、

  • キャンペーンへの特別な登録は不要
  • キャンペーン期間中からボーナス分のFOP積算まで「JAL Global WALLET(JGW)ステイタスカード」を保有していることが必要
  • 一般会員向けの「JAL Global WALLET」を保有している場合は、JAL上級会員やJGCという条件を満たした後、「JAL Global WALLET(JGW)ステイタスカード」の追加申し込みが必要

というちょっとした注意点があるものの、それほど回避が難しいものではないと言えるはずです。

 

国際線航空券利用+JGWステイタスカード発行+チャージ+海外利用の難易度

このキャンペーンを利用してボーナス分のFOPを積算を狙う場合、難易度を左右するのは、

  • 2019年1月28日から6月30日までの国際線のJAL便の有償利用の予定
  • JGWステイタスカードの発行が可能なJAL上級会員資格やJGCの獲得

の2つの条件かもしれません。

逆に、JGWステイタスカードの発行が完了した後のチャージはもちろん、海外でのJGWステイタスカードの利用も、JAL便で海外を訪れた時に容易に満たせる条件ですから、実質的には気になるものではないはずです。

そのため、このキャンペーンで恩恵を受けることになるのは、

  • すでにJALの上級会員資格を獲得し、次年度以降も維持を目指している方
  • キャンペーン期限の6月までにJMBクリスタル以上のJAL上級会員資格を新たに獲得予定で、さらにそれより上の上級会員資格を目指している方
  • 現在はJGC家族会員で、新たに自分自身が本会員のJGCを含めたJAL上級会員の獲得を目指している方

というように、ある程度対象者自体が限られてしまうのは仕方がないことかもしれません。

キャンペーン終了後の更新による継続

今回のような期間限定のキャンペーンが開催されるとなると、気になるのはキャンペーン終了後、キャンペーン自体の更新による継続が行われるのかということ。

そうしたことを考える時に参考になるのが、りそな銀行がJALとの提携でサービス提供を行っていた、りそなJALスマート口座でのFOPプレゼントキャンペーンです。

このキャンペーンでは、2016年のりそなJALスマート口座のサービス開始から、新規口座開設者を対象に、口座開設後のJALマイルが積算されるJALグループ便の初回搭乗完了という条件を満たすことで、1,000ポイント分のFOPがもれなくプレゼントされるという内容が2018年まで継続されていました。

今回のJAL Global WALLET FLY ONポイントプレゼントキャンペーンでも、

  • 特定のサービス申し込み
  • JALマイルが積算される搭乗

の2つが条件として設定されていますから、過去に行われていたりそなJALスマート口座のFOPプレゼントと似たような印象を感じますね。

ただし、りそなJALスマート口座の1,000ポイント分のFOPプレゼントは、りそなJALスマート口座の新規口座開設での特典として提示していた一方、JAL Global WALLETの2,000ポイント分のFOPプレゼントは、あくまで期間限定のキャンペーンとして開催されているものです。

そのため、個人的な予想として、今回のキャンペーンは、一般会員が元々対象外になっていることからもJAL上級会員とJGCへの特別サービスとしての位置づけで開催されたもので、そうした特別サービスとしての位置づけを持っているのであれば、キャンペーン終了後の更新による実質的な継続はあまり期待できないと考えています。

その一方でそうした考えを逆手に取って、6月30日までのキャンペーン期間終了後、すぐのタイミングではなくとも、テコ入れとして、同様のキャンペーンが開催される可能性はゼロではない以上、ボーナスFOP獲得のチャンスを温存するために、あえてJAL Global WALLETの申込み自体を保留しておくことも、もちろん面白い選択肢なのは間違いありません。

りそなJALスマート口座 1000FOP いつ積算&上級会員ステイタス更新までのスケジュール

まとめ

2019年6月30日というキャンペーン期間の間に、いくつかの条件を同時に満たす必要があるという意味で、誰にでも活用が容易というわけではない、「JAL Global WALLET FLY ONポイントプレゼントキャンペーン」。

とはいえ、2,000ポイントものFOPが獲得できるキャンペーンですから、ちょうどタイミングよく、条件を満たせる方にとっては、なかなか魅力的なキャンペーンなのは間違いありません。

しかも、これまでのFOPキャンペーンの経緯とこのキャンペーン自体が元々期間限定として開催されていることから考えると、終了後の更新や継続を確実視できるものではありませんから、せっかくのチャンスを活用できる方は、少しだけ時間を用意して、キャンペーン参加を検討してみるのもなかなか価値あることだと思いますよ。

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