JAL国内線ファーストクラス 羽田-伊丹 JL107搭乗記(国際線ファーストクラスとの違い、羽田-伊丹線だけの特長とデメリット、搭乗から機内サービス、ファーストクラス機内食と和食の魅力、シャンパンや森伊蔵などのアルコール含めた飲み物ラインナップ)

JALが運航するファーストクラスと名付けられたものとしては、

  • 羽田空港を起点とした国内の基幹路線を中心に運航される国内線ファーストクラス
  • 羽田空港と成田空港という2つのJALの国際線拠点空港と世界の主要空港とを結ぶ主要路線限定で運航される国際線ファーストクラス

という2種類が用意されています。

この2つは、名前こそ似ているものの、

国内線ファーストクラス:

  • シートやサービスは近距離の国際線ビジネスクラス相当
  • 飛行時間は最短で伊丹線の約1時間、最長で那覇線の約3時間
  • 運賃は大人1人片道2万円台から

国際線ファーストクラス:

  • シートやサービスはJALが提供するものでは最高峰
  • 飛行時間は最短でも10時間以上
  • 運賃は大人1人片道あたり80万円台から

というように、その内容は大きく異ることが分かります。

JAL国際線ファーストクラスの機内サービスを120%楽しむためのリクエスト(ワインリストに掲載されていないアルコール、食事でのアレンジ、アメニティ&パジャマ、アラカルトの楽しみ、ファーストクラス優先降機、誕生日&記念日の特典、森伊蔵の機内販売優遇)
JALファーストクラスラウンジの魅力と楽しみ方(入室条件、羽田空港の鉄板焼き、成田空港の寿司バー、特別な時期限定のローランペリエグランシエクル、廃止された有人マッサージ、サクララウンジとのシャワールーム対決、新刊本&試供品の無料プレゼント)

東京・羽田空港-大阪・伊丹空港間の国内線ファーストクラスの特長とデメリット

そんなJALの運航するファーストクラスの中でも比較的手軽に利用できる選択肢として有名なのが、東京・羽田空港と大阪・伊丹空港とを結ぶ国内線ファーストクラス。

特に、国内線ファーストクラスが運航されている、

  • 羽田-新千歳
  • 羽田-伊丹
  • 羽田-福岡
  • 羽田-那覇

という合計4つの路線の中では、唯一すべての運航便にファーストクラスが設定されているため、人気の集まりやすい国内線ファーストクラスでも予約が容易。

さらに、すべての国内線ファーストクラス設定路線中、料金自体も最もリーズナブルに設定され、お手軽&お得に楽しめるという特長も備えています。

ただし、東京と大阪の都市間の距離が、札幌や福岡、那覇など、他の国内線ファーストクラスが運航されている都市に比べると圧倒的に近いものですから、その飛行時間も短いものになってしまうのはデメリットとして少しだけ注意が必要かもしれません。

JAL機内食提供路線で特に忙しい羽田-伊丹間の国内線ファーストクラスはどれほど慌ただしいのか(JAL115便&JAL138ファーストクラス搭乗記、出発~サービス提供~到着までのタイムテーブル、機内食サービスの内容、機内食の品質とおすすめ)

羽田発伊丹行JL107国内線ファーストクラスの搭乗

今回我が家で利用した羽田-伊丹間を結ぶ国内線ファーストクラスは、羽田空港発伊丹空港行きのJL107便。

ゲート近くに用意されたフライトインフォメーションによると、飛行機が出発する定刻の時間は8時30分で、その1時間後の9時30分には到着を予定していますから、やはり短い路線という印象を強くしますね。

搭乗開始予定は定刻の8時30分に対して、その15分前の8時15分。

利用する機材は国内線仕様のボーイング767-300ERですから、最大で252人もの乗客の搭乗準備をわずか15分間で完了する見込みということで、JAL側の強気と自信を感じさせるスケジュール設定です。

ちなみに、JALの運航する国内線では、羽田空港と伊丹空港を結ぶ路線限定で、国際線と同様の最優先搭乗が設定され、

  • 国内線ファーストクラス利用者
  • JMBダイヤモンドの上級会員ステイタス保有者
  • JGCプレミアの上級会員ステイタス保有者
  • 他社ワンワールドエメラルドの上級会員ステイタス保有者

は通常の優先搭乗よりも先駆けて機内に案内されることになるのは嬉しいポイント。

搭乗開始は予定通りの8時15分。

この時の搭乗では、前方のボーディングブリッジ1本しか利用されておらず、すべての乗客がファーストクラスの用意されていたエリアを通って機内に案内されるたため、早めに機内に入った場合、途切れることのない人の行き来に少し落ち着かない時間を過ごすことになります。


羽田発伊丹行JL107国内線ファーストクラスの出発から離陸

利用する機材は前述の通り、ボーイング767-300ERのため、ファーストクラスのシートは2-1-2の特徴的な配列の5席のみ。

アメニティとしては、シートポケットには自分専用に準備され持ち帰りも可能な国際線の上位クラスと同様のスリッパ。

また、座席にはそれぞれ国内線ファーストクラス専用の

  • クッション
  • 毛布
  • ヘッドホン

の3種類がきれいに整頓された形で用意されています。

乗客全員が乗り込み、出発の準備が整い飛行機のドアが閉ざされるドアクローズが行われたのが8時31分。

実際に出発したとみなされるプッシュバックが行われ、飛行機が後ろ向きに動き出したのが8時33分。

搭乗開始からわずか18分で大きな遅延なく本当に出発してしまったことになります。

そこから朝の時間帯の羽田空港の混雑による離陸待ちに巻き込まれること16分。

羽田空港からの離陸は8時49分でした。

羽田発伊丹行JL107国内線ファーストクラスの機内食

離陸完了後、乗客の移動だけではなく、客室乗務員の方々もようやくサービスを開始できるようになるシートベルトサインオフは8時57分。

ここから客室乗務員の方々は目まぐるしく機内サービスの準備を行うことになります。

ちなみに、この国内線ファーストクラスで提供される機内食は、

  • 利用時期:上旬/中旬/下旬
  • 出発時間帯:朝食(~10:29)/昼食(10:30~16:59)/夕食(17:00~)
  • 行き先:羽田発/羽田着

によって、和食と洋食で提供メニューが異なるのは要注意ポイント。

個人的には、朝食時間帯の洋食にはあまり良い印象を持っていないため、積極的に国内線ファーストクラスを選択することがないのですが、逆に和食が提供されるのであれば、どの時間帯でも満足できる品質の機内食が提供されることが多いため、好んで利用するようにしています。

ファーストクラス利用者に和食の機内食が提供されたのはシートベルトサインが消えてから5分後の9時2分。

わずか5分間で5名搭乗しているファーストクラス利用者向けの機内食の調理と配膳を終えたということですね。

2019年8月中旬の羽田発朝食のメニューとしては、

小鉢:

  • 豚と大根の炊き合せ(ゴーヤ)
  • 帆立ひも黄金和え(枝豆、数の子、きゅうり、アマニ、赤パプリカ)

台の物:

  • からすがれい照焼(紫蘇風味ザーサイ、枝豆入り真丈)

香の物:

  • 里牛蒡漬

ご飯:

  • 俵御飯(米づくりの伝統を極めた、革新の品と質。新潟米「新之助」)

甘味:

  • フレッシュフルーツ

といった内容。

この中では、紙で包まれた状態で調理、提供された「からすがれい照焼」がほっくりほろりふんわりとした食感と程よい甘みと旨味のバランスが心地よく、私の好みに合った嬉しい仕上がりでした。

また、ゴーヤを加えた豚肉と大根の炊合せも、しっかりと風味と味わいが調和していて、好印象な一品。

さらに、炊きたてのようなふっくら感を感じる俵御飯も、分量や食べやすさも程よく、お気に入り。

少人数の乗客に対し手厚いケアが可能な国際線ファーストクラスならともかく、少人数の客室乗務員で大人数の乗客への機内食サービスを提供しなくてはいけない国際線ビジネスクラスのように、ご飯の炊き加減にムラが生じることはなく、安定した品質を楽しめるのも気に入っています。

JAL国際線ファーストクラス機内食「石かわ」・「虎白」監修 新和食メニュー(合計8種のメニュー詳細、特長と味わい、先代監修店の龍吟との違いと優劣)
JAL国際線ファーストクラス機内食 和食・洋食・アラカルト(成田-ロサンゼルス、ニューヨーク-羽田、メインディッシュ・メニュー選びのこだわり)

羽田発伊丹行JL107国内線ファーストクラスの飲み物ラインナップ

機内食が提供されるだけではなく、アルコールも含めた飲み物を自由に楽しめることも国内線ファーストクラスの特長。

実際、

日本酒:

上川大雪 純米大吟醸 彗星(北海道)

シャンパン:

  • ニコラ・フィアット レゼルヴ・エクスクルーシヴ ブリュット(フランス・シャンパーニュ)

赤ワイン:

  • シャルル・メラ・コートデュ・ローヌ・ルージュ 2016(フランス)

白ワイン:

  • ヴィッラ・ピエリ・ピノ・グリージョ 2017(イタリア)

焼酎:

  • 森伊蔵(鹿児島)

ビール:

  • サッポロ エビス
  • サントリー プレミアムモルツ
  • アサヒ スーパードライ
  • キリン 一番搾り

ウイスキー・ソーダ:

  • サントリー角ハイボール

などの少し高品質な銘柄もアルコールラインナップとして揃えられているため、お酒を楽しみたい方には嬉しいサービスと言えるはずです。

それ以外のソフトドリンクやお茶、スープとしても、

  • アップルジュース
  • オレンジジュース
  • JALオリジナルドリンク スカイタイム キウイ
  • 冷緑茶 綾鷹
  • ウーロン茶ブレンド からだ巡茶
  • コカ・コーラ
  • コカ・コーラゼロ
  • ペリエ
  • ミネラルウォーター
  • アイスコーヒー
  • ノンアルコールビール サントリー オールフリー
  • トマトジュース岳人(北海道・余市)
  • コーヒー JAL CAFE LINES「アルト ルナ」
  • 紅茶
  • 煎茶
  • ほうじ茶
  • コンソメスープ

など、かなり自由に選べるように配慮されていることが分かります。

 

ちなみに、羽田-伊丹線のように飛行時間が短い路線では、あらかじめアルコールを含めた飲み物の事前オーダーが受け付けられていて、機内食の提供のタイミングで一緒に用意してもらうことも可能。

個人的には、短い機内食を楽しむ時間を効率的に活かせるため、好んで利用しているサービスです。

JALファーストクラス用フラッグシップシャンパン、サロンの魅力(サロンが貴重な理由、10年以上に渡るJALとサロン社の信頼関係、各ビンテージとJALでの先行提供開始時期、2種類のサロン飲み比べ、2020年提供開始予定のサロン2008の見通し)
JAL森伊蔵機内販売での利用キャビンクラスと上級会員ステイタスの条件と制限(森伊蔵のオールシーズン&フルラインナップ提供、極上森伊蔵と楽酔喜酒森伊蔵の機内販売条件比較、キャビンクラスと上級会員ステイタスの制限、50万マイル相当の別格の価値を持つ18年貯蔵原酒森伊蔵)

羽田発伊丹行JL107国内線ファーストクラスの機内サービス終了から着陸

そうして提供される機内食も、食器などの回収が始まったのが9時10分。

9時2分の提供開始から8分後には片付けが開始されるということですね。

確かに品数や分量的にも食べやすいように工夫されているものの、ゆったりと味わいたい方にとってはやや慌ただしいと感じてしまいかねない時間配分かもしれません。

食器などの片付けが完了すると、食後の飲み物が追加で提供されて、国内線ファーストクラスとしての機内サービスは終了。

その頃には再びシートベルトサインが点灯し、機内は着陸準備の時間帯に差し掛かることになります。

シートベルトサインオンは9時18分。

市街地にある伊丹空港に向けてどんどん高度を下げていきます。

伊丹空港への着陸は9時29分。

ボーディングブリッジが接続され、飛行機のドアが開いたのは9時34分。

搭乗開始から1時間20分ほどで大阪・伊丹空港に到着した飛行機から降りることになるわけですから、本当にあっという間で快適な空の旅という印象を強くする方も多いはず。

まとめ

JALが運航するファーストクラスの中でも、特に利用が容易な羽田空港と伊丹空港間を結ぶ路線の国内線ファーストクラス。

確かに飛行時間が短いため、ゆったりと国内線ファーストクラスとしてのサービスを楽しむ目的には最適とは言えないものの、運航頻度による予約難易度の低さや手軽な運賃設定など、他の国内線ファーストクラス運航路線にはない魅力を持つのも事実です。

また、その短い飛行時間の中でも、JALが磨き続けているサービス品質はしっかりと感じられるものですから、JALの底力の一端を楽しむ上でも、利用してみるのもなかなかおすすめだと思いますよ。

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