マイルの使い道として最もお得で多くの魅力を持っている特典航空券。
ただし、その歴史は必要マイル数が増加したり、お得で便利な活用法が制限されたりといった改悪を伴うルール変更が様々なドラマを生み出し続けてきました。
実際、我が家で最も利用頻度が高く、マイル自体も集中的に貯めているJALでも、2018年12月4日(火)8時からJAL国際線特典航空券PLUSという、とてつもなく影響の大きなルール変更が行われました。
目次
- 1 相次ぐルール変更で激動の年だった2018年の最後を飾るJAL国際線特典航空券PLUS導入
- 2 JAL国際線特典航空券PLUSの実施はJALマイル離れを引き起こすのか
- 3 JAL国際線特典航空券PLUS実施後も国際線ファーストクラスの空席が提供されるのか?
- 4 出発直前期の開放はこれまで通り行われるのか?
- 5 JAL国際線特典航空券PLUSは使い勝手は良好でお得なサービスなのか?
- 6 実質的には誰でも利用できるようになった国際線ダイヤモンド特典航空券
- 7 JAL国際線特典航空券PLUSの割増必要マイル数と有償航空券の予約クラスの関係
- 8 手間でもJAL国際線特典航空券PLUSと有償航空券の間のコストチェックが必要な理由
- 9 JAL国際線特典航空券PLUSの活用とe JALポイントとの使い分け
- 10 まとめ
相次ぐルール変更で激動の年だった2018年の最後を飾るJAL国際線特典航空券PLUS導入
このJAL国際線特典航空券PLUSでは、
- JAL国際線特典航空券PLUS導入による必要マイル数変動性への移行
- JAL国際線特典航空券でのキャンセル待ちと予約変更の廃止
などの特典航空券に期待されている特長に直接的に変化を加えるという意味で影響はとても大きなものです。
そのため、2018年は元々、
- 国際線特典航空券のJALホームページからの予約期限と予約変更期限の延長(2018年6月22日に実施済み)
- JAL国内線特典航空券の予約期限と予約変更期限の延長(2018年10月4日より)
- JMB提携航空会社特典航空券とワンワールド特典航空券の必要マイル数増加(2018年11月20日より)
- 国際線特典航空券の航空券取扱手数料の2,160円から5,400円への値上げ(2018年12月19日より)
というように、あの手この手でお得度の低下が生じてしまった激動の1年ですが、その影響の大きさに加え、激動の年の最終盤に導入される改悪として、記憶に強く残るルール変更になることは間違いないはずです。
JAL国際線特典航空券PLUSの実施はJALマイル離れを引き起こすのか
こうした改悪が行われた時に気になることと言えば、その改悪に生み出された変化が、マイルを貯めること自体を辞めさせる、マイル離れを引き起こすほどお得度や自由度を低下させるものなのかということ。
我が家の場合、
- 国際線ファーストクラスの空席が提供されるのか?
- 出発直前期の開放はこれまで通り行われるのか?
- JAL国際線特典航空券PLUSとしての空席提供はどの程度の割合になるのか?
- JAL国際線特典航空券PLUSはどの程度の割増マイルが必要になるのか?
という4つのポイントが気になっていました。
逆に考えると、
- 国際線ファーストクラスの空席が特典航空券として提供される
- 出発直前期の開放がこれまで通りに行われる
- JAL国際線特典航空券PLUSではない基本マイルでの空席提供も十分行われる
- JAL国際線特典航空券PLUS利用時の必要マイル数もリーズナブルに設定される
といった条件がある程度満たされるのであれば、今後もまだまだJALマイルを貯める価値があると判断できるということです。
JAL国際線特典航空券PLUS実施後も国際線ファーストクラスの空席が提供されるのか?
JAL国際線特典航空券PLUSの導入で、我が家で最も気になっていたのが、国際線ファーストクラスが今後もこれまで通り特典航空券として利用できるのかということでした。
というのも、仮にJAL国際線特典航空券PLUSの実施で、
- ビジネスクラス
- プレミアムエコノミー
- エコノミークラス
といったPLUS対象のキャビンクラスがその改悪の影響を強く受けることになっても、ファーストクラスさえ残されているのなら、それらを特典航空券として利用することは諦め、最も魅力的なファーストクラスの利用に獲得したマイルのすべてを注ぎ込むという最後の手段も考えられるから。
つまり、国際線ファーストクラスの空席提供の有無は我が家にとっての今回の改悪での最終防衛ラインとでも呼べる存在です。
その気になる結果はというと、上の画像でも分かるように、JAL国際線特典航空券PLUS導入当日の2018年12月4日にようやく予約受付が開始される旅程についても、これまで通りファーストクラスが2席分提供され、予約できるようになっていて一安心。
これでとりあえず我が家でのJALマイル離れは回避できることが決定しました。
出発直前期の開放はこれまで通り行われるのか?
次にJAL国際線特典航空券PLUSの導入による変化が気になるサービスと言えば、出発時期が迫った出発直前期に、それまで有償航空券向けに制限されてきた空席の特典航空券への開放です。
このサービスによって、それまで予約が難しかった時期や路線、キャビンクラスの特典航空券があっさり予約できるようになるため、ホテルの予約などの直前期だからこその課題をクリアできるのであれば、積極的に利用する価値は十分。
また、通常は330日前の予約受付開始直後すら2席まで特典航空券として開放されないファーストクラスの3名以上での利用を希望している時にも、すでに確保した2席分と新たに直前開放された空席を組み合わせることで実現できることは、我が家でもJALマイルの活用方法として気に入っています。
気になるJAL国際線特典航空券PLUSの導入での直前開放について、その対象の旅程では一部で影響は確かに見られるものの、これまでと同じ基本マイル数での空席もまずまず多く見られ、私の実感として直前開放としての空席が大きく制限されたという印象はありません。
そうした印象は、JAL国際線特典航空券PLUSの対象外となっているファーストクラスの直前開放でも同様。
そのため、これまでと同じような期待感で出発の直前に開放される空席に期待しても良いのかもしれないと考えています。
JAL国際線特典航空券PLUSは使い勝手は良好でお得なサービスなのか?
このようにして、とりあえず改悪の影響を強く受けることなく、我が家でのJALマイルを活用する道筋のようなものは残されていることがわかったのですが、問題はJAL国際線特典航空券PLUSを利用した時の使い勝手やお得度です。
やはり、ファーストクラス以外のすべてのキャビンクラスで導入されているJAL国際線特典航空券PLUSですから、
- JAL国際線特典航空券PLUSとしての空席提供はどの程度の割合になるのか?
- JAL国際線特典航空券PLUSはどの程度の割増マイルが必要になるのか?
といった事柄について、現状を確認しておくのは重要。
そのための具体的な対象として、東京発ハワイ(ホノルル)行きのビジネスクラス特典航空券に注目し、JAL国際線特典航空券PLUSが導入された、2018年12月4日に予約可能な329日分について、
- 最安となる基本マイルで予約可能な日数と割合
- 割増マイルが必要なJAL国際線特典航空券PLUSで予約可能な日数と割合
- JAL国際線特典航空券PLUSも利用できない満席だった日数と割合
- JAL国際線特典航空券PLUSで基本マイルの2倍超え以上のマイルが必要だった日数と割合
を比べてみることにしたのが以下の表です。
ちなみに、JAL国際線特典航空券PLUS対象の中でも2倍超えの必要マイル数を別途計算したのは、かつてJMBダイヤモンド会員限定で提供され、今は廃止されている、有償航空券に空席がある限り、2倍の必要マイル数を支払うことで特典航空券の予約が可能となった国際線ダイヤモンド特典航空券が1つの目安になると考えたから。
合計日数 | 基本マイル | PLUSマイル | 満席日数 | 2倍超え日数 | |
12月 | 26日 | 19日(73%) | 7日(27%) | 0日(0%) | 4日(15%) |
1月 | 31日 | 22日(70%) | 9日(29%) | 0日(0%) | 0日(0%) |
2月 | 28日 | 10日(35%) | 18日(64%) | 0日(0%) | 1日(4%) |
3月 | 31日 | 10日(32%) | 21日(68%) | 0日(0%) | 3日(10%) |
4月 | 30日 | 7日(23%) | 21日(70%) | 2日(7%) | 4日(13%) |
5月 | 31日 | 8日(25%) | 23日(74%) | 0日(0%) | 1日(3%) |
6月 | 30日 | 4日(13%) | 26日(87%) | 0日(0%) | 0日(0%) |
7月 | 31日 | 4日(13%) | 27日(87%) | 0日(0%) | 13日(42%) |
8月 | 31日 | 0日(0%) | 31日(100%) | 0日(0%) | 18日(58%) |
9月 | 30日 | 4日(13%) | 26日(87%) | 0日(0%) | 2日(7%) |
10月 | 30日 | 15日(50%) | 15日(50%) | 0日(0%) | 1日(3%) |
こうして比べてみると、
- 予約受付開始直後のタイミングは基本マイルで予約可能な日にちが多い
- 予約受付開始直後のタイミングを除いて、出発が近づくほど基本マイルで予約可能な日にちが多い
- ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期が含まれる月は基本マイルで予約可能な日にちが少ない
- 夏休みには基本マイルの2倍以上の必要マイル数となる日にちが極端に増える
- JAL国際線特典航空券PLUSでも予約できない満席扱いの日にちは意外に少ない
といったことが分かります。
その結果、どのタイミングでどれくらい先の予約を行うのかによって、
- 改悪前と同じお得な基本マイルで予約できるのか
- まだまだ看過できる割増マイルのJAL国際線特典航空券PLUSで予約できるのか
- 割高で悲しくなるような2倍以上の割増マイルのJAL国際線特典航空券PLUSで予約できるのか
ということがはっきり分かれるでしょうから、予約受付開始直後や出発直前期など、予約時期の選定が重要なのは、JAL国際線特典航空券PLUS導入以前のこれまでと全く変わらないと考えています。
実質的には誰でも利用できるようになった国際線ダイヤモンド特典航空券
続いて、JAL国際線特典航空券PLUSが割高なのかを判断するために、国際線ダイヤモンド特典航空券を利用するために必要だった基本マイル数の2倍というマイル数すら超えている日にちに注目してみたのが下の表。
2倍超え日数 | 2倍超え日付 | |
12月 | 4日間 | 21日、27日、28日、29日 |
1月 | 0日間 | なし |
2月 | 1日間 | 8日 |
3月 | 3日間 | 15日、22日、29日 |
4月 | 4日間 | (2倍超え)26日、28日、29日、30日 / (満席)25日、27日 |
5月 | 1日間 | 1日 |
6月 | 0日間 | なし |
7月 | 13日間 | 12日、13日、16日、18日19日、20日、24日 25日、26日、27日、28日、30日、31日 |
8月 | 18日間 | 1日、2日、3日、4日、6日、7日、8日、9日、10日、11日 12日、13日、14日、15日、16日、17日、22日、23日 |
9月 | 2日間 | 13日、20日 |
10月 | 1日間 | 11日 |
この結果を見ると、JAL国際線特典航空券PLUSの利用で2倍を越える極端に割高な必要マイルが請求されたり、さらにJAL国際線特典航空券PLUSですら予約できない満席になってしまうのは、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みといった繁忙期に加え、3連休などが絡む形となる週末などが中心になっていることが分かります。
逆に、それ以外の日にちでは2倍以下の必要マイル数でJAL国際線特典航空券PLUSの利用が可能になるわけですから、この部分にだけ注目すると、誰にでも国際線ダイヤモンド特典航空券と同様のサービスが一部の日付限定とは言え、開放されるようになったサービスがJAL国際線特典航空券PLUSと考えることもできそうですね。
JAL国際線特典航空券PLUSの割増必要マイル数と有償航空券の予約クラスの関係
こうして利用する日にちとその日の人気度によって必要マイルが異なるJAL国際線特典航空券PLUSですが、気になることと言えば、その割増分のマイルはどのように決まっているのかということ。
実は、そのルールを知るためのヒントのようなものを、前述の329日分の東京発ハワイ(ホノルル)行きビジネスクラス特典航空券必要マイル数を調べた時に見つけました。
それが、上の画像にある、2018年12月28日の空席状況と必要マイル数です。
この画像では、どちらも成田発のホノルル行きの残り1席のみとなったビジネスクラス特典航空券にも関わらず、
- JL8782便(19時15分発 ):217,000マイル
- JL780便(20時30分発):163,500マイル
という形で、必要マイル数が大きく異なります。
では、この2つの便の間で何が異なるのかというと、その答えは有償航空券での取り扱いでした。
というのも、これらの便では、
- 出発地
- 目的地
- キャビンクラス
- 残りの残席数
は同じですが、有償航空券として販売されている予約クラスは、
JL8782便(19時15分発 )
- Business Standard(C):売り切れ
- Business Semi-Flex(J):340,000円(残り1席)
- Business Flex(J):370,000円(残り1席)
JL780便(20時30分発)
- Business Standard(C):260,000円(残り1席)
- Business Semi-Flex(J):340,000円(残り1席)
- Business Flex(J):370,000円(残り1席)
というはっきりとした違いがありました。
つまり、Business Standard(C)が残っている時とBusiness Standard(C)が売り切れた時の必要マイル数は異なることが分かるため、これら2つの便では、
- JL8782便(19時15分発 ):217,000マイル=340,000マイル
- JL780便(20時30分発):163,500マイル=260,000マイル
という計算が成り立ち、さらにそれぞれの便について1マイルの価値を計算すると、
- JL8782便(19時15分発 ):1マイル=約1.57円
- JL780便(20時30分発):1マイル=約1.59円
という結果になります。
これらのことから、今回取り上げたケースでは、
- (少なくとも残席が少ない時の)JAL国際線特典航空券PLUSの必要マイル数は有償航空券の予約クラスやその価格にリンクしている
- 1マイルの価値はe JALポイント交換時の1マイル=1.5円をわずかに上回る程度に設定
ということが分かりますね。
手間でもJAL国際線特典航空券PLUSと有償航空券の間のコストチェックが必要な理由
ただし、JAL国際線特典航空券PLUSの必要マイル数と有償航空券の予約クラスなどとのリンクは完全なものではないということには注意が必要です。
その具体例としては、2018年12月24日の東京・羽田発ソウル・金浦行きが分かりやすいはず。
上の画像では、
- JL091(8時25分発):7,500マイル(基本マイル)
- JL093(15時45分発):11,500マイル(割増マイル)
- JL095(19時45分発):11,500マイル(割増マイル)
となっていて、8時25分発のJL091が最もお得な便として設定されています。
しかし、全く同じ日にちの有償航空券では全く異なる結果になっていました。
上の画像は、全く同じ日にちの有償航空券の価格が一覧になったものですが、
- JL091(8時25分発):18,500円
- JL093(15時45分発):16,500円
- JL095(19時45分発):16,500円
となっていて、8時25分発のJL091が最も割高な便として設定。
また、それらの数字を元に1マイルの価値について計算しても、
- JL091(8時25分発):1マイル=約2.47円
- JL093(15時45分発):1マイル=約1.43円
- JL095(19時45分発):1マイル=約1.43円
となっていて、同じ出発地、目的地、日にちでも大きく異なることがはっきり表れてしまいます。
そうしたことから、JAL国際線特典航空券PLUSと有償航空券の間で、1マイルの価値を元にしたお得度は一定とは限らず、さらには、どちらがお得なのかということすら大きく変動してしまうリスクがあるということが分かります。
つまり、その時その時で、どちらがお得なのか、多少の手間を感じたとしても、JAL国際線特典航空券PLUSと有償航空券のそれぞれのコストをチェックする必要がありますね。
JAL国際線特典航空券PLUSの活用とe JALポイントとの使い分け
このような形で導入されているJAL国際線特典航空券PLUSですが、現時点で私が考える活用方法としては、
- 基本マイル+数千マイルの追加で予約可能な旅程を予約
- 有償航空券では普通運賃(フレックス運賃)しか選べない超短期滞在の旅程を予約
の2つが現実的だと感じています。
なぜなら、これ以外の状況でJAL国際線特典航空券PLUSを利用する場合には、マイルをe JALポイントに交換後、有償の航空券を予約した方が購入金額的にも少ない負担で済んだり、マイルや上級会員用ポイントの加算などでお得になったりすることも十分考えられるから。
特に、JAL国際線特典航空券PLUS導入後は、特典航空券の魅力的な特長の1つだった予約変更が廃止され、予約の変更を希望する度にキャンセル手数料が必要な以上、その部分でも有償航空券とJAL国際線特典航空券PLUSの差は小さくなっているのも、忘れてはいけない変化の1つです。
まとめ
こうして2018年12月4日に導入されることになったJAL国際線特典航空券PLUS。
現状では、これまでに比べてお得に活用できる機会は限られる一方で、いくつかの油断のできない注意点が存在しているサービスというのが、私の正直な印象です。
そうした残念なポイントがあるとは言え、今後はこのJAL国際線特典航空券PLUSが主流のサービスとなっていくわけですから、上手に付き合っていくしかないのも事実。
そのため、我が家の場合、しばらくの間は様子見を兼ねて、
- これまで以上にファーストクラスの予約に集中してJALマイルを利用する
- ファーストクラス以外の予約では可能な限り基本マイルでの予約を狙う
- 基本マイルでの予約ができない時は、数千マイル程度の追加に抑えてJAL国際線特典航空券PLUSを利用する
- 割高な必要マイル数のJAL国際線特典航空券PLUSやマイルのe JALポイントへの交換は利用せず、できる限りマイルは温存し、有償航空券をそのままお金で購入する
という方向性を選ぶつもりです。
コメント
いつも楽しく拝見させていただいております。当初はあまり影響をださないように配慮した結果かもしれませんね(JLの客はネチネチめんどくさい客が多いので)
勝手な邪推ですが、マイル価値のデフレを起こして、上級会員のメリットを削ぐことで、芋洗いのラウンジや優先登場などを解消しようとしているんですかね。だとしたらあっぱれです。ただでさえ、JGCは大杉ます
コメント、ありがとうございます。
実は私も、「空席照会カレンダー」機能などが停止されていることから、今は一部暫定的な運用に過ぎず、今後、手直しという名の改悪が実施されるのではないかと少しだけ警戒しています。
特に、ファーストクラスについては、JAL国際線特典航空券PLUS導入後の他のキャビンクラスとの混合不可やキャンセル待ち可能などの特別扱いをあえて行った意味が現状では読み取れず、個人的には最も用心して注視中です。
また、JAL国際線特典航空券PLUS導入であっさりキャンセル待ちでの優遇などの上級会員向けのメリットをなくしてしまったこと、そしてそれに対して特段埋め合わせとなるような追加特典が拡充されないことも、おっしゃる通り、JAL側にどんな意図があるのか気になりますね。
こんにちは、何時もブログ拝見しております。
昨日朝8:00前からスタンバイ!
ネットで検索、閑散期に当たる1月.2.月パリ行き、夏からキャンセル待ちをしていましたが駄目だったので期待して調べましたが、ビジネス通常マイル片道55000マイルで行ける日が、東京→パリに限ると1月、2月、5〜6日ぐらいでした。後はほとんど片道だけで105000必要でした。
帰りパリ→東京なんか基本マイルの日が2、3日しかなくどう頑張っても組み合わせが出来ずその日は諦めました。
片道基本55000プラス2万マイルぐらいなら、なんとか払ってと思ってましたが、パリに限ってはほとんど倍必要になりとても行けません。
ロンドン行きは比較的取りやすいのですね?しかしながら地方からなのでパリに行くには2回も乗り換えなくては行けないので今まで考えていませんでした。
取り敢えず、330日後の秋の日程を押さえておいて(昨日検索したら何時もより330後の席がビジネス、ファースト数日空いていてびっくりしました)一月、二月の直前解放を期待して、解放されたら、取り消し料金1人¥3100?を支払い変更しようと思ってます。
もし、もっと良い方はがあればアドバイスお願い致します。
最後になりましたが、こちらのブログはとても細かく、詳しく、書かれていてとても参考になり私のバイブルになっています。
こちらのブログのおかげでビジネス、ファースト席を取ることが出来てとても感謝しております。
コメントをいただきありがとうございます。
冬のパリもいいですね!
確かに閑散期として扱われるシーズンですが、意外に動きやすく感じられ、我が家でも好きなパリを訪れるタイミングの1つです。
お話をお伺いする限り、私が同じ立場でも、同様の考え方を元にPLUSの活用は諦め、直前開放に希望を託す形での手続きを進めると感じています。
もちろん、確約はできないものの、私のこれまでの経験を元にした個人的な感触としては、1月~2月の直前期であれば、複数名分でもなんとかなるのではないかと期待してしまう部分。
狙い通り、希望する形への予約変更がうまく成就するといいですね!
さて、ご質問にあったパリを最終目的地とした時のロンドン線の予約難易度については、
・パリに比べるとファーストクラスでも取りやすく感じる
・ロンドン(ヒースロー)-パリ(シャルル・ド・ゴール)間の移動がリーズナブル
・日本発の往路については、悪名高いヒースローの高額な上位クラス空港税の対象外
といった事情もあって、主に往路を中心に積極的に利用している路線の1つになっています。
(復路は高額な空港税負担が嫌であまり積極的に選びたくはないものの、他の利用者の方々も同じ考えなのか意外に空いていて、背に腹は代えられず予約することもあります・・・)
あるいは、必要マイル数増加の改悪が行われた2018年11月19日以前であれば、ブリティッシュエアウェイズやエミレーツなどの提携航空会社のファーストクラスがJAL国際線特典航空券に比べると、非常にリーズナブルに利用可能だったので、そちらを利用することも。
ちなみに、今現在のパリ行きでは、330日前の予約受付開始直後に
第一希望:パリ直行便
第二希望:ロンドン便利用後の別途乗り継ぎ
の予約を頑張ることを基本としつつも、
・出発直前期に開放された空席でのJAL国際線特典航空券の利用
・空席がある日程でのワンワールド特典航空券の利用
の2つの選択肢も利用していこうかなと考えています。
これらの私の考えが少しでもフランス大好きさんの参考となるのであれば嬉しいです。
また、お褒めの言葉とともに、上位クラスの予約・発券の成功報告もありがとうございました。
とても嬉しく、大きな励みになります。
過去記事へのコメントすみません。
PLUSが始まって結構経過しましたが、
>出発直前期の開放はこれまで通り行われるのか?
こちらは今のところ、傾向としてどうご覧になっていますでしょうか?
コメント、ありがとうございます。
ご質問いただいた、PLUS導入後の出発直前期の開放については、これまで同様、有償航空券としての販売分が残っている限り、柔軟な開放が行われていて、これまで同様、重要な予約のチャンスであることに変わりはないというのが私の実感です。
https://awardtrip.com/jal-first-class-mile-award-reservation-technic/#i-2
ただ、PLUS導入後も唯一キャンセル待ちが残されたファーストクラスについては、キャンセル待ちを行っているJMBダイヤモンドなどの上級会員に対して、より早い時期からの開放がこれまで以上に行われている感触があるなど、以前と全く同じというわけではないという部分での警戒は必要かもしれません。
皆様に間抜けな話をどうしても聞いていただきたくてコメントします。明日以降家族全員がそれぞれの理由で、それぞれが手配したJAL便でロスに向かいます(家族4人全員が集結する日を5日間程度設定してる行程)。
通常私がマイルを活用して(だいたい行先はホノルル)一括して手配するのが慣わしでした。上の娘が明日離日するので、航空便手配の話題となりました。往路9万で取ったと小耳に挟んでいたので、後からお盆の時期に行く私の料金と変わらず、結構安かったねということで盛り上がっていたら、何とマイルで手配していたことが判明…。JAL特典航空券ルール改正を把握しておらず、文句は言えませんが…わかってます…。充分理解していますが…。詐欺かよこれ。片道7万円のチケットを9万マイルって…。こちらの管理不行き届きとはいえ。ちょっとJALさん、アコギに過ぎやしませんかい。
コミカルで思わず頷いてしまうようなコメント、ありがとうございます。
様々な事情で回避の難しい仕方のなかった部分も多い出来事だったとは言え、往路の片道で90,000マイルとなると、私も思わず唸ってしまいました・・・。
実際、特典航空券PLUSの利用でも、行き先や時期、利用クラスによっては、基本クラス比で10%から20%程度の上乗せのみで、他の提携航空会社のマイル利用では予約できない特典航空券の予約が可能なので、JALがJALをメインとする顧客向けに提供するサービスとしては改悪ばかりというわけではないというのが私の正直な実感でした。」
しかし、こうした被害や精神的なダメージが現実に発生している以上、eJALポイントに交換した上での有償航空券発券との比較も本当に重要なのだと、私自身改めて背筋が凍りつくような感触が残ったのがとても印象的です。
今回の貴重な体験の共有、本当にありがとうございました。
ご無沙汰しております。
plusが始まって、特典航空券の予約をエコノミーがほとんどですが、シンガポール線と香港線と入れました。
その中での感触から。
シンガポール線
やはり、基本マイル(片道12,000マイル)が1番です。今回、来年のオリンピック開会式前後の日程で挑戦したところ、エコノミークラス往復2名分、すべて基本マイルで確保しました。
360日前の開始と同時の予約は、今も基本のようです。
一方、5か月前に入れた予約は、片道12,500マイルの往復分で、25,000マイルでした。予約クラスはSで、fare basis で区別していました。
なお、4月上旬に国際線の運賃改定があり、有償、特典とも値上げされたようです。おそらく、基本マイルが売れた後の予約クラスSのマイルは、片道13,000マイルのようです。
香港線
往復エコノミークラス基本マイルで挑戦しましたが、往路はエコノミーで15,000マイル必要とでました。このマイルならプレエコの基本マイルが狙えるので、クラスを変更したら、正に15,000マイルでOKとのこと。早速、往路プレエコ、復路エコノミーで1人あたり25,000マイルの基本マイルで確保できました。基本マイルのテーブルは頭に入れておきながら、予約操作が必要と改めて感じた次第です。
おがさん、こんばんは。
詳細で興味深い視点からの観察と、それを元にした深みを感じさせる考察の共有、本当にありがとうございます。
おっしゃるとおり、360日前の予約受付開始直後には、エコノミークラス、プレミアムエコノミー、ビジネスクラスのいずれにも基本マイルでの空席枠がしっかりと提供されているため、争奪戦に参加することの意義は変わらないという印象を我が家でも感じています。
気になる基本マイルが売り切れたすぐ後の1つ上のPLUS枠の割増マイルは、目的地やクラス、販売時期によって異なるものの、基本マイルに10~20%ほどの追加が行われた上で提供されるというように捉えていました。
ただ、長距離線でビジネスクラス以上など、そもそも有償運賃自体が高額になりやすいケースでは、特典航空券PLUSでも10~20%ほどの緩やかな追加は望めず、いきなり基本マイルの約2倍(約100%アップ)というケースも見かけます。
そのため、こうしたケースではビジネスクラスの利用は現実的ではないと考えて利用自体を諦めたり、ファーストクラスが搭載されている路線では意外に直前期以外でも開放されやすくなったり、空席待ちが確保しやすくなった恩恵を活かして、そのままファーストクラスを利用することも最近は増えました。
こちらこそ、いつも詳細で興味深いコメント、参考にさせていただいております。
おっしゃるとおり、長距離線ビジネスクラスは、基本マイルが満席になった後、有償の予約クラスと連動してマイルが設定されていると私も感じています。これは、プレエコ、エコノミーも同じでしょう。
先の香港線の例では、予約クラスSのマイル設定が、昨年度の場合だと羽田発午前便は片道15000マイル、成田発夕刻便は片道13000マイルとマイルの差額がありました。かつて、ダイナミックセイバーの運賃表が公表されていたときに、出発地、時間帯等で細かく設定があるのを記憶していますが、plus特典航空券も同様の設定かと思います。この条件がビジネスクラスのplus特典航空券にも同様に適用されるとの仮説を立て、マイル単価がほぼ一定なら、何おか言わんや、ですよね(苦笑)
とすれば、ビジネスクラスのplus特典航空券は、マイルインフレを起こすのも当然ですから、ビジネスクラスは基本マイル発券か、アップグレード特典利用かの二択が現実的かもしれませんね。また、有償からのビジネスアップグレードも、プレエコ適用路線が減少してきているので、こちらも厳しいところです。
ちなみに、我が家は行き先重視(中距離線がメイン)なので、今のところファーストクラスに縁がありません。今から二十数年前には、サンフランシスコ線往復とロンドン線往復のファーストクラス体験がありますが、このときは、まだ単身でした(笑)
妻と一緒に、昨年メルボルン行き昼行便とシドニー発昼行便をビジネスクラスで往復しましたが、妻はビジネス初体験。「これは、楽だわ。腰に優しい。」と感動していたのが印象深かったです。
おがさん、こんばんは。
さらに具体的で興味を引く追加情報満載でのコメント、ありがとうございます。
やはり、巧妙(?)に隠そうという意図こそ感じられるものの、マイル単価がほぼ一定という一点において、特典航空券PLUSの影には常に有償航空券の運賃設定とその時その時の予約クラスの存在が見え隠れする以上、「マイルからeJALポイントへの交換の手間を省いてあげてどんどんマイルを使ってもらおう」というJAL側の方針が伝わってくるようですね・・・(苦笑)
そんな状況をひしひしと感じていますから、個人的にも、おがさんのおっしゃるように、変動の幅があまりに大きすぎるビジネスクラスの特典航空券PLUSとはあえて距離を置き、必要マイル数が確定している基本マイル発券か、アップグレード特典利用かの二択が現実的な選択肢というお考えには大賛成です。
それにしても奥様とのメルボルンとシドニーへのビジネスクラスオープンジョー旅行はとても良いですね!
特に、スカイスイート以上なら、本当に降機後の疲労感も大きく軽減されますから、奥様が感動とともに呟かれた感想に思わず頷いてしまいました。
我が家でも、ヨーロッパを訪れる時には、現地での滞在時間を最大限活用するために、羽田深夜発のロンドン・ヒースロー早朝着便となるJL41を最近特に好んで利用しているのですが、スカイスイート(Ⅰ)の十分すぎる快適さとロンドン到着後の乗継を含めた動きやすさから、実際手放せなくなるほど気に入っています。