周囲を海で囲まれた日本にとって最も近い海外の1つ、韓国。
その韓国の首都、ソウルには立地的な近さを反映しているのか、飛行機の運航されている路線も多く、実際にJALが東京・羽田空港とソウル・金浦空港の間を結ぶ路線は、国際線としては十分に潤沢な
- JL91便:羽田8:25 → 金浦10:45
- JL93便:羽田15:40 → 金浦18:00
- JL95便:羽田19:40 → 金浦22:00
- JL90便:金浦8:00 → 羽田10:10
- JL92便:金浦12:00 → 羽田14:10
- JL94便:金浦19:20 → 羽田21:30
というように、1日に3往復も運航されています。
目次
JL91便とJL92便の組み合わせを気に入っている理由
このように1日に複数の時間帯に同じ目的地に向かう便が運航されている場合、悩むことになるのはどの時間帯の便を利用するのかということかもしれません。
ちなみに、往路と復路で3便ずつ用意された合計6便で、我が家が好んで利用しているのは、
往路
- JL91便 羽田8:25 → 金浦10:45
復路
- JL92便 金浦12:00 → 羽田14:10
という組み合わせ。
なぜなら、JL91便とJL92便の組み合わせには、
往路のJL91便:
- 午前中にソウルに到着できるため、ホテルを訪れてチェックインや荷物を預かってもらっても、1日目からショッピングやグルメに滞在時間を有効活用できる
- 出発時間が少し早すぎるのかソウル行きのJAL国際線特典航空券エコノミークラスでは最も人気がない傾向があり、割高になる前の基本マイル、片道7,500マイルで予約・発券できることが多い。
復路のJL92便:
- 朝6時前後にはソウル市内のホテル出発がおすすめな朝8時発のJL90便に比べ、JL92便はもう少しゆっくりホテルを出発できる
- ソウルでの我が家の定宿として愛用中のコンラッドソウルで提供されている上級会員向けに無料提供中の朝食を無駄にすることなく味わえる
- 15時過ぎにはほぼ問題なく羽田空港の一般エリアにたどり着けるので、翌日の月曜日に疲労などの影響を残す心配が少ない
といったメリットが存在し、韓国・ソウルを訪れる際は主にマイルを利用した特典航空券を活用した上での土日の2日間を利用した週末弾丸旅行が中心の我が家にとって、とても良好な使い勝手だから。
もちろん、スケジュールに急遽空きができた結果、突発的にソウル行きを決めた時などは、JL91便とJL92便の組み合わせではJAL国際線特典航空券を確保できないこともあるのですが、その際には、それ以外の便を利用することが全くないわけではありません。
しかし、土日の2日間という弾丸旅行でJL91便とJL92便以外の組み合わせを選ぶことは、ショッピングやグルメを楽しむ時間が減ってしまったり、お気に入りのコンラッドソウル滞在にも関わらず、せっかくのホテルのサービスをほとんど楽しめないなんて状況をまねいてしまいます。
そのため、JL91便とJL92便以外の組み合わせは、可能な限り2泊3日のようにもう少し余裕のある旅程の時に選びたいというのが正直な部分です。
JL91便の弱点
そんなJL91便には朝8時25分に羽田空港を出発する便として、少しだけ気になる弱点が存在しています。
その弱点というのは、
- 遅くともJL91便の搭乗手続きが締め切られる朝7時25分には羽田空港の国際線ターミナル(2020年3月以降は第3ターミナル)に到着しなくてはいけない
- 羽田空港以外の国内の空港からJAL国内線で乗り継ぐ場合、JL91便の出発が早すぎて当日の乗り継ぎは困難なため、どうしても利用を希望する場合には別途東京での前泊が必要
- ラウンジの営業時間と搭乗開始時刻の組み合わせによっては十分にラウンジサービスを利用できない
という3つ。
ちなみに、羽田空港のJAL国際線チェックインカウンターの営業時間は、
- 06:00~01:45(定刻02:45出発のJL41便ロンドン行きの出発時間の1時間前)
となっていて、年中無休で朝6時から営業が開始されているのですが、そこから7時25分までの1時間25分の間に必ずチェックインの手続きを完了しなくてはいけない部分に羽田空港からの距離によって厳しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
一方で、保安検査や出国審査については、羽田空港の国際線ターミナルの場合、一部規模の縮小などはあるものの、基本的に24時間対応になっていて、こちらが特に問題になることはないはずです。
また、チェックインや保安検査、出国審査などを通過した後に利用可能なラウンジについては、JALが運営しているものはチェックインカウンターの営業が開始される朝6時から入室できるものの、羽田空港のラウンジでもJALラウンジに勝るとも劣らない人気のあるキャセイパシフィック航空ラウンジの場合、後述するように朝7時30分からの営業となっていて、JL91便の搭乗開始が7時50分に設定されていることを考えると、時間的な余裕が十分あるわけではないのは要注意です。
JL91便利用時に活用できるラウンジと利用条件
JL91便の利用者の選択肢となるラウンジとしては、
- JALファーストクラスラウンジ(ゲート112の近く)
- JALサクララウンジ(ゲート112とゲート114の近く)
- キャセイパシフィック航空ラウンジ(ゲート114の近く)
- TIATラウンジ(ゲート111とゲート114の近く)
- スカイラウンジ(ゲート111とゲート114の近く)
の5つが存在しています。
それぞれのラウンジの営業時間と利用条件について簡単に説明すると、
JALファーストクラスラウンジ
(2020年3月まではゲート114近くの代替ラウンジ、サクララウンジスカイビュー利用)
営業時間:
- 6:00~02:45(JL41便ロンドン行きの出発時間まで)
入室条件:
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- 他社ワンワールドエメラルド
- 上記上級会員の同行者1名
JALサクララウンジ
(2020年3月まではゲート114近くの代替ラウンジ、スカイラウンジアネックス利用)
営業時間:
- 6:00~02:45(JL41便ロンドン行きの出発時間まで)
入室条件:
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- 他社ワンワールドエメラルド
- JMBサファイア
- JGC
- 他社ワンワールドサファイア
- 上記上級会員の同行者1名
- ビジネスクラス利用者
キャセイパシフィック航空ラウンジ
営業時間:
- 07:30~17:00
入室条件:
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- 他社ワンワールドエメラルド
- JMBサファイア
- JGC
- 他社ワンワールドサファイア
- 上記上級会員の同行者1名
- ビジネスクラス利用者
TIATラウンジ
(羽田空港が運営する食事なども無料提供のビジネスクラスラウンジ相当のラウンジ)
営業時間:
- 24時間
入室条件:
下記航空会社のビジネスクラス利用者と一部上級会員
- チャイナエアライン
- デルタ航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ハワイアン航空
- 中国南方航空
- 吉祥航空
- 天津航空
- 海南航空
- 山東航空
- エバー航空
- ベトジェットエア
下記クレジットカードのゴールドカード以上の保有者
- TS CUBIC
- ポルシェカード(Porsche Card)
- エムアイカード(MICARD)
- ラグジュアリーカード(LUXURY CARD)
- マンチェスターユナイテッドカード
スカイラウンジ
(羽田空港が運営する飲み物のみ無料提供のクレジットカードラウンジ)
営業時間:
- 24時間
入室条件:
下記ブランドのゴールドカード以上の保有者
- VJA(VISA)
- JCB
- ダイナースクラブ(Diners Club)
- DC
- UFJ
- NICOS
- MUFJ
- UC
- セゾン(SAISON)
- アメリカン・エキスプレス(AMERICAN EXPRESS)
- JACCS
- エポス
となっています。
ちなみに、2020年2月現在、羽田空港国際線ターミナルには国際線利用時に頼りになるプライオリティパスで入室できるラウンジは存在しないため、
- ワンワールドのステイタスの保有
- ビジネスクラス以上での搭乗
- 対象のゴールドカード以上のクレジットカードの保有
がいずれかのラウンジを利用するための条件になっているのは少しだけ注意が必要ですね。
JL91便利用時にキャセイパシフィック航空ラウンジは利用できるのか
朝早い時間帯に羽田空港を出発するJL91便を利用する時に気になることと言えば、キャセイパシフィック航空ラウンジは利用できるのかということかもしれません。
というのも、キャセイパシフィック航空ラウンジは、
- JMBサファイアやJGCなどのワンワールドサファイア保有者
- JALを含めたワンワールド加盟航空会社のビジネスクラス利用者
などを対象にするビジネスクラスラウンジ相当のラウンジながら、
- 注文を受けてからできたての料理が提供されるヌードルバー完備
- ちょっとしたカクテルなども楽しめるバーカウンターも用意
- 充実したスイーツやデザートもラインナップ
- 羽田空港国際線ターミナル6階に立地し、窓からの眺望も良好
- ラウンジ内のインテリアも高品質でゆったりした配置
といった特長があるため、個人的にはビジネスクラスラウンジ以上ファーストクラス未満のラウンジとして気に入っているから。
もちろん、JALの誇るファーストクラスラウンジでは全体的にキャセイパシフィック航空ラウンジより高品質なサービスが提供されているため、そのアクセスが提供されている場合にはそちらの利用を優先する方が多くなるのも自然なことです。
しかし、その一方で、サクララウンジへのアクセスのみが提供されている方の場合、サクララウンジより高品質と感じるサービスが提供されているキャセイパシフィック航空ラウンジを利用したいというケースも十分考えられるはず。
ただし、JL91便の搭乗前にキャセイパシフィック航空ラウンジの利用を検討する場合、前述の通り、
- キャセイパシフィック航空ラウンジの営業開始時刻 07:30
- JL91便の搭乗開始時刻 07:50
- JL91便の出発時刻 08:20
という3つの時刻について比べておく必要があります。
一見、これらの時刻を見比べると、ラウンジの営業開始から搭乗開始まで20分ほどの猶予があるため、慌ただしくなるものの、利用自体はなんとか可能なように感じるかもしれません。
しかし、実際には、JL91便の搭乗前にキャセイパシフィック航空ラウンジを利用する場合、
- ヌードルバーの料理やバーカウンターの飲み物は提供までに時間を要するものも多い
- ラウンジはゲート114近くのラウンジエリア6階に位置するため、JL91便が出発することの多いゲート112などのゲートまでの少なくとも数百メートルほどの移動とある程度の時間を要する
- JL91便を含め、近~中距離線は予定されている搭乗開始時刻よりも早くに搭乗を開始することも多い
というこの便特有のハードルがありますから、ゆっくりラウンジサービスを楽しむことはあまり現実的ではないというのが正直な印象です。
そのため、より早い時間帯から営業を開始していて、JL91便の利用するゲートからあまり離れていない場所にあるラウンジを利用したり、少し遠くにあるラウンジを利用する場合でも少し余裕を持ってゲートに向かうようにするなどのちょっとした工夫がおすすめだと考えています。
JL91便の搭乗
この日のJL91便が利用するゲートはゲート112。
このゲート112はJALファーストクラスラウンジなどJALの主要ラウンジにも近く、利便性の高い一等地のゲートの1つとして、お気に入りという方も多いかもしれません。
ゲートの上には優先搭乗の順番待ちの列を表す液晶画面による、グループ毎の表示も用意され、スムーズな搭乗のための準備が行われています。
ちなみに、JL91便にはファーストクラスとプレミアムエコノミーの搭載がありませんから、
GROUP1(グループ1)
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- 他社ワンワールドエメラルド
GROUP2(グループ2)
- ビジネスクラス利用者
- JMBサファイア
- JGC
- 他社ワンワールドサファイア
GROUP3(グループ3)
- JMBクリスタル
- 他社ワンワールドルビー
といった形での優先搭乗が行われることになります。
元々の搭乗開始時刻が07:50に対し、車椅子を利用されている方などをお手伝いを必要とされている方々を対象とした事前改札が行われたのが07:48。
実際にJMBダイヤモンドやJGCプレミアなど、GROUP1を対象にした最優先搭乗が開始されたのは07:55でした。
機内へ続くボーディングブリッジは2本用意され、ビジネスクラスとエコノミークラスで分かれて搭乗することになります。
JL91便はボーイング777-200(777)というJALが近距離から中距離で運航する飛行機の中でも比較的新しいW63/W64という座席配置の機材が利用されています。
具体的には、
- ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス構成
- 総座席数は312席
- ファーストクラスとプレミアムエコノミーの搭載はなし
- ビジネスクラスのシートは「JAL SKY SUITE Ⅲ」でフルフラットリクライニング
- エコノミークラスのシートは最新の「JAL SKY WIDER」
といった内容で、飛行時間が3時間に満たない東京・羽田-ソウル・金浦線で利用するには十分快適なもの。
ちなみに、JALの国際線ファーストクラスは同じボーイング777でも、JL91便で利用されるボーイング777-200よりも飛行機全体の長さが長く、より長距離の飛行に適したボーイング777-300ERという機材にのみ搭載されているので、少しだけ注意が必要です。
JL91便のエコノミークラスで非常口席を選ぶ時の要注意ポイント
このJL91便で利用するボーイング777-200(777)にはちょっとした注意点が存在しています。
その注意点というのは、
- 45A
- 45B
- 45C
といった飛行機の先頭に向かって左側の非常口席を選択した場合、荷物を収納する場所の確保に困ってしまうリスクがあること。
なぜなら、これらの席の上にある頭上の荷物入れは、業務用(OFFICIAL USE)として利用者側の利用が完全に制限されているから。
そのことによって、足元に荷物を置けないという制限があり、元々荷物の置き場所に困ることの多い非常口席の周辺の頭上の荷物入れがますます混雑してしまうのは避けられません。
そう考えると、JL91便を含め、ボーイング777-200(777)の非常口席の中でも、
- 45A
- 45B
- 45C
を座席指定する時には、優先搭乗を利用するなどしてできるだけ早めに機内に入り、荷物を収納するのがおすすめです。
こうして業務用に指定された頭上の荷物入れの中には、万が一の不時着時などに利用するための非常食料が備えられているのですが、これらが準備されているのは、飛行機の先頭に向かって左側の
- 45A
- 45B
- 45C
の頭上のみですから、同じ非常口席でも飛行機の先頭に向かって右側の、
- 45H
- 45K
はもちろん、足元の広い席として人気があり、バルクヘッドと呼ばれる飛行機中央の席でも右側に当たる、
- 46F
- 46G
はそれほど極端に大きな影響を受けることはないため、特に影響を受けることなく快適な席としておすすめできるはずです。
ただし、同じバルクヘッドでも、左側に位置する
- 46D
- 46E
は頭上の荷物入れの不足の影響を受ける非常口席の
- 45A
- 45B
- 45C
にかなり近い席ですから、指定する際にはこれら3つの席と同等に、荷物の収納スペース確保で注意が必要と考えています。
JL91便の離陸から機内サービス開始
機内での出発準備が完了し、飛行機のドアが閉じられるドアクローズが行われたのは08:22。
続いて、実質的な出発時刻として記録される、飛行機が後ろに向かって動き始めるプッシュバックが行われたのは08:25。
この時点で出発時間の定刻08:20に対し、5分間の遅延ですから、朝の混雑が発生し始める時間帯の羽田空港を出発する便としては十分優秀と言えるはずです。
その後は空港の誘導路上を進み、実際に離陸を開始したのは08:40。
シートベルトサインが消灯したのは08:45でした。
飲み物を含む機内食の提供が開始されたのは08:51。
エコノミークラスでの機内サービスは、
- 機内食
- 飲み物
が一度に提供され、
- おかきなどのスナック類
- ハーゲンダッツアイスクリーム
といったサービスは除外された、近距離線らしいシンプルなものです。
JL91便の機内食
この日のJL91便の機内食メニューとしては、
- チーズフィッシュマフィン
- ベーコンポテトサラダ
- ワッフル
の3点。
これまでのJL91便エコノミークラスの機内食を振り返ってみても、
- 調理済みのパン類(サンドイッチやホットサンドなど)
- 味がややしっかりつけられたサラダ
- スイーツ
が基本となるようで、近距離線の朝食ということを考えてみても少し軽めの印象を感じる方も多いはず。
ちなみに、同じ東京・羽田-ソウル・金浦線でも、JL91便を除く、
- JL93便:羽田15:40 → 金浦18:00
- JL95便:羽田19:40 → 金浦22:00
の午後に出発する2便は、上の写真のように、
- 丼を中心としたご飯物
- 味がややしっかりつけられたサラダ
- スイーツ
という共通した構成になっていて、パンがメインのJL91便に比べ、しっかり食べた印象を感じる機内食に仕上がっていると感じる方も多いはずです。
このようにやや軽めの機内食が提供されるJL91便では、あえて搭乗前にラウンジでの食事を楽しむことにし、機内では軽くつまむ程度に留めるという選択肢も十分検討する価値があります。
その際に活用したいのが、JALが提供する特別機内食の1つ、フルーツミール。
このフルーツミールは、出発の24時間前までの事前申し込みが必要なものの、無料での通常の機内食からの切り替えが可能な、メニューすべてがフルーツのみで構成された機内食ですから、軽くつまむくらいに済ませたい時にはぴったりな選択になるはず。
しかも、JALが提供するフルーツミールでも、日本発の便の場合、メインディッシュ(?)としてフレッシュで甘み十分なメロンが毎回入っていて、その品質はJALのラウンジなどで見かけるものよりもずっと上質なため、楽しみにしていらっしゃる方も多いかもしれません。
実際、JL91便のフルーツミールとして、
- メロン
- ぶどう
- パイナップル
- オレンジ
- キウイフルーツ
- りんご
- バナナ
という7種類のフルーツで彩られたものが提供され、なかなか満足でした。
JL91便の着陸から金浦空港到着
機内食の片付けが開始されたのは09:18。
機内食のサービス開始から27分が経過したタイミングですが、軽めの朝食が提供される便ということもあって、特に問題なく食事を終えている方が大半のようでした。
そこから着陸に備えて再びシートベルトサインが点灯するまでの1時間ほどは朝の早い時間帯に出発する便独特の少し気怠さのようなものを感じる時間が流れ、乗客はそれぞれ映画や音楽などの機内エンターテイメントを楽しんだり、目をつむって身体を休めたり、読書をしたりなど、思い思いの時間を過ごすことになります。
着陸のための降下が開始され、シートベルトサインが点灯したのは10:28。
実際の着陸はその13分後となる10:41。
着陸したソウル・金浦空港内の誘導路を駐機場まで移動後、エンジンが完全停止し、シートベルトサインが消灯したのは10:47。
続いて、ボーディングブリッジが接続され、飛行機のドアが開け放たれるドアオープンは10:49でした。
こうしてみると、ソウル・金浦空港到着の定刻は10:50ですから、出発時の5分の遅れを取り戻した上で、やや早着を実現したということになりますね。
また、機内で過ごす時間も約2時間30分とそれほど長く感じるものではなく、この程度ならエコノミークラスでも十分と感じられる便なのも、手軽な海外旅行をお得な特典航空券で楽しみたい我が家にとっては嬉しいポイントの1つです。
実際、日本と韓国では時差もなく、到着後に腕時計やスマートフォン、タブレットなどの時間調整の手間や心配がないことにも、海外旅行というよりは少し長距離の国内旅行に似た印象を感じる方もいらっしゃるかもしれませんから。
まとめ
週末2日間の短期間に気軽な海外旅行を楽しみたい時にはなかなか魅力的な選択肢として活躍してくれる東京・羽田-韓国・ソウル線。
その中でも、短い時間を最大限&無理なく快適に活用できる、
- 往路:JL91便 羽田8:25 → 金浦10:45
- 復路:JL92便 金浦12:00 → 羽田14:10
の組み合わせは、なかなか魅力的で、我が家でも好んでリピート予約しているお気に入りの便になっています。
もちろん、羽田空港を朝の早い時間帯に出発するJL91便には、
- 早朝に羽田空港に到着しなくてはいけない
- 羽田空港のおすすめラウンジの1つ、キャセイパシフィック航空ラウンジを満足に利用できない
- 通常提供される機内食の内容が他のソウル・金浦線に比べて軽め
といったデメリットは確かに存在するものの、ソウルでの滞在を重視する場合には、あまり気にならないという方も多いはず。
混雑していない時や360日前の予約受付開始直後などには大人1人片道7,500マイルの基本マイルのみでお得に国際線が予約できる便の1つとしても、JL91便はなかなか面白く、活用してみる価値のある選択肢だと思いますよ。
コメント
隔月ペースでソウル便を利用しています。
非常口座席やバルクヘッド座席の私にとってのデメリット(ソウル便)は,個人用テレビを離発着時に利用できないため,フライト時間が短いソウル便ですと映画1本見終えることができないことですね。
そのため,映画を見たい場合には,個人用テレビを離発着時に使用できない非常口やバルクヘッドを避けるようになってきました。
masaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
確かに、機内エンターテイメントを楽しまれる方にとって、離着陸時には個人用画面が収納が必須の非常口席やバルクヘッドはなかなか大きなデメリットを抱えていることになりますね。
私も、非常口席利用時に映画を楽しむ時などは、元々鑑賞できる時間が短いことに加え、最新作でも機内では気になった場面やセリフを再確認するために早戻し(巻き戻し)可能なのをいいことに、ついつい振り返ってしまうため、中距離線の片道で1本、ソウル線などの短距離線では往復でようやく1本の鑑賞を終えることもあったり。
そんなときにはさすがに自分でも思わず苦笑してしまいます(笑)
2月に、9月の4連休にかけてソウル便の特典航空券を探しましたが、案の定、91,92の組み合わせは、追加マイルが必要な状況に。基本マイルで行こうとすると、95,90の組み合わせしかないため、ソウルは断念。
そんな中、数日間ポチポチ探していると、何と、高雄エコノミー往復が基本マイルで空席ありの表示が出現。妻に相談し、予約発券しました。
台北は、何度か行ったことがあるのですが、高雄は夫婦とも初めて。ホテルもハイクラスで3泊4.2万円程度なので、リーズナブルで満足度の高そうな旅行になりそうです。
そういえば、plus導入以降、特典航空券のディスカウントマイルはウラジオストックがあったくらいかなぁ、と思っています。このウラジオストックも4連休が絡むと基本マイルでエコノミー往復18000マイル。高雄は、エコノミー往復基本マイルで17000マイル。かつて、ゾーン制だったとき、高雄はエコノミー往復20000マイルでしたから、行き先候補として、十分検討できるところです。
ちなみに、7月の4連休も、シンガポールエコノミー往復基本マイルで確保していましたので、シンガポールエコノミー往復基本マイル24000マイル+高雄往復基本マイル17000マイルなので、1人あたり41000マイルで確保できたことに。ゾーン制だったときは、35000マイル+20000マイルで55000マイル必要でしたから、行き先と必要マイル数の組み合わせによっては、エコノミークラスに限って言えば、支払マイルを抑えられる結果になります。
もちろん、プレミアムエコノミークラス以上のクラスは、エコノミークラスほど行き先による基本マイルにばらつきがないので、このケースはあくまでもエコノミークラス前提で考えないといけない、ということでしょう。
我が家は特典航空券のエコノミークラスを検討するのは、飛行マイル片道4000マイル以下。JAL運航路線でいえば、最長ホノルル、コナまで。我が家の夢としては、行きメルボルン行きビジネスクラス、帰りシドニー発ファーストクラスの特典航空券が取れたらいいなぁ、と考えているところです。
おがさん、おはようございます。
コメントをいただき、ありがとうございます。
ソウル線は元々有償含め、路線自体に人気があるのか、便利な旅程や便ほど360日前の予約受付直後以外は厳しくなる傾向が比較的はっきりしていますよね。
我が家の場合、7,500マイルの基本マイルでの予約を優先するものの、直前期の予約時などには少しもったいないと思いつつ、エコノミークラスの片道で9,500マイルまでは覚悟して予約することも・・・。
それにしても高雄はお得でしたね。
日本における東京と大坂のように、台北とはまた異なる印象を感じさせてくれる高雄ですが、飲食や宿泊費などの物価も意外に違うと感じられるため、特に私の家族が好きな都市です。
ただ、我が家の場合、予約受付開始直後のタイミングを逃してから空席を確認すると、希望する旅程の基本マイルが割高になりすぎていることが多く、結果的に最近は断念することばかりだっただけに、おがさんの発券完了はとても羨ましいです。
JAL特典航空券Plus導入による変化として、これまでは比較的人気がなかったり輸送能力に余裕がある目的地や出発空港を中心に期間限定のディスカウントマイルキャンペーン開催によってお得なマイル数での利用が可能だったケースが、Plus導入後には、
・東南アジアの中でも特に割安なシンガポール線エコノミークラス片道12,000マイル
・なぜか他の空港に比べ必要マイル数が割安になる関西空港発着のバンコク線エコノミークラス12,500マイルや台北線7,500マイル
など、実質的に必要マイル数のディスカウントが通年で行われるようになり、個人的にも面白いと感じつつ、活用しています。
ただ、おがさんのおっしゃるとおり、こうした特典航空券Plus導入後のメリットはエコノミークラス利用時にのみ限定され、プレミアムエコノミー以上では皆無なのは残念な部分だと感じています。
それにしても、ビジネスクラスでメルボルンに向かう往路、そしてファーストクラスでシドニーから帰国する復路のオープンジョー旅程は魅力的ですね。
ここ数年、久しくオーストラリアの地を踏んでいないので、シドニー線にファーストクラスが復活したのを良い機会として、我が家でもオーストラリア旅行の旅程を作成したくなりました(笑)
今回の嬉しいコメントも、本当にありがとうございました。