JAL JL90便 ソウル・金浦-羽田 エコノミークラス搭乗記(金浦空港のJALチェックインカウンターと制限エリアの営業開始時間制限、KALラウンジの利用条件、混雑時とプライオリティパス保有者向けのピンチヒッターはスカイハブラウンジ、機内食の内容)

日本から最も近い海外の1つ、韓国。

その首都であるソウルには、両国の地理的な近さを反映してか、飛行機での行き来も多く、JALが運航する東京・羽田空港とソウル・金浦空港の首都間を結ぶ便だけを2019年の夏ダイヤで見ても、

  • JL91便:羽田8:25 → 金浦10:45
  • JL93便:羽田15:40 → 金浦18:00
  • JL95便:羽田19:40 → 金浦22:00
  • JL90便:金浦8:00 → 羽田10:10
  • JL92便:金浦12:00 → 羽田14:10
  • JL94便:金浦19:20 → 羽田21:30

というように1日に3往復も利便性の高い時間帯に設定されていることが分かります。

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朝から忙しいソウル・金浦空港発の始発便JL90便

そうした1日3往復される合計6便の中で、特に個性的な便と言えるのがソウル・金浦空港を朝8時に出発する始発便、JL90便かもしれません。

というのも、このJL90便は出発までとにかく慌ただしく、時間に追われる印象を感じる便だから。

まず、金浦空港のJALチェックインカウンターがオープンし、チェックインの手続きが可能になるのが、JL90便の場合は6時からで、これは出発の2時間前にあたる時間です。

その一方で、同じ金浦空港発の羽田空港行きでも、

  • JL92便:9時15分から(出発時刻2時間45分前)
  • JL94便:16時25分から(出発時間の2時間55分前)

となっていますから、JL90便だけが時間的な余裕がないことが分かります。

それだけではなく、ソウルを含む韓国を出発する便では、一部の例外的な処理を行ってもらえた場合を除き、モバイル搭乗券が利用できないだけではなく、オンラインチェックイン利用時にも必ずチェックインカウンターでの認証手続きとそれをクリアできた証明となるスタンプが必要になりますから、それらの理由でチェックインカウンターでの手続きが必須なことも、時間に追われている中では特に悩ましい部分です。

しかも、JALのチェックインカウンターでのチェックイン手続きが完了したとしても、保安検査場や出国審査場がオープンするのは6時30分ですから、この時点で、どんなに急いで様々な手続きを完了したとしても、定刻の出発時間までは残り1時間30分。

そこに追い打ちをかけるように、オープン直後の保安検査と出国審査は混雑しますから、それらを通過してやっと制限エリアにたどり着いた頃には、朝早くから行動をしていたはずなのに、事前改札や優先搭乗を含めた搭乗開始時刻まで十数分から数十分程度の時間しか残っていないなんてことも十分考えられるくらいです。

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JAL利用者向けの金浦空港KALラウンジの利用条件

そうした事情もあって、基本的に慌ただしい中での利用が前提となりそうなJL90便ですが、一定の条件を満たす利用者を対象にラウンジへのアクセスが用意されているのは他の便と同じです。

具体的には、

  • ワンワールドエメラルド相当の上級会員とその同伴者1名
  • ビジネスクラス利用者
  • ワンワールドサファイア相当の上級会員とその同伴者1名
  • プレミアムエコノミー利用者(当日有償アップグレードを除く)
  • エコノミークラスFlex Y運賃利用者

といった条件を満たす場合に無料で、JALと提携している大韓航空のKALラウンジが利用が可能です。

また、上の条件を満たす利用者の中でも、

  • JMBダイヤモンド
  • JGCプレミア
  • JMBサファイア
  • JGC

に関しては、1名まで無料の同伴者に加え、さらに追加で2名まで、JALマイル2,000マイル分と引き換えに発行されるラウンジクーポンを使用することで、一緒に利用することも認められています。

ちなみに、JMBダイヤモンドやJGCプレミア向けにサービスセレクションなどで提供される譲渡可能なタイプのラウンジクーポンは、それを利用する限り、会員本人との同伴はもちろん、同伴者の人数制限を受けずに済むのは家族などの大人数でラウンジを利用したい時には嬉しいメリットになるかもしれませんね。

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金浦空港KALラウンジ混雑時やプライオリティパス保有者向けのピンチヒッターはスカイハブラウンジ

このようにして利用できる金浦空港のKALラウンジですが、必ずしも使いやすい高品質なラウンジというわけではありません。

なぜなら、

  • JL90の利用する搭乗ゲートから最も離れた場所にある
  • ラウンジ内の席数が多いと言えるものではなく、容易に混雑する
  • ラウンジ内に用意されたホットミールを中心とした料理などが後述する別のラウンジに見劣りする

といったデメリットがあるから。

そうしたデメリットを備えたKALラウンジですから、少なくとも私がJL90便に搭乗するときには積極的に訪れることはないラウンジになってしまっています。

では、JL90便に搭乗する時には、金浦空港内のラウンジを全く利用しないのかというと、そうではありません。

なぜなら、プライオリティパスを保有している場合、無料でとても使い勝手が良好で、サービス品質もKALラウンジを上回るラウンジを利用できるから。

そのラウンジというのが韓国国内の複数の空港でサービスを展開しているスカイハブラウンジです。

このスカイハブラウンジには、

  • KALラウンジよりはJL90便の搭乗ゲートに近い場所に立地
  • 席数が多いわけではないものの、少なくともJL90便の出発時間前には極端な混雑を見せない
  • ビビンバやプルコギ、スープなど韓国料理を中心としたホットミールが充実

といった特長がありますから、特に、温かい朝ご飯を食べてエネルギーを補充したい時にぴったりでKALラウンジよりもお気に入りなラウンジとなっているのは間違いありません。

その一方で、このスカイハブラウンジは、混雑しやすいKALラウンジとも提携しているため、KALラウンジ内に空席がなく満席状態の時など、KALラウンジ利用者を対象に、専用のラウンジ利用券が発行された上で、スカイハブラウンジを利用するように案内されることもあります。

そのため、プライオリティパスを保有していない方でスカイハブラウンジを利用してみたいという場合には、混雑時のKALラウンジを念のために訪れ、スカイハブラウンジに案内されることを期待してみるというのも、極端に期待値の低い希望というわけではないはずです。

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JL90便の搭乗から離陸まで

定刻8時出発のJL90便の搭乗開始時刻は出発の30分前となる7時30分頃。

金浦空港自体、それほど大きいサイズの空港ではないのですが、係員のお手伝いを必要とする方を対象とした事前改札に引き続き、JMBダイヤモンドやJGCプレミア、他社のワンワールドエメラルドのステイタス保有者を対象とした最優先搭乗がしっかりと行われていて、搭乗開始準備の早い段階から実施の有無や並ぶべき列が案内されているのは好印象です。

ちなみに、ラウンジの利用などでも提携関係を維持している大韓航空とコードシェアを行っていることも、搭乗ゲート案内板の便名表示などから読み取れますね。

実際に事前改札が開始されたのは7時28分。

その事前改札が終了し、最優先搭乗が開始されたのが7時30分と完全にスケジュール通りでした。

利用する機材は前日の夜に金浦空港へ羽田空港からの最終便のJL95便として到着し、空港で夜を明かしたB787-8。

JALによる2019年9月1日羽田-福岡線でのA350就航で、惜しくもJAL最新鋭機としての称号を失いましたが、より地上に近づけられた気圧や湿度、明るさを自由に変えることができる窓など、個人的には好きな機材の1つです。

また、近距離線や中距離線を中心に利用される少し古い787-8限定ですが、最新型の787-8ではプレミアエコノミー以上でのみ利用可能なフットレストが、エコノミークラスでも利用可能になっていることに、嬉しいと感じる方もいらっしゃるはず。

 

ちなみに、B787-8は十数時間にも及ぶ長距離線での運航も行われる機材ですから、飛行機の前方と後方の天井部分には、それぞれパイロットなどの運航乗務員と客室乗務員が交代で休憩をとるためのスペース、クルーレストが設置されている関係で、53列から後方に位置する中央部分の席の頭上の荷物入れは、完全に閉鎖されていて、利用できないようになっているのでそういった席を利用する場合には少しだけ要注意です。

このことは、JAL運航の787-8でビジネスクラスなどの最前列の中央部分の座席を選ぶ時も実は同様です。

さて、現在のような国家間の難しい関係の影響を受ける路線では気になる搭乗率ですが、より厳しい局面に差し掛かった2019年の夏の時期でも、さすがに満席というわけではないものの、ほとんど空席がない状況で、即座に路線としての運休や廃止が実施されるような危機感は感じませんでした。

機内での出発準備が進み、飛行機のドアが閉じられるドアクローズが行われたのは7時47分。

搭乗開始から17分が経過した頃でした。

また、実質的な出発時刻として記録される、飛行機が後ろに向かって動き始めるプッシュバックが行われたのは7時49分。

定刻の8時に11分も時間を残す余裕のある出発になりました。

滑走路からの離陸を開始したのは8時1分。

シートベルトサインが消灯したのが8時12分。

ここから機内食を中心とした機内サービスの準備が開始されます。

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JL90便の機内食

JL90便の機内食の提供が開始されたのは8時20分。

メニューとしては、

  • 中華風焼きそば
  • サラダ
  • ヨーグルト

の3種類1セットが通常の機内食が用意されるよりも小さなサイズのトレイに並べられて提供されました。

そのため、2種類のメニューから好きなものを選ぶというような、メニューの選択ができないのはもちろん、ハーゲンダッツのアイスクリームの提供もなし。

ちなみに、国際線にも関わらず、標準的な飛行時間が2時間ほどで、実質的なサービス提供可能な時間となると、さらに短い東京・羽田-ソウル・金浦線ですが、しっかりと加熱され、温められた機内食が提供されるのはなかなかお見事。

実際、同じ日本と韓国とを結ぶ、成田-釜山線では、加熱を必要としない弁当形式での空弁機内食が用意されているわけですから。

夏季限定で提供される冷やし中華を始め、JALが機内食で出す麺類は当たりなことが多く、個人的には楽しみにしているのですが、JL90便で提供された中華風焼きそばも食べやすい仕上がりが嬉しい機内食でした。

そうして提供された機内食の片付けが開始されたのは8時40分。

品数やボリュームでも、中距離線や長距離線の機内食に比べて抑えられた内容ということを考えると、十分ゆったりと食事を楽しむ時間が確保されたと言って良いはずです。

それを象徴するかのように、機内食の提供と片付けが終わった機内には、少し気だるく、そしてゆったりとした時間が流れていました。

シートベルトサインが再び点灯したのは9時20分。

羽田空港に着陸したのは9時50分。

駐機場に到着し、飛行機のドアが開いたのは9時54分。

定刻の10時10分に対して、少なくとも15分以上早着となったスムーズなフライトでした。

まとめ

早朝の時間帯に空港を訪れ、慌ただしさのようなものを常に感じながら搭乗することになるJAL運航のソウル・金浦空港発羽田空港行きの始発便となるJL90便。

そうしたデメリットが反映されているのか、遅い時期まで有償航空券でも安価な運賃が残っていたり、特典航空券でも意外な日程での空席確保が容易な便の1つという特徴を持ち合わせています。

とはいえ、そうしたデメリットをしっかり理解した上で利用するのなら、全体的にスムーズで時には不思議な快適性を感じることさえある便ですから、一度利用してみるのもなかなか面白いと思いますよ。

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