毎年2月14日に訪れるバレンタインデー。
世界的に見てみるとそれぞれの国ごとに、意外と内容こそ異なるものの、多くの場合、特別な1日として大切にされているのは間違いありません。
実際、日本では主に女性が想いを寄せる人にチョコレートをプレゼントする日として知られ、バレンタインデーの楽しみ方が多様化したと言われて久しい現在でも、一年の中で特に多くの男女が思わずドキドキする一日と言えるはずです。
そんなバレンタインデーには日本を代表する航空会社の1つ、JALでも、利用者を対象にバレンタインデー限定の特別なサービスが提供されています。
目次
2月14日のJAL国際線利用者限定で提供されるバレンタインデー限定サービス
幸運にも2月14日のバレンタインデーにJAL国際線に搭乗する利用者には、
- チェックインカウンターでのメッセージカード付きキャンディのプレゼント
- JALファーストクラスラウンジとサクララウンジの利用者へのチョコレート(イタリア製)プレゼント
- JALファーストクラスラウンジ利用者限定の高品質チョコレート(フランス ジャンポールエヴァン製)プレゼント
- 縁結び成就祈願イベント開催
- 機内でのチョコレート(ロッテ製)プレゼント
といったJALからバレンタインデーの1日限定の特別なサービスが提供されます。
これらのサービスは、制限エリアに入る前に訪れるチェックインカウンターから、JAL国際線のバレンタインデー限定サービスは始まり、ラウンジ内、そして機内まで一連の流れとして連なっているということですね。
その一方で、様々な場面で、独立した形でのバレンタインデーらしさを感じるサービスが用意されているということですから、時間的な余裕がない時などは気になるサービスや好みのサービスだけを利用してみるというのも楽しみ方としておすすめと言えるかもしれません。
JAL国際線チェックインカウンターでのバレンタインデー限定サービス
まず、JAL国際線のバレンタインデーの特別サービスは、チェックインカウンターでのチェックイン手続きから始まります。
もちろん、手続き自体は通常通り進むことになるのですが、手続きが終了し、搭乗券を受け取るタイミングに、上の写真のように鶴丸のロゴの描かれた透明な袋に入ったプレゼントも一緒に手渡されることに。
この袋の中には、
- バレンタインデー限定メッセージカード
- JALオリジナルキャンディ1個
が入っていて、メッセージカードには、
「Happy Valentine’s Day
日本航空をご利用いただき、ありがとうございます。
私たちから、ささやかではございますが想いを込めてバレンタインデーキャンディをプレゼント致します♪
素敵なバレンタインをお過ごしください・・・☆
またお会いできる日を楽しみにお待ちしております。
日本航空 成田空港支店一同」
といった内容が印刷されていますから、この時点で今日がバレンタインデーだったことに気づくという方もいらっしゃるはずです。
サクララウンジで無料提供されるバレンタインデー限定チョコレート
JAL国際線のバレンタインデー限定サービスの中で、最も目を引く存在といえば、それは間違いなくJAL運営ラウンジでプレゼントされるチョコレート。
というのも、それらのチョコレートは、前述のチェックインカウンターでプレゼントされるメッセージカード付きキャンディや後述の機内でプレゼントされるチョコレートよりも高品質で高コストの美味しいものが用意され、良い思い出になるはずだから。
そのため、普段は搭乗前にラウンジを利用しないというスタンスの方でも、運良く2月14日のバレンタインデーにJAL運営ラウンジを訪れる機会に恵まれたなら、少し時間を確保して訪れてみるのがおすすめです。
そのバレンタインデー当日のJAL運営ラウンジでは異なる2種類のチョコレートが用意されています。
その1つが、イタリア デルコンテ(DelConte)ブランドのチョコレート。
このチョコレートは、JALファーストクラスラウンジやサクララウンジに入室する際に、ラウンジスタッフの方から2個のチョコレートが1つのセットになった透明な袋が手渡されることになります。
また、そうしてプレゼントされる透明な袋の中には、一部に数量限定でラウンジスタッフの方の手書きによる華やかなデザインのメッセージカードも添付されていて、バレンタインデーらしさをはっきり実感できるようになっていました。
この時プレゼントされるチョコレートは、1950年創業のイタリア デルコンテ(DelConte)ブランドのもので、日本でも食品の輸入に強い小売店では1個あたり約70円ほどの見かけることもあるなど、輸入チョコレートとしては比較的リーズナブルな商品ですが、JALがバレンタインデーのプレゼントに選ぶだけあって、風味や甘味のバランスも良好。
ちなみに、味(フレーバー)はそれぞれ包装紙の色で異なっていて、
- オレンジ:ミルク味
- イエロー:キャラメル味
というように、全く異なる2種類の味わいが楽しめるようになっています。
このように十分美味しく楽しめるチョコレートが多くのラウンジ利用者を対象に無料でプレゼントされているというのはなかなか嬉しいポイントです。
バレンタインデーのファーストクラスラウンジ限定で無料提供のジャンポールエヴァンチョコレート
サクララウンジでも、より入室条件の厳しいJALファーストクラスラウンジでも、バレンタインデーにJAL運営ラウンジを訪れた利用者向けにラウンジエントランスでプレゼントされるのがデルコンテ(DelConte)ブランドのチョコレートですが、その一方で、JALファーストクラスラウンジの利用者限定でプレゼントされるチョコレートも用意されています。
それが、フランス ジャンポールエヴァン製のチョコレート。
このジャンポールエヴァンのチョコレートは、羽田空港と成田空港にあるファーストクラスラウンジのBARエリアのみでの提供になっているため、対象となる利用者数は大きく制限される一方、1個あたりの価格は約370円にまで跳ね上がります。
そうしたコスト面でのゆとりを反映してか、品質や美味しさはまさに別物。
ジャンポールエヴァンのチョコレートとなると、気になるのは採用された味(フレーバー)ですが、今回プレゼントされていたのは、
- パレ キャラメル フルールドゥセル:塩キャラメル風味
- パレ ノワール エクアトゥル:ビターチョコレート風味
の2種類。
個人的に、チョコレートは普段からオーソドックスな味わいの方が好きなのですが、この2種類のジャンポールエヴァンのチョコレートについては、オーソドックスなはずの「パレ ノワール エクアトゥル」ではなく、塩の味わいとキャラメルの風味がしっかりと活かされた「パレ キャラメル フルールドゥセル」の方が好みの一品となりました。
ちなみに、2020年の成田空港のJALファーストクラスラウンジの場合、これらのジャンポールエヴァンのチョコレートがプレゼントされたのは本館3階のJAL’s SALONの有人カウンター。
その一画にジャンポールエヴァンご本人の写真入り案内表示とたっぷりのチョコレートが入った専用の箱が用意され、利用者は自由に手に取れるようになっています。
また、同じJAL’s SALON内でも、有人カウンターから少し離れたアルコールなどの用意された一画にも、少し簡素な印象のコーナーが設けられ、こちらでも提供されていました。
ちなみに、当日のJAL’s SALONでは、海外の方を中心に意外にチョコレートをお供にアルコールやお茶などの飲み物を楽しむ様子も多く見られ、ジャンポールエヴァンのチョコレートが用意された箱もあっという間に空っぽになってしまうのですが、JAL側では翌日まで残ってしまうほどにたっぷり在庫を用意しているらしく、すぐに補充が行われるため、売り切れで味わえないことを心配する必要はないはずです。
バレンタインデー限定JAL縁結び成就祈願イベント
こうして美味しいチョコレートが無料でプレゼントされるJAL運営ラウンジですが、成田空港ではそのラウンジエントランス部分を注意深く見てみると、普段は見かけないコーナーの存在に気づくはずです。
それが、「成田で縁結び」と題された、JALが主催する縁結び成就祈願イベントです。
このイベントは、JALの用意した専用の用紙に恋愛成就の願いごとを記入した上で、備え付けの箱に投函するというものなのですが、驚くことになるのはJALのこのイベントにかける意気込みかもしれません。
なぜなら、願いごとが記入された用紙は、成田空港の近くの成田市にある成田山新勝寺に持ち込み、その中でも恋愛成就が得意とされる愛染明王像の宝前に収めた上で祈祷を行ってもらうというなかなかの本気仕様だから。
とはいえ、恋愛成就に限らず、今現在の自分自身の望みに誠実に向き合うというのは自分自身そのものを知る上で貴重な機会になるはずですから、少し思い切って参加してみるのも面白いはずです。
バレンタインデーのJAL機内限定でプレゼントされるチョコレート
バレンタインデーのJAL国際線限定サービスの最後を飾るものといえば、それは機内サービスの1っ感としてプレゼントされるチョコレート。
しかも、2月14日にJALによって運航されるフライトであれば、国際線だけではなく、国内線でも同じようにチョコレートがプレゼントされるのはバレンタインデーらしさを気軽に楽しめるという意味で嬉しいポイントになるはず。
その一方で、すべての利用者に同じチョコレートがプレゼントされますから、国際線のファーストクラスやビジネスクラスを利用した場合は、エコノミークラスやプレミアムエコノミーよりも少しアップグレードされたチョコレートを希望しつつ、少しだけ物足りなさを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
このチョコレートは、ロッテが販売するガーナブランドの中でも、小粒のキューブタイプに成形された商品として、「ガーナポップジョイ」として販売され、手軽な食べやすさが魅力の商品としても有名ですが、市販品1袋の内容量は37gに対し、JALのバレンタインデー版は内容量が1袋15gという特別な非売品扱いになっているのが興味深いですね。
また、37gの内容量の市販品版メーカー希望小売価格は税込105円ですから、15gのJALのバレンタインデー版は1個あたり50円前後相当と個人的には考えています。
ちなみに、バレンタインデー用に用意されたロッテ製のガーナチョコレートですが、バレンタインデー当日に多めに用意していた残りなのか、バレンタインデーが終わってしばらく時間が経過した時期に、国内線のダイヤモンドプレミアラウンジに登場することも。
その際には、バレンタインデー向けを前面に表現したパッケージそのままに、1人1個の制限が設けられた上で、不定期で在庫が追加される特別メニューとして扱われるのですが、その人気はとても高く、あっという間に売り切れになってしまうほどでした。
成田空港のワンワールドラウンジのバレンタインデー特別サービス
こうしてバレンタインデー限定の様々なサービスが提供されるJAL国際線利用ですが、そうした状況を知ってしまうと、気になるのはJAL運営ラウンジと同じ成田空港第2ターミナルに立地している、
- キャセイパシフィック航空
- アメリカン航空
- カンタス航空
といった他のワンワールドラウンジでのバレンタインデーだけのサービスが有無かもしれません。
まず、同じ本館にあるラウンジの中では、JAL運営ラウンジに最も近いキャセイパシフィック航空ラウンジですが、バレンタインデー向けの特別なサービスの提供はなく、いつものキャンディなどが用意されているのみ。
続いて、キャセイパシフィック航空ラウンジよりはJAL運営ラウンジから離れているとはいえ、同じ本館にあり、2020年3月で惜しまれつつも営業を終了したアメリカン航空ラウンジも、特段バレンタインデーらしいサービスはありませんでした。
最後にJAL運営ラウンジ以外では唯一サテライトに立地するワンワールドラウンジ、カンタス航空ラウンジも、普段どおりのキャンディなどの提供があるのみで、バレンタインデーらしさを感じることはありませんでした。
結果的に、JALファーストクラスラウンジやサクララウンジといったJAL運営ラウンジの手厚いバレンタインデー向けの特別サービスが際立つことになったのですが、バレンタインデーにはチョコレートをプレゼントという習慣は全世界共通の当たり前のものではないことを踏まえると、こうしたバレンタインデーに対するスタンスの明暗は仕方のないことなのかもしれないと感じています。
バレンタインデー限定の特別なローランペリエ
JALファーストクラスラウンジの魅力の1つに、常時提供のシャンパンラインナップとして、ローランペリエが提供されていることが挙げられるのですが、
- 通常期(通年):ローランペリエ ラ キュベ(Laurent-Perrier La Cuvée)定価税込6,480円
- 桜の開花~満開時期(3月中旬~4月初旬):ローランペリエ ロゼ(Laurent-Perrier CUVÉE ROSÉ BRUT)定価税込12,999円
- 空の日(9月20日):ローランペリエ ウルトラ ブリュット(Laurent-Perrier ULTRA BRUT)定価税込12,960円
- クリスマス(12月24日~25日):ローランペリエ グランシェクル(Laurent-Perrier GRAND SIÈCLE)定価税込24,000円
- 正月元旦(1月1日):ローランペリエ ウルトラ ブリュット(Laurent-Perrier ULTRA BRUT)定価税込12,960円
というように、特別なタイミングには、いつもより特別なローランペリエが提供されています。
では、ラウンジや機内でのチョコレートプレゼントを中心に、様々な特別サービスが提供されるバレンタインデーには、特別なローランペリエも提供されたのかというと、2020年を含め、残念ながらここ数年はそうしたサービスは用意されていません。
過去にはバレンタインデーにもそうした特別なローランペリエが提供されるタイミングに設定されていたこともあるのですが、
- 12月~1月のクリスマスと元旦
- 3月~4月の桜の開花時期
という2つの特別なローランペリエを提供するタイミングに挟まれているという事情もあって、提供間隔のバランスを取るために終了してしまったのではないかと個人的には予想しています。
まとめ
1日限定でバレンタインデーらしさいっぱいのサービスが楽しめる2月14日のJAL国際線搭乗。
特に、ラウンジや機内でプレゼントされるチョコレートには楽しさも美味しさも十分感じられるのも嬉しいポイントになるはずです。
もちろん、2月14日の搭乗を目的に国際線を利用するというのは常に可能なことではないものの、スケジュールとタイミングさえ合ったのであれば、この日しか楽しめないとても特別なサービスを少し積極的に体験してみるというのも、なかなかおすすめなことだと思いますよ。
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