JAL事前座席指定と空港調整席の活用テクニック(上級会員向けの座席指定での優遇、空港調整席の魅力と指定方法、上級会員の同行者登録とその効果、インボラアップグレード後の空席)

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飛行機に乗った時に、搭乗中の快適性などを大きく左右することになる座席の位置。

JALを利用した時には、事前座席指定というサービスを当然のように無料で利用できるため、その恩恵をあまり意識することはないかもしれません。

しかし、実際には、LCCはもちろん、そのLCCとの苛烈な競争にさらされている海外の大手航空会社を中心に有料のサービスとして提供されることも多く、今後数年から十数年の変化の結果、原則有料という扱いが主流になるかもしれないと少しだけ心配しているサービスの1つです。

日本を代表する航空会社の1つ、JAL。 そのJALが提供するサービスの中で最も妥協のない理想に近い存在は何かと問われたのなら、...

JALの事前座席指定で行われている制限

そんな無料での利用ができるJALの事前座席指定ですが、仮に予約受付が開始された直後のタイミングに席の指定を行ったとしても、すべての席が自由に選べるわけではありません。

なぜなら、利用者なら誰でも自由に選択できる席の他に、

  • 上級会員のみ事前座席指定可能な席
  • 座席指定のために特別な手続きが必要な席

といった形で事前座席指定での制限が設けられ、本来は誰にも座席指定されていない空席にも関わらず、すでに指定済みのようにブロックされている席もあるから。

そのため、事前座席指定の段階で特別な席が提供される条件を満たしていない場合には、知らず知らずのうちに、一般利用者なら誰でも利用できる席の中から席を選ぶように誘導されているということです。

こっそり提供中の上級会員向けの事前座席指定の優遇

主に国内線の普通席や国際線のエコノミークラスでは、上級会員のみが事前座席指定可能な席として、目の前に非常口が設けられた非常口席や(赤ちゃん用のベビーベッドなどを装着するなどの目的のために)壁が目の前にあるバルクヘッドといった席が用意されています。

実際、これらの席では他の席とは前方の開放感や通路への自由なアクセスなど、大きく異なる快適性が確保されているため、上級会員向けの優遇として活用されているのも納得。

また、どの席を選んでも一定以上の快適性が確保されているはずの上位のキャビンクラスの中でも、国際線ファーストクラスすら、窓側やその中でも飛行機最前方となる1Aと1Kといった席は上級会員のみが事前座席指定できる席として設定され、一般会員は事前座席指定不可。

実際、上級会員と一般会員での国際線ファーストクラスの事前座席指定を比べた上の画像でも、本来は空席の1Aと1Kの席は、上級会員向けの表示でのみ正しく空席として表示され、一般会員向けではすでに指定済みの扱いになっていることが分かります。

これと同じことは、国内線ファーストクラスでも1Aと1Cの席に対して実施中。

そのため、国際線と国内線を問わず席の指定にしっかりとしたこだわりのあるという方にとって、こうした事前座席指定での優遇が提供される上級会員資格は魅力的なものに映るはずです。

逆に、上級会員資格を保有していない一般の利用者にとっては、例え事前座席指定のために追加コストを支払うことと引き換えにより良い条件の席を希望したとしても、JALにはそうしたサービスがそもそも存在していないということに。

つまり、同じ飛行機の座席という、数量の限られた対象を扱う方針として、

  • 利用者全員の事前座席してを無料にする一方で、良い条件の席は一般に開放せず、上級会員向け専用の特典として別途温存しておく大手航空会社(JALやANAなど)
  • 事前座席指定は基本的に有料とする一方で、出発直前期の事前座席指定や上級会員向けの事前座席指定は無料で提供する、LCCとの厳しい競争にさらされている大手航空会社(アメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズなど)
  • 座席指定は基本的に有料とする一方で、追加コストさえ支払えば誰にでも早いもの勝ちで快適な席を提供する、LCCを中心とした座席指定が有料の航空会社

というように、大きく3つの全く異なるアプローチに分類することができるのかもしれませんね。

日本を代表する航空会社の1つ、JAL。 そのJALが提供するサービスの中で最も妥協のない理想に近い存在は何かと問われたのなら、...

特別な理由を持つ利用者のみが事前座席指定可能な席

では、上級会員であれば、すべての席が自由に事前座席指定として利用できるのかと言えば、実はそうではありません。

なぜなら、お体の不自由な方やお子様連れの方など、特別な配慮やお手伝いを必要とする利用者が優先的に事前座席できる特別な席が設定されているから。

その具体例の1つとして分かりやすいものと言えば、主に国内線で地方都市用として利用されているボーイング737-800の15Jと15Kという席かもしれません。

これらの席はクラスJのすぐ後ろでなおかつ普通席の中では先頭の列という位置のため、飛行機のドアから歩く距離が少なく、さらに足元のスペースが広く確保された快適な席です。

実際、その快適性は折り紙付きで、15Jと15Kの反対側に位置する2人がけの15Aと15Cの席は、ほぼ同じような快適性が提供されていることもあってか、JMBダイヤモンドやJGCプレミア、あるいはワンワールドエメラルドを保有している上級会員にのみ事前座席指定で開放される席として扱われているほど。

これ以外にも、それぞれの飛行機ごとに座席の特性や配置に合わせて、様々な場所や理由で上級会員でも事前座席指定できない特別な席が、なかなか気づきにくい形で用意されています。

失敗した座席指定を挽回するために活用したい空港調整席

そんな上級会員でも事前座席指定できない特別な席ですが、対象者以外の利用者が絶対に利用できないのかと言うと、実はそうではありません。

なぜなら、優先的に提供する対象として定めた特別な配慮やお手伝いを必要とする利用者がその便の予約を行っていなかった場合や特別な席の事前座席指定を行っていなかった場合、出発当日にはそうした席は空港調整席として扱われ、最終的に一般の利用者も利用可能になるから。

このサービスを活用することで、仮に事前座席指定の段階で良い席が残っていなかったことが原因で座席の選択に失敗してしまった場合でも、出発当日の空港で開放される空港調整席を利用できたのなら、十分に失敗の挽回は可能です。

ただし、そうした空港調整席は、搭乗が開始される少し前など、地上係員によって可能な限り出発直前まで空席状態で確保されるため、出発当日に空港に訪れたタイミングですぐに指定できるとは限らないことは要注意。

これは、

  • 本来は特別な席を必要とする利用者が事前座席指定していない場合
  • チェックインなどの空港を訪れたタイミングで特別な席を必要とする利用者であることが確認できた場合

といった状況にも対応できるように、最大限最後までこうした特別な席を空港調整席のまま温存しておくことがその理由です。


空港調整席の座席指定方法

そんな空港調整席ですが、完全に隠された秘密の座席というわけではなく、空港のチェックインカウンターの担当スタッフの方に質問すると、

  • 空港調整席が本当に指定済みなのか、それとも実は空席なのか
  • 空港調整席の座席指定が一般の利用者に開放される予定時刻

などは問題なく案内してくれます。

そのため、もしその席を必要とする利用者がおらず、直前まで空席のまま温存されていただけの場合、出発時刻が近づいたタイミングで、

  • 制限エリア内の各種カウンター
  • ラウンジのカウンター

などを訪れることで、現在すでに指定している席から開放された空港調整席への変更も可能になります。

ちなみに、搭乗ゲートのカウンターでも空港調整席への座席変更も可能ですが、利用する空港や飛行機の種類、混雑状況によっては、急いで搭乗開始直前の準備を行っている地上係員の方に迷惑をかけてしまうリスクもありますから、極力利用は避け、利用する場合でも様子をしっかり確認した上での変更手続きの依頼がおすすめです。

JAL事前座席指定での上級会員の同行者登録の魅力

このように、様々な形での制限が行われている事前座席指定ですが、そうした制限のうち、上級会員向けの席については一般会員でも事前座席指定の段階で確保することが可能になっています。

というのも、同じ便の同じキャビンクラスを利用する上級会員の同行者として登録することで、本来は上級会員以外は事前座席指定できない席でも指定できるようになるから。

しかも、その同行者登録による事前座席指定可能席の拡大は、複数人での同じ予約の場合はもちろん、1人1人が異なる予約の場合でも、同じ便の同じキャビンクラスという条件を満たすのならば、問題なく可能です。

ただし、その手続きはすべてJALホームページ上で行えるとは限らず、予約デスクに電話した上で手続きを行ってもらう必要があることも。

具体的には、我が家で利用した限りでは、

  • 同じ予約内の同行者とJAL運航の国内線を利用する場合はJALホームページで対応可能
  • 同じ予約内の同行者とJAL運航の国際線を利用する場合はJALホームページで対応可能
  • 同じ予約内の同行者とJAL運航の国際線航空券の国内線乗継区間を利用する場合はJALホームページで対応不可で電話での手続きが必要
  • 異なる予約の同行者と利用する場合は、国内線、国際線、国際線航空券の国内線乗継区間のいずれでも、JALホームページで対応不可で電話での手続きが必要

という結果に。

確かに、同行者登録のメリットを活かすためには、一部の条件で電話での手続きが必要になることはデメリットですが、得られるメリットが巨大なことを考えると、その一手間をかけたとしても、しっかり利用したい特典の1つと考えています。

ちなみに、JAL以外の航空会社でも上級会員向けに同様のサービスを提供しているものの、必ずしも全く同じルールというわけではないことには要注意。

実際、JALと同じワンワールドに加盟するブリティッシュ・エアウェイズの場合、同じ予約内の同行者と異なる予約の同行者、さらには、最上位の上級会員とそれ以外の上級会員とをしっかり区別した上で、同行者登録の特典を提供しています。

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インボラアップグレードされた後の空席を狙ってみるメリット

空港調整席と同じように、失敗した事前座席指定の挽回が期待できるものと言えば、他の利用者がアップグレードされた後の空席を狙うというもの。

これは出発当日の空港で、国内線の有料アップグレードが利用された後や国際線でのインボラアップグレードされた後に空席となった席を対象に座席の変更を行うということです。

特に、国際線エコノミークラスのインボラアップグレードは、非常口席やバルクヘッドなどの足元の広い席を利用している上級会員を対象に行われることが多いという特長を持っていますから、そのインボラアップグレードが行われた後には良い条件の席が残ることになります。

もちろん、こうした形で良い席を確保することは、問い合わせるタイミングといった運の要素に左右され、空港調整席のようにいつ開放されるのかはっきりと確定していないのが欠点。

しかし、満席近い便などでは上級会員に人気のある席がなぜかぽっかりと空いていることに遭遇する可能性も十分ありますから、念のためというスタンスで宝探しのように確認してみるのもおすすめです。

まとめ

便利な無料サービスとして提供されているJALの事前座席指定。

いくつかの制限や気をつけたいポイントは存在しているものの、うまく活用できたのなら、とても役立つサービスなのは間違いありません。

確かに、事前座席指定の段階では上級会員に対する優遇はとても大きなものですが、それ以外の一般会員でも出発当日の空港でのみ開放される空港調整席に座席変更することで、十分にその恩恵の一端を活用することは可能です。

普段何気なく活用している事前座席指定や空港での座席指定にほんの一手間加えて、快適で楽しい飛行機の利用をアレンジしてみるのも、なかなかおすすめだと思いますよ。

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