JALが運営し、一定の条件を満たす上級会員や一部の上位クラスの座席利用者向けのラウンジとして有名なサクララウンジ。
その上位には、国際線利用時専用のJALファーストクラスラウンジ、国内線利用時専用のJALダイヤモンド・プレミアラウンジが用意され、それぞれサクララウンジより高品質で魅力的なサービスが提供されています。
目次
国内線向けのラウンジで最も好きな羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジ
そんなJALが運営するJALが運営する国内線向けのラウンジの中で最も好きなのは、間違いなく羽田空港にあるダイヤモンド・プレミアラウンジです。
もちろん、国内線向けのダイヤモンド・プレミアラウンジとしては、羽田空港の他に、
- 札幌・新千歳空港
- 大阪・伊丹空港
- 福岡空港
- 沖縄・那覇空港
といったそれぞれの空港にも用意され、そのいずれも羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジよりも新しく、しかも全体的に利用者が使いやすいようにと配慮されています。
しかし、新しい世代のラウンジにはない落ち着いたインテリアと、ある程度の混雑もしっかりとカバーできるスペース面でのゆとり、さらには国際線のラウンジに近い品質のシャワーサービスなど、JALが運営する国内線のラウンジとしては、お気に入りを1つ選ぶのなら、羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジが一番いいなと感じているのが正直な部分です。
ダイヤモンド・プレミアラウンジの特長は軽食サービス
同じ国内線向けのラウンジでも、ダイヤモンド・プレミアラウンジとサクララウンジの違いは何かと問われると、それはやはり提供される飲食サービスの品質が最も象徴的なものかもしれません。
特に、ダイヤモンド・プレミアラウンジでは軽食サービスとして、おにぎりやパンなどのちょっとした食べ物と、スープや味噌汁などの汁物が用意され、しかも、
- 札幌・新千歳空港
- 東京・羽田空港
- 大阪・伊丹空港
- 福岡空港
- 沖縄・那覇空港
のそれぞれのラウンジで地域ごとに異なる特色を取り込んだラインナップになっています。
実際、北は札幌の新千歳空港にあるダイヤモンド・プレミアラウンジには、北海道の名物料理のザンギを利用したザンギマヨおにぎりに加え、たっぷりの鮭をそのまま握ったごま塩鮭おにぎりもラインナップ。
一方の、南は沖縄の那覇空港では、南国らしさを感じせてくれるフルーツを活かしたパンが何種類も並ぶなど、同じ軽食というサービス内容でも空港や地域ごとの個性が感じられるのは面白いですね。
羽田空港 ダイヤモンド・プレミアラウンジの軽食サービス
そうしたダイヤモンド・プレミアラウンジの軽食サービスとして、羽田空港ではどんな内容が提供されているのかというと、
- 2~5種類程のおにぎり
- 1~2種類程のパン
- 2種類のスープ
というラインナップになっています・
おにぎりは、その時によって異なるものの、
- 鮭
- 鮭マヨ
- 辛子高菜
- 金ごま赤しそご飯
- 鰹ご飯
- ひじきご飯
などから2~5種類程が用意され、自由に楽しめるようになっています。
ちなみに、上のおにぎりラインナップは、私が実際に食べた種類のおにぎりの中で味が記憶に残っている種類を好きな順番で並べてみたもの。
こうした好みは私以外の他の利用者の方々もそれほど大きく変わらないのか、人気のある種類はどんどん手に取られていく一方で、あまり人気のない種類は残り続けるという様子が見られます。
しかし、ラウンジスタッフの方々によって、一生懸命どんどん補充作業は行われるため、少しの間待つだけで人気のあるおにぎりを楽しめるようになっているのはもちろん、それまで並んでいなかった種類に切り替わることもあるので、出発までの時間に余裕があるのなら、ラウンジ滞在中にちょくちょくチェックしてみるのがおすすめです。
おにぎり以外の軽食として人気を集めるのが、JAL特製焼きカレーパンとメゾンカイザーによるパン。
特に、カレーパンは在庫がなくなる度に焼きたてアツアツのものが提供されるのはもちろん、しっかりとした品質の食べごたえのあるものが用意されているため、おにぎりよりもその満足度は格段に高いかもしれません。
また、人気のあることで有名なメゾンカイザーによるパンも1~3種類ほどが並べられ、こちらもおにぎり同様、自由に楽しめるのもファンの方には嬉しいサービスですね。
加えて、パンが用意されている場所には、期間&数量限定で珍しいコラボレーション製品などが並ぶこともあるため、そうした幸運に遭遇した場合には、お試ししてみるのも楽しいものです。
おにぎりとパンの他に用意されているのが、定番となっている味噌汁と月替りで変更されるスープという汁物のラインナップ。
味噌汁もスープも温かでほっとするような美味しい味付けになっているだけではなく、具材がたっぷりなため、これだけでも意外に満足できてしまうほど。
ただし、味噌汁もスープも容器の中の残量が残り少なくなると、それに伴い具材も少なくなり、具沢山とは言えない状況に。
そのため、あまりに悲しい状況の場合は、おにぎりやパンと同様に一生懸命行われている補充や追加を少し待ってみるというのもおすすめできるかもしれません。
それ以外に、軽食サービスというわけではないものの、ダイヤモンド・プレミアラウンジ内ではちょくちょく試供品として、
- スナック
- お菓子
- 飲み物
- お茶
といった地方の名産品や新製品の無料提供も行われていて、自由に楽しめるようになっていますから、ラウンジ内で見かけた時には実際に手にとってみるのもなかなか楽しいものです。
羽田空港 ダイヤモンド・プレミアラウンジの飲み物サービス
ダイヤモンド・プレミアラウンジで提供されている飲み物サービスは、元々アルコール類が提供されているサクララウンジと軽食サービスほどの違いは感じにくいものの、差別化が行われていることに間違いはありません。
ノンアルコールの飲み物としては、上の写真の右端に写っている冷蔵庫に用意されている、
- スカイタイム(キウイ味のジュース)
- トマトジュース
- 烏龍茶
- 牛乳
- ミネラルウォーター
など。
加えて、コカコーラブランドのソフトドリンクサーバーで提供される、
- コカコーラ
- ミニッツメイド(オレンジ)
- 綾鷹(緑茶)
- 煌(烏龍茶)
- カナダドライ(トニックウォーター)
- カナダドライ(ジンジャーエール)
- 炭酸水
などの一般的なソフトドリンク。
アルコールの飲み物としては、通常価格帯の一般的なビールをラインナップするサクララウンジに対して、ダイヤモンド・プレミアラウンジでは、
- サントリー プレミアム・モルツ
- サッポロ エビス
- キリン ハートランド
- キリン 一番搾りプレミアム
などのプレミアムビールと呼ばれる価格帯のビールがラインナップ。
ウイスキーとしてはマッカラン12年、焼酎としては尽空などのハードリカーもしっかり完備。
ビール以外のアルコールを楽しみたい方には嬉しいサービスと言えるはず。
国内線向けのJALラウンジで唯一&無料のシャワーサービス
そうした特色とこだわりのある軽食や飲み物のサービス以外に羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジの特長と言えば、シャワーサービスがあります。
このサービスは、ダイヤモンド・プレミアラウンジだけではなく、サクララウンジの利用者も対象に無料で提供されているサービスで、国際線のラウンジでは一般的と言えるシャワーサービスが国内線向けの空港では唯一、羽田空港のJALラウンジだけで利用可能というもの。
サービスとしては、同じ羽田空港の国際線向けのシャワーサービスと比べても、一部のアメニティのラインナップなどが劣るだけで、十分に快適に利用可能なのは嬉しい部分。
特に、北方面の目的地への利用に便利な北ウイングと南方面の目的地への利用に便利な南ウイングのそれぞれラウンジに1つずつ用意された、シャワールーム5番と呼ばれるシャワールームは他の国内線のシャワールームはもちろん国際線のシャワールームと比べても、十分に広々としたスペースが魅力で、可能なら快適な利用のためにとりあえずリクエストしてみるのもおすすめです。
2019年3月までのリニューアル改装工事の影響
そんな羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジでは、2018年11月から2019年3月までの期間、リニューアルのための改装工事が行われています。
この工事によって、ラウンジ内の一部エリアが利用不可となり、上の写真のようなカーテンの設置によって、立ち入りが制限されることになります。
ダイヤモンド・プレミアラウンジの奥のエリアを占めるプライベート&リラックスエリアでの工事は、純粋に利用可能な席数が減少してしまうことに加え、オットマンを備えるなど、よりリラックスできる席が利用できなくなるという影響にも要注意。
さらに、それに伴い、このエリアに設置されていたダイヤモンド・プレミアラウンジ専用のマッサージ機の利用も不可な状態になってしまうため、マッサージ機の利用を希望する場合には、慢性的に混雑しているお隣のサクララウンジに移動する必要があるというのも、残念に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみに、リニューアル工事の規模や進捗状況としては、羽田空港にある北ウイングと南ウイングのダイヤモンド・プレミアラウンジのうち、南ウイングの方が影響が少ない見込みとされています。
そのため、ダイヤモンド・プレミアラウンジへのアクセスがある限り、ラウンジ自体は北ウイングと南ウイングのどちらを利用しても全く問題はありませんから、快適なサービスを求めて南ウイングの方をあえて利用するという考え方も選択肢としては検討する価値があるかもしれません。
まとめ
JALが拠点とする国内空港の中でも、最も重要な羽田空港。
その第1ターミナルに用意されたダイヤモンド・プレミアラウンジは、サクララウンジよりも高品質なサービスが提供され、飛行時間が短い傾向にある国内線の搭乗前にくつろぐ場所としてはなかなかの満足度を得られるのも事実です。
特に、軽食サービスはこだわりや遊び心が感じられるため、訪れる度に確認したくなる楽しさがあります。
一方で、2019年3月まで行われる予定のリニューアルのための改装工事では、いくつかのサービスに制限が設けられ、特に、国際線のラウンジと同等の機種が用意されていることで評判のマッサージ機の利用が不可になっているなど、不便を強いられますから、その部分は少しだけ要注意かもしれませんね。
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