JALマイルの使い道の中で決して忘れることのできない存在の筆頭と言えば、それは特典航空券です。
実際、上手に利用することで1マイルの価値を格段に高めることができるという特典航空券だけのお得度はもちろん、思い通りの活用に至るまでの試行錯誤の余地があり、そうした工夫自体が楽しいと感じることもまた、特典航空券の持つ魅力の1つなのは間違いありません。
そんなJALが提供するマイルを利用した特典航空券には、
国内線特典航空券:
- JAL国内線特典航空券
- おともdeマイル割引
- どこかにマイル
国際線特典航空券:
- JAL国際線特典航空券
- JMB提携航空会社特典航空券(ジェットスター・ジャパン特典航空券も含む)
- ワンワールド特典航空券
というように、国内線が3種類、国際線が3種類の合計6種類が存在しています。
目次
異色揃いで楽しいJALマイル利用の国内線特典航空券
こうした特典航空券の中で特に面白いと感じているのが、
- おともdeマイル割引
- どこかにマイル
の2つ。
それぞれのネーミングも特徴的ですが、提供されているサービス内容自体もお得度も高いなど魅力的なものになっています。
そこで、これらの
- JAL国内線特典航空券
- おともdeマイル割引
- どこかにマイル
といった3つの国内線特典航空券について、それぞれの特徴をまとめてみると、
JAL国内線特典航空券:
- 片道6,000マイル~10,000マイル、往復12,000マイル~20,000マイルで普通席の利用が可能
- 片道での利用も可能
- JALホームページに加え、JAL予約デスクへの電話、実店舗などでも手続き可能
- 希望する搭乗日の330日前の9:30から前日まで申込可能
- 往復予約時でも予約日から1年間の有効期限内なら旅行日数に制限なし
- JALグループが就航している出発地と目的地なら組み合わせに制限なし
- 申し込み完了後の予約変更は発券日から1年間の有効期限内なら回数の制限なく自由に無料で可能
- 空席の設定自体が無い利用制限期間の設定はなし
- 予約変更では、出発時間や到着時間の異なる便の変更は可能なものの、搭乗者の変更や出発地と目的地を入れ替えた変更は不可
- 申し込み完了後のキャンセルは、航空券1冊につき3,100円の支払いで有効期限の切れていないマイルの払い戻しが可能(片道1区間の1冊でも3,100円、往復2区間の1冊でも3,100円)
- フライトマイルやFOPの積算はなし
- JMBダイヤモンドなどの上級会員は空席枠の制限が緩和されたJMBダイヤモンド特典航空券の利用が可能
- JMBダイヤモンドやJGCプレミアなどのJAL上級会員には334日前9:30から申込可の優遇あり
おともdeマイル割引:
- JMB会員本人往復10,000マイル+同行者1名につき往復15,000~36,600円の割引運賃の負担で同一旅程の普通席の利用が可能
- 出発地と目的地を単純往復する形での利用が必須でそれ以外の2区間利用や片道利用は不可
- JALホームページ限定で提供されるサービスで、電話や実店舗などでの申し込みは不可
- 希望する搭乗日の330日前の9:30から搭乗日の4日前まで申込可能
- 会員本人は片道あたり1,000マイルの追加、同行者は片道あたり1,000円の追加でクラスJの予約も可能
- 同行者は2親等以内などの制限はなく、友人や知人とでも一緒に利用可能
- 同行者は小児含め最大3人まで設定可能で、会員本人と合わせて最大4人で利用が可能
- 予約変更は不可で出発当日の空港で同一区間の前の便に空席がある時のみ前倒し変更が可能
- 会員本人分のキャンセルではマイル払い戻し不可
- 同行者分のキャンセルでは、1人分につき、出発の55日前までは440円、出発の54日前から出発前までは運賃額の50%、出発後は運賃額の90%の手数料負担が必要
- マイルを利用する会員本人が55歳以上のJMB会員が登録可能なJMB G.G WAON利用者の場合は、搭乗後に片道につき1,500マイル、往復で合計3,000マイルがもれなくマイルバック
- マイルを利用する会員本人にはフライトマイルやFOPの積算はなし
- 同行者のみフライトマイルやFOPの積算が可能(普通席で75%、クラスJで85%、ファーストクラスで125%。JALカードツアープレミアムは対象外)
- JMBダイヤモンドやJGCプレミアなどのJAL上級会員には334日前9:30から申込可の優遇あり
どこかにマイル:
- 6,000マイルで普通席での往復分2区間の特典航空券が予約可能なサービス
- 片道での利用は不可
- JALホームページ限定で提供されるサービスで、電話や実店舗などでの申し込みは不可
- 希望する往路搭乗日の1ヶ月前00:00から7日前まで申し込み可能
- 復路は往路搭乗日の10日以内
- 往路と復路が同日の日帰り利用も可能。
- 1回の申し込みで席を利用する大人と子供の合計4人と席を利用しない幼児2名まで手続き可能
- 出発地は、東京(羽田)、大阪(伊丹・関西)限定で、その2都市から利用者が自由に選択可能
- 目的地は、東京(羽田)と大阪(伊丹・関西)の3空港から直行便で到達可能な空港
- 目的地はランダムに提示された4つの候補の中からJALが1つ選択
- 4つの候補の組み合わせは1日につき100回まで切り替え可能
- 申込完了後、3日以内に予約が完了し、内容はJALホームページ上の専用ページで確認可能
- 予約変更は不可で、出発当日の空港で同一区間の前の便に空席がある時のみ前倒し変更が可能
- 申し込みが完了した後の予約キャンセル自体は可能なものの、その際のマイルの払い戻しは基本的に不可
- フライトマイルやFOPの積算はなし
というようになっていて、同じJALマイルを利用して予約・発券を行う国内線特典航空券でも、全く異るサービスとして提供されています。
そうしたサービス内容の差やそれに伴うお得度、使い勝手の違いは想像以上に大きく、我が家での最近一年間のJALマイルを利用した国内線特典航空券の割合を見てみると、
- JAL国内線特典航空券:約20%
- おともdeマイル割引:約50%
- どこかにマイル:約30%
という内訳になっていることからも
- おともdeマイル割引
- どこかにマイル
の2つで国内線特典航空券の利用の約80%を占めるなど、かなり気に入っていることが分かりますね。


おともdeマイル割引が格段に使いやすくなった2019年9月以降の国内線予約の大変動
こうして我が家のJALマイルを利用した国内線特典航空券需要の約半分を受け持つおともdeマイル割引ですが、以前からこれほど活用する機会が多い状況だったわけではありません。
その大きな転機となったのは間違いなく、2019年9月以降に実施されたJAL国内線予約の大幅なルール変更。
なぜなら、このルール変更では、
- 有償航空券も特典航空券も出発日の330日前から一律で予約受付開始
- 330日前からの予約受付開始後、毎年2回の半年分一斉発売や2ヶ月前の予約受付開始は終了
というように、JALの国内線予約の形は大きく変わることになったのですが、そうした大規模な変更の影で、おともdeマイル割引にも、その使い勝手が大きく改善する変更が加えられました。
そのおともdeマイル割引の変更というのは、大きく分けて
- 予約受付開始のタイミングは、従来の2ヶ月前から330日前に大幅拡大
- 同行者のキャンセル時の払い戻しは、従来の予約後常に50%のみの払い戻しから手続きのタイミングによっては440円~運賃額の90%までの変動性に変更(会員本人が利用したマイルの払い戻し不可は変わらず)
- JMBダイヤモンドとJGCプレミア向けの先行予約サービスは、従来の利用対象外から334日前からの線予約サービス対象に変更(誰でも利用可能だった往路から15日以内の復路を先行予約できるおかえり確約サービスは廃止)
の3つ。
つまり、これらの変化によって、
- 330日前の早い時期から予約を確定できる特典航空券として利用できるようになった
- 万が一予約していた旅程に不都合が生じても、出発の55日前までなら同行者1名につき440円の安価な手数料負担でキャンセルできるようになった(マイル利用の会員本人は全マイル没収)
- 先行予約サービスの対象となるJMBダイヤモンドとJGCプレミアは他の利用者より4日も早い334日前からのより確実性の高い予約が可能になった
というような特長を持つようになったおともdeマイル割引は、それまでとは別物に感じるほど使い勝手の良い特典航空券に生まれ変わったと言っても言い過ぎではありません。
実際、今現在の家族内でのJMBダイヤモンドの上級会員ステイタス保有者が3名の我が家の場合、JMBダイヤモンド会員1人につき3名の同行者を合わせた合計4人まで予約可能なおともdeマイル割引は最大で12名まで、334日前からの先行予約サービスを利用した上での予約可能です。
特に、先行予約サービスで与えられた猶予期間は4日間ですから、往路と復路を同時に予約する必要のあるおともdeマイル割引でも、4連休までは無理なく対応可能なのは嬉しいポイントになっているのも事実。
これは連休などの繁忙期に家族旅行を楽しむ上での想像を絶する効果を発揮するもので、おともdeマイル割引を頼りにする機会が増えた最大の理由と言えるかもしれません。
また、キャンセル時の手数料負担が、出発の55日前まで決断するのであれば、大きく負担額が減少したのも、キャンセルも視野に入れた上での気軽な予約が可能になるという意味で、改善の効果を感じる方も多いはず。
ただし、その一方、3連休や4連休に人気のある国内の観光地を目的地とした便の空席は、JMBダイヤモンドとJGCプレミアに用意された4日間の先行予約期間の間に、そのほとんどが刈り取られてしまうことも。
その結果、ようやくすべての利用者が予約可能になる330日前の午前9時30分にJALホームページにどれだけ素早くアクセスしたとしても、そこに広がるのはすでにほぼ満席となったおともdeマイル割引の空席枠ですから、JMBダイヤモンドとJGCプレミアにはとても優遇された国内線特典航空券という印象を与えるものの、それ以外の利用者には不思議な厳しさを感じさせる国内線特典航空券といえるかもしれません。


おともdeマイル割引のキャンセルとマイルバック
このように2019年のルール変更を経ることで、お得で便利な利用が可能なおともdeマイル割引ですが、実際にキャンセルを行う時には注意が必要なのは間違いありません。
というのも、キャンセルの手続きを行ったタイミングによって払い戻しの際に差し引かれる手数料の金額が変動するといった改善が行われた同行者利用分に対し、マイルを利用した会員本人分については、利用したマイルの払い戻しは行われず、マイルが没収されてしまうことに変わりがないから。
このことは、55歳以上のJMB会員が登録可能なJMB G.G WAONにとってより大きな影響を与えることになります。
なぜなら、JMB G.G WAONの保有者がマイルを支払う会員本人としておともdeマイル割引を利用した場合、搭乗後に片道につき1,500マイル、往復で合計3,000マイルがもれなくマイルバックされるため、実質的に普通席を往復7,000マイル、クラスJに至っては往復8,000マイルというあまりにお得な必要マイル数で利用可能なのですが、キャンセルしてしまった場合、マイルバックは行われず、元々支払ったマイルバック前の必要マイル数が失われてしまうことが避けられないというのがその理由です。
ちなみに、予約がJALホームページでの手続きに限定されるおともdeマイル割引の場合、購入時の決済手段が、
- クレジットカード
- マイルを利用する会員本人が保有するe JALポイント(クレジットカードとの併用含む)
に限られ、キャンセル時には、同行者1人につき440円の手数料を差し引いた残額が
- クレジットカードへの返金
- e JALポイントとしての返却
の形で払い戻しされることになります。
この中でもe JALポイントについては、
- 手数料はe JALポイントから優先的に差し引き
- 元々の利用時の有効期限に関わらず、手数料を差し引いた残りのe JALポイント全額を返却
- 返却されたe JALポイントの有効期限はe JALポイント返却から6ヶ月後の月末まで
というような扱いになりますから、有効期限切れによる失効などを心配する必要もなく、キャンセルを行うタイミングによって440円から運賃額の90%まで変動する手数料の負担を心配するだけで済むのはおともdeマイル割引とe JALポイントを組み合わせる際の嬉しいポイントですね。
おともdeマイル割引 VS 先得
こうした特徴を持つおともdeマイル割引ですが、同行者分の割引運賃のお得度を実際に計算する時、悩むことになるのは比較対象をどの運賃にするのか、ということかもしれません。
これについては、良いヒントになるのが、
- 出発の55日前までは440円(往復2区間分)
- 出発の54日前から出発前までは運賃額の50%
- 出発後は運賃額の90%
というように設定されている、おともdeマイル割引のキャンセルで必要な手数料。
なぜなら、JALが用意する、特便と先得の国内線向けの割引運賃は、
特便:
- 出発の55日前までは440円(片道1区間分)
- 出発の54日前から出発前までは運賃額の5%
- 出発後は運賃額の90%
先得:
- 出発の55日前までは440円(片道1区間分)
- 出発の54日前から出発前までは運賃額の50%
- 出発後は運賃額の90%
というようになっていて、出発の55日前の部分に多少の違いこそ存在するものの、おともdeマイル割引と先得の間ではかなり近しい手数料の設定が行われていることが分かるから。
そこで2020年9月に用意された、
- 1日目:9月19日(土)
- 2日目:9月20日(日)
- 3日目:9月21日(月・祝)敬老の日
- 4日目:9月22日(火・祝)秋分の日
という4連休の中で、人気の集まる9月19日(土)の、
- おともdeマイル割引の同行者分の普通席割引運賃
- 運賃が人気の集中で最も高額になっている便の普通席ウルトラ先得運賃
- おともdeマイル割引の同行者分のクラスJ割引運賃
- 運賃が人気の集中で最も高額になっている便のクラスJ先得割引タイプA(クラスJの事前予約は先得割引タイプA以上に制限されているため)
について、JALが国内線ファーストクラスを運航しているような主要路線となる
- 羽田-札幌・新千歳
- 羽田-大阪・伊丹
- 羽田-福岡
- 羽田-沖縄・那覇
の4路線で調べてみたのが以下の結果です。
新千歳 | 伊丹 | 福岡 | 那覇 | |
おともdeマイル(普通席) | 13,200円 | 10,700円 | 13,200円 | 13,200円 |
ウルトラ先得(普通席) | 23,600円 | 13,800円 | 20,000円 | 34,300円 |
おともdeマイル(クラスJ) | 14,200円 | 11,700円 | 14,200円 | 14,200円 |
先得割引タイプA(クラスJ) | 22,400円 | 16,100円 | 23,600円 | 40,200円 |
こうしてみると、一部で札幌・新千歳のような例外はあるものの、おともdeマイル割引の同行者用割引運賃の方が、ウルトラ先得や先得割引タイプAといった通常の有償運賃よりもお得な設定になっていることが分かります。
(新千歳のウルトラ先得(普通席)より安価な先得割引タイプA(クラスJ)は運賃の設定はあるものの、実際には空席の販売が行われなかった運賃の可能性もあり)
また、普通席のウルトラ先得とクラスJの先得割引タイプAを比較してみると、1,000円の負担のみで普通席からクラスJに事前アップグレードを確定できるおともdeマイル割引はとてもお得ということがはっきりとするはずです。
そのため、我が家ではおともdeマイル割引利用時には好んでクラスJを選んでいるほど。
さらに、マイルで利用する会員本人の必要マイルも、片道につき1,000マイル、往復でも2,000マイルの必要マイル数増加で利用できるのは嬉しいポイントです。
実際、マイルを利用して予約するという部分ではとても似ているJAL国内線特典航空券では、クラスJを予約する場合、片道につき2,000マイル、往復では4,000マイルもの必要マイル数が増加してしまいますから、おともdeマイル割引でのクラスJ利用はかなり優遇されていることがはっきりしますね。
こうした事情から、我が家の場合、連休などの人気が集中する繁忙期の国内線予約では、お得と感じているおともdeマイル割引+クラスJという条件を好んで積極的に選択するようにしています。
おともdeマイル割引キャンセル時の空席枠復活
このように国内線特典航空券としてはっきりとした魅力を持つおともdeマイル割引ですが、人気のある特典航空券だけあって、予約手続きに関係することになる空席枠について、注意点が存在しています。
その注意点というのが、一度満席になってしまったおともdeマイル割引用の空席枠はおともdeマイル割引で予約・発券済みの航空券がキャンセルされたとしても、すぐさまその分の空席枠が回復するわけではないということです。
つまり、仮に、
- 往路:7月23日(すでにおともdeマイル割引用の空席枠なし)
- 復路:7月26日
という旅程でおともdeマイル割引の予約をしていたものの、
- 往路:7月23日(すでにおともdeマイル割引用の空席枠なし)
- 復路:7月25日(おともdeマイル割引用の空席枠あり)
といった形で、復路のみを前日に予約変更するために、一度元々のおともdeマイル割引の予約をキャンセルし、即座に新規のおともdeマイル割引の予約を行うために空席を検索しても、キャンセルした分の空席枠が回復するとは限らず、貴重な予約をわざわざ手数料を支払ってまで手放してしまっただけという事態に陥るリスクもあるということです。
そのため、キャンセルを行う前の段階で希望する旅程に空席がなく、自身がキャンセルを行うことで空席枠が回復することを前提とした予約の取り直しは基本的におすすめできないと考えています。
ちなみに、こうした特典航空券のキャンセルを行った後にその分の空席枠が回復しないケースでは、JAL側による特典航空券の空席枠の取り上げが行われ、そうして取り上げられた空席枠は特典航空券よりも収益に貢献する有償航空券用の空席として扱われるようになるという事情があるため、ただでさえ有償航空券の需要が高まる繁忙期では特に警戒すべきトラブルの1つです。
逆に、これまでの我が家の経験から、繁忙期以外の時期には、同じようにおともdeマイル割引のキャンセルを行った場合でも、そのままキャンセルを行った席の分だけ空席数が増えるケースにも遭遇していますから、繁忙期と繁忙期以外の時期で、キャンセル時の警戒レベルを切り替えるというのもおすすめかもしれません。
おともdeマイル割引とJAL国内線特典航空券の使い分け
こうして我が家での主要な国内線特典航空券としての地位を築き上げたおともdeマイル割引ですが、その一方で、JALマイルを利用する国内線特典航空券の中で最もスタンダードな存在と言える、JAL国内線特典航空券を利用する機会が完全になくなったのかと言えば、実はそうではありません。
それはやはり、JAL国内線特典航空券には、
- 1人でも利用可能
- 無料での予約変更が可能
- キャンセル時にも3,100円の手数料負担で有効期限が切れていないマイル全額が返却可能
- 2親等以内の親族であればJMBダイヤモンドやJGCプレミアなどの会員本人が同行しない旅程でも先行予約サービスの利用が可能
といったおともdeマイル割引にはないメリットが確かに残されているから。
実際、JMBダイヤモンドやJGCプレミアといった上級会員ステイタスを保有している会員本人と一緒に搭乗することが前提となる同行者のみが先行予約サービスの対象となるおともdeマイル割引に対し、JAL国内線特典航空券では、
- 会員本人
- 会員の配偶者
- 祖母/祖父母
- 義祖父/義祖母
- 父/母
- 義父/義母
- 兄弟/姉妹
- 兄弟/姉妹の配偶者
- 義兄弟/義姉妹
- 義兄弟/義姉妹の配偶者
- 子供
- 子供の配偶者
- 孫
- 孫の配偶者
といったかなり広い範囲の親族を対象に先行予約サービスを活用することができるため、我が家では普段遣いの選択肢ではないものの、飛び道具的にここぞという時に活用している頼れる存在というのが正直な部分です。
また、安価な運賃が数多く提供される予約受付開始直後でも、高額な運賃しか残っていない直前期でも、空席さえ残っているのであれば、おともdeマイル割引と同じようにJAL国内線特典航空券も必要マイル数は変動することがないのも、いざという時の保険としての機能が期待できる嬉しいポイントの1つかもしれません。


まとめ
我が家で国内線特典航空券を利用する機会の半分を占めるおともdeマイル割引。
2019年9月以降に実施された国内線予約の改善によって、それまでとは別物と感じるほどのキャンセル時の自由度を獲得し、気軽でお得な利用が身近なものになったことがそうした結果をもたらした理由なのは間違いありません。
また、JMBダイヤモンドやJGCプレミアといった上級会員ステイタスを保有する会員にとっては、信じられないくらい予約難易度が低下する優遇として、334日前からの先行予約サービスが提供されるようになり、JMBダイヤモンドを継続している我が家でも魅力的な特典として気に入っています。
もちろん、おともdeマイル割引が国内線予約のすべてをカバーするほど万能なものではなく、用途や目的、予約タイミングによっては、それ以外の、
- 有償航空券(先得や特便、ビジネスきっぷなど)
- JAL国内線特典航空券
- どこかにマイル
といった航空券を選択する必要があるもの事実です。
しかし、お得で便利な国内線利用の要として、とりあえずおともdeマイル割引を頼りにしてみるというのも、現実的なメリットも多く、なかなかおすすめだと思いますよ。
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