JAL初便やラウンジオープン初日にはどんな特別サービスが提供されるのか(初便搭乗の魅力、初便搭乗者限定のセレモニーと記念品、初便限定の特別な機内サービス、オープン当日のラウンジの様子と記念品プレゼント、特別なローランペリエの提供タイミングと内容)

365日変わることなく安全な運航に努め続けている航空会社。

そんな航空会社にとって、普段と少し異なるサービスを提供する特別なタイミングが存在しています。

その中でも、JALをメインの航空会社として利用する我が家にとって、特に魅力的と感じているのが、

  • 初便の運航
  • ラウンジのオープン

の2つ。

幸運にも、これら2つの特別なタイミングに利用することができたなら、それは普段とは少し異なるJALの一面を目にすることのできる特別な体験になるはずですから。

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JAL新規就航路線の初便に搭乗する魅力

普段とは異なるサービスが提供される特別なタイミングとして、我が家で最も魅力的と感じている存在と言えば、それは間違いなく、新規就航路線の初便が運航される時です。

というのも、初便の運航では、

  • 初便限定で開催されるセレモニーに参加できる
  • 初便の搭乗者限定の記念品がもらえる
  • 初便限定の機内サービスを楽しめる

といった普段とは全く異なる特別感を味わえるから。

そうなると気になるのは、どの程度の頻度で初便の運航が行われているのかということですが、ここ最近のJAL国際線の新規路線就航を見てみると、

2015年:

  • 11月30日 ダラス・フォートワース線(アメリカ)

2016年:

  • 新規路線就航なし

2017年:

  • 9月1日 メルボルン(オーストラリア)
  • 9月15日 コナ(アメリカ・ハワイ)

2018年:

  • 新規路線就航なし

2019年:

  • 3月31日 シアトル(アメリカ)

2020年:

  • 2月28日 ウラジオストク(ロシア)
  • 3月29日 → 就航延期 ベンガルール(インド)

となっていますから、少なくとも数年単位で考えると、初便に搭乗するチャンスは意外に多く用意されていることが分かります。

一方で、同じJALが運航を行う場合でも、路線自体の合理化と競合他社との競争が十分進んだ国内線では完全な新規路線の就航というのは考えにくく、

  • 2019年9月1日: A350-900の国内線での運航開始(羽田-福岡線)
  • 2019年10月27日:787-8の国内線での運航開始(羽田-伊丹線)

というような国内線での新規機材の運用開始が似たような体験と言えるかもしれません。

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初便限定開催&搭乗者限定参加の新規就航セレモニー

新たに開設される路線の最初の便となる初便の運航で、必ず開催される特別なイベントの1つが、新規路線就航を記念したセレモニーです。

この記念セレモニーでは、JALの社長や会長、あるいは役員などの経営陣、さらには空港運営団体や航空行政の責任者など、日常生活ではなかなかお目にかかることのできない方々が初便が出発する搭乗ゲートに集まり、簡単なスピーチとテープカットが行われるのが定番。

また、これから新規に就航する路線の重要度やタイミングによっては、JALがCMで起用されているなどのゆかりのある著名人の方がサプライズゲストとして登壇されることもあり、このセレモニー自体が特別なイベントとして楽しみにされている方も多いはず。

実際、2019年3月31日の成田-シアトル線、JAL68便(JL68)の初便セレモニーでは、

  • 日本航空代表取締役社長 赤坂祐二氏
  • 国土交通省成田国際空港長 石井靖男氏
  • 成田市長 小泉一成氏
  • 成田国際空港株式会社取締役 荒川武氏
  • JAL国際線イメージキャラクター 阿部寛氏

といった方々が参加されたとても華やかなものになりました。

また、同じ成田空港かた出発する初便でも、2020年2月28日の成田-ウラジオストク線、JAL423便(JL423便)の初便セレモニーでは、

  • 日本航空株式会社 代表取締役副社長 藤田直志 氏
  • 駐日ロシア特命全権大使 ミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン 氏
  • 成田空港株式会社 取締役 営業部門長 田邉 誠 氏

といった方々が参加。

その中でも、日本に駐在するすべてのロシアの外交官のトップとなる全権大使を務められている、ミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン氏が登壇されたことに、個人的にはロシア側の日本-ロシア間の観光需要増強に対する本気度のようなものを感じました。

このように、JALの経営で重要な地位を占めている方に加え、航空行政や航空業界に大きな影響力や役割を持つ方の姿を目にしながら、そうした方々によるスピーチを聞くことができる機会というのは、飛行機での旅行を楽しむ方にとってなかなか貴重な経験になるはずです。

その一方で、同じ新規路線就航を記念したセレモニーでも、海外発の初便運航時のセレモニーでは、どこかかっちりとした印象を感じる日本発のものよりも、かなりカジュアルな仕上がりになっているのも印象的。

実際、新規路線就航に至るまで尽力されたそれぞれの部門の責任者やそれを支えたスタッフをねぎらうかのように、2019年3月31日のシアトル-成田線、JAL67便(JL67)の初便セレモニーでは、参加者の満面の笑顔とジョークが絶えず、終始和やかなムードの中で進行となっていたのも面白いですね。

ちなみに、新規路線就航セレモニーでは、初便の搭乗者以外がセレモニーの行われる搭乗ゲート周辺には集中することがないように、混雑を回避するためか簡単な搭乗券のチェックが行われることが大半です。

そのため、別の便の利用者がちょっと見学したいといった時には、遠目に見ることならまだしも、ゲート近くでしっかり見ることを希望する場合には、少し注意が必要かもしれません。

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初便の搭乗者限定でもれなくもらえる記念品

新規路線就航の初便への搭乗で忘れてはいけない魅力の1つといえば、初便の搭乗者限定でもれなくプレゼントされる記念品。

この記念品は、搭乗ゲートで1人1人に手渡されるのが基本的な提供方法になります。

気になる中身としては、初便を運航するJALはもちろん、初便が就航する空港の運営会社も参加し、

  • JAL提供のオリジナルグッズ
  • JAL提供の搭乗証明や経営陣からのメッセージカード
  • 空港の運営会社提供のオリジナルグッズ

などがセットになって用意されているはずです。

それ以外に、機内や到着した空港でも、追加の記念品が用意されていることがあるため、想像以上に盛り沢山な内容と感じる方も多いかもしれません。

また、新規就航する路線によっては、ビジネスクラスなどの上位クラスの利用者限定で提供される記念品もあり、同じ初便でもエコノミークラスの利用では、すべての記念品を手にできないケースがあるのも要注意。

成田-シアトル線のJAL68便(JL68)とシアトル-成田線のJAL67便(JL67)では、ビジネスクラス利用者のみに、しっかりとした作りと良好なデザインのJALのロゴ入りの靴べらが追加でプレゼントされました。

もちろん、成田-ウラジオストク線、JAL423便(JL423便)のように、ビジネスクラスとエコノミークラスでプレゼントされる記念品に違いが設けられないケースがあるのも事実です。

しかし、ビジネスクラス限定で提供される記念品はなかなか魅力的なものが用意されているケースもありますから、せっかく初便に搭乗するのであれば、可能な限りビジネスクラスなどの上位クラスでの利用を目指してみるのがおすすめだと感じています。

JAL68便 成田-シアトル線初便ビジネスクラス搭乗記(搭乗ゲートでの初便限定セレモニー、記念品プレゼント、限定機内食メニュー、初便のタイムテーブル、シアトル・タコマ空港のスムーズな入国審査と税関通過)
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初便限定で楽しめる特別な機内サービス

こうして新規路線就航記念のセレモニーに参加し、搭乗ゲートで手渡された記念品を手に搭乗することになる機内でも、

  • 盛大な特別仕様のお見送り
  • 初便限定の機内食メニュー

といった初便限定で提供されるサービスに出会えるのも嬉しいポイントです。

まず、盛大な特別仕様のお見送りというのは、初便の飛行機が移動を開始するタイミングに、通常のお見送りよりも大人数のJALのスタッフの方々が一列に並び、専用の横断幕まで準備した上で、大きく手を振って見送ってくれるというもの。

初便の運航が行われるということは、JALの関係者の方々にとって、それまでの準備や労力が無事に実を結んだということですから、本当に嬉しそうに笑顔で手を振ってくれる様子には、利用者にとっても胸にジーンとこみ上げてくるものがあります。

そのため、我が家で初便を利用する時には、必ず窓側の席を確保するほど。

ただし、飛行機の先頭に向かって左と右の席のどちらがお見送りを見ることができるのか、事前に確認する手段は残念ながら存在しませんから、確実に特別なお見送りを確実に体感できるわけではないのは要注意。

もちろん、出発当日の空港でのチェックイン時には、セレモニーや出発に利用する搭乗ゲートが確定しているため、その時点で特別なお見送りが楽しめる方向の座席への変更を希望することも可能ですが、初便は全体的に人気があり、満席近い搭乗率での運航になることが多いため、チェックインのタイミングまで良い条件の席が座席指定可能な状態で確実に残っている保証が無いのは、なかなか悩ましい部分です。

また、初便の機内食では、初便限定のメニューが用意されるのも忘れてはいけない特別感を演出してくれるポイントです。

実際、こうした初便限定のメニューは、通常時に提供されるメニューよりも、コストや手間の面で高品質なものが多く、同時に満足度も高くなる傾向があるのも気に入っています。

ただし、ビジネスクラスなどの上位クラスで提供される、デザート以外の初便限定メニューについては、数量限定での提供になることも多く、注文を受け付けてもらうタイミングによっては、売り切れになってしまうこともあります。

そうした残念な状況を回避するためには、搭乗後のできるだけ早いタイミングで、担当してくださる客室乗務員の方に初便限定のメニューを希望していることを伝えるというのもおすすめです。

そうした初便だからこそ楽しめる特別なサービスの他にも、機内では運航乗務員であるパイロットの方々や機内でのサービスを担当してくださる客室乗務員の方々によって、初便限定のサービスが提供されることも。

例えば、ビジネスクラスのギャレーに置かれた旅の手帖と呼ばれる1冊のノート。

そこには、初便の運航を担当される、2名の機長と1名の副操縦士の合計3名のパイロットによる手書きのメッセージが書き込まれ、乗客の側でもそれに対する返信としてメッセージを自由に残せるようになっていました。

また、客室乗務員の方々も、手作り感満載の搭乗記録を作成するなど、思い出に残るフライトになるように強力な後押しをしてくれるのも嬉しいですね。

JAL423便 成田-ウラジオストク線初便ビジネスクラス搭乗記(搭乗ゲートでの初便セレモニー、利用者限定の記念品プレゼント、初便限定機内食メニュー、近距離線と長距離線の初便比較)

オープン初日のラウンジで提供される特別サービス

このように、新規路線就航の初便には様々な特別サービスが提供される魅力がある一方で、初便が運航される日に、初便が運航される目的地に向かう必要があるという部分に、利用する上でのハードルの高さが存在しているのも事実です。

それに対して、同じ特別なサービスが提供されるタイミングでも、ラウンジのオープンは、ラウンジが新たにオープンするタイミングに、そのラウンジがある空港を利用することができれば条件をクリアできるわけですから、初便の搭乗に比べると、難易度は大きく緩和されるのは間違いありません。

そうなると気になるのは、どの程度の頻度でラウンジのオープンが行われているのかということですが、リニューアルも含めたここ最近のJALラウンジのオープンを可能な限り手元の記録やプレスリリースなどから拾い上げてみると、

2015年:

  • 関西空港国際線サクララウンジリニューアルオープン

2016年:

  • 新千歳空港国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ新規オープン
  • 伊丹空港国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ新規オープン

2017年:

  • バンコク・スワンナプーム国際空港サクララウンジリニューアルオープン
  • 那覇空港国内線サクララウンジリニューアルオープン
  • 福岡空港国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ新規オープン
  • 福岡空港空港国内線サクララウンジリニューアルオープン
  • 広島空港国内線サクララウンジリニューアル

2018年:

  • 那覇空港国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ新規オープン
  • 鹿児島空港国内線サクララウンジリニューアルオープン
  • 小松空港国内線サクララウンジリニューアルオープン
  • 松山空港国内線サクララウンジ

2019年:

  • 成田空港国際線ファーストクラスラウンジリニューアルオープン
  • 羽田空港国際線サクララウンジスカイビューリニューアルオープン
  • 伊丹空港国内線ダイヤモンドプレミアラウンジリニューアルオープン
  • 岡山空港国内線サクララウンジ新規オープン

2020年:

  • 羽田空港国際線ファーストクラスリニューアルオープン

というように、毎年何らかのラウンジが新規やリニューアルでオープンしていますから、オープン初日に訪れるチャンス自体は多く、意外にハードルが低いことが分かるはずです。

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オープン初日のラウンジの様子とサービス

オープン初日のラウンジでは入口となるエントランス部分に、工事に関わった関係者の方々が贈った花が飾られ、とても華やかな印象を感じさせてくれます。

実際、上の写真は、2018年2月28日の沖縄・那覇空港のダイヤモンドプレミアラウンジの新規オープンの際にラウンジエントランスを撮影したものですが、入口部分に所狭しと胡蝶蘭が並んでいる様子は壮観そのもの。

また、国際線のファーストクラスラウンジでは、上の写真の2019年10月1日の成田空港国際線ファーストクラスラウンジのように、それがリニューアルでのオープンだとしても優雅さと豪華なボリューム感を前面に押し出した胡蝶蘭が林立しているのはさすがと感じさせる部分ですね。

ラウンジ内のインテリアはオープン直後ということもあって、とても綺麗な状態。

オープンから時間が経過するに従って消耗や劣化が進んでしまうインテリアやアートなどの部分も、完璧な状態を楽しめるのも嬉しい部分です。

また、国内線のラウンジでは、オープン直後に提供されていたサービスでも、時間の経過でサービスが縮小したり、サービス自体がなくなってしまうこともあるため、コストを要するフルサービスの状態を楽しめるのもオープン直後のタイミングだけと言えるかもしれません。

実際、国内線のダイヤモンドプレミアラウンジでは、

  • おにぎりやパン、スープ、飲み物などの軽食
  • ソフトドリンクやアルコールなどの飲み物

などの用意されている種類が減ったり、その品質が低下したりすることもありますから。

JAL 那覇空港ダイヤモンドプレミアラウンジ(オープン初日の様子と限定記念品プレゼント、アクセスと営業時間、ラウンジインテリア、オリオンビール&泡盛などのアルコール、JALカレーパンなどの軽食)
リニューアル初日のJAL大阪伊丹空港のダイヤモンドプレミアラウンジ(利用条件、アクセス、営業時間、インテリア、カレーチャウダーがダークホース(?)な軽食、青汁が魅力の飲み物・アルコールラインナップ、最新ラウンジらしい秘密の仕掛け)

オープン初日のラウンジで提供される特別なプレゼント

そうしたオープン初日のラウンジを訪れる際に、嬉しいと感じるサービスの1つが特別なプレゼントの存在かもしれません。

実際、上の写真は、2018年2月28日に新規オープンした、沖縄・那覇空港のダイヤモンドプレミアラウンジで数量限定で利用者にプレゼントされた記念品なのですが、

  • 那覇空港 ダイヤモンドプレミアラウンジガイド
  • スイーツセット
  • 手書きのメッセージカード

の3つが一緒に配布されていました。

この中でも、ラウンジガイドはしっかりとした構成のリーフレットで、JALホームページ上よりもラウンジの特長となるコンセプトやこだわりがしっかりと分かりやすく案内され、よりラウンジへの親しみを感じるような作りになっていました。

また、スイーツセットとしては、地元の沖縄のクッキーとケーキに加え、ラウンジスタッフの方々が手書きで用意してくださったメッセージカードも添付されるなど、オープン当日をスタッフ全員で待ち望んでいた様子が感じ取れる内容になっていました。

一方で、新規オープンのラウンジのようにもれなく一律で記念品が提供されるわけではないものの、リニューアルオープンとなるラウンジでも、プレゼントが提供されることがあります。

というのも、ラウンジスタッフの方による簡単なインタビュー形式のアンケートに回答した際など、お礼としてちょっとしたプレゼントをもらえることがあるから。

内容としては、これから搭乗する機内や目的地にある宿泊先などで楽しむことができる種類のものが中心ですが、可愛らしい梱包やわざわざそれを用意してくれる心遣いが嬉しく、とても気に入っているのも正直な部分。

そのため、オープン初日のラウンジでラウンジスタッフの方にアンケートへの参加を求められた時には、搭乗までの時間が許す限り、できるだけ積極的に協力するようにしているほどです。

ラウンジオープン前の利用はサービス低下に要注意

このように、ラウンジのオープン初日は様々な魅力を感じる特別な日となる一方で、それ以前のラウンジがオープンする前のタイミングでラウンジサービスを利用する場合は、少しだけ注意が必要です。

というのも、ラウンジオープンに向けて工事が行われているということは、代わりとなる代替ラウンジが用意されていたとしても、元々提供されていたサービスが休止されていたり、本来はそのラウンジを利用できるはずにも関わらずラウンジへの入室を断られたりするなど、サービス品質の低下が発生する可能性が高いから。

実際、2019年の羽田空港と成田空港で行われたファーストクラスラウンジのリニューアル工事では、

  • 本来はJAL運営ラウンジを利用できるはずの一部の他社運航便搭乗者がJALラウンジへの入室を断られた
  • シャワールームの数があまりに少なく、利用を希望しているにも関わらず搭乗までに利用できなかった
  • ファーストクラスラウンジで提供されてきた鉄板焼などのライブキッチンサービスが省略されてしまった

などのなかなか残念な状況に陥ってしまったこともありました。

その一方で、ラウンジのオープン前の工事がサービス低下へと即座に直結するわけではないのも難しさを感じさせるポイントです。

というのも、ヘルシンキにあるフィンエアーが運営するラウンジでは、2019年当時大規模なリニューアルに向けた工事が行われていたのですが、その際、工事に伴い減少した受け入れ可能な利用者数の問題を解決するため、フィンエアー運航便などの利用者は通常通りにラウンジを利用できるものの、JAL便の利用者に限っては、空港内のレストランや土産物店で利用可能なお買い物券を提供するという代替サービスを用意していたのですが、そのサービスが意外にお得なものだったから。

実際に提供されたお買い物券は、

  • JMBダイヤモンドやJGCプレミア、ワンワールドエメラルドなどの上級会員は1人40ユーロ相当
  • それ以外のラウンジの利用が可能な利用者は1人30ユーロ相当

というように、利用者によって金額が異なり、しかも出発当日に使い切る必要はあったものの、意外に多くの空港内の店舗で利用可能だったため、ラウンジよりも少し高品質な料理をレストランで楽しんだり、自己負担がほとんど不要な状態でお土産を購入したりと、なかなか有意義に活用できたのも嬉しいポイントでした。

また、JALやワンワールドのステイタス、あるいはビジネスクラスやプレミアムエコノミーなどの搭乗クラスによるラウンジアクセスが、お買い物券の配布と引き換えに制限されるだけで、プライオリティパスなどの他のラウンジサービスの利用は制限されるわけではなかったことも、実質的な悪影響を感じることなく、お買い物券の利用を楽しめたというのも好印象を感じた理由と言えるかもしれません。

JALヘルシンキ空港ラウンジ代替、お買い物券プレゼントサービスの内容とお土産購入への活用方法(JL414便だけのラウンジ利用制限、お買い物券の利用条件と金額、おすすめなお土産購入店舗、お買い物券を受け取った後のラウンジ利用)
羽田空港JALファーストクラスラウンジリニューアル工事の内容と注意点(出国審査場の優劣、ビジネスクラス利用者の優遇、混雑が原因のサービス品質低下、シャワールーム争奪戦、鉄板ダイニング休止とローランペリエ、ジョンロブ靴磨きでの制限)

初便やラウンジオープン以外に注目したい特別なローランペリエが提供されるタイミング

このように新規路線就航による初便の運航やラウンジのオープンでは、普段とは異なる特別なサービスを楽しめるという意味で、魅力を感じる方も多いはずです。

しかし、それ以外にも、JALでは季節限定の特別なサービスを提供していて、それもまたなかなか魅力なものになっているのも間違いありません。

その代表格としては、特定の時期にだけ提供される特別なローランペリエ。

というのも、羽田空港と成田空港にある、JALのファーストクラスラウンジでは、普段から著名なシャンパンのローランペリエが通年で提供されているのですが、それ以外にも、

  • 桜の開花時期
  • 空の日
  • クリスマス
  • お正月

などの時期には、

  • ローランペリエ ロゼ(Laurent-Perrier CUVÉE ROSÉ BRUT)
  • ローランペリエ ウルトラ ブリュット(Laurent-Perrier ULTRA BRUT)
  • ローランペリエ グランシェクル(Laurent-Perrier GRAND SIÈCLE)

といった普段とは異なるローランペリエが提供されるから。

ちなみに、特別なローランペリエが提供される時期と内容としては、

  • 通常期(通年):ローランペリエ ラ キュベ(Laurent-Perrier La Cuvée)定価税込6,480円
  • 桜の開花~満開時期(3月中旬~4月初旬):ローランペリエ ロゼ(Laurent-Perrier CUVÉE ROSÉ BRUT)定価税込12,999円
  • 空の日(9月20日):ローランペリエ ウルトラ ブリュット(Laurent-Perrier ULTRA BRUT)定価税込12,960円
  • クリスマス(12月24日~25日):ローランペリエ グランシェクル(Laurent-Perrier GRAND SIÈCLE)定価税込24,000円
  • 正月元旦(1月1日):ローランペリエ ウルトラ ブリュット(Laurent-Perrier ULTRA BRUT)定価税込12,960円

というようになっていて、これらのタイミングでファーストクラスラウンジを利用する方にとってはなかなか楽しいサービスになっています。

しかも、特別に提供されるローランペリエと普段から提供されているローランペリエの間で、自由な飲み比べも可能ですから、ローランペリエが好きな方にとって嬉しいチャンスになるはずです。

ちなみに、これらの特別なローランペリエは、

  • 数量限定の提供
  • あらかじめ午前と午後のそれぞれに提供本数が決められ、なくなり次第提供終了
  • 最も高額なグランシェクルの用意数は、ロゼやウルトラ ブリュットより少なく設定

といった条件で提供されていますから、せっかく楽しめる機会に恵まれたのであれば、JALファーストクラスラウンジを訪れるのであれば、ラウンジの営業開始直後や午後の提供が開始される15時以降で早めのタイミングに利用してみるのがおすすめです。

JAL ファーストクラスラウンジ ローランペリエ(サービス内容と魅力、羽田空港 Red Suiteでの提供方法、成田空港 本館4階&サテライトの使い分け、グランシエクルやロゼは特別な時期に限定提供される特別なローランペリエ)
羽田空港JALファーストクラスラウンジの鉄板ダイニング限定メニューとRed Suiteで提供の特別なローランペリエ3種の魅力

正月やバレンタインデー限定の特別サービス

こうした特別なローランペリエ以外にも、

  • バレンタインデー
  • クリスマス
  • お正月

などの時期に合わせて、JALが特別なサービスを提供することがあります。

バレンタインデーのJALファーストクラスラウンジでは、有名なチョコレートメーカーである、ジャンポールエヴァンのチョコレートが用意されることは毎年恒例の定番サービスの1つ。

同様に、サクララウンジでも、ジャンポールエヴァンではないものの、メッセージカード付きのイタリア製チョコレートがプレゼントされることも嬉しいサービスとして歓迎されているものです。

国際線だけではなく、国内線の機内でも、上の写真のようなチョコレートがもれなくプレゼントされ、バレンタインデーを気軽に楽しむきっかけの1つになってくれています。

それ以外にも、お正月の中でも1月1日の元旦には、ラウンジ内でおせち料理風のメニューが登場し、前述の特別なローランペリエの1つ、ローランペリエ ウルトラ ブリュットと合わせて、新年という特別な1日を感じながら出発までの時間を過ごせるなど、季節やその区切りを大切にするJALの姿勢が感じられるのも好印象です。

お正月らしい企画として、ヒノキ製の祝枡が無料でプレゼントされ、この枡で日本酒などを楽しむのはもちろん、アルコールを飲まないという方にも記念として持ち帰るようにおすすめされますから、ちょっとしたお土産として楽しめるのも嬉しいポイントですね。

JAL2020バレンタインデー限定サービスの内容とチョコレートプレゼント(サクララウンジのデルコンテチョコレート、JALファーストクラスラウンジのジャンポールエヴァン、JAL&成田山による本気の恋愛成就イベント、他社ラウンジのバレンタイン、特別なローランペリエ提供)
JAL正月元旦限定新春特別サービス2020年版の内容と魅力(おせち料理ラインナップ、JALオリジナル祝枡プレゼント、元旦限定の特別なローランペリエの提供と年間スケジュール、JAL’s SALONとJAL’s Tableの限定サービスの有無、新刊本無料プレゼント)

まとめ

365日、1日も変わることなく安全に運航するための努力を継続しているJALを含めた航空会社。

そんな変わらないことが前提の毎日の中、普段と大きく異る特別サービスがJALから提供される、

  • 初便の運航
  • ラウンジのオープン

のタイミングは、利用者にとってもなかなか貴重な機会となるのは間違いありません。

特に、初便への搭乗は、初便が運航される日に、初便が運航される目的地に向かう必要があるという意味で、ハードルが高く設定されているものの、新規路線就航を記念したセレモニーへの参加や初便搭乗者しか入手できないオリジナルグッズたっぷりの記念品をもれなくプレゼントされるなど、魅力は十分。

一方で、オープン当日のラウンジの利用では、初便への搭乗ほどはっきりとした特別なサービスの提供が行われるわけではないものの、普段とは異なる状況で快適にラウンジを楽しめたり、運に恵まれたなら、ちょっとした記念品やプレゼントがもらえるのも嬉しいポイントになるはずです。

そうした限られたタイミング以外にも、JALでは、

  • お正月
  • バレンタインデー
  • 桜の開花時期
  • 空の日
  • クリスマス

といった、日本人の多くが楽しみにしているイベントの時期に合わせて、大小様々な特別サービスを提供していますから、それらも合わせて、スケジュールさえ許すなら、特別なサービスが提供されるチャンスに思い切って参加してみるのも、なかなか楽しくおすすめだと思いますよ。

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