日本から海外の都市への旅行を考えた時に大切なことの1つと言えば、その目的地までどんな航空会社を利用した旅程を選んぶのかということかもしれません。
なぜなら、それぞれの航空会社ごとに得意とする地域や都市は異なり、それは目的地の都市までに何度の乗り継ぎを要するのかを左右するから。
実際、JALを利用して東京からヨーロッパに向かう場合、
- ロンドン(イギリス)
- パリ(フランス)
- フランクフルト(ドイツ)
- ヘルシンキ(フィンランド)
といった都市には、JALが運航する直行便を利用することで乗り継ぎなしで到達することも可能ですが、逆に同じヨーロッパでもこの4つの都市以外の大部分の都市は、必ず乗り継ぎが必要になってしまうということになります。
目次
乗り継ぎを利用してヨーロッパの都市を目指す時の注意点
そんなJALが直行便を運航していないようなヨーロッパの都市を目的地とした時に頼りになるのが、JALが運航している都市を拠点とする提携航空会社がそこからさらに運航している便への乗り継ぎです。
具体的には、ヨーロッパの都市を目的地とした場合、
- ロンドン:ブリティッシュ・エアウェイズ
- パリ:エールフランス
- フランクフルト:ルフトハンザ航空
- ヘルシンキ:フィンエアー
といった内訳になっていて、JAL運航便からの乗り継ぎやJAL運航便への乗り継ぎでお世話になった方も多いかもしれません。
ちなみに、フランスを拠点とするエールフランスはスカイチーム、フランクフルトを拠点とするルフトハンザ航空はスターアライアンスというように、JALが加盟するワンワールドとは異なるアライアンス(航空連合)に加盟しているのですが、有償航空券として乗継便を含めた1冊の航空券として予約・発券を行う場合、アライアンスを超えた利用が可能になり、旅程の選択肢が豊富になるのは大きなメリット。
もちろん、預け入れ荷物の個数制限やスルーチェックインなども可能な限り配慮や国際線に準じた優遇がされるのはもちろん、遅延や欠航などのトラブル発生時にも代替便の提供などの面でのサポートが期待できます。
そのため、それぞれ別の航空券として予約・発券した場合よりも格段に優れた快適性や安心感が得られるのもこうした形での有償航空券を利用する嬉しいポイントなのは間違いありません。
一方で、マイルを利用した特典航空券などは、ワンワールド特典航空券などの一部の例外を除いて、複数の航空会社の運航する旅程を組み合わせた航空券を予約できないなどの制限がある関係で、別々に予約・発券を行った航空券を組み合わせる必要に迫られることに。
この場合、それぞれ別々に予約・発券した複数の航空券について、
- 国際線利用時とヨーロッパ域内の国内線利用時(シェンゲンエリア内運航路線)の預け入れ荷物の個数制限の違い(例:国際線は2個まで無料、国内線は1個から有料など)
- 原則スルーチェックインが利用不可(例:乗り継ぎ空港で一度制限エリアから出て、預け入れ荷物を引き取った後に、乗り継ぎ先の航空会社での荷物のチェックイン手続きが必要になることも)
- 遅延や欠航が発生して乗り継ぎできなかった場合でも振替便の提供などのサポート対応は不可(例:乗り継ぎ用の航空券が無効になり別途新規購入が必要になることも)
といったリスクも生じますから少しだけ注意が必要ですね。
ヨーロッパの都市を目指す時にフィンエアーがおすすめな理由
このようにJALが直行便を運航していないヨーロッパの都市を目的地とした時、我が家で好印象を感じている航空会社の1つが、北欧にあるフィンランドのヘルシンキを拠点とする、フィンエアーです。
というのも、このフィンエアーは、
- ヨーロッパの都市への十分な路線網を維持している
- 拠点としているヘルシンキのヴァンター空港がコンパクトで乗り継ぎが快適
- ヘルシンキが日本とヨーロッパを結ぶ最短経路上に位置するため、乗り継ぎを含めても移動時間が長くなりにくい
といった特長を持っているから。
実際、フィンエアーのヨーロッパ域内の就航都市を見てみると、
イギリス
- エジンバラ
- マンチェスター
- ロンドン
フランス
- ニース
- パリ
- ボルドー
- リヨン
ドイツ
- シュトゥットガルト
- デュッセルドルフ
- ハノーファー
- ハンブルグ
- フランクフルト
- ベルリン
- ミュンヘン
アイスランド
- レイキャビク
アイルランド
- ダブリン
イタリア
- ヴェネツィア
- ボローニャ
- ミラノ
- ローマ
エストニア
- タリン
- タルトゥ
オランダ
- アムステルダム
オーストリア
- インスブルック
- ウィーン
ギリシャ
- スキアトス
クロアチア
- スプリット
- ドゥブロブニク
スイス
- ジュネーブ
- チューリッヒ
スウェーデン
- ウメオ
- ストックホルム
- ヨーテボリ
- ヴィスビー
スペイン
- アリカンテ
- イビサ
- グランカナリア島
- テネリフェ島
- バルセロナ
- フエルテベントゥラ
- マドリード
- マラガ
- メノルカ
スロベニア
- リュブリアナ
チェコ
- プラハ
デンマーク
- コペンハーゲン
- ビルン
トルコ
- アランヤ
- アンタルヤ
ノルウェー
- オスロ
- トロムソ
- ベルゲン
ハンガリー
- ブダペスト
ベルギー
- ブリュッセル
ポルトガル
- ポルト
- リスボン
ポーランド
- クラクフ
- グダニスク
- ワルシャワ
ラトビア
- リガ
リトアニア
- ヴィリニュス
というようになっていて、25カ国61都市にも及びます。
もちろん、贅沢を言えばここにも就航して欲しいという都市が全くないわけではないのですが、それでもこれだけのラインナップが用意されていると、ヨーロッパ域内の旅行がかなり快適に楽しめるのも間違いありません。
また、フィンエアーは日本国内にも、
- 札幌
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 福岡
という形で、5つの主要都市にも就航しているため、JALがヨーロッパ路線を集結している羽田空港や成田空港以外の空港にも出発空港としての選択肢が生まれる以上、首都圏以外に在住の方にとってもヨーロッパへの旅行が身近なものになるはずです。
しかも、羽田空港に大きな変革が訪れる2020年3月29日以降は、
- これまでの成田空港で1日2便の発着から3月29日以降は羽田1便、成田1便の発着の発着に変化
- 羽田発はヘルシンキでの乗り継ぎや仕事を終えた後の出発に便利な深夜便
というように、より快適に利用できる形へと改善されます。
特に、羽田発の深夜便を利用することによって、旅行出発へのハードル低下や空港へのアクセス改善が期待できるのはもちろん、早朝のヘルシンキに到着できることで、これまでヘルシンキでの乗り継ぎが難しかったヨーロッパ域内の都市へも最短の乗り継ぎ時間で到達できるというのは我が家にとっても大きなメリット。
実際、我が家のヨーロッパ旅行でも、羽田発着が開始される以前のダイヤでは、当日のヘルシンキ乗り換えが難しいケースもあり、そうした時には、フィンエアーを選択するのではなく、羽田を午前2時頃の深夜に出発し、ロンドンのヒースロー空港に早朝6時頃に到着するJL41便を好んで利用してきたのですが、羽田発着の開始される今後はそうした旅程も少なくなりそうです。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港とヘルシンキ・ヴァンター空港を結ぶ乗り継ぎ便、AY1572便を選んだ理由
このようにあまり主要ではない都市も含め、ヨーロッパの都市へのアクセスで様々なメリットを持つフィンエアーですが、我が家ではJALが直行便を運航している
- ロンドン(イギリス)
- パリ(フランス)
- フランクフルト(ドイツ)
- ヘルシンキ(フィンランド)
といった都市からの日本への帰国時にフィンエアーを利用するケースもあります。
というのも、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの繁忙期には、JALの直行便を利用する旅程の運賃が跳ね上がり、割高感を拭えないような状況でも、ヘルシンキでの乗り継ぎを必要とするフィンエアー利用の旅程はリーズナブルなものが見つかることもあるから。
実際に我が家でも、繁忙期のパリ・シャルル・ド・ゴール空港から帰国する時には、JALが運航する直行便、
- JL46便:パリ・シャルル・ド・ゴール19:00 →東京・羽田14:55
を利用するのではなく、ヘルシンキ経由で帰国するために、
- AY1572便:パリ・シャルル・ド・ゴール10:50 →ヘルシンキ・ヴァンター14:50
を選択したこともありました。
AY1572便のシャルル・ド・ゴール空港出発ターミナルはターミナル2D
フランスの玄関口としてはもちろん、ヨーロッパの主要空港としても大きな存在感を示し続けているパリのシャルル・ド・ゴール空港は、
- ターミナル1
- ターミナル2
- ターミナル3
の3つのターミナルから構成されています。
利用するターミナルは、主要な航空会社だけに注目しても、
ターミナル1:
- ANA
- アシアナ航空
- エバー航空
- ルフトハンザ航空
- マレーシア航空
- カタール航空
- LATAM航空
- タイ航空
- ターキッシュエアラインズ
- ユナイテッド航空
ターミナル2:
- JAL(ターミナル2E)
- エールフランス(ターミナル2C、ターミナル2D、ターミナル2E、ターミナル2F、ターミナル2G)
- アメリカン航空(ターミナル2A)
- ブリティッシュエアウェイズ(ターミナル2A)
- キャセイパシフィック航空(ターミナル2A)
- エティハド航空(ターミナル2A、ターミナル2C)
- イージージェット(ターミナル2B)
- エミレーツ航空(ターミナル2C)
- フィンエアー(ターミナル2D)
- アエロフロート航空(ターミナル2E)
- アエロメヒコ航空(ターミナル2E)
- 中国東方航空(ターミナル2E)
- デルタ航空(ターミナル2E)
- 大韓航空(ターミナル2E)
ターミナル3:
- ブエリング航空
というように航空会社によって利用するターミナルが異なるので少しだけ要注意。
フィンエアーでの出発はターミナル2Dから始まることになります。
シャルル・ド・ゴール空港のフィンエアー指定ラウンジはSHELTAIR LOUNGE
空港での出発前の時間を過ごす時に忘れずに活用したいものと言えば、空港ラウンジのサービス。
シャルル・ド・ゴール空港からフィンエアーで出発する場合も、
- ワンワールドエメラルド会員
- ワンワールドサファイア会員
- 上記上級会員の同伴者1名
- ビジネスクラス利用者
といった利用者を対象に、ターミナル2D内にあるラウンジでのサービスが提供されています。
そのラウンジの名前はSHELTAIR LOUNGE(シェルターラウンジ)。
営業時間は5時30分から22時で年中無休。
また、共用ラウンジとして運営されているため、フィンエアーの他にも、
- エアーセルビア
- チェコ航空
- エアーマルタ
- ブルガリア航空
- アゼルバイジャン航空
- モンテネグロ航空
- オーストリア航空
- エアーバルティック
- ベラヴィア航空
- クロアチア航空
- ウクライナ国際航空
- ジョージアンエアウェイズ
といった航空会社の指定ラウンジになっているのはもちろん、プライオリティパスの保有者も同様に利用可能です。
ラウンジ内には農業国としてのフランスの実力をしっかり感じられる各種パン類。
チーズやバター類。
各種スナック。
一般的なソフトドリンクと専用のマシンで淹れるコーヒー。
ハイネケンの缶ビール。
一般的なハードリカー。
ターミナル2D自体がEU域内向けの国内線が出発するターミナルということもあってか、少なくともAY1572便が出発する時間帯には食べ物はコールドミールのみのシンプルなラインナップが提供されていました。
とは言え、ラウンジ内にはお皿に加え、ナイフやフォーク、スプーンも用意されていましたから、ランチやディナーの時間帯には、それらが活用されるようなメニューが提供されるようになるのかもしれませんね。
AY1572便の搭乗と機内インテリア
AY1572便の搭乗でも、
- ワンワールドエメラルド会員
- ワンワールドサファイア会員
- ビジネスクラス利用者
を対象とした優先搭乗が行われ、それ以外の利用者よりも早いタイミングに空いている機内に入ることが可能です。
ただし、優先搭乗はすべての対象者が一度に案内される方式で、ワンワールドエメラルドだからといって別途優先的に案内される最優先搭乗が用意されているわけではないのは要注意。
実際の搭乗は出発の30分前となる10時20分には開始され、スムーズに搭乗が行われていきます。
AY1572便で使用されている機材はエアバスA321(32B)と呼ばれる飛行機。
フィンエアーがヨーロッパの航空会社だけあって、日本やアメリカの航空会社での採用例の多いボーイングの飛行機ではなく、ヨーロッパに本拠地を置くエアバス社の飛行機の中でも、機内の通路が1本の比較的コンパクトなジェット機での運航が行われていました。
具体的には、
- ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス構成
- ビジネスクラスは3人がけの真ん中の席のブロック確約をしたのみの簡易型
- 総座席数は209席
といったもの。
布製のカバーに覆われたシートには、布のたるみとして多少の経年劣化も見られるものの、全体的には丁寧なケアと手入れが感じられる機内に仕上がっていて好印象です。
前後のシートとシートの間は広いとも狭いとも感じることのない一般的なスペースながらLCCとははっきりとした違いを感じさせるもので、パリからヘルシンキまでの3時間ほどのフライトを無理なく過ごすには十分。
また、それぞれのシートにはタブレットやスマートフォンを置いて固定できるデバイスホルダーが用意され、離着陸時を除いて自由に利用できるようになっていました。
ちなみに、フィンエアーの運航するエアバスA321(32B)は通路を挟んで3-3の配列ですが、非常口席の前の座席となる
- 9B
- 9C
- 9D
- 9E
- 23B
- 23C
- 23D
- 23E
の8席については2-2の配列の2人がけの席になっています。
我が家では、事前座席指定の段階で非常口席と迷ったものの、私と家族の2人での旅行だったこともあって、この2人がけの席を選んでみたのですが、想像以上に快適でした。
ただし、9Eと23Eの隣には離着陸時に客室乗務員の方が座るジャンプシートが備えられ、かなり近い位置で座ることになるため、その距離感が気になる方は少しだけ注意が必要です。
また、利用者の搭乗と同時進行で出発準備が進む機内では、コックピットのドアも開け放たれ、パイロットの作業している様子も遠くに小さく確認できるのですが、日本では珍しい光景と言えるはず。
AY1572便の離陸と機内サービス
満席に近い利用者の搭乗を終えたAY1572便はほぼ定刻通りの10:50にドアが閉じられるドアクローズが行われ、実際の出発完了と見なされるプッシュバックが開始され、後ろ向きに進み始めます。
その後、10分ほども誘導路を進んだ後、離陸。
さらに10分ほどでシートベルトサインが消灯すると同時にビジネスクラスとエコノミークラスの間のカーテンが閉じられ、機内サービスが開始されます。
エコノミークラスの場合は、フランスとフィンランドの国と国の間を結ぶ3時間ほどのフライトでも無料なのは限られたソフトドリンクのみで、アルコールを含めたそれ以外の飲み物やスナックや軽食などの食べ物は有料での提供になります。
無料で提供されるソフトドリンクは、
- オレンジジュース
- ストロベリージュース
- ミネラルウォーター(炭酸なし)
- 炭酸水
のみ。
一方で、有料で提供される飲み物としては、
- ピーチとパッションフルーツのスムージ(150ml):3ユーロ
- 赤ワイン(187.5ml):7ユーロ
- 白ワイン(187.5ml):7ユーロ
- シャンパン ジョセフ・ペリエ Joseph Perrier(187.5ml):13ユーロ
- フィンランド製ラガービール カルフ Karhu:5ユーロ
- コカ・コーラ、コカ・コーラゼロ、ファンタ(330ml):3ユーロ
- トニックウォーター(150ml):2.5ユーロ
- 各種ハードリカー:6ユーロ
となっていて、想像以上に充実している印象を感じました。
ちなみに、上級会員の中でもワンワールドエメラルドには有料の飲み物が1杯(1本)無料で提供されるのですが、その対象には通常はピッコロサイズで13ユーロ(日本円で1,600円弱)のシャンパンも含まれるのは嬉しい部分ですね。
ただし、JALを通じて予約・発券を行った場合、搭乗券上の表記に正常にステイタスが反映されないことがあり、それが原因でワンワールドエメラルド向けの有料ドリンクの無料提供サービスが受けられないこともあるのは要注意。
そのため、フィンエアーのチェックインカウンターで搭乗券を発行してもらうタイミングには、しっかりとワンワールドエメラルドのステイタスが正しく反映されていることを確認するのがおすすめです。
パリからヘルシンキまでの約3時間のフライトですから、ちょっとした空腹感を感じる利用者も多いのか、飲み物の提供と一緒にスナック類がかなりの高頻度で買い求められていくのが印象に残りました。
また、飲み物を中心とした機内サービスの後は機内販売の時間になるのですが、何気なく販売用のカートを見てみると「全品20%OFF」の案内。
フィンエアーの機内販売では北欧の企業とコラボレーションした限定オリジナルデザインの商品も多くラインナップされているため、少しでも気になるという方は機内販売用のカタログをチェックしてみるのもおすすめかもしれません。
我が家でも、パリ滞在中にお土産を購入していなかったのなら、この機会に購入したいと思ったものの、泣く泣く諦めてしまった商品もありましたから。
AY1572便の着陸とヘルシンキ・ヴァンター空港からのEU出国
こうして順調に飛行を続けたAY1572便は、定刻の少し前に目的地のヘルシンキ・ヴァンター空港に着陸。
AY1572便はフランスのパリとフィンランドのヘルシンキというシェンゲンエリア内の国と国を結ぶフライトのため、飛行機を降りた先として到着するのは、ヴァンター空港の中でもシェンゲンエリア用のターミナルです。
そこからさらにシェンゲンエリアの外にある日本へ帰国する場合、ヴァンター空港で出国の手続きを行う必要があります。
とは言え、手続きとして簡単なもので、専用の自動出国審査機の読み取り部分にパスポートの写真ページを開いて置き、顔認証による審査を通過するだけ。
実際、自動出国審査に不慣れな一部の利用者が利用中のレーンを除いてなかなかスムーズに処理が行われていきます。
また、他の多くの国で行われているような機内持ち込み荷物に対する乗り継ぎ時の保安検査も、ここヴァンター空港での乗り継ぎ時には行われないのも、手軽さの面では嬉しいポイントです。
ちなみに、このヘルシンキのヴァンター空港はコンパクトな空港ながら、フィンエアー運営のワンワールドのステイタスで利用が可能なラウンジに加え、プライオリティパスで利用可能なラウンジも、
シェンゲンエリアからの出国前に利用可能:
- Aspire Lounge
シェンゲンエリアからの出国後にのみ利用可能:
- Almost@Home
- Plaza Premium Lounge
というように、3ヶ所も用意され、利用のタイミングや混雑状況、ラウンジサービスの好みによっても使い分け可能ですから、訪れてみるのもおすすめです。
まとめ
日本とヨーロッパを結ぶ最短距離の北極圏ルート上に本拠地のヘルシンキが位置することで、乗継便利用時にも大きなメリットを提示するフィンエアー。
その運航便の1つで、フランスのパリを出発し、フィンランドのヘルシンキに向かうAY1572便も、フィンエアーらしさが感じられる全体的にシンプルで質実剛健で快適なフライトとして運航されているのが好印象です。
もちろん、日本とヨーロッパの都市間を結ぶ直行便が運航されている時には、乗継便が積極的に選びたくなる第一の選択肢になるというのはなかなか難しいとは思うものの、価格面だけではなく、出発時間と到着時間の組み合わせによる時間の有効利用など、直行便にはないメリットが存在しているのも事実ですから、一度お試し気分で検討してみるのも面白いと思いますよ。
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