毎年恒例の特典として、
- JMB ダイヤモンド
- JGC プレミア
の2種類の上級会員のみに提供されるサービスセレクション。
例年12月初旬から翌年1月末まで、
- JALセレクション e JALポイントコース
- パートナーステイタスコース
- スマートギフトコース
- JALセレクション JALクーポンコース
- 選べるギフトコース
といったラインナップの複数のコースの中から好きなものを1つ、もれなくもらえる特典としてプレゼントしてもらえるというもの。
具体的な特典の内容としては、以下の通り。
それぞれのコース間で多少の価値の差はあるものの、いずれもなかなか魅力的。
しかも、お得なだけではなく、十分な楽しさをも感じるサービスです。
目次
2019年版JALサービスセレクション2019での最注目特典は大幅に改善されたパートナーステイタスコース
そんなサービスセレクションですが、2019年版となるJALサービスセレクション2019では、驚きの改善が行われた結果、注目を集めた特典が1つあります。
それが、パートナーステイタスコース。
なぜなら、mこのパートナーステイタスコースは、サービスセレクションで選択した会員本人と同じ上級会員ステイタスを、特典の対象となる家族にプレゼントできるサービスなのですが、その対象となる家族の制限は、
2018年版:
- 配偶者のみ
2019年版:
- 配偶者
- 同性パートナー
- JALカード家族プログラムに登録している家族
- JALファミリークラブに登録している家族
という形に変更され、大幅な改善が行われたから。
特に、JALカード家族プログラムやJALファミリークラブに登録している家族がパートナーステイタスコースの対象に加わったことで、
- 子
- 子の配偶者
- 父母
といった、これまでの配偶者限定時よりも活用の幅が広がることが期待できる1親等以内の続柄の家族にも、パートナーステイタスコースを活用することで、会員本人と同じJMBダイヤモンドやJGCプレミアといった上級会員ステイタスを簡単に獲得できるようになったのはとても嬉しいポイントの1つです。
JMBダイヤモンドとJGCプレミアでのパートナーステイタスコースの違い
こうした形で使い勝手が向上し、サービスセレクションで選択する対象としての魅力がグーンとアップした、パートナーステイタスコースですが、このコースを選択できるJMBダイヤモンドとJGCプレミアの間には、少しだけ要注意なポイントが存在しています。
それが、JGCプレミアの会員本人がパートナーステイタスコースを活用して、家族にJGCプレミアの上級会員ステイタスをプレゼントする場合、その家族がパートナーステイタスコースの対象の続柄であることに加え、JGCを必ず保有していなくてはいけないという条件を満たす必要があること。
この部分で、その家族が対象の続柄であれば、JGCの保有に左右されることなく、パートナーステイタスコースを利用できるJMBダイヤモンドとは異なる、大きな制限がJGCプレミアには設けられていることが分かります。
差が最も実感できるのは2親等離れた家族をパートナーステイタスコースの対象にした時の手間
パートナーステイタスコースの利用する中で、最も高い難易度を実感することになるのは、JALカード家族プログラムをフル活用して、孫や祖父母、兄弟/姉妹といった2親等離れた家族を上級会員ステイタスプレゼントの対象とする時かもしれません。
なぜなら、
「JALカード家族プログラムは親会員を基準とした1親等以内の家族のみ登録可能」
という制限が設けられているため、2親等の家族を対象にパートナーステイタスコースを利用して、上級会員資格をプレゼントするためには、対象の家族により近しい親等の家族を親会員とした形でJALカード家族プログラムを調整する必要があるから。
具体的には、
- 孫(2親等)にプレゼント:子供(1親等)をJALカード家族プログラムの親会員に設定
- 祖父母(2親等)にプレゼント:父母(1親等)をJALカード家族プログラムの親会員に設定
- 兄弟/姉妹(2親等)にプレゼント:父母(1親等)をJALカード家族プログラムの親会員に設定
といった形へ変更する必要があるということですね。
しかも、同じパートナーステイタスコースでもJMBダイヤモンドの場合は、この状態に変更するだけで無事にパートナーステイタスコースの利用条件を満たせるのですが、問題になるのは対象となる家族のJGCの保有が必要なJGCプレミアでのパートナーステイタスコースの利用。
なぜなら、
「JGCの家族会員は本会員と生計を同一にする配偶者、父母、18歳以上の子供」
という制限があるため、パートナーステイタスコースを活用できるJGCプレミアの会員本人から、JGCプレミアの上級会員ステイタスをプレゼントされる対象の2親等離れた家族に対して、JGCの家族会員としての保有などのサポートはできないから。
そのため、対象の家族は自身がJGCの本会員となるか、1親等だけ離れたJGC本会員から家族会員としてJGCの保有させてもらう必要があるということになります。
もちろん、これらの条件を満たし、JGCプレミアの上級会員ステイタスを2親等離れた家族にプレゼントすることは不可能なことではないものの、一方で、2親等以内の家族であれば特に制限なしのJMBダイヤモンドの気楽さとは、想像以上に大きな違いを感じるはずです。
同じパートナーステイタスコースでJMBダイヤモンドとJGCプレミアがJGCを保有する意味とJGC年会費
そうした異なる制限を持つ、JMBダイヤモンドとJGCプレミアですが、いずれもJGCよりも上位のステイタスとして設定されているため、
- 年会費負担だけでの永年継続
- JGC限定初回搭乗ボーナスの3,000マイル
- 提携企業での割引や優待のサービス
- JALオリジナルダイアリーのプレゼント
といった一部の例外と言えるJGC限定の特典を除き、大部分の特典は重複し、それ以外の特典もすべての部分で、JMBダイヤモンドやJGCプレミアの方でより高品質なものが提供されています。
そのため、JMBダイヤモンドとJGCプレミアにとって、JGCは必要な存在というわけではありません。
実際、2019年度のJMBダイヤモンド向けのサービスセレクションでパートナーステイタスコースを選んだ我が家の場合、私と同じJMBダイヤモンドになる私の家族は、それまで家族会員として活用していたJGCの退会を決めたほどです。
ただし、JGCプレミアでは、そのステイタス名にJGCの名前が入っていることからも分かるように、JGCを保有していることがパートナーステイタスコースでの上級会員ステイタスプレゼントの条件ですから、例え保有は不要と感じたとしても、毎年10,000円を超える年会費の負担は回避不可。
この部分も、JMBダイヤモンドとJGCプレミアの間に用意された、パートナーステイタスコースを利用する上での隠れたコストや差なのかもしれませんね。
まとめ
2019年度版のサービスセレクションでは、対象として選択可能な家族の幅が、配偶者だけだったものから、
- 子
- 子の配偶者
- 孫
- 孫の配偶者
- 兄弟/姉妹
- 父母
- 祖父母
という最大で2親等以内まで広がったことで、大幅に価値が向上することになった、パートナーステイタスコース。
一方で、JGCプレミアでパートナーステイタスコースを活用する場合には、JGCの家族会員としての保有条件などの制限もあり、1親等離れたの家族を対象とした場合と、2親等離れた家族を対象とした場合には、かなり大きな難易度の差が生まれてしまうのは、要注意ポイント。
確かに、JMBダイヤモンドとJGCプレミアでは、それぞれのステイタスで実際に利用可能な特典に目立つような差はないのですが、パートナーステイタスコースを利用する時には、その使い勝手や活用の幅、必要コストなどで意外な違いを感じてしまう可能性があるのも事実です。
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