JAL国際線ファーストクラスをJAL国際線特典航空券で予約するための可能な限り具体的な戦略&テクニックの全て

日本を代表する航空会社の1つ、JAL。

そのJALが提供するサービスの中で最も妥協のない理想に近い存在は何かと問われたのなら、それは間違いなく国際線ファーストクラスです。

実際、JALの国際線ファーストクラスでは、

  • ゆったりとした贅沢なスペースを基本とする快適なシート
  • 客室乗務員の方による丁寧で安定感のある各種接客
  • 希少で高価格なシャンパンの提供
  • 高い評価を受けている著名なシェフ監修で提供される上質な機内食の数々

など、他のクラスでは提供されていないサービスばかりで、一度でも搭乗してみると、着陸までの間に再びこのファーストクラスでの時間を楽しみたいと思ってしまうだけの魅力も十分。

そのため、せっかくJALマイルを貯めるのであれば、JAL国際線ファーストクラスを一つの目標とするのも、とても価値のあることだと私自身も感じています。

JAL国際線ファーストクラスの機内サービスを120%楽しむためのリクエスト(ワインリストに掲載されていないアルコール、食事でのアレンジ、アメニティ&パジャマ、アラカルトの楽しみ、ファーストクラス優先降機、誕生日&記念日の特典、森伊蔵の機内販売優遇)
JAL国際線ファーストクラス機内食「石かわ」・「虎白」監修 新和食メニュー(合計8種のメニュー詳細、特長と味わい、先代監修店の龍吟との違いと優劣)

JAL国際線ファーストクラスの運航路線と必要マイル数

そんなJAL国際線ファーストクラスも現在、JALが運航するすべての路線で設定されているわけではないことは要注意。

具体的には、

北米:

  • ニューヨーク(羽田発着と成田発着の1日2往復)
  • シカゴ(成田発着の1日1往復)
  • サンフランシスコ(羽田発着の1日1往復)
  • ロサンゼルス(成田発着の1日1往復)

ヨーロッパ:

  • ロンドン(羽田発着の1日1往復)
  • パリ(羽田発着の1日1往復)

となっていて、長距離線が運航されている東京(羽田・成田)間と海外主要6都市とを片道1日7便ずつ運航されています。

ちなみに、国際線ファーストクラスでの往復に必要マイル数は大人1人につき、

  • 北米:140,000マイル
  • ヨーロッパ:160,000マイル

というように設定されていますから、国際線ファーストクラスを予約するための必要なマイル数が高いハードルとして立ちはだかっていると感じてしまうかもしれません。

しかし、片道ずつ別々に予約することで、片道はファーストクラス、片道はエコノミークラスというような予約も可能になっていて、仮に北米をそういった形のJAL国際線特典航空券で予約する場合には、

  • ファーストクラス:70,000マイル
  • エコノミークラス:25,000マイル

となり、大人1人合計95,000マイルという、さらに比較的現実的な必要マイル数で国際線ファーストクラスを楽しめるのも事実です。

JAL国際線ファーストクラス 機内食と提供アルコールの路線ごとの違い(日本発 VS 海外発、フラグシップ路線限定の極上森伊蔵、アラカルトメニューの特徴)
JAL国際線ファーストクラス機内食 和食・洋食・アラカルト(成田-ロサンゼルス、ニューヨーク-羽田、メインディッシュ・メニュー選びのこだわり)

JAL国際線ファーストクラスを特典航空券で予約するための3つの戦略

そんな片道最安70,000マイルから予約できるJAL国際線ファーストクラスですが、必要マイルを貯めたからと言って、すぐに実際の空席が確保できるわけではないのが、最大の難関。

なぜなら、国際線ファーストクラスは1つの運航機材に8席しか用意されておらず、しかも、そのすべてがマイルを利用した特典航空券向けに開放されているわけではないから。

そのため、2018年12月4日にJAL国際線特典航空券PLUS導入という大変動を経た現状でも、JALマイルを利用して国際線ファーストクラスを無事に予約するためには、基本的に、

  • 330日前の予約受付開始日の争奪戦に勝ち抜き、予約手続きを行う
  • 今現在の空席がある旅程での予約手続きを行う
  • 出発直前期の特典航空券への開放を利用して予約手続きを行う

の3つの戦略を活用する以外に道はないことに変わりはありません。

JAL国際線特典航空券PLUSの導入はJALマイル離れを強いる決定的な改悪だったのか(注目のファーストクラスや出発直前期の開放制限、誰でも使えるダイヤモンド特典航空券、PLUSの割増マイルと有償航空券の予約クラス)
JAL国際線特典航空券PLUSのメリット、デメリット、気になる不確定要素 (激動の2018年の最後に待っていた変更、予約難易度低下、予約変更&キャンセル待ちの廃止、必要マイル数増減での明暗、上級会員優遇の縮小、最大約4倍に増加の手数料負担)

330日前の予約受付開始日の争奪戦が重要な理由

最も高い成功率でJAL国際線ファーストクラスを予約するチャンスと言えば、それは出発の330日前の午前10時に設定されているJAL国際線特典航空券の予約受付開始直後。

もちろん、後述するようにそれ以外のタイミングでも予約が可能なこともあるのですが、予約受付開始直後の予約以外ではどうしても予約時に空席がちょうどタイミング良く残っているという幸運に頼ることになりますから、確実性という意味ではこれ以上のチャンスはありません。

これは、ファーストクラスだけではなく、それ以外のクラスを予約する場合にも、ファーストクラスほどではないものの、特典航空券として開放されている席が限られている以上、同様に重要です。

また、家族旅行など向けに、家族の分も合わせて複数席を確保する必要がある場合などは、これまた後述するように予約受付開始直後のこのタイミングでどれだけ確保できたのかが、その後の最終的な予約成功率を左右しますから、しっかり頑張るべきポイントなのは間違いなし。

ちなみに、330日前の計算はJAL側で専用ページを用意していますから、万が一にも思い込みが原因のうっかりミスを回避するためにも、予約争奪戦に参加する前までには一度確認しておくのがおすすめです。

JAL国際線 - 330日前計算

手数料負担軽減重視のJALホームページ VS 予約成功率重視の予約デスクでの電話予約

こうして330日前の予約受付開始日の争奪戦に参加することを決めた場合、必ず考えなくてはいけないことの1つが、

  • JALホームページからの予約手続き
  • 予約デスクに電話をしての予約手続き

のどちらの方法を選択するのかということ。

それぞれのメリットとデメリットを簡単に比べてみると、

JALホームページからの予約手続きのメリット:

  • 電話をする必要がない(電話をかける手間や電話代も不要)
  • 確実に午前10時の予約受付開始直後に手続きを開始できる
  • 手数料無料での予約手続きが可能

JALホームページからの予約手続きのデメリット:

  • 最終的な手続き完了までのスピードは電話予約に大きく劣る
  • 第一希望が確保できなかった時の第二希望、第三希望への切替対応がスムーズにできない

予約デスクに電話をしての予約手続きのメリット:

  • JALホームページでの予約に比べて圧倒的に早い予約スピード
  • 第一希望が確保できなかった時の第二希望、第三希望への切替対応がスムーズ

予約デスクに電話をしての予約手続きのデメリット:

  • 1冊につき5,400円の発券手数料(航空券取扱手数料)の負担が必要
  • 電話混雑などが原因で午前10時の予約受付開始直後に手続きを開始できるとは限らない

といった形になります。

繁忙期のJAL国際線特典航空券330日前予約受付開始直後の争奪戦対策とプチテクニック、最後の切り札(繁忙期用の予約テクニックとデメリット、予約できなかった時のための事前準備、330日前午前10時直後の数分だけに許された最後の切り札)
JALホームページでJAL国際線特典航空券を予約するデメリットと電話窓口を利用する最大の理由(予約できない乗り継ぎを含む旅程、隠された空席枠問題、電話窓口利用時の手数料負担と免除条件、最大の難敵となる電話窓口の混雑とその対策)

電話予約のメリットと具体的な活用方法

こうした違いを受けて、我が家の場合、330日前の予約受付開始直後の争奪戦に参加する時には、必ず予約デスクに電話をしての予約手続きを行うようになりました。

その理由はやはり、最も重要な予約成功率が全く別物で、電話予約の方が有利だから。

特に、手続き自体のスピードが圧倒的に電話での予約が便利なことに加え、元々の第一希望が不幸にも確保できなかった時に備えて、第二希望や第三希望を含めた複数の希望を担当オペレーターの方にあらかじめ伝えておくことで、スムーズに別の選択肢の空席確保に移行してもらえるのは、予約デスクに電話をしての予約手続きを利用する上での大きなメリットです。

具体的には、東京(羽田)-ニューヨーク(JFK)間のファーストクラスの予約を希望している時に、

  • 第一希望:東京(羽田)-ニューヨーク(JFK)のファーストクラス
  • 第二希望:東京(成田)-ニューヨーク(JFK)のファーストクラス
  • 第三希望:東京(羽田)-ニューヨーク(JFK)のビジネスクラス

というようにいくつかの選択肢を伝えるというものです。

あるいは、JAL国際線特典航空券での予約が失敗した時には、同じくJALマイルを利用するJMB提携航空会社特典航空券でJAL以外の航空会社の特典航空券を確保するということ、またはその逆も我が家では実際に活用してきました。

ただし、第一希望とは大きく離れた複雑なリクエストほど、空席検索条件の再入力の手間で、無駄に時間が経過し、シンプルなリクエストならせっかく確保できたはずの特典航空券としての空席枠を逃してしまうリスクも。

そのため、第一希望を元に、どのような第二希望や第三希望をリクエストするのかも、最終的な予約成功率を大きく左右するポイントの1つとして、気を使う部分なのは間違いありません。

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電話予約最大のデメリット、往復10,800円もの発券手数料

このように330日前に繰り広げられる予約受付開始直後の争奪戦を勝ち抜くためには不可欠と言って良いほど強力な電話予約ですが、JALホームページでの予約にはない、大きなデメリットが存在していることは忘れるべきではありません。

それが、5,400円にもなる発券手数料(航空券取扱手数料)の存在です。

この発券手数料は電話予約で手続きを行う1冊の航空券につき5,400円が必要になりますから、仮に往路と復路のそれぞれの330日前の予約受付開始のタイミングで別々に予約手続きを行った場合、

  • 往路:5,400円
  • 復路:5,400円

となり、往復で大人1人につき合計10,800円の負担が生じます。

つまり、330日前の争奪戦に勝ち抜くために、電話予約で片道ずつの予約を行う限り、往復で10,800円の手数料負担は避けられず、しかも、家族の分など、人数が増えるごとに10,800円ずつ追加されるタイプの手数料として設定されている以上、せっかくファーストクラスを特典航空券で予約できたとしても最終的には意外に大きな負担と感じてしまう方も多いはず。

発券手数料を0円に免除してもらえる最終兵器はJAL旅行券

では、この発券手数料は、電話予約を利用する限り支払いを回避できないものなのかというと、実はそうではありません。

なぜなら、有償航空券でも特典航空券でも、JAL旅行券をその支払いの一部または全部に利用することで、発券手数料を免除してもらい、結果的に無料での電話予約が可能になるから。

具体的に、1冊の航空券予約につき1枚でもJAL旅行券を利用するのであれば、1冊につき5,400円の発券手数料は免除されるわけですから、1,000円券と10,000円券が設定されているJAL旅行券のうち、1,000円券を片道1冊の航空券予約に対して1枚、往復で合計2枚でも用意できたのなら、合計10,800円にもなる手数料負担は免除され、0円の無料になります。

ちなみに、JAL旅行券を利用する場合、電話やインターネットでの手続きでは完結できず、JAL旅行券の現物を東京都品川区にある

「JAL国際線チケットデスク」

(〒140-8645 東京都品川区東品川2-4-11 野村不動産天王洲ビル18F)

へ送付する必要があるのは要注意。

その際には、簡易書留や書留、あるいは宅配便といった伝票番号などの追跡機能はもちろん、紛失時の補償が付与されている送付方法が推奨され、その送料は利用者側負担。

参考までに追跡が可能な発送方法の送料目安は、安価な順に

  • レターパックライト:360円
  • 簡易書留:392円~(補償5万円まで)
  • レターパックプラス:510円
  • 書留:592円~(補償10万円まで)
  • クロネココンパクト:659円~(補償3万円まで)
  • 佐川急便飛脚便:756円~(補償30万円未満)

となっています。

ただし、1回の発送で複数人分や複数冊分のJAL旅行券を送付することも認められているので、タイミングさえ合えば、航空券1冊あたりの送料負担を想像しているよりも軽減することも十分可能です。

また、予約手続きを進める中で、最短で3日前後の予約期限が同時にJAL旅行券の到着期限として設定され、それに間に合う形での発送を行わなくてはいけないのも気をつけたいですね。

さらに、そのJAL旅行券の到着期限が土曜や日曜、祝日になってしまう時には、唯一休日の受け取りにも対応している佐川急便の飛脚便の利用が必須と案内されることもあるので、該当するタイミングでの手続きを行う時には、忘れずにチェックしたいポイントです。

 

ちなみに、JAL旅行券の発送時には、JALホームページ上でPDF形式で配布されている「JAL旅行券送付書」という専用の申込用紙への必要事項を記入したものの同封が求められているため、印刷が必要なのかと手間に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、わざわざ「JAL旅行券送付書」を印刷しなくても、メモ用紙などに、

  • 予約者名(漢字とフリガナ)
  • 予約番号(6桁英数字)
  • 最初に利用する便名
  • 最初に利用する便の出発日
  • 利用を希望するJAL旅行券の枚数内訳(1,000円券〇〇枚、10,000円券△△枚など)

といった必要情報を記入して同封するだけでも問題なく予約手続きは行えますから安心ですね。

ちなみに、2018年12月4日に導入されたJAL国際線特典航空券PLUSのルールでは、キャンセル待ちと同様に予約変更も廃止されていますから、それ以前のルールで頭を悩ませる原因になっていた予約変更時の発券手数料負担は考える必要はなくなりました。

JAL国際線特典航空券PLUS導入以後の時期をお得に乗り切るためのJAL旅行券活用テクニック(改悪後も変わらない予約戦略、こっそり行われる2,160円→5,400円の手数料大幅値上げ、利用価値アップのJAL旅行券の詳細と注意点)
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330日前予約受付開始日当日の電話予約戦略

330日前の予約受付開始日に電話予約でJAL国際線特典航空券の予約を成功させるための戦略として最も重要なのは、受付が開始される午前10時ちょうど・・・ではなく、その5分前の午前9時55分に予約デスクに電話が繋がり担当オペレーターの方に、予約を希望している

  • 路線
  • 日付
  • キャビンクラス(ファーストクラスやビジネスクラスなど)
  • 人数
  • 利用者の個人情報(お得意様番号やマイルの引き落とし先など)
  • 第一希望以外の選択肢(ファーストクラスが不可ならビジネスクラスなど)

といった条件を伝え始めるというもの。

逆に、9時55分よりも早くにつながった場合、担当のオペレーターによるものの、かけ直すようにやんわりと伝えられたり、あまり熱心に手続きを頑張ってくれなかったりと、最終的な予約成功率にあまり良い影響を与えないリスクが高くなってしまいます。

ただし、9時55分を狙って電話をかけることを困難にしているのが、予約デスクの混雑状況。

特に、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始を含めた冬休みの予約受付が開始されるタイミングの混雑は凄まじく、電話接続の面でかなりの優遇が提供されているはずのJMBダイヤモンドやJGCプレミアといった上級会員を対象とした電話番号でも、自動音声とその後の保留にすらたどり着けず、話し中として強制的に切断されることも。

さらに、ようやく自動音声に接続された場合でも、数十分間も保留音が再生され続けた後になってようやく担当オペレーターの方に繋がるという、午前10時からの争奪戦に参加すらできない門前払い状態ということも現実にありました。

一方で、繁忙期の予約受付開始日にも関わらず、5分から10分程度の保留時間であっさり担当オペレーターの方につながるということもありますから、さらに対応を難しいものにしてしまいます。

そのため、話し中切断や十数分の保留の原因となる混雑を回避するために余裕を持って電話をするだけでは不十分で、早めに担当オペレーターの方につながってしまった時の対策が別途必要です。

その対策としておすすめなのが、330日前の特典航空券予約以外の手続きを別途利用者側で用意しておき、9時55分までその対応をお願いするというもの。

具体的な手続きとしては、

  • 他の特典航空券の新規予約作成
  • JALホームページ上では扱えない事前座席指定
  • スケジュール変更や欠航発生便への対応
  • 各種ルールの疑問点に関する問い合わせ

などが常識的な範囲内であれば十分に活用できるはずです。

避けようのないJAL国際線特典航空券の落とし穴はJALメタル会員

そうして可能な限りの準備を行って臨むJAL国際線特典航空券の予約にも、どうしても避けようのない落とし穴が存在しています。

それが、通常は330日前の予約受付開始日よりもさらに5日も早い335日前からJAL国際線特典航空券が予約可能という信じられないような優遇が提供されているJALメタル会員の存在。

JALがの上級会員で最上位としているJMBダイヤモンドの中でも、さらにその上位に位置づけられているJALメタル会員ですが、残念にもこの会員の方々が335日前から331日前までの間に、他の一般利用者が予約を希望している便に対して満席になるまで予約してしまった場合、330日前の一般向けの予約受付開始日には、その便では特典航空券としての空席が最初から存在しなかったものとして扱われることになります。

結果、当日までにどんなに準備をしても、当日にどんなに頑張っても、希望する空席が元々0席で予約できないということは残念ながら可能性として完全に排除することは不可。

こればかりは、JAL国際線特典航空券を利用する限り、回避や対策が全く存在しない不可避な事故や天変地異のようなものですから、残念ですが諦める以外に可能なことはありません。

とは言え、メタル会員自体がかなり限られた人数にのみ提供されている上級会員資格と考えることができますから、その不幸な遭遇自体もそれほどありふれたものではないため、日時や路線など複数の選択肢をあらかじめ用意することで、その1つが仮にJALメタル会員と遭遇してしまったとしても、別の選択肢では問題なく予約できる可能性も意外に高いもの。

そのため、JAL国際線特典航空券を利用する時には、念の為のJALメタル会員対策としての別の選択肢として、第一希望だけではなく、第二希望や第三希望まで用意しておくことは、誰でもできる自衛策としておすすめです。

JAL JMBダイヤモンドのインボラアップグレード(過酷な満席エコノミークラス便予約のメリット、最終防衛ラインは事前座席指定、おすすめな45A非常口席、Involuntary regrade descriptionでの事前確定通知、Eチケット印刷問題、厳しい条件で成功例)
JGCやJMBサファイアからJGCプレミア、JMBダイヤモンドまで自分にぴったりなJAL上級会員資格・ステイタスの選び方と考え方

330日前にこだわらない2つの国際線ファーストクラス予約戦略

こういった形で330日前の予約受付開始日が重要となるJALマイルでの国際線ファーストクラスの予約ですから、どうしても花形とでも言える予約受付開始日に行われる争奪戦に注目してしまいやすいのですが、忘れてはいけないことが1つあります。

それが、JAL国際線特典航空券で国際線ファーストクラスを予約する場合、

  • 330日前の予約受付開始日の争奪戦に勝ち抜き、予約手続きを行う
  • 今現在の空席がある旅程での予約手続きを行う
  • 出発直前期の特典航空券への開放を利用して予約手続きを行う

という合計3つの戦略が存在していて、330日前の予約受付開始日の争奪戦に勝ち抜くことはその戦略の1つにしか過ぎないこと。

もちろん、繁忙期を含め、希望する旅程での予約をどうしても確保する場合には、330日前の予約受付開始日の争奪戦参加はとても重要なことです。

しかし、今現在残っている空席や出発直前期になってようやく開放された空席を、そのまま利用した旅程で国際線ファーストクラスでの旅行に出掛けられる場合は、何もわざわざ厳しい330日前の予約受付開始日の争奪戦に参加する必要は全くないということは覚えておく価値があります。

あえて争奪戦に参加しない国際線ファーストクラス予約戦略

これまで取り上げたように、330日前の予約受付開始日の争奪戦に勝ち抜く以外に

  • 今現在の空席がある旅程での予約手続きを行う
  • 出発直前期の特典航空券への開放を利用して予約手続きを行う

という2つの戦略が存在するJAL国際線ファーストクラスの特典航空券ですが、気になるのは実際に争奪戦に参加することなく予約できるのかということかもしれません。

結論から言うと、希望する旅程で予約できるとは限らないものの、いずれの路線でも予約できる旅程は必ず存在しているということになります。

実際、空席照会カレンダーを含めたJALホームページの空席確認機能を利用して、国際線ファーストクラスが運航されている東京とそれぞれの目的地の間を結ぶ路線を見てみると、意外にポツリポツリと空席が残っていることが分かるはず。

また、そうした中でも別格と言えるほど潤沢な空席が提供されているのが、出発直前期の開放が行われた直後。

上の画像は東京(羽田)発サンフランシスコ行き国際線ファーストクラスの特典航空券の空席状況ですが、元々8席しかないJAL国際線ファーストクラスにも関わらず、そのうちの6席も特典航空券として開放されていることが分かります。

つまり、直前期の開放を活用する場合、必要マイルさえ用意できるのであれば、家族6人での国際線ファーストクラス利用も不可能ではないということに。


頼りになる味方のはずの空席照会カレンダーの持つ意外で致命的な限界

こうして330日前の予約受付開始直後のタイミング以外でも、特典航空券としての予約が可能な国際線ファーストクラスですが、この種の利用を目指す時に1つだけ注意しなくてはいけないことがあります。

それが、空席照会カレンダーの持つ限界です。

というのも、JALホームページ上で提供されている空席照会カレンダーによる空席検索機能ですが、

  • 必ずしもリアルタイムで検索結果を表示しているわけではない
  • 必ずしも正しい空席結果を表示しているわけではない

というなかなか残念な状況にあるからです。

特に、リアルタイムで反映されているわけではないことはある程度システム的な負荷を考えると仕方ないと判断できても、数日間変わっていないはずの正しい空席結果がカレンダー上では反映されないことには、どうしても残念な機能という印象を持ってしまいます。

そのため、現時点で空席のある旅程を狙って国際線ファーストクラスの予約を考えている時には、とても便利で手軽とは言え空席照会カレンダーに頼りすぎるのは時に致命的な見落としにつながるため本当に危険。

逆に、手間を感じたとしても、最も正確に空席状況が案内される、JAL国際線特典航空券の予約機能で1日ずつ宝探しをするように探してみるのがおすすめです。

3人以上の複数人で国際線ファーストクラス利用が難しい理由

JALマイルを利用してJAL国際線ファーストクラスを予約する場合、

  • 330日前の予約受付開始日の争奪戦に勝ち抜き、予約手続きを行う
  • 今現在の空席がある旅程での予約手続きを行う
  • 出発直前期の特典航空券への開放を利用して予約手続きを行う

という3つの戦略から好きなものを選べるものの、それを活用したとしても難易度が特に高い予約と言えば、やはり3人以上での国際線ファーストクラス利用です。

なぜなら、JAL国際線ファーストクラスの特典航空券予約では、

  • 330日前の予約受付開始直後でも2席までしか開放されない
  • その2席も335日前から予約可能なメタル会員に予約され、330日前にはすでに元々満席状態になっているかもしれない
  • 繁忙期の予約受付開始直後の争奪戦ではその残った2席さえ確保できるかどうかは運次第

という状況にも関わらず、希望する旅程での3人以上の複数人利用では最低条件として最大となる2席を確保した上でさらに追加の空席を上乗せしなくてはいけないから。

とはいえ、家族3人以上での国際線ファーストクラス利用では、機内食での食事も空の上でのちょっとした会食のような時間になるなど、3人以上の複数人で利用するからこそ味わえる楽しみもありますから、可能であれば後述するテクニックを活用するなどして、ぜひともチャレンジしてほしい予約の1つです。

実際、我が家でも親類夫妻との合計4人でのJAL国際線ファーストクラス利用を楽しんだのですが、それは今でもとても良い思い出になっていますから。

JALファーストクラス搭乗記 ~JAL国際線特典航空券利用~
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3人以上の複数人でも国際線ファーストクラスを予約するテクニック

予約難易度の高いとされるJAL国際線特典航空券としての国際線ファーストクラスの3人以上での複数人予約では、

  1. 330日前の予約受付開始日に可能な限り、ファーストクラスとして開放される2席分すべてを確保する
  2. 2席分すべてのファーストクラスを確保できなかった場合や確保できた場合でも3席目以降について、なんとか可能な限りJAL国際線特典航空券でビジネスクラスを確保する
  3. 出発直前期の有償航空券から特典航空券への開放時点で、ビジネスクラス確保分をキャンセル+ファーストクラスの新規予約を行い、可能な限り全員分の必要な席数確保を目指す
  4. 直前期の開放でも必要な席数すべてを確保できなかった場合は、出発当日の空港限定でのビジネスクラスからファーストクラスへの「出発当日の空港での切替アップグレード」に希望を託す

といった流れでの手続きを進めることになります。

この時、一連の手続きで重要な役割を担うことになるのは、

  • あらかじめビジネスクラスで確保していた予約
  • 出発当日の空港での切替アップグレード

という2つの存在です。

もちろん、出発直前期に開放される特典航空券としての空席で、希望する全員分の国際線ファーストクラスの予約を確保できるのであれば、それがベストなのは間違いなし。

しかし、それが実現しなかった時、最後の希望となる「出発当日の空港での切替アップグレード」を活用したファーストクラス確保の実現には、1つ上のクラスにのみ切替可能という条件を満たすビジネスクラスで元々予約を確保していることが必須になってしまいます。

そういった事情もあって、複数人での国際線ファーストクラス予約を高確率で実現しようと考えているのであれば、

  • 出発直前期の有償航空券から特典航空券への開放
  • 出発当日の空港での切替アップグレード

という2段構えのチャンスを最大限活かす形でファーストクラスの予約を狙うためにも、330日前の予約受付開始直後のタイミングには、あらかじめ利用者すべてがファーストクラスかビジネスクラスのいずれかを確保していることはとても重要です。

JAL国際線特典航空券だけに許されたファーストクラスやビジネスクラスへの切り替えアップグレード(2種類の切り替えアップグレードとその違い、メリットと活用方法、国際線ファーストクラスの複数人分予約テクニックへの応用)
JALファーストクラス国際線特典航空券予約テクニック

新規路線就航やそれを伴う機材変更は特典航空券へのファーストクラス大開放のチャンス

いつでも活用できる種類の出来事ではないものの、幸運にも遭遇することができたなら国際線ファーストクラスを自由に予約できる最大のチャンスが新規路線就航です。

というのも、通常は330日前という約1年前から予約受付が開始され、その後数日で争奪戦はほぼすべて終了してしまうJAL国際線特典航空券ですが、新規路線就航の場合、実施の数ヶ月前になってようやく発表が行われる関係で、ようやくその路線の予約受付が開始される時には、330日前までの数ヶ月分という普段からは信じられない席数が一度に特典航空券用の空席として開放される事態になるから。

この場合、繁忙期でも潤沢な空席状況の中から予約が可能になることに加え、通常の予約受付開始直後には特典航空券に2席までしか開放されない国際線ファーストクラスでも、まるで出発直前期のようにその空席8席全てが開放されてしまうなどの信じられないボーナスタイムとしか言えない状況になってしまうことも十分考えられます。

そのため、新規路線の就航の案内はもちろん、それを事前に匂わせるファーストクラス搭載機材からファーストクラス非搭載機材への機材変更には注目しておくことは、とても快適な複数人分の国際線ファーストクラス予約を可能にするための手軽で現実的な準備になるはずです。

あらかじめ先の時期の予約を確保するデメリットはファーストクラスからのビジネスクラスへのダウングレード

このように様々な戦略やテクニックを活用して予約した国際線ファーストクラスですが、実は実際に搭乗してそのサービスを受けるまでは安心できない事情があります。

なぜなら、

  • 予約した路線で運航されていたファーストクラス搭載機材が別の路線に移ってしまった
  • 出発直前に利用予定の機材に故障が見つかり、急遽ファーストクラスの搭載がない機材での運航になってしまった

というような事情で、せっかく元々ファーストクラスを予約していたとしても、ビジネスクラスでの搭乗となってしまう可能性も考えられるから。

実際、2017年には、それまで成田-ジャカルタ線で運航されていたファーストクラス搭載機材が2月末頃でその運航を終え、3月頃からは約1ヶ月限定で羽田-バンコク線で運航。

その後、4月からは新規に就航した羽田-ニューヨーク線のファーストクラス搭載機材としての運航に加わるといった経過を辿ったことがありました。

この時、2017年3月中に成田-ジャカルタ線で元々国際線ファーストクラスを予約していた我が家も含めた利用者は、出発当日には当然ファーストクラスではなくビジネスクラスでの搭乗となるのですが、JAL側としてはファーストクラスとビジネスクラスの差額分のマイルとなる片道につき20,000マイル、往復で合計40,000マイルを返還するのみという対応。

結果、JAL側の都合で生じた不便に対するサポート対応としては、それ以上のお詫びマイルの提供や当日空港でのファーストクラスラウンジへのアクセスなどの埋め合わせはなしというなかなか厳しいものでした。

つまり、330日前の予約受付開始直後の争奪戦への参加を含め、早めに予約手続きを行う場合には、ファーストクラスからビジネスクラスへのダウングレードのような予約時には思いもしないトラブルに遭遇するリスクもあるということですね。

ちなみに、この時の成田-ジャカルタ線でのダウングレードが発表後すぐに羽田-バンコク線でのファーストクラス搭載機材での運航が案内され、さらに特典航空券への最大8席にも及ぶ大盤振る舞いの開放も行われたおかげで、我が家でもジャカルタ線-バンコク線に切り替えられたのはとても幸運でした。

また、こうしたファーストクラスからビジネスクラスへのダウングレードに限らず、同じ国際線ファーストクラスのサービスの中でも、その時その時で、提供されるサービスは少しずつ異なり、以前に比べて改善されたものもあれば、逆に改悪されたものもあるでしょうから、そうした部分も早めに予約を行うデメリットや注意点といえるかもしれません。

JALファーストクラスからビジネスクラスへのダウングレード(予約変更、手数料、ラウンジアクセス、コンペンセーション)
2017年9月末で終了のJALファーストクラスラウンジ マッサージ・有人リラクゼーション(サービス内容、提供時間帯、利用・予約方法、制限)

まとめ

必要となるマイル数も多く、他のクラス以上に高い予約難易度と感じられるJAL国際線特典航空券で予約する国際線ファーストクラス。

しかし、様々な戦略やテクニックをしっかり活用することで、無事に予約できた時、国際線ファーストクラスが全く手の届かない遠い存在ではないと実感できるはずです。

特に、直前期の特典航空券への開放状況には目を見張るものがありますから、特典航空券での国際線ファーストクラスの予約を身近なものに感じるための第一歩として、今現在の出発直前期の空席状況を実際に確認してみるのは本当におすすめ。

また、実際の搭乗時には、日本を代表する航空会社の1つであるJALが理想とするサービスと、それを支える客室乗務員の方々によるホスピタリティの真髄が実感できるのもJAL最高峰の国際線ファーストクラスを利用する大きな魅力なのは間違いありません。

その魅力を直接再確認する目的で、またこの国際線ファーストクラスの機内で、特別な時間を同じように過ごしたいと感じていることが、我が家でもJAL国際線ファーストクラスを繰り返し予約を行っている最大の理由かもしれないと考えています。

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