JAL都道府県スタンプキャンペーンと都道府県シールキャンペーンの違いと注意点(専用アプリJAL FLIGHT FUN!のメリットとデメリット、新旧キャンペーンの比較、全47都道府県スタンプコンプリートでもらえるご褒美プレゼント、コンプリート難易度の上昇懸念)

飛行機を利用する機会が増えると、最初はどこか特別に感じていたはずの1回1回のフライトが、いつの間にか新鮮味を失ったものになってしまい、多くのフライト回数の中に埋もれていくという印象さえ感じてしまうことがあります。

逆に、何気ないフライトのはずだったとしても、その機内での客室乗務員の方とのやり取りの中で印象的な出来事があったりすると、それは素敵な思い出として残ることも。

JALを含め、多くの航空会社で機内での客室乗務員の方による気遣いを感じさせるサービスに力を入れているのは、そうした部分での利用者との関係性を強固なものにし、最終的には多くのファンさえ作り出す効果を重視していることの表れかもしれないと感じています。

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2017年10月~2019年3月まで実施のJAL都道府県シールキャンペーン

そうした取り組みの中で最も力の入ったキャンペーンとして開催されていたのが、JALによって行われた、JAL都道府県シールキャンペーンです。

このキャンペーンは、JALやJ-AIR、JTAなどのJALグループ国内線利用時に客室乗務員の方にお声がけし、シールのプレゼントを希望することで、それぞれの客室乗務員の方の出身地やゆかりを感じる都道府県のシール、都道府県シールを無料で提供してもらえるという企画。

しかも、47都道府県分のシールをコンプリートすると、全4種類のコンプリートシールや2回目以降のコンプリートシールに付属するシールフォルダも用意されているなど、JALとしてのキャンペーンへの本気度のようなものが強くしっかりと感じられるものでした。

もちろん、最終的なゴールとなる47都道府県分のシールを4セット分集めるということは、

  • 47枚×4セット=188枚

ものシールを少なくとも集めなくてはいけないということを意味します。

この場合に問題になるのは重複シールの存在ですが、キャンペーン期間が2017年10月3日から2019年3月31日までの約1年半と長く設定され、その間に家族や友人、知人などとシールを交換し、最終的なコンプリートを目指す楽しみも生まれましたから、とても良く考えられた好印象な企画でした。

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2019年11月からの新たなキャンペーンとして用意されたのはJAL都道府県スタンプキャンペーン

JAL都道府県シールキャンペーンの終了した2019年3月からは国内線に搭乗してもどこか寂しさを感じる方も多かったと思うのですが、そんな中、2019年11月7日から都道府県シールの後継となる、新しいキャンペーンが開催されることになりました。

それが、JAL都道府県スタンプキャンペーンです。

このキャンペーンは、「JAL FLIGHT FUN !」というスマートフォン用の専用アプリ(iOSは10.0以降のiPhone、iPad、およびiPod touchに対応。Androidは5.0 以上に対応)を利用して、電子的に記録される都道府県スタンプを集めるという企画です。

つまり、これまでの現物のシールを利用した都道府県シールキャンペーンから、新しい電子的なスタンプを利用する都道府県スタンプキャンペーンに切り替わることになりました。

ちなみに、2019年11月現在、JAL都道府県スタンプキャンペーンの終了予定日時は発表されていないのですが、仮に前回のキャンペーンと同様の約1年半の開催が行われた場合の2021年4月末までのキャンペーン実施が予想できます。

また、電子的なスタンプの活用開始に伴い、

メリット:

  • スタンプアプリによるスムーズな機内インターネットサービスへの接続可能
  • JMBお得意様番号との連携による集めたスタンプのバックアップサービスの提供開始
  • 集めたスタンプを保管したり、手にとって1枚ずつ数えたりする必要がなくなる
  • 機内インターネットサービスが未搭載機材でのフライトでもスタンプの取得が可能

デメリット:

  • スマートフォンのカメラ機能でそれぞれの客室乗務員固有の都道府県スタンプ用QRコードのスキャンすることでスタンプを取得する手間が必要になる
  • スタンプの取得は前回のスタンプ取得から6時間以上の時間経過が必要という制限のため、1フライトにつきスタンプ1個までに限られる
  • 現物のシールのように交換して集める楽しみが失われた
  • 万が一、電子的なバックアップに失敗すると、集めたスタンプすべてを失う可能性がある
  • 搭乗の度に電源オン状態のスマートフォンをすぐ取り出せるように持ち歩く必要がある
  • 予期せぬ突然の揺れが発生するリスクのある機内でスマートフォンの受け渡しを行う必要がある

といったメリットとデメリットが生まれることになりました。

JAL | スマートフォン用アプリ「JAL FLIGHT FUN!」

JAL都道府県スタンプを47都道府県分コンプリートした後のプレゼント

2019年11月からこうして全く新しいキャンペーンとして開催されることになったJAL都道府県スタンプキャンペーンですが、前回のJAL都道府県シールキャンペーンに参加した利用者にとって気になるのは、全47都道府県分の都道府県スタンプをコンプリートした時のご褒美としてのプレゼントの有無やその内容かもしれません。

これについては、都道府県スタンプを集めるために必要なアプリ、「JAL FLIGHT FUN !」にも「47都道府県全部制覇するといいことがあるかも・・・?」という記載があったりするため、期待大。

JALホームページ上のキャンペーン詳細の中には

「コンプリート後のプレゼント応募にはJALマイレージ会員登録が必要です。」

という直接的な言及がありますから、余程の方針転換が生じない限り、都道府県スタンプコンプリートのプレゼントは用意されているはずです。

個人的には、電子的なスタンプを集める今回のキャンペーンだからこそ、実際のものとしてのスタンプやそれに関係する記念品的なオリジナルグッズがプレゼントされるのではないかと予想しています。

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最大の懸念は都道府県スタンプコンプリートの難しさ

こうした形でサービスが提供されるJAL都道府県スタンプキャンペーンですが、コンプリートを目指す時の懸念としては、コンプリートの難易度の大きな難化が予想されることかもしれません。

というのも、JAL都道府県シールキャンペーンの場合、

  • 一度に複数名分のシールをもらうことも可能だった
  • 客室乗務員の方からのサービスとしてご自身以外のシールもプレゼントされることもあった
  • 6時間以内の乗継便利用時でも追加でシールをもらうことが可能だった
  • 入手したシールを交換してコンプリートを目指すことも可能だった

という特長を持っていたのですが、JAL都道府県スタンプキャンペーンでは、

  • 1回のフライトでは1人の客室乗務員の方が担当する都道府県のスタンプのみ入手可能
  • 乗継時間を含め、6時間以内の乗継便利用時には、その中の1便のシールのみ入手可能
  • アプリ内で電子的にスタンプが管理されるため、重複したスタンプの交換不可

というように、入手機会はもちろん、重複したスタンプの交換による有効活用自体、大きく制限されています。

そのため、前回のJAL都道府県シールキャンペーンのように最大で4回分にもなるコンプリートはかなり厳しく、コンプリートした際にプレゼントされるご褒美もなかなか豪華なものが用意になっているかもしれないと予想しています。

また、コンプリートを特に目指さずにキャンペーンに参加する場合でも、参加者間で交換する楽しみが失われてしまいましたから、その部分を残念に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

JAL都道府県シール4セット分フルコンプリート(必要合計枚数&必要搭乗回数、都道府県ごとの獲得確率、入手困難のレアシール&希少シール、まとめて入手の難易度上昇のルール変更と改悪)

まとめ

2017年10月から2019年3月まで開催され、とても好評だったと伝え聞くJAL都道府県シールキャンペーン。

その後継キャンペーンとして実施されることになったJAL都道府県スタンプキャンペーンも、航空会社が開催する最新のプロモーションキャンペーンとして、よく考えられ、とても魅力的なものに仕上がっていると感じます。

ただし、コンプリートを目指す場合、前回のJAL都道府県シールキャンペーンとの違いや新たに設けられた制限により、コンプリートの難易度はかなり上昇していると個人的には予想しています。

そう考えると、新たなJAL都道府県スタンプキャンペーンがいつまで開始されるものなのか、2019年11月現在は発表されていないものの、1回1回のフライトでの取りこぼしがないようにしっかりコツコツとスタンプ集めを進めていく必要があるかもしれませんね。

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