JALが運航する主要な国際空港と言えば、
- 羽田空港
- 成田空港
- 中部空港
- 関西空港
の4つ。
もちろん、日本にはこの他にも日本と海外とを結ぶ国際線が運航されている空港が存在するのですが、強靭な収益体制の構築を目的としたJALによる路線の選択と集中の結果、上記の4空港以外から運航される国際線はいずれもJALを除く他の航空会社による運航が行われているという少し寂しさを感じる現状なのは間違いありません。
目次
JMBダイヤモンドやJGCプレミア、ワンワールドエメラルドの国際線利用で中部空港や関西空港を選びにくい理由
こうしてJALが国際線を運航している4つの主要な国際空港ですが、それぞれの空港の扱いについては全く同一というわけではありません。
実際、それらの中でもより重要な空港として位置づけられている、
- 羽田空港
- 成田空港
の首都圏に用意された2空港に対しては、それ以外の2空港にはない別格の取り扱いとして、サクララウンジの上位となるラウンジサービス、ファーストクラスラウンジが用意されていることからも、そうした空港間の違いというものが感じ取れるはずです。
実際、JMBダイヤモンドの上級会員ステイタスを毎年維持し、幸運にも現在、十分な人数でのファーストクラスラウンジの同時利用が可能な我が家の場合、せっかく海外を訪れるのであれば、サクララウンジのみ提供されている中部空港と関西空港ではなく、JALの中で最高峰に位置づけられるラウンジサービスが提供されている、羽田空港と成田空港からの出発を選択したいというのが正直な部分。
もちろん、こうした考えは、羽田空港が最寄りの我が家にとって、羽田空港と成田空港は国内線などの乗り換え無しで利用できる利便性の高さが魅力という事情も割り引いて考える必要はあるのも事実です。
しかし、その一方で、仮に中部空港と関西空港がアクセスの面でより身近な存在だったとしても、海外に渡航する前の時間を、羽田空港と成田空港のみに用意されたファーストクラスラウンジで過ごし、その時だけ味わえるワクワク感はなかなか他には代えがたいものですから、出発空港としてこれら2つの空港を優先するという我が家での方向性に変更はないはずです。
JAL国際線特典航空券エコノミークラスの復路利用時限定で関西空港を選択するメリット
では、我が家の海外旅行で、中部空港と関西空港を利用することがまったくないのかというと、実はそうではありません。
なぜなら、JAL国際線特典航空券のエコノミークラス限定で、中部空港と関西空港を発着する旅程を作成する場合、羽田空港と成田空港を利用するよりも格段にお得な必要マイル数で予約可能というルールが用意されているから。
その分かりやすい一例となる目的は台北。
この台北には、
- 羽田空港
- 成田空港
- 中部空港
- 関西空港
というように、日本の4つの主要国際空港からJAL便として運航されているのですが、それぞれの空港を発着する、JAL国際線特典航空券をエコノミークラスで予約した場合、大人1人片道あたり、
- 羽田空港発着:10,000マイル~
- 成田空港発着:10,000マイル~
- 中部空港発着:9,000マイル~
- 関西空港発着:7,500マイル~
というような設定になっていて、羽田空港や成田空港に対し、中部空港や関西空港を利用した方がお得なマイル数で予約が可能になっているという事情があるから。
同様に、4つの主要空港からのJAL便としての運航が行われているタイのバンコクに対しても、
- 羽田空港発着:17,500マイル~
- 成田空港発着:13,500マイル~
- 中部空港発着(2020年3月より運休):12,500マイル~
- 関西空港発着:12,500マイル~
というように、羽田空港や成田空港よりも、中部空港や関西空港の方が必要マイル数の面で優遇されているという内容に違いはありません。
そのため、我が家では、台湾やバンコクを訪問する時、日本を出国する往路ではファーストクラスラウンジを楽しめる羽田空港や成田空港を利用する一方、日本に帰国する復路では、JAL国際線特典航空券のエコノミークラスを選択し、お得な中部空港や関西空港に到着する便を利用するようにしています。
ちなみに、JAL国際線特典航空券では、利用するクラスに関わらず、
- 往路:国際線へ24時間以内に乗り継ぐ国内線
- 復路:国際線から24時間以内に乗り継ぐ国内線
については、必要マイル数の追加無しで利用できるルールになっていますから、仮に我が家で好んでいる利用のように、
- 台北 →(国際線利用)→ 関西空港 →(国内線利用)→ 羽田空港
というような形での片道2区間利用しても、7,500マイルでのお得な予約・発券が可能というのは嬉しいポイントの1つ。
特に、飛行機の実際の飛行時間に大きな影響を与えるジェット気流は、西から東に向かって猛烈に吹いている関係で、
台北
- 日本発の往路:3時間~3時間55分
- 海外発の復路:2時間45分~3時間25分
バンコク
- 日本発の往路:5時間45分~6時間40分
- 海外発の復路:5時間35分~6時間15分
というように、全体の傾向として海外発で日本に到着する復路の方が飛行中の機内で過ごす時間は短いものになり、搭乗するのはあくまで短距離~中距離の路線ですから、エコノミークラスでも十分と感じているのも正直な実感です。
主要な国際空港の1つ、関西空港から出発するJAL国内線
そうした事情もあって、時々利用することになるのは、関西空港から羽田空港に向かう国内線です。
もちろん、台北やバンコクからの帰りに、大阪や京都などの関西地方での観光を楽しみ、その後、主要な観光地からのアクセスに優れた伊丹空港から羽田空港に向かう国内線を利用することが多いのも事実。
ただし、確保できた仕事の休みに関連する時間的な余裕や思いっきり海外で楽しんだことへの反動による体力的の残量などの部分で、そのまま日本に帰国した関西空港から羽田空港行きの国内線もちょくちょく利用する選択肢になっています。
実際、主要な国際空港の1つとなっている関西空港ですが、
- 羽田空港
- 札幌 新千歳空港
- 沖縄 那覇空港
- 石垣空港
の4空港に対し、
羽田空港(1日3便)
- JL220 関西06:40 → 羽田07:40
- JL224 関西15:05 → 羽田16:20
- JL228 関西21:10 → 羽田22:25
札幌 新千歳空港(1日3便)
- JL2501 関西09:20 → 新千歳11:10
- JL2503 関西14:00 → 新千歳15:50
- JL2505 関西15:55 → 新千歳17:45
沖縄 那覇空港(1日3便)
- JTA001 関西08:10 → 那覇10:25
- JTA005 関西14:15 → 那覇16:25
- JTA009 関西20:10 → 那覇22:22
石垣空港(1日1便)
- JTA001 関西09:55 → 石垣12:30
というように、合計10便の国内線を関西空港からの直行便として運航されています。(時刻はいずれも2020年夏ダイヤ)
実際、関西空港の第1ターミナルには、4階の国際線出発フロアとは別に、2階の国内線出発フロアも準備され、そこにはJALの国内線用のチェックインカウンターもしっかり完備。
もちろん、国内線としての1日の出発便は合計10便のみの関西空港ですから、他の国内線を扱う主要な空港に比べると、空港の設備として大きな規模を必要としないためか、
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- 他社ワンワールドエメラルド
を対象としたファーストクラスチェックインカウンターの設置こそないものの、
- JMBダイヤモンド
- JGCプレミア
- 他社ワンワールドエメラルド
- JMBサファイア
- JGC
といった上級会員をすべてまとめて優先的に案内するJGCチェックインカウンターが用意され、想像以上にスムーズな手続きが可能になっています。
JAL関西空港国内線サクララウンジのアクセスとインテリア
2階国内線出発フロアのチェックインカウンターで、チェックインの手続きを終えた後は、そのまま同じ階の南出発口にある国内線用の保安検査場を通過し、国内線用の制限エリアに向かうことになります。
その保安検査場を通過すると、目の前には搭乗ゲートのずらりと並ぶエリアに続く通路が見えるのですが、そのまままっすぐ進むのではなく、その前に左側へと視線を向けて見ると、何やらこっそりと何かをアピールしている案内板が見つかるはずです。
その案内板の正体はもちろん、関西空港のJAL国内線サクララウンジの入口をアピールするために用意されたもの。
近づいてよく見てみると、ラウンジ利用対象者や営業時間(05:40~最終便出発まで)が案内されていることが分かるはずです。
ラウンジの中に入ると、最初に目につくのがラウンジ受付。
1~2名ほどのラウンジスタッフの方が常駐されていて、ラウンジに入室するための手続きなどを行ってくれます。
そのまま奥に進むと見えてくるのがラウンジ最奥部方向の全体像。
数多くの椅子が並び、一部の席では対面式のテーブルも使えるようになっていました。
ラウンジの一番奥から、ラウンジの入口方向に振り返るように撮影したのが上の写真。
ラウンジの立地の関係なのか、ラウンジ内に飛行機や滑走路などが楽しめるような窓はなく、全体的にかっちりしたラウンジという印象を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、用意された座席の座り心地は、なかなか頑張っていると感じるもので、快適に過ごせるラウンジに仕上がっているのは嬉しい部分。
また、それぞれの座席には自由に利用できる電源用のコンセントとUSB端子が完備。
さらに、一見、コンセントが用意されていないように思える座席でも、意外な場所に用意され、どこに座ってもとりあえず自身の充電器を利用した充電が可能になっている部分にも、細やかに手が加えられているラウンジということが分かりますね。
それ以外にも、4席しかないものの、カウンタータイプの席も用意されていて、快適なPC作業が行えたり、後述する飲み物やスナック類の利用が便利な飲食物エリアへの最寄りの席ということもあってか、最も人気の集中している席と言えるかもしれません。
そのカウンター席の近くには、
- 出発便が案内用のディスプレイ
- 荷物置き場(鍵などはなし)
- コート掛け(ハンガーあり)
も準備され、意外に頻繁な利用が確認できました。
JAL関西空港国内線サクララウンジで提供のサービス
関西空港のJAL国内線用のサクララウンジで気になるサービスと言えば、食べ物や飲み物のサービスかも知れません。
ラウンジ受付を少し奥に進むと右側にコンパクトにまとまった食べ物や飲み物が提供されているエリアが見えてくるはずです。
提供されている食べ物や飲み物の内容としては、
- スナック3種(さくさく海老あられ、米つぶ焼き、さくさく塩あられ)
- ソフトドリンクサーバー(アイスのみ9種)
- コーヒーサーバー(ホット6種、アイス各6種、合計12種)
- 各種お茶(緑茶2種、紅茶・フレーバーティー5種、合計7種)
- ウイスキー1種(サントリー ローヤル)
- ビール2種(アサヒ スーパードライ、サントリー モルツ)
- 牛乳
- トマトジュース(タバスコも別途用意)
- ポカリスエットイオンウォーター
となっていて、スナック+アルコール+ソフトドリンクというサクララウンジとしては一般的なラインナップですね。
ちなみに、スナックはいずれも国際線のエコノミークラスで提供されるのと同じような個包装状態で提供され、好みの味を自由に楽しめるようになっているのはこのサクララウンジでの嬉しいポイントの1つです。
食べ物や飲み物が提供されているエリアの近くには、ゴミ箱も備えた食器などの返却台も用意され、他のJAL運営ラウンジ同様セルフサービスでの片付けが基本となっているようでした。
ラウンジ内で自由に楽しめる新聞や雑誌類も完備。
また、ラウンジ内には専用のトイレも用意され、気軽な利用ができるのも嬉しいですね。
そのトイレ内には自由に利用できる歯磨きセットも準備されているのが、国内線のサクララウンジでは珍しいと感じたポイントの1つになりました。
ちなみに、国内線のラウンジで提供されているサービスで珍しいものとしては、ラウンジ内に電話用のブース公衆電話付きで用意されていること。
もちろん、携帯電話の通話にも問題なく利用できるようで、わざわざラウンジの外にまで出ることなく、安心して通話できるようにという配慮かもしれませんね。
関西空港からの出発時の悩みはどのラウンジを利用するのか問題
このようなサービスが提供されている関西空港JAL国内線サクララウンジですが、実は関西空港から出発するJAL国内線のチェックイン手続きを完了する度に悩むことになる問題が1つ存在しています。
それが、どのラウンジで出発前の時間を過ごすべきかということ。
なぜなら、関西空港にはJALの国内線利用時に活用できるラウンジサービス提供施設として、
- ぼてぢゅう
- 大韓航空ラウンジ
- 比叡
- サクララウンジ
というように、合計4つも用意されているから。
それぞれの特徴をまとめると、
ぼてぢゅう
- 一般エリア3階
- 営業時間は07:00~22:00(ラストオーダー21:30)
- (一部の発行元を除く)プライオリティパスレストランサービス対象店舗
- 税込3,400円までの店内での飲食が可能
- 提供料理はお好み焼きなど関西の料理を中心に多彩なもの
- 飲み物は飲食店で一般的なアルコールや各種ソフトドリンク
- 早朝時間帯には
- 混雑時には料理提供までに時間を要したり、1時間以上入店待ちの列に並ぶことへの了承を求められるリスクあり
大韓航空ラウンジ
- 一般エリア3階
- 営業時間は07:00~14:00、15:30~19:15(日曜のみ19:35まで)
- プライオリティパス対象ラウンジ
- 軽食として、おにぎりや菓子パン、カップラーメン、スナックなどを提供
- 飲み物として、ハードリカーを含むアルコールや各種ソフトドリンクを提供
- ラウンジ内に専用トイレあり
- 混雑時には大韓航空利用者を優先するため、プライオリティパスでの入室を断られるリスクあり
比叡
- 一般エリア3階
- 営業時間は07:30~22:00
- ゴールド以上のクレジットカード対象ラウンジ
- 食べ物としては簡単なスナックやチョコレートなどのお菓子を中心に提供(時々おにぎりが配られることも)
- 飲み物としては各種ソフトドリンクを提供。有料でアルコールの提供もあり
- ラウンジ内に専用トイレあり
サクララウンジ
- 国内線用制限エリア2階
- 営業時間は05:40~最終便出発まで
- 国際線上位クラス乗継便利用者やJALやワンワールドの上級会員ステイタス保有者が対象のラウンジ
- 食べ物としては袋入りのスナック
- 飲み物としてはビールやウイスキーなどのアルコールと各種ソフトドリンク
- ラウンジ内に専用トイレあり
というようになっていて、この中では前述のサクララウンジだけが保安検査を受けた先の制限エリアにあるラウンジという扱い。
それ以外の3つは保安検査を受ける前の一般エリアでサービスを受けられるようになっているということですね。
この中でも忘れてはいけない存在と言えば、それは間違いなくぼてぢゅう。
やはり、3,400円分の飲食が無料という国際線利用者向けに設定されたサービスが、プライオリティパスを保有しているだけで、国内線利用時にも活用できるというわけで、関空からの出発が国際線と国内線問わず楽しみという方もいらっしゃるはずです。
ただ、そのお得度に比例するかのようにとても高い人気の集中に対して、店内の客席数や注文を処理する調理能力は基本的に不足している状況が続いているのも事実。
その結果、当日の空港での訪れるタイミングによっては、席に案内されるまでの順番を待っている間に搭乗時刻が近づいてしまったために利用を諦め、せっかくのぼてぢゅうでの食事のチャンスを活かせないというリスクも考える必要があるのは要注意。
その一方で、ぼてぢゅうと同様に、元々は国際線利用者向けのサービスとして提供されているにも関わらず、関西空港から出発する国内線利用者も利用できる存在として頼りになるのが大韓航空ラウンジです。
元々は大韓航空が運航する国際線のビジネスクラス利用者や大韓航空の上級会員ステイタス保有者などを対象としたラウンジだけあって、食べ物や飲み物がそれ以外のラウンジよりも充実しているのが大きな特長と言えます。
ただし、食べ物として提供されているメニューは、おにぎりや菓子パン、スナックなどが中心で、温かい食べ物としては、利用者自身でお湯を入れて用意するカップ麺やカップスープのみと、逆に国際線のビジネスクラスとして期待値が高い状態で訪れると少し驚いてしまうかもしれないのは要注意。
また、ラウンジ内に確保されたスペースや席数も、ものすごく余裕があるというレベルではありませんから、混雑状況によって、プライオリティパス利用者など、重要な利用対象となっている大韓航空の利用者以外の入室が断られるという、ぼてぢゅうと少し似たタイプの利用不可リスクがあるのも覚えておく価値があるはずです。
ぼてぢゅうと大韓航空ラウンジという2つのプライオリティパスで利用できる店舗やラウンジに比べてしまうと、比叡に対してはどうしてもおとなしい印象を感じてしまうかもしれません。
確かに比叡内に用意されているのは、ちょっとしたスナックとソフトドリンクのみですが、それは充実した食べ物や飲み物が楽しめるぼてぢゅうや大韓航空ラウンジと比較するからこそ見劣りするように感じるだけであって、逆に関西空港以外の国内線利用時に入室できるクレジットカードラウンジの大半がソフトドリンクのみ提供というサービスの状況を考えると、なかなか頑張っているラウンジの1つと感じています。
また、ラウンジ内は多彩な席が用意され、その中でも机付きの席は搭乗までの待ち時間にちょっとした仕事を片付けたいというような利用目的にもちょくちょく利用されているのか特に人気で、タイミングによっては複数の利用者に狙われていて、すぐに利用できないことがあるほど。
さらに、比叡自体、これから国際線に搭乗する利用者が過ごす可能性も高いラウンジということもあってか、常備されているわけではなく不定期での提供にはなるものの、上の写真のようなおにぎりが
- 梅
- 鮭ほぐし
- ツナマヨ
などの異なる具材で用意され、利用者1名につき1個程度振る舞われるサービスが提供中なのも面白いと感じるポイントです。
ちなみに、上の写真に写っている同じ関西空港の大韓航空ラウンジ内で提供されている3種のおにぎりの具材と全く同じものですから、この2つのラウンジの運営や飲食物の仕入れなどでは、共通して行われている部分もあるのかもしれませんね。
これら3つの関西空港の一般エリアでラウンジサービスやそれに代替する形での料理提供が行われていることで、サクララウンジが少し不利な立場になるのは間違いありません。
実際、プライオリティパスを保有しているという方は、搭乗開始時刻にある程度以上の余裕を持って搭乗ゲートに到着できるタイミングまでは、制限エリアに急いで進むのではなく、一般エリアのぼてぢゅうや大韓航空ラウンジなどでのサービスをゆったり楽しむという選択が可能になるわけですから。
ただ、そうしたラウンジサービス間の競合の影響もあるのか、意外なまでに混雑しないという関西空港のJAL国内線サクララウンジの特長は、混雑が入室し、サービスを活用する上での最大のリスクになるぼてぢゅうや大韓航空ラウンジに対して、最大のメリットと言えるのも事実。
また、ぼてぢゅうや大韓航空ラウンジほど、入室が困難になるほど混雑リスクがあるわけではないものの、混雑によるある程度の快適性の低下が避けられない比叡と比べても、サクララウンジは快適に過ごせる可能性が高いラウンジに仕上がっていると感じています。
もちろん、飛行機に搭乗する前にお酒を楽しむことが好きな方にとっては、搭乗開始時刻のかなり直前までゆったりと、2種類の生ビールやウイスキーを自由に楽しめることも、一般エリアにあるラウンジなどにはない魅力と言えるはずです。
まとめ
日本でも主要な国際空港として有名な関西空港から出発する国内線利用時限定でアクセスできる関西空港のJAL国内線サクララウンジ。
実際に訪問し、そこで提供されているサービスを利用してみると、意外に快適で、自然な過ごしやすさを感じる国内線用ラウンジに仕上がっていると感じました。
ただ、関西空港では、国際線の利用者向けのラウンジやラウンジ代替のレストランサービスも用意されているという特殊性もあり、第1ターミナル2階の国内線出発エリアでチェックインを終えた後、そのまますぐに国内線制限エリアに向かうことが最適解になるとは限らないのも少しだけ注意を要するポイントなのは間違いありません。
そう考えると、
- プライオリティパスやゴールド以上のクレジットカード、上級会員ステイタスなどの保有の有無
- 関西空港を訪れた時点で残された時間的余裕
- 入店や入室待ちに必要な時間
- 混み具合
など、その日とその人の状況、あるいはその時その時の状況によって、出発までの時間を快適に過ごせる選択肢は異なることを意識しつつ、自分自身のお気に入りを見つけ出すための試行錯誤を楽しんでみるのもなかなかおすすめだと思いますよ。
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